「英語を習得するにはどれくらいの時間がかかるの?」
「どれくらい勉強すれば理想の英語力になるのか目安を知りたい」
学習計画を立てるためにも、英語の習得時間は知っておきたいですよね。
国際的指標『CEFR(セファール)』をもとに日本人の英語習得時間を計測した結果によると、レベル別の英語の習得時間は以下のように割り出されています。
【日本人の英語習得時間】
| CEFR | 具体的な英語習得レベル | 習得時間(目安) |
| A1 | 英検3級~2級レベル・基本的なフレーズを理解できる・簡単な質問に答えられる | 約333-370時間 |
| A2 | 英検準2級~2級レベル・日常的な範囲の話題であれば会話ができる※日本人の平均値 | 約666-740時間 ※小中高で英語を学んだ人はすでにこの時間は学習済み |
| B1 | 英検2級~準1級レベル・仕事、学校、エンタメの会話に理解ができる・正しい文法でライティングも可能 | 約1,295-1,480時間 |
| B2 | 英検準1級~1級レベル・複雑な文章でも内容を理解できる・ネイティブスピーカーとも緊張することなく流暢に話せる | 約1,850-2,220時間 |
| C1 | 英検1級レベル・複雑で長い文章でも理解できる・言葉を柔軟に用いながら流暢で自然な言語表現ができる | 約2,590-2,960時間 |
| C2 | 英語の使用はほぼ完璧・英語のコミュニケーションが容易にできる | 約3,700-4,440時間以上 |
参考)日本人の英語学習時間について 徳島大学国際センター・文教大学教育学部
上記の習得時間、実はCEFRが想定している学習時間を3.7倍したものです。
徳島大学国際センターの坂田 浩准教授と文教大学教育学部の福田 スティーブ教授の共同研究によれば、日本人が英語を習得するには、他の国と比べて3.7倍も多く勉強時間を取らなくてはいけないことが分かったのです。
このように英語習得に多くの時間が必要となるのは、日本語と英語は言語的に大きく異なりがあるからと言えます。
例えば、文章の組み立て方や母音・子音の数、アクセントの入れ方などをはじめ、日本語と英語では言語の特徴に多くの違いがあるのです。
そのため日本人は英語習得に苦戦しやすく、習得時間に多くの時間を費やす学習者が多いことが特徴です。
ただし、諦めたり絶望したりするのは時期尚早です。英語習得時間は学習方法で短縮できるからです。
| 英語習得は効果的な学習方法で短縮できる! |
また、小中高校などで英語を勉強した経験があるなら、0時間からのスタートではありません。
そのため目標としている語学力に達することはそう遠い話ではないのです。
そこで本記事では、以下の内容をまとめました。
| 本記事を読んで分かること |
|---|
| ・英語レベル別の習得時間 ・各レベルの難易度やおすすめの学習頻度 ・英語習得時間を短縮できる効率的な学習方法 |
この記事を読むことで、どこを目標として取り組むべきかが明確になり、着実なステップアップが期待できます。
学習時間を短縮するためのヒントも得られるので、ぜひ最後まで読んで、効率的な英語学習にお役立てください。
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以下の表は英語習得時間の目安を表したものです。

