『デッドヒート』の意味|和製英語を攻略して暗記効率を2倍に

『デッドヒート』の意味は「接戦」だと思っていませんか?

日本語では「接戦」という意味で使われます。しかし英語では違う意味で使われているのです。ここでは『デッドヒート』の本来の使い方・意味と、「接戦」の英語での表現の仕方を紹介します。

知っている言葉を使えるようになると、英単語を覚えるための効率がぐんっとあがります!和製英語を攻略して暗記効率を2倍にしよう!

『デッドヒート』は日本語と英語では意味が違う!?

よく試合やレースで使われる『デッドヒート』。試合やレースが接戦だった時に使われる言葉です。これDead heatと英語では綴るので、海外でも通じるのか!?というと実は日本語で使われている意味と違う意味になってしまうのです。意味が全く違う和製英語とまでは言えませんが、これも和製英語の一つです。

では『デッドヒート』は一体どういう意味で本当は使われるのでしょうか?

Dead heat の本当の意味!!

Dead Heata competition in which two or more competitors finish at exactly the same time or with exactly the same result

2人または2チーム以上の競争者が全く同じタイムで競技を終えるか、全く同じ結果で競技を終える競争のこと。

『デッドヒート』と英英辞書で調べるとこのような意味が出てきます。難しい単語の意味をを下につけてきますので、ご参照ください。

Competition:競争
Competitors :競争相手
Exactly:ちょうど、きっちり
Same:同じ
Result:結果

さあ、『デッドヒート』の意味をイメージできましたか??そうですね。日本語の意味と微妙に違いますね!!では違いを確認して行きましょう。

英語における『デッドヒート』は接戦という意味ではなく、引き分けという意味になります。競争相手が全く同じ時、全く同じ結果で終わった場合を意味する言葉です。うっかり『デッドヒート』を接戦という意味で伝えてしまうと、ミスコミュニケーションが生じてしまいそうですね。

『接戦』を英語でいうと?

ではこの『接戦』英語ではどのように表現すれば良いのでしょうか??
『接戦』を英語で言うといくつか表現があります。まずは「a close race」という表現です。「近いゲーム」という直訳になりますが、これで接戦という意味になります。

会話例

・It was a close race!
「とても接戦だったよ」

・Team A won a close race agains Team B.
「チームAはチームBに接戦し勝利した。」

他にも「Back-and-Forth game」のように「Back-and-forth」という表現で接戦という意味を伝えることができます。。これはもともと「行ったり来たり」という意味があります。例えば、東京・大阪間を往復するような時、「行ったり来たり」という表現で使われます。

会話例

Recently we got the new branch opening in Osaka. So I go to Tokyo and Osaka back-and-forth these days.
「最近大阪に新しい支部ができて、東京と大阪を行ったり来たりしています。。」

・My sun got  trouble with his new  teeth coming through and my wife has been back-and-forth to the dentist!
「息子が新しい歯が生えてくるのにちょっと問題があって、妻が歯医者さんを行ったり来たりしてるよ。」

このように場所と場所を行ったり来たりするだけでなく、点数が入ったり、入れられたり、2つの結果が「行ったり来たり」する場合にも使われます。よって試合・レースが接戦で、どちらも1位2位を「行ったり来たり」する時にこのBack-and-forthが使われます。

Back-and-forthを使った例文

・The baseball game last night was a back-and-forth game.
「昨晩の野球の試合は接戦だった」

便利なカタカナ英語落とし穴

いかがでしょうか?『デッドヒート』がまさか「引き分け」という意味だなんて知らなかった方も多いのではないでしょうか?自分の知っている言葉をちゃんと見直すということもとても大事なことです。

カタカナ英語と実際に使われている英語の意味が同じ英単語はたくさん存在します。少し発音を英語調に変えればそのまま使えてしまう点でとても便利!暗記の手間が省けますね。

しかし残念ながら、全てのカタカナ英語が通用するかというとそうではない事実・・。それが和製英語。と英語圏では別表現をするので伝わらなかったり別物として解釈されたりしてしまいます。

伝わらない和製英語と伝わるカタカナ英語をしっかり分けて覚えると、さらなる英会話の上達に繋がります!個人的には和製英語の由来を調べるのが好きです。良いうんちくになりますよ(笑)

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記事の監修者情報

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【松本兼頌(Matsumoto Kensho)】

カリフォルニア大学で語学とマーケティングを専攻。卒業後ハワイで広告営業を担当しました。余談ですが、ワイキキとカイルア担当だったので隠れスポットの話も得意です。

今までの海外経験を活かし、正しい英会話の習得方法を徹底解説。スピーキング ・発音・リスニングに関する記事を主に執筆しています。わからないことがあれば、お気軽に相談してください。