「〜してもらえませんか?」と何かを頼みたいとき。英語でなんて表現すれば良いのだろうか。
知っている単語をつなげれば片言で通じそうだが、失礼な表現は使いたくない。日本人として、その気持ちよくわかります。
この記事では相手に何かを「頼む」英語表現を7フレーズご用意しています。軽く頼み事をしたい、丁寧に頼み事をしたいなど、状況に応じた表現をまとめました。どれも簡単な中学英語を中心にご紹介いたします。英語が苦手な方でも今すぐ使える表現ばかりです。
さらに複雑な状況に対応する「頼む」に関する4つの表現もここで復習して頂ければと思います。応用表現となりますが、知っていると必ず役に立つはずです。ぜひ最後までご覧ください。
ページコンテンツ
1.頼む時の定番7フレーズ
1-1.普通に頼む3フレーズ
海外旅行先、ホテル・レストランで働いているスタッフに何かを頼みたい。そんなときに使えるフレーズです。助動詞の「Can」や「Will」を使った表現を使うのが最もスタンダード。基本的な頼み事はこの2つで対応できるはずです。
簡単な英語で頼みたい時は、「Please」を使うのがセオリー。難しく考えず、このフレーズに合わせて頼み事をしてみてください。
①Can you〜?
Can youは相手に頼み事をするフレーズの1つ。「〜してもらえますか?」という意味になります。
- Can you keep my luggage here?
「ここで私の荷物を預かってもらえますか?」 - Can you bring me wine?
「ワインを持ってきてもらえますか?」
②Will you〜?
Will youも相手に頼み事をするときのフレーズです。Can youと一緒で「〜してもらえますか?」という意味になります。
- Will you call a taxi for me?
「タクシーを呼んでもらえますか?」 - Will you give me a check?
「チェックをいただけますか?」
Can you とWill youはどうやって使い分ければ良いか?という質問を生徒から頂きます。基本的には大きな違いはありません。使いやすいフレーズを使ってください。
もしこれらのフレーズの違いを詳しく知りたい方は「依頼を表す Will you と Can you の違い」を参照ください。
③Please +命令形
このフレーズが最も簡単に頼み事をすることができます。「〜してください」という意味で使うことができます。
- Please sign here.
「ここにサインをしてください」 - Please send me an email.
「メールを送ってください」
1-2.大事な頼み事3フレーズ
大事な頼み事をしたい、言い換えれば、丁寧に頼みたいときに使えるフレーズです。
①Could you〜?
Can youをCould youに変化させた言い方です。Could youにすることによって、より丁寧な表現になります。
- Could you send me the invoice?
「請求書を送っていただけますか?」 - Could you introduce me your managaer?
「あなたのマネージャーを紹介していただけますか?」
②Would you〜?
Will youをより丁寧にした言い方です。Can youを同じように、WillをWouldに変化させています。
- Would you come to my office?
「私のオフィスに来ていただけますか?」 - Would you tell me the truth?
「私に真実をお話いただけますか?」
③Pleaseを付け足すとさらに丁寧に
Can you / Coudl you? とWill you / Would you?の表現に付け足すとさらに丁寧になります。pleaseをいれる場所ですが、文末と文中の2つがあります。使いやすい方を選んで使ってく浅い。
文末にPleaseを置く場合
- Can you keep my luggage here, please?
「ここで私の荷物を預かってもらえますか?」 - Will you call a taxi for me, please?
「タクシーを呼んでもらえますか?」
文中にPleaseを置く場合
- Could you please send me the invoice?
「請求書を送っていただけますでしょうか?」 - Would you please tell me the truth?
「真実を話していただけますでしょうか?」
5つの助動詞の役割と使い方が10分で分かる!|基礎的な意味や例文で解説
1-3.頼み事をいう前に、使える一言フレーズ
①do me a favor:頼みごとがあります
相手にお願いがある、という一言を添えたい時に使える表現です。親切かつ丁寧な表現となります。大事なことを頼む場合に使ってみてください。
- Could [Would] you do me a favor?
「頼み事があるのですが?」
2.「頼む」に関する4つの応用表現

