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| ①I went to Australia. ②I have been to Australia. |
この2つの英文の違いを使い分けられるようになると、英語の先生から見ても「文法をただ暗記しているだけでなく、英語の感覚がわかっている」と感じられるレベルです。
しかし、多くの人はこの違いをあいまいにしたまま、何年も英語を学び続けています。
結論から言うと、現在完了形と過去形の違いは、その出来事が今とつながっているかどうかです。
この記事では、現在完了形と過去形の違い、どちらを使えばいいのか、例文での使い分け、そしてよくある間違いまでわかりやすく解説します。
最後まで読めば、現在完了形と過去形を「なんとなく」ではなく、今とつながっているかどうかで判断できるようになります。
現在完了形と過去形の一番大きな違いは、今とのつながりがあるかどうかです。

過去形は、過去のある時点で起きた出来事を表します。つまり、話の中心は「過去」です。一方で、現在完了形は、過去に起きたことが今の状態や経験につながっているときに使います。つまり、話の中心は「過去」だけではなく、「今」にもあります。
つまり、過去形は「過去の出来事」、現在完了形は「過去の出来事が今につながっている」と考えると理解しやすくなります。
日本語にすると同じように見えることがありますが、英語では話し手が「過去だけを見ているのか」「今とのつながりを見ているのか」で使い分けます。
現在完了形と過去形で迷ったときは、まず 「いつの話をしているのか」 を考えるとわかりやすいです。
過去の時点がはっきりしている場合は過去形を使います。

他にも、
| ①yesterday ②last week ③three years ago ④when I was a student |
のように、過去の時点をはっきり指定する言葉がある場合は、基本的に過去形を使います。
理由はシンプルです。現在完了形は「過去の出来事が今とつながっている」ことを表す文法です。一方で、yesterday や last week のような言葉は、「過去のある一点」に焦点を当てる表現です。
そのため、現在完了形と一緒に使うと、“今とのつながりを表したい” のに、“過去の一点” を指定しているという矛盾が生まれてしまいます。
たとえば、次の文は不自然です。
| ✗ I have seen him yesterday. 昨日、彼に会ったことがあります。 |
この場合は、yesterday という過去の時点がはっきりしているので、過去形を使います。
| ✓ I saw him yesterday. 昨日、彼に会いました。 |
このように、いつ起きたかをはっきり言うときは過去形、今までの経験や今とのつながりを話すときは現在完了形と考えると、使い分けやすくなります。
一方で、今までの経験や、今も続いていること、今の状況につながっていることを話すときは、現在完了形を使います。


つまり、過去形と現在完了形で迷ったときは、次のように考えるとわかりやすいです。
過去のいつ起きたかを伝えたい → 過去形
今までの経験や、今とのつながりを伝えたい → 現在完了形
ここでは、現在完了形と過去形の違いを例文で確認していきます。
まずは、よく比較される文です。

I painted the bench. は、過去に「ベンチを塗った」という出来事を表しています。この文を使うとき、話し手の関心は 「過去にベンチを塗った」という事実 にあります。
つまり、今そのベンチに座れるのか、まだペンキが乾いていないのかまでは、この文だけではわかりません。話し手も、そこを伝えたいわけではなく、あくまで「ベンチを塗った」という過去の出来事を伝えています。
一方で、I’ve just painted it. は、ベンチを今まさに塗ったばかりで、その影響が今も残っていることを表しています。
この文を使うとき、話し手は単に「ベンチを塗った」と言いたいのではありません。
「今塗ったばかりだから、まだ座れないよ」という現在の状況まで伝えようとしています。
つまり、過去の行動が今の状態に影響しているから、現在完了形を使っているのです。
このように、過去形と現在完了形の違いは、文法の形だけで決まるわけではありません。話し手が「過去の出来事」を伝えたいのか、それとも「今につながる状況」を伝えたいのかによって使い分けます。
一方で、I’ve just painted it. は、ベンチを今まさに塗ったばかりで、その影響が今も残っていることを表しています。つまり、「塗りたてなので今は座れない」という現在の状況につながっています。
次の例文も見てみましょう。

We were partners for 5 years. は、過去に5年間パートナーだったという意味です。今もパートナーなのか、すでに関係が終わっているのかは、この文だけでははっきりわかりません。ただし、文脈によっては「今はもうパートナーではない」というニュアンスで受け取られることもあります。
一方で、We’ve been partners for 5 years. は、5年前から今までずっとパートナーを続けているという意味です。つまり、過去に始まった関係が、今も続いていることを表しています。
さらに、日常会話でよく使う例もあります。

I broke my leg. は、過去のある時点で足を骨折したという出来事を表しています。話の中心は「足を骨折した」という過去の出来事です。その後、今も骨折の影響が残っているのか、もう治っているのかは、この文だけではわかりません。
一方で、I’ve broken my leg, so I can’t go with you. は、足を骨折した結果が今の状況に影響していることを表しています。つまり、「足を骨折して、今もその影響で一緒に行けない」という現在の状態につながっています。
最後に、過去形と現在完了形の使い分けを確認してみましょう。
| 確認テスト:過去形と現在完了形、どちらを使う? 次の日本語を英語にする場合、過去形と現在完了形のどちらを使うのが自然でしょうか。 ① 昨日、映画を見た ② 映画を見たことがある ③ 財布をなくした。だから今お金がない ・ ・ ・ ・ 答え ・ ・ ・ ・ ① 過去形 ② 現在完了形 ③ 現在完了形 |
全問正解できた方は、過去形と現在完了形の使い分けの感覚がかなり身についています。さらに理解を深めたい方は、実際の会話の中で現在完了形と過去形を使い分ける練習をしてみてください。
文法は読むだけでなく、会話で使うことで「知識」から「自分で使える英語」に変わります。
実際のレッスンで、受講生が過去形と現在完了形を使い分ける練習をしている様子はこちらの動画でご覧いただけます。
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