これから英語を学び、日常生活やビジネスシーンで英語を使いたいという目標がある方にとって、英会話が不自由なくできるレベルに到達するまで、どれほどの勉強時間が必要なのか?という点で気になりますよね。

結論から言いますと、全く英語ができない方で一から英語学習をした場合、1,000時間の勉強が一つの目安となります。
ただ、『1,000時間は多すぎるし、勉強を続ける自信がない…』と感じる方も多いと思いますので、英語取得で必要な勉強時間を確保したり、効率よく勉強をしていくコツなどもあわせてチェックしておくといいでしょう!
ページコンテンツ
▼体験レッスンで特典あり!▼
1.英語習得で必要な勉強時間は?|調査結果などを参考
英語習得で必要な学習時間について、U.S. Department of State(アメリカ国務省)の調査結果を参考に見ていきます。
- 調査内容:英語ネイティブである国務省職員が外国に赴任する際に、日常会話ができるまでに必要な学習時間
- 英語に近い言語グループ(フランス語・ドイツ語など):480時間
- 英語から遠い言語グループ(日本語・中国語など):2,760時間
参考:東洋経済ONLINE
上記のデータだと、英語習得までに2,760時間も必要ということが分かります。英語に近いフランス語などと比較して、日本語を母国語としている方にとって5倍以上の学習時間を確保しないと英会話ができないという見方になりますね。
日本人が英語が苦手な理由でも取り上げていますが、英語と日本語では語順・文法が全く違っていたり日本語にはない発音があるほか、日本国内で英語を使う機会が限られている環境面の課題などで、必要な学習時間量が多くなっています。
2.社会人の方は1,000時間の英語学習を目標|学習時間確保の問題点

ただ、社会人の方にとって最低限必要になってくる勉強時間量は2,760時間もありませんね。というのも、上記のアメリカ国務省の調査データは中学や高校などの学習時間も加味されています。
各学校のカリキュラムや、個人の学習量(予習や復習など)によっても変わりますが、学校での学習時間量目安は以下の通りです。
- 中学〜高校の英語勉強時間:1,000~1,500時間
- 大学教養課程での勉強時間:300時間
こちらの学習時間を差し引くと、社会人で必要な勉強時間の目安が分かってきます。
そ大学まで学校で英語を勉強してきたものの、社会人になって英語を使う機会が全くなく、これから英語習得するというケースでは、1,000時間の勉強量が目安となりますね。
2-1.1,000時間の英語学習も難しい?|英会話スクールだけに頼らない!
ただ、1,000時間という勉強量も簡単なものではありません。1,000時間の英語学習を達成するには、1日3時間勉強するというペースでも1年かかります。
また、コツコツと1日1時間の勉強を続けても3年はかかる計算ですね。学生の立場であればまだ勉強時間は確保できたり、1日に集中して英語を勉強できることも可能ですが、社会人だとなかなか大変ですね。
それと、英会話スキルを上げるために英会話スクールを利用する方もいますが、レッスンだけで英語時間を確保するのも難しいです。仮に週1回の60分レッスンを1年続けたとしても、総学習時間量は50時間ほどで、1,000時間の目標達成は現実的ではないでしょう。
ですので、英語スキルを上げるためには、レッスンだけでなく独学で英語に触れる機会を増やすことが重要ですね。英会話スクールを利用している場合では『英会話スクールに通っているから英語を話せるようになる』という依存をしてしまうと、上達しないでしょう。
2-2.集中して英語学習をするなら留学・ワーホリという手段も
また、英語時間を確保しにくいという理由では、日本国内では普段の生活より英語を話す機会がない背景もあります。例えばヨーロッパなどの海外諸国では、英語を母国語としなくても、公共の場や仕事面で英語を使う機会が多いですね。
なので、英語を使う環境で学びたい目的で留学やワーキングホリデーという手段もあります。ワーホリに行ける20代のうちに海外へ行ったり、短期留学で集中的に英語学習をするという面ではおすすめです。
▷オーストラリアのワーホリはおすすめ?【無料カウンセリングあり!】
ワーキングホリデーで語学学校に通ったり、仕事で英語を使う経験をすれば、1年間で1,000時間どころか2,000時間以上の勉強はできるでしょう。
ただ、ワーキングホリデーや留学は良い面ばかりでなく、海外インターンシップなどでの費用の高さや、2020年より感染が拡大しているコロナウイルスの影響もあり、そもそも海外へ行きづらいという問題点もありますね。
3.英語学習:1,000時間を達成するためのポイント