2-1.人に何かをしてもらうように頼むとき
「彼に私の妹を空港までに送ってもらうように頼みたいんだけど・・」
ちょっと複雑なこの日本語。これを英語にするとき、便利な4つ応用表現をご紹介します。1文に2・3人の登場人物がでてくるので、ややこしく感じるかもしれません。日常会話でよく使う表現なのでマスターしましょう。
ask、tell、want、order
これら4つの動詞を使って「人に~するように」というニュアンスを表現します。
2-2.ask 人 to V=人にVするように頼む
Ask 人 to V=人にVするように頼む
誰かに何かするように頼む時に使える便利なフレーズです。では下の例文を見ていきましょう!
- I asked him to send an Email.
「私は彼にEmailを送るように頼んだ」 - She asked me to help her.
「彼女は私に彼女を助けるように頼んだ」 - I will ask you to do that.
「私はあなたにあれをするように頼むでしょう」
2-3.tell 人 to V =人にVするように言う
tell 人 to V =人にVするように言う
使い方はaskと一緒ですが、やや強めな言い方になります。
- I will tell him to submit the document.
「私は彼にその書類を提出するように言います」 - She told him to go away.
「彼女は彼に立ち去るように言いました」 - He told his girlfriend to cook his lunch.
「彼は彼女にランチを作るようにと言いました」
2-4.want 人 to V=人にVして欲しい
want 人 to V=人にVして欲しい
「あなたに~して欲しい!」、つまりこれも「~して」と頼むことができます。Wantを使ったこの形は、日常会話でよく使われます。
- I want you to come to my office.
「あなたに私のオフィスに来てもらいたい」 - She wanted me to leave the room.
「彼女は私に部屋を出て行って欲しかった」 - He wants you to love him.
「彼はあなたに愛してもらいたかった」
2-5.order 人 to V=人に~するように命令する
order 人 to V=人に~するように命令する
権力を持つものが使える必殺技、それが命令。日常会話では多用しないようにしてください。
- I will order him to get a new contract.
「私は彼に新しい契約を取ってくるように命令します」 - My boss ordered me to come to his office.
「上司が私に彼のオフィスに来るように命じられた」 - Our president ordered his team to announce the news.
「我々の社長より彼のチームにそのニュースを流すよう命を受けた」
3.お礼をするための英語表現

相手に頼み事をしたとき、感謝を伝えることを忘れずに。Thank youと伝えれば、相手にしっかりと感謝の気持ちが伝わります。
3-1.Thank you・Thanks
語尾にso muchやvery much, a lot
Thank you の後ろにつけると、感謝の気持ちがより伝わります。
「どうもありがとう」
- Thank you so much.
- Thank you very much.
- Thank you a lot.
Thanks
ややぶっきらぼうな言い方。お友達や信頼関係がある人に使ってください。
- Thanks. 「ありがと!」
3-2.Thank you for 〜
ただ「ありがとう」と伝えるのではなく、何に対して感謝を述べているのかを詳しく伝えることができます。for の後ろに、感謝していることを入れてください。
- Thank you for your arrangement.
「あなたの手配に感謝します。」 - Thank you for your kindness.
「ご親切にありがとうございます。」
4.まとめ
「頼む」の英語表現を11フレーズご紹介しました。頼み事をするときに使える3つのフレーズ。
- Can you〜?
- Will you〜?
- Please+ 命令文
大事な頼み事をするための3フレーズと頼み事をする前の一言フレーズ。
- Could you〜?
- Would you〜?
- 文中または文末のPlease
- do me a favor
さらにask、tell、want、orderの4単語を使ったフレーズの紹介もしました。これらのフレーズを使いこなすことができれば、表現の幅が大きく広がります。最後に感謝の気持ちを忘れずに。人に何かを頼んだら、Thank youと伝えるのがマナーです。
海外旅行先や仕事でのビジネス、全てのシーンで使える最も基本的な表現の1つ。英語が苦手と感じている方でもすぐに使えるフレーズばかりです。積極的に会話で使いましょう。
最後に、英語が苦手な向けのコラムもご用意しております。英会話を上達させたい、とお考えの方。「英語が苦手と感じる5つの場面と話せる人に共通するたった1つの習慣」こちらの記事も併せてご覧ください。
英語学習でお悩みの方へ|学習ガイドを無料で配布中!

まずは、すぐに実践できる英語学習ガイドをご参考に、自分に合った英語の勉強方法を試してみてはいかがでしょうか。以下のようなお悩みを解説いたします!
「独学でも英語を話せるようになるの?」
「スピーキングをマスターするための道のりを知りたい」
「一から英語を学ぶのが不安...」
Aloha Englishの講師より監修しました英語学習ガイドでは、これまで培ってきたサポート実績から得た経験や独自のノウハウなども参考に、効果の出る英語学習方法をまとめております。また、資料をお読みいただいた方限定の特典・プロモーションもありますのでぜひご活用くださいませ。
コメントを投稿するにはログインしてください。