現役グランドスタッフに聞いた!お客様対応に必要な英語力

空港のグランドスタッフに「最低限必要」とされるのはレベル5(CEFR B1、TOEIC 550〜600目安)です。

しかし、実際のところはその数値目安以上に英語力が求められる職種です。外国人の方が多い空港でありとあらゆる質問や困りごとに対応しますし、そもそも入社面接は9割英語で行われます。

そこで、私たちのスクールの受講生さんで実際にグランドスタッフになった方がたくさんいらっしゃるので、実際にどれほど英語力が必要なのか聞いてきました。ぜひ参考にしてください。

▼国際線カウンターのグランドスタッフとして働く加藤さん 

1. グランドスタッフになるにはまず英語面接を突破する力が必要

グランドスタッフとして働くために必要な英語力は、目指す職場環境や航空会社によって大きく異なります。

ここでは「国内線勤務」「国際線勤務」「外資系航空会社への勤務」を目指す方に分け、それぞれ求められる英語力の目安をTOEICスコアCEFR(セファール)基準の両方でご紹介します。

TOEICスコアはもちろん、CEFR(A1〜C2)に基づく実践的な会話力や対応力も重要な指標となっています。

No.勤務タイプ必要な英語力(目安)TOEICスコアCEFR(レベル)
1国内線勤務基本的な接客英語550〜600点B1(レベル5)
2国際線勤務実践的な接客・案内英語650〜750点B2(レベル7)
3外資系航空会社勤務高度な業務英語・ビジネス英語800点以上C1(レベル9)以上

また、採用の場面ではほとんどの企業(およそ90%)で英語面接が実施されるのが現実です。ごく一部、英語面接がないケースもありますが、準備して損になることはありません。 

この記事では、TOEICスコアやCEFR(A1〜C2)といった指標に加え、実際の面接でどう英語力をアピールするか、どう突破するかのポイントも解説していきます。

1-1. 国内線で必要な英語力(TOEIC 550〜600点)

国内線を運航する航空会社(JAL・ANAなど)を受験する場合、面接の場では「基礎的な接客英語が口からスラスラ出るか」が確認されます。特に日本の航空会社では、日本語での面接に加え、数問程度の英語質問が組み込まれることが一般的です。

航空会社TOEIC目安CEFRレベル
JAL(日本航空)550〜600点B1(レベル5)
ANA(全日空)550〜600点B1(レベル5)
スカイマーク500〜550点A2〜B1(レベル4〜5)
ソラシドエア500〜550点A2〜B1(レベル4〜5)

国内線では外国人乗客の利用も増加傾向にあり、基本的な接客フレーズや質問対応がスムーズにできる英語力が必要です。

面接でよく聞かれる英語の質問例
自己紹介“Please introduce yourself.”(自己紹介をしてください)
志望動機“Why do you want to work as a ground staff?”(なぜグランドスタッフとして働きたいのですか?)
基本的な接客想定“What would you say if a passenger asked you, ‘Where is the restroom?’”(お客様に「トイレはどこですか」と聞かれたら、どう答えますか?)
シンプルな場内案内“How would you tell a passenger about the boarding time?”(搭乗時刻についてどう案内しますか?)
このレベルで答えられるようにしておきたいこと
・短い英文で即答できる(例:“The restroom is over there, on the left.”
・パスポートやチケットの確認を自然に言える(例:“May I see your ticket, please?”
・搭乗案内をシンプルに説明できる(例:“Boarding starts at 3:30 p.m.”
・自己紹介と志望動機を、暗記ではなく自分の言葉で伝えられる
面接突破のポイント
正確さよりスムーズさ:多少文法が崩れてもよいので、止まらずに言えることが大切です。
自信のある態度:はっきりした声で、笑顔を忘れずに。
よくある質問を事前にテンプレ化:想定問答を繰り返し練習し、「とっさに口から出る」状態をつくることが合否を分けます。

つまり国内線面接では「難しい英語」よりも「基本的なフレーズをスラスラ言えること」が最大の武器になります。

1-2. 国際線で必要な英語力(TOEIC 650〜750点)

