転職で有利な英語の資格まとめ|TOEIC以外におすすめの資格は?

転職で有利な英語の資格

最近では英語力を求める企業も多くなってきた中で、転職において英語の資格があると有利ですね

有名なのはTOEICや英検(実用技能英語検定)ですが、外資系企業への転職や留学での就職も考えると、専門的な英語の資格も必要になってくるでしょう。

  • TOEICのスコアで、転職の場面で評価されるのはどれくらいから?
  • 外資系企業への転職を希望する場合、必要な英語の資格は?
  • 資格だけあれば転職で本当に有利になるの?

などなど、英語を業務で使う場合の転職において、気になる資格事情について一通り解説していきますね!

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転職では英語の資格は強みに!【ビジネススキルのアンケート調査】

英語力については転職市場でも年々重視されるスキルであり、英語力をつけて資格を取得することで様々なメリットがあります。

  • 転職において応募できる職種・業種の幅が広がる
  • 特に外資系企業などで活かせて、昇進にも有利になる
  • 英語力が自信につながり、多様な働き方ができる(海外就職など)

実際、企業や団体向けのアンケート調査でも、重要な知識やスキルとして英語と回答した企業が最も多いですね

英語スキルに関するアンケート

引用元:国際ビジネスコミュニケーション協会 英語活用実態調査2019

一方で企業側では、社員のスキル不足を理由に強化したい能力でも、英語が67%と最多の回答結果になっています。

不足しているスキルアンケート

グローバルな事業展開において、英語力は重視されるスキルでありますが人材不足という課題もあるでしょう。そのため、転職市場で英語を利用した業務経験な資格があると有利になり、需要は多いといえますね!

転職で役立つ英語の資格1|TOEICが代表的!

TOEICの試験イメージ

英語を業務で利用する企業では、英語力の指標としてTOEICのスコアで判断することが多数ですね。転職やキャリアアップで英語を武器にするなら、TOEICの受験は必須です!

TOEICの試験内容まとめ

TOEICは年に10回も開催される試験で、一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会が運営しているものです。TOEICの中でも試験の種類が複数がありますが、一般的なのはTOEIC Listening & Reading Testですね。

TOEIC Listening & Reading Test 試験詳細
試験時間 リスニング(約45分間・100問)リーディング(75分間・100問)
試験日

年10回 ※2020年5月現在、新型コロナウイルスの感染拡大状況を踏まえ、複数日程で公開テストが中止

受験地 全国約80都市
受験料 5,725円
試験内容 マークシート形式(990点満点)

TOEIC L&Rでは、リスニングとリーディングの2種類で構成されており、それぞれの出題内容は以下の通りです。こちらは2020年5月時点での問題内容となっており、TOEICでは不定期で出題構成が変わることがあります

TOEIC リスニングテスト 会話やナレーションを聞いて解答
Part1 写真描写問題 6問
Part2 応答問題 25問
Part3 会話問題 39問
Part4 説明文問題 30問
TOEIC リーディングテスト 英語の文章を読んで解答
Part5 短文穴埋め問題 30問
Part6 長文穴埋め問題 16問
Part7 1つの文書:29問
複数の文書:25問

転職で評価されるTOEICのスコアは?

TOEICのスコアにおいて、転職時の履歴書に書けるレベルは600点くらいからだとされています。TOEIC600点程度の英語力だと、簡単な英会話対応やメールでのやり取りができるレベルだとされています。

英語が苦手でもTOEIC600点は取れる!?

実務で英語を使えるかどうか、という基準なのでTOEIC未経験者はまず、600点が最初の目標になるでしょう。

ただ、外資系企業への転職アドバイスでもご紹介していますが、英会話(スピーキング)を業務上使う機会が多い場合、TOEIC600点のレベルでは低く、国際部門や外資系企業の求人に応募する場合はTOEIC800点以上が一つの目安となります

転職時にTOEICの資格を取得・利用するメリット・デメリット

TOEICは日本国内でも主流の資格になっているため、転職でのアピール材料としては有効に使えるでしょう。

TOEICの試験対策をすることで英語の基礎をしっかり学べるメリットがあったり、問題構成がパターン化されているのでTOEIC対策を徹底すれば確実にスコアを伸ばすことができますね。

ただ、TOEICは日本で最も人気のある資格である一方、EUなど英語圏の企業ではさほど知名度が高くないため、他の英語の資格が必要になる場合もありますね。

また、TOEICの試験対策や勉強ではリーディング・リスニングスキルを上げることは可能なものの、スピーキング能力が不足しがちな方も多いです。TOEICで900点以上を取れても、英会話がそれほどできない人もいますので、英会話を上達するためにはTOEICとは別の学習が必須ですね

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転職で役立つ英語の資格2|英検(実用英語技能検定)

英語の資格では英検(実用英語技能検定)も日本国内において認知度が高く、転職以外にも学校の入試や授業で役立ちます。

英検もTOEICと同じく英語スキルに自信のない初心者の方から上級者まで、活用できる英語の資格だといえるでしょう。

英検の試験内容まとめ

英検での問題内容は筆記とリスニングがメインで、3級以上から二次試験で面接試験があったり、準1級以上より筆記で英作文問題があるなど、難易度によって異なります。

実用英語技能検定 試験詳細
試験時間 95~180分(級によって異なります)
試験日

年3回 ※2020年5月現在、新型コロナウイルスの感染拡大状況により変更・中止の可能性あり

受験地 全国各地で開催
受験料 1級:10,300円 準1級:8,400円 2級:7,400円 準2級:6,900円 3級:5,900円 4級:3,600円 5級:3,000円
試験内容 マークシート形式/英作文(1級・準1級)/面接試験(3級以上)

