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  • 公開: 2026.07.22 更新:2026.07.20

to不定詞と動名詞の使い分けを簡単に解説|違いを感覚で理解して英会話で迷わない方法

to不定詞と動名詞の使い分けを簡単に解説する英語文法記事のアイキャッチ画像。大きく「to? ing? もう迷わない」と表示され、to不定詞と動名詞の違いを英会話で迷わず判断できることを伝えている。右側には考えている男性がいて、吹き出しには want to? と enjoy ing? があり、下部には「これから」「経験」「使い分けはシンプル」と書かれている。

to不定詞と動名詞は、どちらも日本語では「〜すること」と訳されるため、とても混乱しやすい文法です。

たとえば、

①I want to speak English.
②I enjoy speaking English.

どちらも日本語にすると「英語を話すこと」に近い意味になります。しかし、英語では want の後ろは to speakenjoy の後ろは speaking を使います。

この記事では、to不定詞と動名詞を丸暗記で覚えるのではなく、ネイティブに近い感覚で使い分ける考え方を解説します。読み終わる頃には、英会話で “to” か “ing” か迷ったときに、どちらを選べばいいのか判断しやすくなります。 

1. to不定詞と動名詞の使い分けは「これから」か「すでにしていること」かで考える

to不定詞と動名詞の使い分けを説明する英語文法のアイキャッチ画像。中央に「to? or ing?」と大きく表示され、to不定詞は「これからすること」、動名詞は「すでにしていること・経験」と整理されている。例文として I want to speak English と I enjoy speaking English があり、右側には考えている男性、左側には階段を上る人物の写真が配置されている。

to不定詞と動名詞の使い分けでまず押さえたいのは、次の考え方です。

to不定詞:これからすること
②動名詞:すでにしていること・経験していること

たとえば、次の2つを比べてみましょう。

I want to speak English.
英語を話せるようになりたい。

I enjoy speaking English.
英語を話すことを楽しんでいます。

want to speak は、これから英語を話せるようになりたいという未来の行動に向かっています。
一方、enjoy speaking は、英語を話すという行動そのものを楽しんでいるイメージです。

つまり、英会話で迷ったときは、

これからすることなら to do
行動そのもの・経験なら doing

と考えると、使い分けしやすくなります。

もちろん、すべての表現がこのルールだけで説明できるわけではありません。ただ、英会話で “to” か “ing” か迷ったときの最初の判断基準としては、かなり使いやすい考え方です。

まずは、未来の to / 行動・経験の ing と覚えておきましょう。

2. to不定詞を使うことが多い動詞

to不定詞はこれからすることを表すと説明する英語文法のアイキャッチ画像。右側にノートを書きながら考えている女性がいて、左側には大きく「to はこれから!」と書かれている。want to do、decide to do、hope to do、plan to do の4つの表現が並び、to不定詞が希望、決定、望み、予定など未来の行動に向かう表現で使われることを示している。

ここからは、英会話でよく使う動詞を見ていきましょう。まずは、後ろに to do が来やすい動詞です。

たとえば、「〜したい」「〜することに決めた」「〜する予定がある」のように、未来の行動に向かっているときによく使います。ここでは、英会話でよく使う want / decide / hope / plan を中心に確認していきます。

2-1.want to do:これからしたいこと

want to do は、「これから〜したい」という意味です。

① I want to speak English better.
もっと上手に英語を話したいです。

② I want to travel abroad.
海外旅行に行きたいです。

③ I want to talk with foreign people.
外国人と話したいです。

want は、まだ実現していない希望を表します。そのため、後ろには to do が来ます。

2-2.decide to do:これから決めたこと

decide to do は、「〜することを決める」という意味です。

① I decided to study English again.
もう一度英語を勉強することに決めました。

② I decided to take online lessons.
オンラインレッスンを受けることに決めました。

決めた内容は、これから行うことです。
そのため、decide to do の形になります。

2-3.hope to do / plan to do:これから望む・予定していること

hope to do は「〜したいと望む」、plan to do は「〜する予定です」という意味です。

① I hope to speak English confidently.
自信を持って英語を話せるようになりたいです。

② I plan to study English every morning.
毎朝英語を勉強する予定です。

どちらも、これからの行動や未来の目標に向かう表現です。

to不定詞は、「これからやりたいこと」「決めたこと」「必要なこと」を話すときによく使います。

3. 動名詞を使うことが多い動詞

動名詞は行動そのものを表し、すでにしていることや経験にも使うことを説明する英語文法のアイキャッチ画像。右側に机で考えている男性がいて、左側には enjoy doing、finish doing、avoid doing、mind doing の4つの表現が並んでいる。動名詞を使う代表的な動詞と、後ろに doing が来ることを視覚的に示している。