国際線を運航する大手日系航空会社(JAL・ANA)や、海外路線を扱うLCC(ピーチ・ジェットスターなど)の面接では、「実際に接客で使う英語を、状況に応じて柔軟に答えられるか」が大きな評価ポイントとなります。

航空会社TOEIC目安CEFRレベル
JAL 国際線650〜750点B2(レベル7)
ANA 国際線650〜750点B2(レベル7)
ピーチ・アビエーション600〜700点B1+〜B2(レベル6〜7)
ジェットスター・ジャパン600〜700点B1+〜B2(レベル6〜7)

国際線業務では、フライト遅延や荷物トラブル時の状況説明、お客様との複雑なやり取りなど、より高い英語力が求められます。

面接でよく出る英語のシチュエーション
フライト遅延・トラブルの説明
 “Your flight has been delayed due to weather conditions.”
 (天候の影響でフライトが遅れています)
乗り継ぎ案内
 “Please go to Gate 25 for your connecting flight.”
 (乗り継ぎ便は25番ゲートです)
クレーム・問い合わせ対応
 “I understand your frustration. Let me check the details for you.”
 (ご不便なお気持ちは理解しています。確認いたしますね)
よく聞かれる英語質問例(国際線面接)
自己紹介・志望動機
 “Please tell us about yourself and why you want to work for our airline.”
状況対応の即興力を問う質問
 “What would you say to a passenger if their flight was cancelled?”
トラブル対応ロールプレイ
 (面接官が乗客役) “Excuse me, my baggage is missing. What should I do?”
 → 受験者がその場で説明・案内する

実際に私たちがサポートした加藤さんも、現場で最も困難を感じたのは外国人のお客様からのトラブル対応でした。荷物の遅延やフライトの変更など、お客様は状況説明以上に「自分の話を聞いてほしい」という気持ちを抱いています。そのため、形式的な英語だけでなく、共感や柔軟な受け答えができる英語力が欠かせません。ここを重点的に練習しておくことで、面接でも現場でも大きな自信につながります。

面接突破のポイント
状況説明をシンプルに言えること:長文よりも、短い英文で落ち着いて伝える。
クッション表現を用いること:「謝罪」「共感」のフレーズを入れると好印象。
 例:“I’m very sorry for the inconvenience.”
臨機応変さを見せる:模擬接客やロールプレイで想定外の質問をされても、笑顔で返せるかどうかが合否の決め手になります。

国際線面接では、TOEICスコアだけでなく、「その場で考えて言えるか」「状況に応じて答えられるか」が徹底的にチェックされます。事前に典型的な質問やトラブル対応のフレーズを練習し、スラスラ言えるように準備しましょう。

1-3. 外資系航空会社勤務に必要な英語力(TOEIC 800点以上)

エミレーツ航空やシンガポール航空などの外資系航空会社を受験する場合、高度なビジネスレベルの英語力が必須です。面接ではスコアだけでなく、英語を「業務の共通言語」として使えるかどうかが厳しくチェックされます。

航空会社TOEIC目安CEFRレベル
エミレーツ航空800〜850点以上C1(レベル9)以上
シンガポール航空800〜850点以上C1(レベル9)以上
キャセイパシフィック航空800〜850点以上C1(レベル9)以上
大韓航空750〜800点以上B2〜C1(レベル7〜9)
デルタ航空800〜850点以上C1(レベル9)以上

外資系航空会社は英語が業務上の基本言語となっており、会議、報告書作成、クレーム対応、他部署とのコミュニケーションも英語で実施する能力が求められます。

面接で課される典型的な内容
アナウンス読み上げテスト
 面接官から渡された原稿を、その場で読み上げる。
 → 発音・イントネーション・スムーズさを確認される。
トラブル対応ロールプレイ
 例:VIP顧客からのクレームや緊急時の案内を、その場で英語で説明。
 → 語彙力だけでなく、冷静さや表現の幅も見られる。
ケーススタディ/ディスカッション
 「もしフライトが遅延してVIP顧客が乗り継ぎに間に合わない場合、どう対応しますか?」
 → 状況整理力、論理的な説明、協働姿勢を英語で表現できるかが評価対象。