どのレベルを目指すかによって習得時間は大きく異なりますし、あなたがすでに持っている語学力によっても習得時間は変わってきます。
ちなみに、Aloha Englishにご相談に来る方の多くはCFER A2レベルが多いです。
これは、小中高、大学などの教育機関で、すでに700~800時間ほどの英語学習を行ってきていることが関係していると見ています。
よって、習得時間を確認する際は現在のレベルを差し引いて習得時間の目安を付けることがポイントです。
ただ、1,000時間を超える習得時間を見ても、「これなら半年後にはレベルを1つ上げることができそう」などと、具体的な将来像のイメージはわいてこないですよね。
そこで、どれくらいの期間が必要なのか、学習頻度別にシミュレーションしてみました。
【英語学習経験がない場合の英語習得期間】
| 英語学習頻度別の習得期間(目安) | |||
| 週3回/1日1時間 | 週3回/1日3時間 | 週5回/1日3時間 | |
| A1約333-370時間 | 約2年1ヶ月-2年4ヶ月 | 約8.5ヶ月-9.5ヶ月 | 約5ヶ月-5.7ヶ月 |
| A2約666-740時間 | 約4年3ヶ月-4年8ヶ月 | 約1年5ヶ月-1年7ヶ月 | 約10ヶ月-約11ヶ月半 |
| B1約1,295-1,480時間 | 約8年3ヶ月-9年6ヶ月 | 約2年9ヶ月-3年2ヶ月 | 約1年8ヶ月-1年10ヶ月 |
| B2約1,850-2,220時間 | 約11年9ヶ月-14年2ヶ月 | 約3年11ヶ月-4年9ヶ月 | 約2年4ヶ月-2年10ヶ月 |
| C1約2,590-2,960時間 | 約16年6ヶ月-18年10ヶ月 | 約5年6ヶ月-6年4ヶ月 | 約3年4ヶ月-3年9ヶ月 |
| C2約3,700-4,440時間以上 | 約23年7ヶ月-28年5ヶ月 | 約7年10ヶ月-9年5ヶ月 | 約4年8ヶ月-5年8ヶ月 |
【平均レベル“A2”からスタートする場合の英語習得期間】
| 英語学習頻度別の習得期間(目安) | |||
| 週3回/1日1時間 | 週3回/1日3時間 | 週5回/1日3時間 | |
| B1約629-740時間 | 約4年-4年8ヶ月 | 約1年4ヶ月-1年6ヶ月 | 約10ヶ月-11ヶ月 |
| B2約1,184-1,480時間 | 約7年6ヶ月-9年5ヶ月 | 約2年6ヶ月-3年2ヶ月 | 約1年6ヶ月-1年10ヶ月 |
| C1約1,924-2,220時間 | 約12年3ヶ月-14年2ヶ月 | 約4年1ヶ月-4年8ヶ月 | 約2年5ヶ月-2年10ヶ月 |
| C2約3,034-3,700時間以上 | 約19年5ヶ月-23年6ヶ月 | 約6年5ヶ月-7年10ヶ月 | 約3年11ヶ月-4年9ヶ月 |
同じ習得時間であっても、英語の勉強頻度によって習得スピードは変化します。
ただし、紹介している習得時間は1つの基準に過ぎないことも忘れないようにしましょう。
取り入れる学習方法によって驚くほど習得時間は変化するからです。
Aloha Englishの生徒様には早くても約2年4ヶ月と言われていたB2レベルに、わずか1年半で到達した事例もあります。

一方、学習方法によってはもっと習得時間が長引くケースもあります。人によっては、挫折して諦めてしまうケースもあります。
英語の習得を確実にしていきたいなら、まず英語習得にかかる時間の目安を可視化し、現実的な学習計画を立てていきましょう。
次章からは、英語レベルごとに習得時間の詳細について解説します。

A1は基礎的な日常会話を始めたい人が目指すべき英語レベルです。
【A1を目指すことがおすすめな人】
具体的には以下のような英語スキルが身についている段階です。
【A1レベルでできること】
| 英語検定試験の取得可否や点数 | 英検: 3級〜準2級の取得TOEIC: 測定不可(TOEICの測定範囲外) IELTS: 測定不可(IELTSの測定範囲外) |
| 話す | 自己紹介や知人の紹介(住所、持ち物、趣味など個人的な情報を伝えることができる) |
| 聞く | ゆっくり明瞭に、簡単に話してもらえれば聞き取ることができる |
| 読む | 身近な単語や表現が使われている短い文章ならゆっくり理解できる |
| 書く | 簡単な文章は書くことができる |
| 語彙数 | 500語 |
【使用できるようになるフレーズの例】
| 「Hello!」 こんにちは 「My name is Takuya.」 私の名前はタクヤです 「I am 25 years old.」 私は25歳です 「Excuse me, Where is the station?」 駅はどこですか? 「I would like a coffee, please.」 コーヒーをお願いします |
A1レベルは、挨拶や自己紹介(日本生まれ、コーヒーが好き、兄弟がいるなどの簡単なもの)、時間や数字についての話題など、短い文章で会話ができます。
複雑な表現が入ったり、ネイティブスピーカーの早さになったりすると、聞き取りは難しいですが、ゆっくり明瞭な話し方だと聞き取ることが可能です。
A1レベルは英語習得において基礎的なレベルで、英語習得時間は約333-370時間です。
| A1の習得時間(目安) |
| 約333-370時間 |
学習頻度別で必要な期間を表すと以下のとおりです。
| 週3回/1日1時間 | 週3回/1日3時間 | 週5回/1日3時間 |
| 約2年1ヶ月-2年4ヶ月 | 約8.5ヶ月-9.5ヶ月 | 約5ヶ月-5.7ヶ月 |