転職で評価されるのは2級以上から

英検には1級から5級まで7段階(準1級・準2級もあり)でレベルが分かれていますが、転職や就職活動で履歴書に書けるレベルは2級以上からだとされています。

ただ、TOEIC600点レベルと同水準で、あくまでも実用的な英語力としての最低基準でありますので、専門的な業務で英語力をアピールしたい場合には英検準1級以上の資格が必要になるでしょう。

転職で英検を利用・取得するメリット・デメリット

英検はTOEIC L&Rと違って面接でスピーキング能力も問われるため、総合的な英語のスキルをアピールできるメリットがありますね。TOEICとあわせて受験・取得しておくと、英語スキルの幅がより広がるでしょう。

ただ、英検は日本国内での試験であり、特に学生に向けた内容という認知から、ビジネス視点での英語力という意味ではそこまで評価されないケースもあります。実際、英語を扱う求人の応募条件でTOEICは一般的であるものの、英検を基準にしている企業は比較的少ないです。

そのため、これから英語の資格取得に向けて学習を始める方は、TOEIC対策を優先してみて、余裕があれば英検も受験するような取り組みが良いかと思います。

外資系企業・海外での転職で有利になる英語の資格は?

海外企業への転職

上記でご紹介しましたTOEICや英検はベーシックな資格になりますが、より専門的な英語力を証明したい場合や、留学やワーキングホリデーを通して海外で就職・転職を希望する方には、他の英語資格も必要になりますね。

TOEFL(トーフル)|世界的に認知度の高い資格

TOEFLは世界的に有名な英語の資格で、TOEICより実践的な英語力が試されます。そのため、試験内容はリスニングやリーディングだけでなく、スピーキングやライティングまで総合的な問題構成となっています

海外でも、看護師などの資格取得においてTOEFLが基準になるなど、留学や海外就職向けの資格ですね。

関連記事:看護師のワーホリはオーストラリアがおすすめ!

より実用的な英語を学習する上ではTOEFLはおすすめですが、受験費用が2万円以上と高かったり、4時間以上の試験時間や難易度の高さなど、それなりの英語スキルがないと対応が難しいでしょう。

IELTS(アイエルツ)|受験者数は世界一!

また、IELTSも世界的にメジャーな英語資格であり、留学や海外移住で必要な英語力の測定で主に利用されます。内容はTOEFLと類似しているところもありますが、リスニングではイギリス英語で出題される特徴があります。

TOEFLより試験時間は短く、難易度は低いため海外での転職を考えている方はIELTSから対策をしてみるといいかもしれませんね。

ただ、デメリットとして受験費用が25,380円と高額なことや、試験実施している都市が比較的少ないなど、気になる点もあります。

ニッチだけど利用価値あり|他の英語資格まとめ

メジャーな英語資格について一通りご紹介しましたが、それ以外にも転職で使えるような資格がございますので、以下でまとめてみました。希望する職種や業界によって有用な英語資格もあるので、ご参考までにどうぞ!

転職で使える英語資格 概要
CASEC(キャセック) インターネットからの受験が可能な試験で、すぐに結果が分かります。CASECのスコアを基準に、TOEICのスコア相当に算出するなど、他試験の勉強対策にも使えます!
GTEC(ジーテック) ベネッセとベルリッツが共同開発したオンラインテストで、CASECと違って自宅での受験は不可(ベルリッツ・ランゲージセンターで受験)
知名度は低く、必須ではなさそうです。
国連英検 日本国連連合協会による運営で、国際問題などの時事など、社会情勢に関する知識も問われます。国際公務員向けの英語資格ですね。
日商ビジネス英語検定試験 ライティング重視の試験構成で、実務的な英語力が問われます。貿易や外資系商社などの企業転職では高く評価されます。

英語資格も重要だけど転職では「話せる」英語も大事!

転職で企業から評価されるポイントとして英語関連の資格も大きなアドバンテージになりますが、転職してからの業務で挫折してしまうケースとして『英語での実務対応が上手くいかない』ということがありますね。

TOEICで800点以上、900点以上と高いスコアを得てアピールできることも大事ですが、ご自身のキャリアアップにとって英語での表現スキル(スピーキング)を鍛えることも忘れてはならないでしょう。

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他のオンライン英会話と比べて利用価値のあるポイントなどもご紹介していますので、転職目的で英語力を鍛えたいのならぜひチェックしてみてくださいね。

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記事の監修者情報

【松本兼頌(Matsumoto Kensho)】

カリフォルニア大学で語学とマーケティングを専攻。卒業後ハワイで広告営業を担当しました。余談ですが、ワイキキとカイルア担当だったので隠れスポットの話も得意です。
今までの海外経験を活かし、正しい英会話の習得方法を徹底解説。スピーキング ・発音・リスニングに関する記事を主に執筆しています。わからないことがあれば、お気軽に相談してください。