また、私たちがこれまでサポートしてきた外資系を目指す受講生の方々も、口を揃えて感じていたのが、「暗記したフレーズだけでは全く太刀打ちできない」という現実です。

外資系の面接では、想定外の質問やディスカッション形式のやり取りが多く、即座に自分の意見を英語で考え、そのまま英語で伝える力が求められます。

このレベルに到達するには、日常的に「英語を英語で考える習慣」を身につけ、常に英語で会話している環境に慣れておくことが合格突破の大きな秘訣となります。 

面接突破のポイント
流暢さと正確さの両立
 長い沈黙や言い直しはマイナス。多少の文法ミスよりも「スラスラ伝えられること」が重視されます。
プロフェッショナルなトーン
 笑顔や態度に加え、ビジネス英語らしい言い回しを使えるかどうか。
 例:“I sincerely apologize for the inconvenience.”
臨機応変さ
 予想外の質問や状況設定でも、柔軟に答えられるか。外資系では「想定外にどう対応するか」を必ず見られます。

外資系面接は「TOEICスコア」だけでは通用しません。即戦力として現場で通じるかどうか、瞬発的に英語で対応できるかが最大の評価ポイントです。

2.最も英語力が求められるのはクレーム対応

グランドスタッフの業務は多岐にわたり、求められる英語表現やスキルもシーンごとに異なります。特に英語力が必要とされるのは、次の4つの場面です。

  1. チェックインカウンターでの英語対応
  2. 英語アナウンス/搭乗ゲートでの対応
  3. 遅延・トラブル時の英語での案内
  4. お客様からの質問・クレーム対応

これらは採用前の学習段階でも意識すべき大切なポイントですが、ここで強調したいのは 「TOEICの点数だけでは現場では通用しない」 という事実です。もちろん、TOEICスコアが高ければ採用選考で有利になりますが、テスト勉強で得た知識を暗記しただけでは、実際の現場で求められる柔軟な対応や即時の会話力にはつながりません。

この記事では、それぞれの場面で必要となる英語力の目安や具体的な表現例を整理し、現場で困らないためのヒントをわかりやすくご紹介します。

2-1. チェックインカウンターでの英語対応

CEFR基準で「B1 レベル5」に該当する英語力を解説した図表です。このレベルでは、日常的な場面での会話をスムーズに行える能力が求められます。具体例として、「旅行中に『次のバスは何時ですか?』(What time is the next bus?)」と質問したり、簡単なトラブル対応ができると記載されています。有効度は「英検2級程度、TOEIC555~650点」とされ、海外旅行や日常的な対話において役立つレベルで、基礎的な英語力をアピールできることが説明されています。旅行や留学初心者にとって重要なスキルが強調されています。右上には@Aloha English英会話のロゴが記載されています。

外国人乗客が増えている現状では、最低限の案内やトラブル対応を英語で正確に行う力が、すべてのグランドスタッフに求められています。

必要なスキル
・搭乗手続きや旅券・航空券の確認を英語で行う力
・預け荷物や機内持込手荷物の確認と説明
・座席指定・希望の聞き取りと対応
・基本的なトラブル(オーバーサイズ・重量超過など)への英語対応力
・丁寧で明確なコミュニケーション
No表現例
1“Do you have any luggage to check in?”
(お預けになるお荷物はございますか?)
2“Could I see your passport and ticket, please?”
(パスポートと航空券を拝見できますか?)
3“Your seat number is 12A.”
(お席は12A番です。)
4“Would you like a window or an aisle seat?”
(窓側と通路側、どちらのお席がよろしいですか?)
5“Please place your bag on the scale.”
(お荷物を計量台の上にお乗せください。)

2-2. 英語アナウンス/搭乗ゲートでの対応フレーズ

CEFR基準で「B1+ レベル6」に該当する英語力を解説した図表です。このレベルでは、日常的な会話に加え、簡単な議論や意見交換が可能な能力が求められます。具体例として、「健康的な生活についてどう思いますか?」といった質問に答えたり、自分の意見を説明できると記載されています。有効度は「英検2級~準1級の中間程度、TOEIC655~750点」とされ、日常会話に十分対応可能で、転職活動などで基礎的な英語力をアピールできるレベルです。英語を使用する職場や学習環境で活躍する準備ができた能力が強調されています。右上には@Aloha English英会話のロゴが記載されています。

