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  • 公開: 2026.06.20 更新:2026.06.19

看護師の私が海外へ飛び出して最初にぶつかった壁【体験談】

看護師として海外へ挑戦した薄田さんのインタビュー記事アイキャッチ。右側に黒い服を着た薄田さんの笑顔の写真、左側に「看護師の私が海外でぶつかった壁」「2年準備して見えたリアルな海外生活」という大きな文字が配置されている。背景には海外の街並み、橋、飛行機、スーツケース、パスポート、ノート、聴診器などが描かれ、看護師が海外で働くまでの準備や生活のリアルを表現している。

今回は、日本で看護師として働いていた薄田さんが海外オーストラリアへ渡航し現地で働くまでの経験談をインタビューしました。

準備期間のこと、現地での生活や仕事のリアル、お金や安全面まで、具体的なお話をそのままお届けします。

1. 海外に行こうと思ったきっかけ

「看護師の私が海外を目指した理由」という文字が大きく入った章アイキャッチ。右側には黒い服を着た薄田さんが話しているような表情で写っており、左側には「背中を押したのは、先輩看護師の言葉だった」という補足コピーがある。背景には夕暮れの空、飛行機、海外の街並み、スーツケース、病院で働く看護師のイメージが重なり、看護師が海外へ行く決意をしたきっかけを表現している。

海外への憧れはずっとありました。

でも、看護師として ICU に6年間勤務し、次は東京の緩和ケア病棟に移り、仕事に追われる日々。海外なんて遠い世界のように思っていました。そんな私の背中を押してくれたのは、ワーホリ経験のある先輩看護師でした。

「一回きりの人生なんだから、やりたいなら行っときなよ」

「看護師は資格があるから戻ってきても仕事に困らないよ」

その言葉を聞いた瞬間、胸の奥で止めていた何かが動いた気がしました。「行きたい」という気持ちが、はっきり形になった瞬間でした。

2.国はオーストラリア一択だった

海外に行くと決めたとき、私の選択肢は最初から“オーストラリア一択”でした。理由はいくつかありますが、いちばん大きかったのは 治安の良さ働き方のバランスがいい国だと感じていたこと です。

オーストラリアは、夜でも女性が歩けるほど治安が良いと言われています。私は海外経験もなく、メンタルも決して強くないタイプなので、安心して生活できる国であることは絶対条件でした。

もう一つは、オーストラリア人の友人の存在

学生の頃からの地元の友人が現地の人で、彼女の話を聞くたびに「すごくゆったりした国なんだな」「人も優しそうだな」と感じていました。だから他の国と比べたわけではなく、自然と「行くならオーストラリア」と思っていました。

直感でしたが、今振り返ると間違っていなかったと思います。

3. 病院から引き止められ心が揺れていた

辞めると決めてからの道のりは、正直かなりしんどかったです。辞めづらい雰囲気もあったし、「残ってほしい」と言われることも多くて、心は揺れ続けました。私は強いタイプではないので、一人で抱えていると決断を先延ばしにしてしまう気がして…

だから周りの友達にも、親にも、同僚にも、“私は絶対にオーストラリアに行くから!” と宣言しました。

簡単ではなかったけれど、言ってしまった以上、もう引けませんでした。

4. 出発までの2年間は「英語力アップ」に一番力を注いだ

「海外へ行く前に 私が続けた英語学習」「毎日25分の会話と、月2回の集中レッスン」という文字が入った章アイキャッチ。右側にはノート、ペン、英語の参考書、ヘッドセット、オンラインレッスン画面が表示されたパソコン、マグカップ、時計が置かれた明るい学習机がある。海外へ行く前に、オンライン英会話や集中レッスンを通じて英語学習を継続していた様子を表現している。

海外に行くと決めた後の2年間は、まずは英語力を磨きました。看護留学で看護師の英語サポート実績を多く持つAloha English で英語の基礎固め と 資金づくりに全てを注いだ期間でした。

英語学習では、毎日25分、外国人の先生と“とにかく話す”時間をつくり、実際に口を動かすことで英語に慣れていきました。仕事終わりの夜でも、休日の朝でも、パソコンを開けば先生が待っていて、「How was your day?」から始まる短い会話を積み重ねるうちに、言葉が徐々に“詰まらずに出てくる感覚”が育っていきました。

さらに、月に2回の2時間レッスンでは、テスト対策や発音・文法の基礎を集中的に練習。1つのテーマを掘り下げてロールプレイを繰り返したり、医療現場でよく使うフレーズを丁寧に整えたりと、短時間ではできない“深い学習”もここで磨いていきました。

その一方で、生活面では 夜勤を続けながら、休日は介護タクシーの単発バイトに入り、コツコツ貯金。時には外国人の利用者の方と英語で会話する場面もあり、それが「自分にも伝わるんだ」という小さな自信にもつながっていました。

まさに “働いて、寝て、また働く” だけの毎日。最終的に、日本を出るときに持っていたのは 約200万円。決して余裕のある額ではなく、「やばい、すぐ尽きる…!」と常にヒヤヒヤしていたのを覚えています。でも、あの時はただ必死でした。「いつか終わるから」「未来の自分のために」そう自分に言い聞かせながら、毎日積み上げていました。