A2レベルは簡単な日常会話であれば理解でき、直接的な情報交換が可能な英語力です。
【A2を目指すことがおすすめな人】
具体的には以下のことができるようになります。
【A2レベルでできること】
| 英語検定試験の取得可否や点数 | 英検: 3級〜準2級の取得TOEIC: 225-545点程度 |
| 話す | 個人情報に加え、買い物や旅行、仕事関連など日常範囲内の簡単なコミュニケーションが取れる |
| 聞く | ゆっくり明瞭に話してもらえれば簡単な内容は理解できる |
| 読む | 日常的な範囲に関する簡潔な文章であれば理解できる |
| 書く | 簡単な接続詞(and,but,becauseなど)を使った短い文章を書くことができる |
| 語彙数 | 約1000語 |
【使用できるようになるフレーズの例】
| 「I’m going to meet my friends tomorrow.」 私は明日友達と会う予定です。 「I like playing soccer, but I don’t like watching it.」 サッカーをするのは好きですが、見るのは好きではありません。 「Can you help me with this? I don’t understand.」 これを手伝ってもらえますか?理解できません。 |
A2レベルは小中高の教育過程で得られる習得時間相当であることから、日本人の平均レベル値はA2と言われています。
A2レベルはA1よりも上のレベルですが、まだ基礎的な段階のレベルにあると言えます。英語習得時間は約666-740時間です。
| A2の習得時間(目安) |
| 約666-740時間 |
A2レベル習得期間を学習頻度別に表すと以下のとおりです。
| 週3回/1日1時間 | 週3回/1日3時間 | 週5回/1日3時間 |
| 約4年3ヶ月-4年8ヶ月 | 約1年5ヶ月-1年7ヶ月 | 約10ヶ月-約11ヶ月半 |

B1は標準的な英語に対応でき、仕事や日常生活の会話であればほとんど理解し、会話ができるレベルです。
【B1を目指すことがおすすめな人】
B1レベルで身についているスキルは具体的に以下です。
【B1レベルでできること】
| 英語検定試験の取得可否や点数 | 英検: 2級の取得TOEIC:550-780点IELTS:4.0-5.0 |
| 話す | ・身近な話題だったらスムーズに会話に入ることができる ・経験したことや出来事、考えていることを伝えられる |
| 聞く | 仕事や余暇などの身近な話題を明瞭な英語話してくれれば聞きとることができる |
| 読む | 日常的な語彙で書かれている文章の理解ができる |
| 書く | 経験したことや感じたことなどを、つながりのある文章を書くことができる |
| 語彙数 | 約2,000語 |
【使用できるようになるフレーズの例】
| 「In my opinion, traveling is the best way to learn about different cultures.」 私の意見では、旅行は異文化を学ぶための最良の方法です。 「If you want to improve your English, you should practice speaking every day.」 英語を上達させたいなら、毎日スピーキングを練習すべきです。 「I didn’t go to the party because I had too much work to do.」 仕事が多すぎたので、パーティーには行きませんでした。 |
B1レベルに達すると、英語圏の人とある程度スムーズにコミュニケーションがとれ、会話を楽しめるようになります。旅行などでもほとんどの状況に対処できるようになるでしょう。
ただし、まだ話す内容がやや限られる傾向にあります。
例えば仕事のシーンでは、簡単な報告書の説明や基本的な業務連絡を行うことは可能ですが、専門的な議論や抽象的な話題は難しいです。
基本的なコミュニケーションが取れるほどの英語レベルと言えます。
英語習得時間は約1,295-1,480時間ですが、すでにA2レベルの場合は約629-740時間で習得できます。
| B1の習得時間(目安) |
| 約1,295-1,480時間 ※A2レベルからスタートする場合約629-740時間 |
習得期間を学習頻度別に表すと以下のとおりです。
【0から英語学習を始める場合】
| 週3回/1日1時間 | 週3回/1日3時間 | 週5回/1日3時間 |
| 約8年3ヶ月-9年6ヶ月 | 約2年9ヶ月-3年2ヶ月 | 約1年8ヶ月-1年10ヶ月 |
【A2レベルから英語学習を始める場合】
| 週3回/1日1時間 | 週3回/1日3時間 | 週5回/1日3時間 |
| 約4年-4年8ヶ月 | 約1年4ヶ月-1年6ヶ月 | 約10ヶ月-11ヶ月 |