次に、後ろに doing が来やすい動詞を見ていきましょう。

ここでは、英会話でよく使う enjoy / finish / avoid / mind を中心に確認していきます。

3-1.enjoy doing:すでに楽しんでいること

enjoy doing は、「〜することを楽しむ」という意味です。

① I enjoy watching movies.
映画を見ることを楽しんでいます。

② I enjoy speaking English.
英語を話すことを楽しんでいます。

③ I enjoy learning new words.
新しい単語を学ぶことを楽しんでいます。

enjoy は、行動そのものを楽しむイメージです。
そのため、後ろには doing が来ます。

3-4.finish doing:やり終えたこと

finish doing は、「〜し終える」という意味です。

① I finished doing my homework.
宿題を終えました。

② I finished watching the video.
その動画を見終えました。

finish は、すでに行った行動の終わりを表します。
そのため、後ろには doing が来ます。

3-3.avoid doing / mind doing:行動そのものを意識する表現

avoid doing は「〜することを避ける」、mind doing は「〜することを嫌がる・気にする」という意味です。

① I avoid speaking Japanese in English lessons.
英語レッスンでは日本語を話すことを避けています。

② Do you mind speaking slowly?
ゆっくり話していただいてもいいですか?

これらも、行動そのものに意識が向いている表現です。
そのため、後ろには doing が来ます。

動名詞は、「行動そのもの」「すでにしていること」「経験」に意識が向いているときに使いやすい表現です。

3-4.補足:動名詞を使う動詞は MEGAFEPS で覚えると便利

動名詞が後ろに来る動詞は、感覚だけでなく知識として覚えておくとさらに迷いにくくなります。

代表的な覚え方に MEGAFEPS(メガフェプス) があります。

M:mind
E:enjoy
G:give up
A:avoid
F:finish
E:escape
P:practice
S:stop

これらの動詞の後ろには、基本的に doing が来ます。

4. to不定詞と動名詞の両方を使えるが、意味が変わる動詞

stop は要注意、to と ing で意味が違うことを説明する英語文法のアイキャッチ画像。stop to do は「〜するために止まる」、stop doing は「〜するのをやめる」と示し、コーヒーを飲むために立ち止まる例と、コーヒーを飲むのをやめる例を比較している。右側には驚いた表情の女性がいて、remember と try も同じように to不定詞と動名詞で意味が変わることを伝えている。

英語には、後ろに to dodoing も置けるけれど、意味が変わる動詞があります。

ここは少し注意が必要です。

ただし、難しく考えすぎる必要はありません。場面で覚えると、英会話でも使いやすくなります。

4-1.stop to do と stop doing の違い

stop to do は、「〜するために立ち止まる」という意味です。

I stopped to drink coffee.
コーヒーを飲むために立ち止まりました。

一方、stop doing は、「〜することをやめる」という意味です。

I stopped drinking coffee.
コーヒーを飲むのをやめました。

この2つは意味が大きく違います。

① stop to drink coffee
コーヒーを飲むために止まった。

② stop drinking coffee
コーヒーを飲む習慣をやめた。

英会話では、かなり意味が変わるので注意しましょう。

4-2.remember to do と remember doing の違い

remember to do は、「忘れずにこれから〜する」という意味です。

Please remember to call me.
忘れずに私に電話してください。

一方、remember doing は、「〜したことを覚えている」という意味です。

I remember calling you.
あなたに電話したことを覚えています。

つまり、

① remember to do
これからすることを覚えている。

② remember doing
過去にしたことを覚えている。

という違いです。

4-3.try to do と try doing の違い

try to do は、「〜しようと努力する」という意味です。

I tried to speak English.
英語を話そうとしました。

一方、try doing は、「試しに〜してみる」という意味です。

I tried speaking English with my friend.
友達と英語で話してみました。

つまり、

① try to do
できるか分からないけど、努力してやってみる。

② try doing
方法の1つとして試してみる。

という違いがあります。

このような表現は、単語だけで覚えるより、場面で覚える方が使いやすくなります。

5. “to” と “ing” はどちらを選ぶ?よくある問題で使い分けを確認しよう

ここまで、to不定詞と動名詞の基本的な使い分けを見てきました。

ただ、実際の英会話では、次のように迷うことがあります。

「この動詞の後ろは to だけ?」
ing だけ?」
「どちらでもいいけど、少し意味が違う?」

そこでここでは、よくある例文を使って、to不定詞と動名詞のどちらを選べばいいのかを確認していきましょう。

5-1. 問題1:want の後ろはどちら?

問題

I want(to speak / speaking)English better.