アナウンス業務では、決まった定型表現をクリアな発音で伝えることが求められるため、難しい語彙や高度な会話力よりも、分かりやすい英語を正確に伝える力があれば十分です。

必要なスキル
明確で聞き取りやすい発音とイントネーション
重要情報(便名、時刻、ゲート番号など)を正確に伝える力
混乱や誤解を避けるためのシンプルな表現力
緊急時や変更時にも落ち着いて案内できる力
多国籍のお客様にも伝わる配慮・簡潔さ
No表現例
1“For passengers needing assistance, please contact our staff.”
 (お手伝いが必要なお客様は、スタッフまでお声がけください。)
2“This is the final call for Flight 123. Please proceed to Gate 5 immediately.”
 (フライト123便ご搭乗の最終案内です。5番ゲートへ直ちにお越しください。)
3“Boarding for Flight 456 to New York is now starting.”
 (ニューヨーク行き456便のご搭乗を開始いたします。)
4“Please have your boarding pass and passport ready.”
 (搭乗券とパスポートをご用意ください。)
5“We are now closing the gate for Flight 789.”
(789便のゲートをまもなく閉めさせていただきます。)

2-3. 遅延・トラブル時の英語での案内

CEFR基準で「B2 レベル7」に該当する英語力を解説した図表です。このレベルでは、幅広いトピックについて話し、自分の専門分野や趣味について詳しく説明できる能力が求められます。具体例として、「職場で『新しいプロジェクトについて共有してください』と求められた場合に対応できる」と記載されています。有効度は「英検準1級程度、TOEIC755~850点」とされ、海外留学や職場で英語力を活かすのに十分であり、実務においてアピール可能なレベルです。仕事や留学において役立つ実践的な英語力が強調されています。右上には@Aloha English英会話のロゴが記載されています。

フライト遅延やトラブルの際は、状況説明や代替案内を正確かつ冷静に英語で伝える力が求められます。お客様の安心と信頼を守るために、的確な説明・謝罪ができる英語力が必要です。

必要なスキル
・遅延やトラブルの状況を明確かつ丁寧に説明する力
・代替便・新しい案内・手続き変更について的確に案内する力
・お客様の不安や怒りを和らげる共感表現・謝罪表現
・トラブル発生時の臨機応変な対応力
・シンプルで分かりやすい英語表現
No表現例
1“We apologize for the delay.”
(遅延につきましてお詫び申し上げます。)
2“Your flight has been delayed due to weather conditions.”
(天候の影響により、フライトが遅れています。)
3“We are arranging a new flight for you.”
(新しい便をご用意しております。)
4“Please wait at the gate for further instructions.”
(今しばらくゲートでご案内をお待ちください。)
5“If you have any questions, please ask me.”
(ご不明な点がございましたら、何なりとお尋ねください。)

2-4. お客様からの質問・クレーム対応の英語表現

CEFR基準で「B2 レベル7」に該当する英語力を解説した図表です。このレベルでは、幅広いトピックについて話し、自分の専門分野や趣味について詳しく説明できる能力が求められます。具体例として、「職場で『新しいプロジェクトについて共有してください』と求められた場合に対応できる」と記載されています。有効度は「英検準1級程度、TOEIC755~850点」とされ、海外留学や職場で英語力を活かすのに十分であり、実務においてアピール可能なレベルです。仕事や留学において役立つ実践的な英語力が強調されています。右上には@Aloha English英会話のロゴが記載されています。

トラブル時やクレーム対応では、お客様の気持ちに寄り添いながら、冷静かつ丁寧に英語で対応する力が不可欠です。信頼回復や安心感の提供のために、共感や謝罪の表現を適切に使える英語力が求められます。