B2レベルはネイティブスピーカーとスムーズに会話できるレベルです。
【B2を目指すことがおすすめな人】
B2では具体的に以下のような英語スキルが身についていると言えます。
【B2レベルでできること】
| 英語検定試験の取得可否や点数 | 英検: 準1級の取得TOEIC: 785-940点IELTS: 5.5-6.5 |
| 話す | ネイティブスピーカーと幅広い話題を流暢に話せる |
| 聞く | 講義や議論などの要点を理解できる |
| 読む | 記事や報告書の理解ができる |
| 書く | 詳細かつ明確に文章を書ける |
| 語彙数 | 4,000語 |
【使用できるようになるフレーズの例】
| 「If I had known about the meeting earlier, I would have been able to prepare better.」 会議のことをもっと早く知っていれば、もっと準備ができたのに。 「While I agree that technology has many benefits, I also think it’s important to consider its negative impact on society.」 技術に多くの利点があることには同意しますが、社会に与える悪影響も考慮することが重要だと思います。 「Why don’t we discuss the issue further before making a final decision?」 最終決定を下す前に、もう少しこの問題について議論しませんか? |
B2レベルは仕事に関する複雑な話題や社会環境についての意見、専門的な内容の説明など、抽象的な内容や概念についても理解ができるようになります。
ニュアンスを捉えながらスムーズにコミュニケーションが取れる段階なので、ビジネスでも十分に通用する英語力を持っていると言えます。
ネイティブスピーカーと難なく会話ができるので、緊張を感じることなく堂々と会話を楽しめるでしょう。
英語習得時間は約1,850-2,220時間。すでにA2レベルの場合は約1,184-1,480時間で習得できます。
| B2の習得時間(目安) |
| 約1,850-2,220時間 ※A2レベルからスタートする場合約1,184-1,480時間 |
習得期間を学習頻度別に表すと以下のとおりです。
【0から英語学習を始める場合】
| 週3回/1日1時間 | 週3回/1日3時間 | 週5回/1日3時間 |
| 約11年9ヶ月-14年2ヶ月 | 約3年11ヶ月-4年9ヶ月 | 約2年4ヶ月-2年10ヶ月 |
【A2レベルから英語学習を始める場合】
| 週3回/1日1時間 | 週3回/1日3時間 | 週5回/1日3時間 |
| 約7年6ヶ月-9年5ヶ月 | 約2年6ヶ月-3年2ヶ月 | 約1年6ヶ月-1年10ヶ月 |

C1レベルは高度な英語力を持っていることを表すレベルです。
【C1を目指すことがおすすめな人】
C1では具体的に以下のような英語スキルが身についていると言えます。
【C1レベルでできること】
| 英語検定試験の取得可否や点数 | 英検: 1級の取得TOEIC: 945点以上IELTS: 7.0-8.0 |
| 話す | ・詰まることなく自己表現できる ・難しい話題にも明確で詳細な言葉を選んで対応できる |
| 聞く | 長い話でもスムーズに理解し、聞くことができる |
| 読む | 専門的な内容の記事や説明書などの技術的なものも理解できる |
| 書く | ・構成の整った文章を書ける ・読者視点で書ける |
| 語彙数 | 8,000語 |
【使用できるようになるフレーズの例】
| 「One of the key reasons for this decision is that it allows for greater flexibility in the long term.」 この決定の主要な理由の一つは、長期的に見てより柔軟性を持たせることができるからです。 「The notion of success is highly subjective and can vary greatly depending on personal values and life goals.」 成功の概念は非常に主観的であり、個人の価値観や人生の目標によって大きく異なることがあります。 |
C1レベルはネイティブスピーカーばかりの大学や職場でも支障なくコミュニケーションを取ることができるレベルです。
自分の得意分野や興味のある分野に限らず、未知の分野の話にも理解を得ることができます。
C1レベルの英語習得時間は約2,590-2,960時間。すでにA2レベルの場合は約1,924-2,220時間で習得できます。
| C1の習得時間(目安) |
| 約2,590-2,960時間 ※A2レベルからスタートする場合約1,924-2,220時間 |
習得期間を学習頻度別に表すと以下のとおりです。
【0から英語学習を始める場合】
| 週3回/1日1時間 | 週3回/1日3時間 | 週5回/1日3時間 |
| 約16年6ヶ月-18年10ヶ月 | 約5年6ヶ月-6年4ヶ月 | 約3年4ヶ月-3年9ヶ月 |
【A2レベルから英語学習を始める場合】
| 週3回/1日1時間 | 週3回/1日3時間 | 週5回/1日3時間 |
| 約12年3ヶ月-14年2ヶ月 | 約4年1ヶ月-4年8ヶ月 | 約2年5ヶ月-2年10ヶ月 |