答えと解説を見る

正解は、to speak です。

I want to speak English better.
もっと上手に英語を話したいです。

want は「これから〜したい」という意味なので、後ろには to do を使います。

I want speaking English better. とは言いません。

want の後ろは、基本的に to不定詞 と覚えておきましょう。

5-2. 問題2:enjoy の後ろはどちら?

問題

I enjoy(to watch / watching)movies.

答えと解説を見る

正解は、watching です。

I enjoy watching movies.
映画を見ることを楽しんでいます。

enjoy は「〜することを楽しむ」という意味で、行動そのものに意識があります。
そのため、後ろには 動名詞 を使います。

I enjoy to watch movies. とは言いません。

英会話でもよく使うので、enjoy doing の形で覚えておきましょう。

5-3. 問題3:decide の後ろはどちら?

問題

I decided(to take / taking)online English lessons.

答えと解説を見る

正解は、to take です。

I decided to take online English lessons.
オンライン英会話を受けることに決めました。

decide は「これからすることを決める」という意味です。
そのため、後ろには to do を使います。

decided taking とは言わないので注意しましょう。

5-4. 問題4:finish の後ろはどちら?

問題

I finished(to do / doing)my homework.

答えと解説を見る

正解は、doing です。

I finished doing my homework.
宿題を終えました。

finish は「〜し終える」という意味なので、すでに行った行動に意識があります。
そのため、後ろには 動名詞 を使います。

finish to do とは言いません。

finish の後ろは、doing と覚えておくと分かりやすいです。

5-5. 問題5:stop はどちらを選ぶ?

問題

次の2つの英文は、どのように意味が違うでしょうか?

① I stopped to drink coffee.

② I stopped drinking coffee.

答えと解説を見る

この2つは、どちらも正しい英文です。
ただし、意味が変わります。

① I stopped to drink coffee.
コーヒーを飲むために立ち止まりました。

② I stopped drinking coffee.
コーヒーを飲むのをやめました。

stop to do は「〜するために止まる」、stop doing は「〜することをやめる」という使い分けです。

英会話でも意味が大きく変わるので、セットで覚えておきましょう。

5-6. 問題6:remember はどちらを選ぶ?

問題

次の2つの英文は、どのように意味が違うでしょうか?

① Please remember to call me.

② I remember calling you.

答えと解説を見る

この2つも、どちらも正しい英文です。
ただし、意味が違います。

① Please remember to call me.
忘れずに私に電話してください。

② I remember calling you.
あなたに電話したことを覚えています。

remember to do は「忘れずにこれから〜する」という意味です。

一方、remember doing は「〜したことを覚えている」という意味です。

つまり、これからすることなら remember to do、過去にしたことを覚えているなら remember doing を使います。

5-7. 問題7:like はどちらを選ぶ?

問題

次の2つの英文は、どちらが自然でしょうか?

① I like to watch movies.

② I like watching movies.

答えと解説を見る

結論から言うと、どちらも自然です。
どちらも「映画を見るのが好きです」という意味で伝わります。

① I like to watch movies.
映画を見ることを好んでする・映画を見る習慣がある、というニュアンス。

② I like watching movies.
映画を見ること自体が好き、というニュアンス。

ただし、日常会話では、この違いを細かく気にしすぎなくても大丈夫です。

迷ったときは、まず like doing を使うと自然に言いやすいです。

I like watching movies.

I like studying English.

I like talking with people.

好きな行動そのものを言いたいときは、like doing と考えると使いやすいです。

6.さいごに

文法は読んで理解するだけでは、英会話でとっさに使えるようにはなりません。実際に口に出して練習することで、少しずつ会話の中で使えるようになります。

Aloha Englishでは、英語をたくさん暗記するのではなく、今ある英語を使って会話につなげる練習を大切にしています。英会話で文法を考えすぎて止まってしまう方は、こちらのYouTube動画も参考にしてみてください。

to不定詞と動名詞は、どちらも「〜すること」と訳せるため、英会話では迷いやすい文法です。

まずは、

to不定詞:これからすること
動名詞:すでにしていること・行動そのもの

と考えてみてください。

また、「文法は分かるのに英会話になると使えない」と感じている方は、無料カウンセリングで、英語が話せない原因を明確にし、文法を会話で使えるようにするための具体的な練習方法をお伝えします。

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【松本兼頌(Matsumoto Kensho)】

英会話コーチング歴は10年以上。これまでに300人以上の英会話学習者をサポートし、スピーキング力の向上や転職成功といった多くの成果を実現してきました。特に、初心者が陥りやすい失敗や学習のつまずきポイントを熟知。その経験をもとに、「どうすれば英語が話せるようになるか」を具体的かつ実践的に解説しています。日常英会話からビジネス英語まで幅広く対応し、スピーキング・発音・リスニングに重点を置いて監修しています。

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