必要なスキル
・相手の気持ちに寄り添う共感表現や丁寧な謝罪表現
・状況を正確に聞き取り、問題解決策を英語で伝える力
・感情的になりがちな場面で冷静に対応できるコミュニケーション能力
・迅速かつ誠実な案内力
・わかりやすく優しい英語で説明する力
No表現例
1“I understand your frustration.”
(ご不便・ご不満なお気持ち、よくわかります。)
2“Let me help you.”
(私がご案内いたします。)
3“I’m very sorry for the inconvenience.”
(ご不便をおかけし、大変申し訳ございません。)
4“Thank you for bringing this to our attention.”
(ご指摘いただきありがとうございます。)
5“I will do my best to resolve this issue.”
 (問題解決に全力を尽くします。)

3. グランドスタッフとして英語力を身につけるための12段階ロードマップ

グランドスタッフとして必要な英語力を段階的に高めていくための「12段階ロードマップ」をご紹介します。

多くの方が現在はレベル1〜3のどこかに位置しているかもしれませんが、このロードマップを活用すれば、「今の自分の英語レベルで何ができるか」「次に何を伸ばせばよいか」が一目で分かります。

まずは以下のレベル1〜12までの表をご覧ください。

この画像は、英語学習者のレベルとそれに対応する学習時間の目安を示すグラフです。横軸には「レベル1」から「レベル12」までの英語レベルが並び、縦軸は学習時間の増加を表しています。それぞれのレベルに対応する英語スキルの内容も記載されており、初心者レベル(A1)からネイティブレベル(C2+)までの具体的な能力が示されています。例えば、レベル1では「英語で名前が言える」、レベル6では「自分の得意なことや目標を言える」、レベル12では「ネイティブと同じ思考・感覚で話せる」となっています。また、一般的な日本人の基準レベルはA2(レベル3付近)とされています。グラフの棒グラフ部分は学習時間の比較を視覚的に示しています。画像左下には「@Aloha English英会話」というクレジットが入っています。

この12段階は、英語初心者からスタートし、最終的にはビジネス現場やイレギュラー対応もこなせるC1レベル(レベル9)まで、グランドスタッフに必要な英語力を可視化した指標です。

CEFR基準に基づく初心者向け英語レベル(A1、A1+、A2、A2+)を段階的に解説した表形式のイラストです。それぞれのレベルにおける特徴、実用度、例文が分かりやすくまとめられています。 • A1 レベル1: 基本的な日常会話が可能で、簡単な挨拶や返答を行える。例:「Hello」「Thank you」「Yes/No」など。TOEIC120~220点程度。 • A1+ レベル2: 簡単なフレーズや文章を少しずつ理解できる。例:「I like music.」や「Where is the bathroom?」などの自己紹介が可能。TOEIC225~330点程度。 • A2 レベル3: 基本的な情報や日常の話題について会話ができる。例:「How much is this shirt?」といった買い物での質問が可能。TOEIC335~450点程度。 • A2+ レベル4: 過去や未来の計画を具体的に話せる。例:「I went to the park yesterday.」や「I will visit my friend tomorrow.」TOEIC455~550点程度。 英語学習の初期段階で必要な基礎スキルを習得するためのガイドとして役立つ内容です。右上には@Aloha English英会話のロゴが記載されています。

英語がある程度できても「急なトラブル対応に不安がある」「上級者向けの接客表現が苦手」という悩みを持つ方は多いですが、こうした壁も段階的なレベルアップと、現場で使える表現の反復トレーニングで乗り越えることができます。

補足
英語が全くできない状態からネイティブレベルに至るまでの12段階のロードマップについて、第2章では概要をお伝えしていますが、より詳しい内容については「Cefrという英語レベル表」をご覧ください。

各レベルの具体的な目安や、次に進むための学習ポイントを詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。

ここに到達すると、チェックインカウンターや基本的な案内業務を英語でこなせるようになります。さらにレベル6・7(B1+・B2)を目指せば、トラブル時の臨機応変な対応やクレーム処理など、現場力が磨かれます。