C2レベルは特に高度な英語力であることを表すレベルです。
【C2を目指すことがおすすめな人】
C2は具体的に以下のような英語スキルが身についています。
【C2レベルでできること】
| 英語検定試験の取得可否や点数 | 英検: 1級の取得TOEIC: 945点以上IELTS: 8.5-9.0 |
| 話す | ・状況に応じて適切な言葉遣いや表現を使って話すことができる ・複雑な状況でも細かなニュアンスで伝えられる |
| 聞く | ・ネイティブの早い会話でも全て聞き取り、理解できる |
| 読む | ・あらゆる形式の文章を理解できる ・ニュアンスの違いなど細かな部分も解釈できる |
| 書く | 論理的かつ明確な文章を書ける |
| 語彙数 | 16,000語 |
【使用できるようになるフレーズの例】
| 「In light of recent developments, it becomes increasingly apparent that a multifaceted approach is necessary to tackle the intricacies of the issue at hand.」 最近の展開を考慮すると、問題の複雑さに対処するためには多面的なアプローチが必要であることがますます明らかになります。 「While I appreciate the efforts made thus far, I cannot help but feel that a more nuanced understanding of the cultural context is essential for genuine progress.」 これまでの努力には感謝しますが、真の進展には文化的背景のより微妙な理解が不可欠だと感じざるを得ません。 |
C2レベルはCEFRが設けている評価基準の中で最高レベルの語学力です。
学術的議論への参加や作品への批評、政治経済の分析、哲学的分野のセッションなどの会話が可能です。
あらゆるビジネス環境で求められる英語力を満たしており、ネイティブスピーカーと同等の言語能力があると評価できます。
C2レベルの英語習得時間は約3,700-4,440時間以上で、すでにA2レベルの場合は約3,034-3,700時間以上で習得できます。
| C2の習得時間(目安) |
| 約3,700-4,440時間以上 ※A2レベルからスタートする場合約3,034-3,700時間以上 |
習得期間を学習頻度別に表すと以下のとおりです。
【0から英語学習を始める場合】
| 週3回/1日1時間 | 週3回/1日3時間 | 週5回/1日3時間 |
| 約23年7ヶ月-28年5ヶ月 | 約7年10ヶ月-9年5ヶ月 | 約4年8ヶ月-5年8ヶ月 |
【A2レベルから英語学習を始める場合】
| 週3回/1日1時間 | 週3回/1日3時間 | 週5回/1日3時間 |
| 約19年5ヶ月-23年6ヶ月 | 約6年5ヶ月-7年10ヶ月 | 約3年11ヶ月-4年9ヶ月 |

英語の習得時間をレベル別で紹介しましたが、実はもっと早く英語を習得できる人もいます。それはその人に合った効果的な学習を取り入れることです。
実際に通常の約2倍のスピードで英語を習得した生徒さんをご紹介します。
藤原様は基礎のA1(レベル1)から学習を開始。本来B1+(レベル6)までは約2年半(30ヶ月)かかるとされていますが、わずか1年半(18ヶ月)で到達。レベル1→レベル6=5段階アップとなりました。


これほど早くレベルアップしたコツはこちら。
①英語で話す時間を圧倒的に増やす
②知っている単語に置き換える工夫をする
③とにかく継続する
藤原様は最初、英語で話すことに強い抵抗があるようでした。
知っている単語も外国人を目の前にすると出てこない、という課題があり、とにかく外国人と英語で話す時間を増やしました。25分の英会話を月に20回こなしてもらいました。
私たちのスクールでは「同じ先生が担当する」ことをモットーとしているので、毎回同じ先生が藤原様が間違いやすい部分を把握しカリキュラムを組んでいきました。できるだけ早く英語を話すことに自信を持っていただきたかったので、初期は基礎の発音や文法に時間をかけながら、少しずつ自信をつけていきました。
また、英語は継続が鍵ですが、単なる単語帳の暗記ではほとんどの人が続きません。「単語が出てこないときにも別の言葉で置き換える」という訓練を重点的に行いました。 送別会(Farewell party)が言えなければ「Good bye party」に置き換えるといったものです。このスキルは英語上級者になっても使う基本的スキルですが、実は日本人はほとんどこの訓練を行っていません。
この置き換えスキルこそが英語の習得時間を早めるコツの一つです。
▶︎置き換えのコツについては「英単語の覚え方|効率よく語彙を増やす5つのコツ」で詳しく紹介しています。