目安となる1,000時間の英語学習を達成するために現実的な方法として、独学の努力が大事となります。
ただ、学習時間にこだわって勉強を続けるだけでなく、独学のやり方や学習計画の考え方も見直す必要があります。
3-1.学習目的・計画は見直すことも大事
1,000時間という学習計画は長期になるので、はじめに学習方針を決めることや、自分に合った英語スキル習得など、しっかりとした計画立てを意識しましょう。
たとえば、『ビジネスで海外事業で通用する英会話を習得したい!』という明確な目的があるにも関わらず、スピーキングの練習を全くしないのは効果的ではないですよね。
また、TOEICスコアを目標としている方で、リーディングとリスニング、どちらが不得意なのか分からないままとりあえず対策するのも非効率的でしょう。自分が苦手としている分野・これから必要なスキルに合った英語学習を見極めるようにしましょう。
英語の勉強をどうすればいいか悩んでいる方や、どういったスキルが不足しているのかなど、自分のレベルや課題を客観的に見つけたい場合にはAloha Englishの体験レッスン・カウンセリングをぜひご活用くださいませ!
3-2.隙間時間で毎日勉強すると効果的!
特に社会人の方で当てはまることですが、英語学習は毎日コツコツと続けることが大事で、『休日にまとめて勉強しよう!』というやり方は逆にしんどく感じますね。
また、1日の中で1時間〜2時間をまとめて勉強しようとするのも、長期的に続かなくなる恐れがありますので、おすすめは10分ほどでもいいので、隙間時間で少しずつ学習することです。
- 朝起きた後:15分
- 通勤中の時間(電車内):30分
- 昼休憩:15分
- 寝る前の時間:30分
といった感じで学習時間を刻んで管理することで、1日90分の勉強も無理なく続けることができます。英語学習の時間帯を毎日ルーティン化できれば、自分に合ったスタイルで勉強の積み重ねができるでしょう。
隙間時間でも、チャットアプリを使った勉強法やビジネス英語の勉強で使えるアプリなど、効率的に学べるツールを活用するといいですね。中には、学習時間についてアプリで管理・記録できるものもあるのでぜひお試しくださいませ。
3-3.すぐに学習の成果が出なくても諦めない!
1,000時間という長期的な計画では途中で諦めそうになることもあるかもしれませんが、すぐに勉強の成果が出なくても我慢強く続けるのが大事ですね。
スポーツのトレーニングと同じように、ある時・タイミングになって急に成長する時期もやってきます。地道ですが、しっかりと反復練習をすることで自分のスキルになりますので頑張ってみましょう。
また、勉強に飽きたりやり方を変えてみたいと思った時は、学習方法の見直しも一つの手段ですね。発音・リスニング練習で効果的なシャドーイングの教材など、別ページで解説していますのでご参考くださいませ。
4.英語勉強の成果を確認するならオンライン英会話で!
必要な勉強時間や方法についてご紹介しましたが、ずっと自分一人で勉強するだけだと、この先何百時間も同じ学習方法でいいのかという不安や、どこまで上達しているのか分からないこともあるでしょう。
英語学習において基本的には独学の積み重ねがメインになりますが、学んだことをアウトプットしたり、バイリンガルからのアドバイスをもらうためにも、英会話スクールを活用してみてはいかがでしょうか。
Aloha Englishでは、生徒一人一人のレベルにあわせたカリキュラムや、カウンセリングからのスキル判断など、これからの目標に向かって丁寧にサポートさせていただきますので、参考になりますよ!
▼体験レッスンで特典あり!▼