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  • 公開: 2020.05.12 更新:2026.05.21

someとanyの違いを一目で整理|使い分けを例文で解説

木目の明るいデスクの上に、赤い「some」カードと青い「any」カードが並び、その周りに “I have some questions.” “Do you have any questions?” “Would you like some coffee?” “You can choose any seat.” などの例文カードが置かれている画像。ノートにはsomeとanyの使い分けメモが書かれており、学習者がペンを持ちながら、someとanyのどちらを使うか整理している様子が描かれている。

「someは肯定文、anyは疑問文・否定文で使う」と習ったのに、実際の英会話では Would you like some coffee? のように、疑問文でも some が出てきて混乱したことはありませんか?

基本的には、

① 肯定文では some を使うことが多い
② 疑問文では any を使うことが多い
③ 否定文では any を使うことが多い

と考えて大丈夫です。ただし、このルールだけで覚えると、英会話では必ず混乱します。

なぜなら、

① 疑問文でも some を使うことがある
② 肯定文でも any を使うことがある
③ 文の形よりも、話し手の気持ちで決まることがある

からです。この記事を読めば、「肯定文はsome、疑問文・否定文はany」 という暗記だけに頼らず、実際の英会話で some と any を自分で判断する軸 がわかります。

ぜひ最後までご覧ください。

1. someとanyの違いを表で整理

someとanyの使い分けを表で整理した画像。肯定文ではsome、疑問文であるか確認するときはany、疑問文ですすめる・依頼するときはsome、否定文でまったくないと言うときはany、肯定文でどれでもと言うときはanyを使うことが、例文つきでまとめられている。

まずは、some と any の使い分けを一目で整理しましょう。

基本ルールは、

① 肯定文は some
② 疑問文は any
③ 否定文は any

で大丈夫です。

ただし、実際の英会話では、そこにいくつかの例外に見える使い方があります。なぜなら、some と any の違いは、文の形だけで決まるものではないからです。

someとanyの使い分けについて、「some=肯定文、any=疑問文だけでは不十分です」というポイントを強調した横長の学習用画像。明るいデスクの上に赤いsomeカードと青いanyカードが並び、ノート、ペン、コーヒーカップ、観葉植物が置かれている。中央には「実際の英会話では、話し手の気持ちで使い分けます」と表示され、someとanyは肯定文・疑問文・否定文という文の形だけでなく、話し手が何を伝えたいかによって使い分けることを表している。

学校では「肯定文は some、疑問文・否定文は any」と習いますが、これはあくまで基本的な傾向です。本当の判断基準は、話し手の中に 「それがある」「出せる」「そうなる可能性がある」 という見込みがあるかどうかです。

たとえば、話し手の中に「それがある」「相手に出せる」「相手が必要としていそう」という感覚があるときは、疑問文でも some を使うことがあります。一方で、「あるかどうか分からない」と確認するときや、「どれでもいい」と選択肢を広げるときは any を使います。

この感覚を頭に入れたうえで、次から、

① 疑問文なのに some を使う理由
② 肯定文なのに any を使う理由
③ some と any で迷ったときの判断基準

を順番に整理していきます。

2. 疑問文なのにsomeを使う理由

明るいカフェで、男性が女性にコーヒーカップを差し出している画像。中央には “Would you like some coffee?” と書かれており、疑問文でもsomeを使う場面を表している。コーヒーがあるかどうかを確認しているのではなく、すでに用意できるコーヒーを相手にすすめている状況が描かれている。

疑問文で some を使う代表的なパターンは、相手に何かをすすめたり、お願いしたりするときです。なぜなら、some にはもともと「いくらか存在している」「手元にある」「出せるものがある」という感覚があるからです。

つまり、話し手の中に、

① それがある
② それを出せる
③ それを相手にすすめられる

という見込みがあるときは、疑問文であっても some が自然に使われます。 

たとえば、次の文です。

Would you like some coffee?
コーヒーはいかがですか?

これは疑問文ですが、any ではなく some が使われています。なぜなら、この文は「コーヒーがあるかどうか」を確認している文ではないからです。

話し手は、コーヒーを用意できる状態で、相手にすすめています。

つまり、感覚としては、

① コーヒーがあります
② あなたに出せます
③ 飲みますか?

という流れです。このように、話し手の中で「それを出せる」「相手にすすめられる」と思っている状態を、ここでは ある前提 と考えると分かりやすいです。

someのイメージを説明した横長の学習用画像。赤とネイビーを基調に、someははっきり1つに特定しないけれど、何かがぼんやり存在している感覚を表す単語だと説明している。下部には、いくつかあるリンゴ、どこかにいる猫、出せる紅茶、手伝える状況の4つの場面があり、それぞれ “I have some apples.” “There is some cat outside.” “Would you like some tea?” “Do you want some help?” の例文と日本語訳で示されている。

だから、疑問文でも some を使います。他にも、次のような例があります。

Can I have some water? は、「水はあるはず」「少しもらえるはず」という感覚でお願いしています。
Do you want some help? は、「自分が手伝える」「相手が助けを必要としていそう」という感覚で聞いています。
Would you like some tea? は、「紅茶を出せる状態で、相手にすすめている」文です。

このように、疑問文でも、

  1. 相手に何かをすすめるとき
  2. 自分が何かをお願いするとき
  3. それを出せる・もらえる・してあげられると思っているとき

some を使うことがあります。ここで大事なのは、「疑問文だから必ず any」と考えないことです。疑問文でも、話し手の中に「それがある」「それを出せる」「そうなる可能性がある」という見込みがある場合は、some を使います。