林まどか様はA2+(レベル4)から学習を開始し、14ヶ月でB2+(レベル8)に到達しました。レベル4→レベル8=4段階アップです。


藤原様と同様に、林さんもほぼ毎日英語で話すために、私たちのレッスンを受講されていました。週5日のペースで、毎回25分のレッスンを継続しました。
取り組みの柱は「①英語で話す時間を圧倒的に増やす」「③音読練習を細部までこだわって行う」「④ライティング練習を取り入れる」の3点。
Madokaさんの苦手項目は、自分の言いたいことを英語で表現すること、でした。だから音読練習とライティング練習にこだわって学習を進めました。
音読練習では、「伝わる英語」を徹底的に意識しました。たとえば “a bit of egg” のような簡単なフレーズでも、当初はどうしてもカタカナ発音になってしまい、相手に伝わりにくい発音でした。

そこから「ア・ビット・オブ・エッグ」ではなく、“a bi-tof-egg” のように自然なリンキングになるまで、先生と一緒に一音ずつ矯正。発音が正しく出るまで、講師も粘り強くプッシュしながら指導を行いました。
また、④のライティング練習では、自分の意見を整理して表現する力を育てることを目的に、毎週1本ずつ作文課題に取り組みました。
| 具体的には以下のようなトピックで、1本あたり約200語の英文を書いています。 |
|---|
| ①自己紹介 ②自分の趣味について ③将来の夢について ④今住んでいる場所の紹介 ⑤英語で得意なことと苦手なこと |
これを5〜6ヶ月間、合計20本以上作成。
毎日のレッスン(週5回)と音読の徹底練習に加え、月4本のライティング課題を地道に積み重ねた結果、英語力が短期間で飛躍的に伸びました。
これらのおかげで、短期間での到達が可能となりました。
一般に、忙しい中でB2(レベル7)まで引き上げるには約2年6ヶ月かかるところ、林様はわずか14ヶ月でB2+(レベル8)に到達しています。

英語の学習方法は数限りなくあり、方法次第で結果が変わってくるため、英語の習得を加速したければ、どういった学習方法で学んでいくかが大切です。
具体的には、「今の自分の英語レベル」を正確に見極め、あなたに特化した学習方法で進めていくことで習得を加速させることが可能です。

しかし、自身の英語レベルを正確に捉え、学習方法に的確に反映していくのは、完全に客観的に見ることはできない自分自身であるだけに困難です。
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今回は英語の習得時間について詳しく紹介しました。この記事の概要をまとめます。
まず、日本人が英語を習得することは難易度の高いことが研究結果からも分かっています。
その難易度を習得時間に反映させると、CEFRが想定している学習時間の3.7倍もの時間になります。
【日本人の英語習得時間】
| CEFR | 具体的な英語習得レベル | 習得時間(目安) |
| A1 | 英検3級~2級レベル ・基本的なフレーズを理解できる ・簡単な質問に答えられる | 約333-370時間 |
| A2 | 英検準2級~2級レベル ・日常的な範囲の話題であれば会話ができる ※日本人の平均値 | 約666-740時間※小中高で英語を学んだ人はすでにこの時間は学習済み |
| B1 | 英検2級~準1級レベル ・仕事、学校、エンタメの会話に理解ができる ・正しい文法でライティングも可能 | 約1,295-1,480時間 |
| B2 | 英検準1級~1級レベル ・複雑な文章でも内容を理解できる ・ネイティブスピーカーとも緊張することなく流暢に話せる | 約1,850-2,220時間 |
| C1 | 英検1級レベル ・複雑で長い文章でも理解できる ・言葉を柔軟に用いながら流暢で自然な言語表現ができる | 約2,590-2,960時間 |
| C2 | 英語の使用はほぼ完璧 ・英語のコミュニケーションが容易にできる | 約3,700-4,440時間以上 |
このように多くの時間が必要な理由は、日本語と英語は言語的に大きく異なりがあるからと言えます。
例えば、文章の組み立て方や母音・子音の数、アクセントの入れ方などをはじめ、日本語と英語では言語の特徴に多くの違いがあるのです。
ただし、誰しもがここで提示している習得時間が必要なわけではありません。
効果的な英語学習を取り入れることで、もっと早く習得することは可能だからです。
英語の習得と学習方法は密接に関係しているので、習得時間を早めたいなら、効果的な学習方法を取り入れていきましょう。
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