そしてレベル9(C1)に達すれば、外資系航空会社やVIP対応など、どんな現場でも自信を持って立ち回れる「プロの英語力」を習得できます。

4章では、こうした現場対応力・接客力を段階的に高めていくための具体的な学習法を紹介します。特にレベル5以上を目指す方は、日々のトレーニングの指標として、このロードマップを活用してください。

4. 事例:英語が苦手だった加藤さんが国際線カウンターで活躍できるようになるまで

加藤さんがAloha Englishにご相談されたのは、すでに国際線カウンターで勤務を始めてからでした。

「外国人のお客様が来ると、英語が出てこなくて怖い。結局、英語ができる先輩にお願いしてしまう」――そんな悩みを抱えていたのです。自分だけ外国人対応を避けてしまうことに強い劣等感を感じ、なんとか克服したいという思いで学習を決意されました。

4-1. 最初は「英語が話せるようになるなんて想像もできなかった」

入社当初、加藤さんは英語での接客に強い苦手意識を持っていました。国際線カウンターに立っていても、外国人のお客様が来ると英語が出てこず、英語が得意な先輩の後ろに下がってお願いしていたそうです。

「このままでは自分は成長できない」「どんなお客様にも自信を持って接客したい」――そんな想いが、学習を始める大きなきっかけとなりました。 

定期カウンセリングでは、基礎的な会話力を底上げしつつ、実際の現場を想定したフレーズ練習を中心に取り入れるプランをご提案。搭乗手続き、アナウンス、トラブル対応など、現場で直面するシーンに沿ったロールプレイを繰り返しました。

4-2. 継続的なトレーニングで「逃げる不安」から「前に出る自信」へ

最初の数ヶ月は、簡単なフレーズを声に出す練習から始め、徐々に接客での実践に活かせるようになりました。

特に「フライト遅延の案内」や「荷物トラブル時の対応」など、避けて通れない場面を想定した練習は、自信を持って外国人に向き合えるきっかけとなりました。

学習を始めて半年ほど経った頃には、「英語が出てこなくて隠れる」ことはなくなり、たとえ言葉が詰まっても最後まで伝えようとする姿勢に変化。

「英語で謝罪や案内ができたとき、“自分でもできた”という手応えを感じました。逃げていた自分から一歩前に出られたことが、本当に大きな変化でした」と語ってくれました。

5. グランドスタッフ向けにマンツーマンレッスンが必要な理由

グランドスタッフを目指す方からは、よく「もっと自分に合った学習をしたい」という声をいただきます。

学校の英語授業はグループレッスン中心のため、クラス全体に合わせた内容になりがちです。そのため「本当に自分の英語力が伸びているのか実感できない」という不安を抱く方が多いのです。

特にグランドスタッフ志望の方は、自分だけに特化したレッスンを通じて、面接突破や現場での即戦力につながる英語力を求めています。だからこそ、アロハイングリッシュでは、グランドスタッフ志望者一人ひとりに合わせたマンツーマン指導を行い、確実に英語力の向上を実感できるサポートをしています。

グランドスタッフの入社準備から業務で使う英語まで万全サポート

  1. グランドスタッフ指導経験のある担任講師によるマンツーマン指導
  2. 入社試験に必要なTOEIC試験対策を専門家がサポート
  3. 現場で自信を持って使える「接客英語力」をロールプレイ
  4. 忙しい社会人でも無理なく続けられるオンライン学習環境

それでは、これらの強みについて、順番に詳しくご紹介していきます。

5-1.担任制のマンツーマン指導だから、あなたの課題に合わせてしっかり伸びる

Aloha Englishでは、グランドスタッフを目指す方に向けて、担任制によるマンツーマン指導を提供しています。

担任の先生があなたの目標(例:日系航空会社への就職、国際線カウンターでの英語対応力向上、クレーム対応の表現強化など)を丁寧にヒアリングし、現在の英語力を正確に分析したうえで、最短で結果を出すための学習プランを設計します。

「空港の現場で英語が通じなかったらどうしよう」「アナウンスがスムーズに言えない」「TOEICのリスニングが聞き取れない」——こうした悩みを一人で抱え込まず、信頼できる担任講師と一緒に段階的に解決していける環境が整っています。