3. 肯定文なのにanyを使う理由

明るいカフェまたはセミナー会場のような空間で、複数の椅子が並んでおり、男性が笑顔で席を案内している画像。左側には “You can choose any seat.” と書かれている。肯定文でanyを使うと、いくつかの席ではなく、どの席でも自由に選んでよいという意味になることを表している。

次に、肯定文で any を使うパターンを見ていきましょう。「any は疑問文・否定文で使う」と覚えていると、次のような文を見ると迷います。

You can ask me any questions.
どんな質問でも聞いてください。

これは肯定文ですが、any が使われています。なぜなら、この any は「いくつか」という意味ではなく、どれでも という意味だからです。

肯定文で使う any は、選択肢の制限を外して、「どれを選んでもいい」「どんなものでもいい」 という開放のイメージを表します。そのため、疑問文や否定文で使う any のように、「あるか分からない」「まったくない」という意味ではありません。

ここを混同すると、any がいつも不安定な意味や否定的な意味に感じられてしまいます。

肯定文の any は、むしろ前向きに、

① どれでもいい
② 誰でもいい
③ いつでもいい
④ どんなものでもいい

と、範囲を広げる言葉だと考えると分かりやすいです。 

anyのイメージを説明した横長の学習用画像。青を基調に、海辺で両手を広げる男性の写真とともに、anyは選択の自由や可能性が広がっている感覚を表す単語だと説明している。下部には、どれでもいい、何でもいい、いつでもいい、どこでもいい、誰でもいい・何でもいいという場面が、シャツ、飲み物、時計、行き先、複数人の会話シーンの画像と例文で示されている。

他にも、次のような例があります。

You can choose any seat.
どの席を選んでもいいです。
Call me any time.
いつでも電話してください。
Anyone can join.
誰でも参加できます。

たとえば、You can choose any seat. は、「いくつかの席を選んでいい」という意味ではありません。「どの席を選んでもいい」という意味です。つまり、選択肢が広く開かれているイメージです。any は「どれでもいい」と範囲を広げるイメージです。

このように、肯定文で使う any は、

① どれでも
② 誰でも
③ いつでも
④ どんなものでも

という広がりを表します。

4. someとanyで迷ったときの判断基準

机の上にsomeとanyのカード、複数の英語例文カード、英語学習用の本やノート、コーヒーカップが置かれている画像。学習者が “Would you like some coffee?” のカードを手に取り、some と any のどちらに分類するか考えている。画像左上には “some or any?” と書かれており、some と any の使い分けに迷ったとき、例文を見ながら判断する学習場面を表している。

最後に、some と any で迷ったときの判断基準を整理します。some と any で迷ったときは次の順番で考えましょう。

① まず基本は、肯定文なら some、疑問文・否定文なら any
② ただし、「すすめる」・「お願いする」疑問文なら some
③ 「どれでも」「誰でも」「いつでも」と言いたい肯定文なら any

そして、最終的に迷ったときは、この1問だけ自分に聞いてみてください。

答えが ある なら、some を使います。一方で、答えが ない、または どれでもいい なら、any を使います。

I have some questions.
いくつか質問があります。
→ 肯定文で、「質問がいくつかある」と自分で分かっているので some を使います。

Do you have any questions?
何か質問はありますか?
→ 疑問文で、相手に質問があるかどうか分からないので any を使います。

I don’t have any questions.
質問はありません。
→ 否定文で、「質問はまったくない」と言っているので any を使います。

Would you like some coffee?
コーヒーはいかがですか?
→ 疑問文ですが、コーヒーを出せる状態で相手にすすめているので some を使います。

Can I have some water?
水を少しいただけますか?
→ 疑問文ですが、「水はあるはず」「少しもらえるはず」という見込みがあるので some を使います。

You can choose any seat.
どの席を選んでもいいです。
→ 肯定文ですが、「どの席でもいい」と選択肢を広げているので any を使います。

Anyone can join.
誰でも参加できます。
→ 肯定文ですが、「誰でもいい」と対象を限定していないので any を使います。

Call me any time.
いつでも電話してください。
→ 肯定文ですが、「いつでもいい」と時間を限定していないので any を使います。

ここまで整理すると、some と any はかなりシンプルに判断できます。

大切なのは、「肯定文か疑問文か」を先に見ることではありません。まずは、話し手である自分の気持ちを確認することです。

たとえば、

① それがある、出せる、起こりそうだと思っているのか
② あるかどうか分からないのか
③ どれでもいい、誰でもいい、いつでもいいと言いたいのか

この順番で考える癖をつけると、どんな文でも自然に判断しやすくなります。

では、以下の問題で確認してみましょう。

【確認問題】
① 「コーヒーいくつかありますよ、飲みますか?」と言いたい
some / any?
② 「本当にあるか分からないけど、クッキーある?」と言いたい
some / any?
③ 「どの色でもいいよ、選んで」と言いたい
some / any?





答えは、次の通りです。
some
any
any
①は、コーヒーを出せる状態で相手にすすめているので some です。
②は、クッキーがあるかどうか分からない状態で確認しているので any です。
③は、「どの色でもいい」と選択肢を広げているので any です。

Some と Any のように、問題集だけを解いて覚えようとすると、結果的にすぐ忘れてしまいます。 

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【松本兼頌(Matsumoto Kensho)】

英会話コーチング歴は10年以上。これまでに300人以上の英会話学習者をサポートし、スピーキング力の向上や転職成功といった多くの成果を実現してきました。特に、初心者が陥りやすい失敗や学習のつまずきポイントを熟知。その経験をもとに、「どうすれば英語が話せるようになるか」を具体的かつ実践的に解説しています。日常英会話からビジネス英語まで幅広く対応し、スピーキング・発音・リスニングに重点を置いて監修しています。

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