また、一人ひとりの課題や進捗に合わせて柔軟にレッスン内容を調整できるのも、担任制の大きなメリットです。英語を学ぶだけでなく、「夢が実現するまで並走してくれる安心感」も、Aloha Englishの強みのひとつです。

5-2.入社試験に必要なTOEIC試験対策を専門家がサポート

Aloha Englishでは、TOEIC試験対策に特化した専属カリキュラムを提供しています。

TOEIC対策の専門知識と豊富な指導経験を持つ講師が、あなたの目標スコア達成に向けてマンツーマンで徹底サポートします。

リスニング・リーディングそれぞれの頻出問題の傾向分析や、効率的な解法テクニック、苦手分野のピンポイント対策まで、最短でスコアアップを目指せる学習法を個別に設計します。

【Aloha EnglishのTOEICサポートの特徴】
・TOEIC対策専門の講師によるマンツーマン指導
・現状の実力診断と個別カウンセリング
・出題傾向に合わせた過去問題の徹底演習
・最新のTOEIC傾向や変更点にも完全対応
・弱点克服のための個別課題と進捗管理
・模試・復習テストを通じた着実なレベルアップ

これまで、Aloha EnglishのTOEIC特化型サポートで短期間で300点以上のスコアアップを達成した受講生も多数いらっしゃいます。特に忙しい社会人の方でも、最適なスケジュール設計とオンライン完結型指導で、無理なく着実に目標達成ができる仕組みです。

TOEICスコアに不安がある方、効率的に結果を出したい方は、ぜひAloha EnglishのTOEIC試験対策をご活用ください。

7-3.現場で自信を持って使える「接客英語力」をロールプレイ

Martin先生はTESOLやIELTSなどを含む16の英語指導資格を持ち、これまでに航空業界・接客業向けの実践的な指導を多数行ってきました。

「カウンターで使う接客フレーズ」「クレーム時の丁寧な英語表現」「外国人との即時対応英語」など、空港業務に直結する英語力の指導において、確かな実績があります。

実際のレッスンでは、空港の現場を再現したロールプレイを通じて、英語を自然に使う力を育てていきます。

たとえば:

・「パスポートの提示をお願いする表現」
・「荷物に関する説明や確認」
・「遅延のお詫びや代替案内」など

講師陣は、「間違いを恐れずに話す環境づくり」を大切にしており、受講者が安心して発話に挑戦できる雰囲気を整えています。こうした実践的なトレーニングの積み重ねが、グランドスタッフとして「信頼される英語力」につながっていきます。

5-4.忙しい社会人でも無理なく続けられるオンライン学習環境

グランドスタッフを目指す社会人にとって、継続的な英語力の強化は欠かせません。しかし、仕事や家庭との両立の中で、時間や場所の制約が大きなハードルになることも少なくありません。 

Aloha Englishでは、完全オンライン完結型のレッスンを採用し、忙しい方でも無理なく学び続けられる環境を整えています。

レッスンは毎日10時〜23時に対応しており、出勤前・帰宅後の時間帯でも受講可能。スマートフォンやパソコンを使えば、通勤中や出張先、休憩時間など、あらゆるスキマ時間を学習時間に変えることができます。

また、私たちが提供する学習管理の特徴は次のとおりです:

私たちが提供する学習管理のポイント
・毎回のレッスンに詳細なフィードバックレポートを提供
・個々の課題に応じたカスタマイズ指導
・自習時間も最大限活かせる課題
・設計学習ペースを維持するための定期的な進捗確認

 

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記事の監修者情報

【松本兼頌(Matsumoto Kensho)】

英会話コーチング歴は10年以上。これまでに300人以上の英会話学習者をサポートし、スピーキング力の向上や転職成功といった多くの成果を実現してきました。特に、初心者が陥りやすい失敗や学習のつまずきポイントを熟知。その経験をもとに、「どうすれば英語が話せるようになるか」を具体的かつ実践的に解説しています。日常英会話からビジネス英語まで幅広く対応し、スピーキング・発音・リスニングに重点を置いて監修しています。

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