5. オーストラリア到着後の“最初の壁”は家探しだった

「海外生活 最初の壁は『家探し』」「住む場所が決まらない不安」という文字が入った章アイキャッチ。右側にはベッドのそばでスマートフォンを見ながら不安そうな表情をしている女性が座っており、近くには開いたスーツケース、ノート、パソコン、マグカップが置かれている。壁には「HOUSE HUNTING」と書かれたメモや地図、家探しの条件を示す付箋が貼られており、海外で住む場所を探す不安や焦りを表現している。

オーストラリアに着いてすぐはホテルに泊まりました。その時、カフェで初めて自分で注文できたときの達成感は忘れられません。「海外でも生きていけるかも」と思えた瞬間でした。

でも、それはほんの一瞬。

ホームステイに移った途端、大きな壁にぶつかりました。ホストとどうしても馬が合わず、干渉も多くて、気持ちがどんどん沈んでいきました。「私はここにいていいのかな…」と何度も思いました。

そこで決めたのが、“自分の部屋(オウンルーム)”を手に入れること

韓国人の友達ができ、相談に乗ってもらいながらシェアハウスを探し、ようやく「やっと落ち着ける」と思える部屋に辿り着きました。海外生活では、住環境が心の安定に直結すると痛感しました。

6. 留学生活のリアルな1日:授業とバイトの繰り返し

「学校・バイト・課題 これが留学生活のリアル」という文字が入った章アイキャッチ。上部にはノート、英語の参考書、コーヒー、パソコンが置かれた学習机があり、下部には学校の教室、飲食店で働く様子、スーパーで買い物をする様子、夜に課題や勉強をする机の写真が並んでいる。「学校」「バイト」「買い物・節約」「課題・勉強」というラベルがあり、海外留学中の忙しい日常を視覚的に整理している。

私の生活はこんな感じでした。

①朝はゆっくり起きる
②9〜15時は学校
③帰りはスーパーで値引きのパンや惣菜を買って節約
④課題はクラスメイトに助けてもらいながら深夜まで
⑤仕事が始まってからは「学校 → バイト → 課題 → 就寝」の繰り返し

バイトが始まるまでは本当にお金がなくて、トマト3ドルで喜んでいたくらいです。でも、レストランの仕事が決まると生活が一気に安定しました。

時給は28ドル前後。介護はさらに良くて、37〜38ドルのところもありました。忙しかったけど、なぜか楽しかったんです。「私、こんなに頑張れるんだ」と知れたのも大きかったです。

7. 就職してからは50万円稼いだ月もあった

「月収50万円も 海外で働くリアル」という文字が大きく入った章アイキャッチ。左側には「海外で働くという選択肢」という見出しと、「レストラン勤務+介護職の実体験」という補足コピーがあり、レストラン勤務と介護職のアイコンも配置されている。右側にはカフェのテーブルの上に日本円の紙幣、電卓、収入メモが置かれており、メモにはレストラン勤務と介護職の収入例、合計50万円の数字が書かれている。海外で働いたときの収入面のリアルや、複数の仕事を掛け持ちして生活を支えた実体験を表現している。

オーストラリアでは、がんばればしっかり稼げます。多い月は 45〜50万円 稼いだこともあり、半年で100万円近く貯金できたほどです。もちろん楽な仕事ではないし、介護も身体的には大変でした。

でも、やればやるほど結果が返ってくる環境が、私にはとても合っていました。「海外で働くって、こんなに自分を変えてくれるんだ」……そう感じる毎日でした。

8. 現地での仕事探しは地道にレジュメ配り

「仕事探しは レジュメを持って直接行動」という文字が大きく入った章アイキャッチ。右側には黒い服を着た女性が後ろ姿でカフェの入口に立ち、スタッフにレジュメを手渡している場面が描かれている。店舗のドアには「WE’RE HIRING」と書かれた求人貼り紙があり、現地で実際に店を訪ねて仕事を探す様子が分かる。左下にはGoogleマップ風の地図があり、レストラン、カフェ、介護施設の求人場所を示すピンが配置されている。右下にはレジュメ、ペン、持ち物リスト、小さな写真風のカットが並び、レストランや介護施設に直接応募していく行動力を表現している。

レストランの仕事は、Googleマップで片っ端からお店を調べ、当時住んでいたシェアハウスの周辺を歩いて“すぐ働けそうな店”に入り、履歴書を渡しました。

結果、10件も回らずに働き先が決まりました。

介護の仕事は、学校のコネクションや求人情報を使って応募。面接では、拙い英語でも自分の看護経験を一生懸命伝えました。行動する勇気さえあれば、道は自然と開けていく。

それを実感した瞬間でした。

9. 留学して自分に対して自信が持てた

オーストラリアへ行って一番変わったのは、自信がついたことです。

私はもともとメンタルが強いわけではなく、不安になりやすいタイプです。でも、海外で生活基盤を作り、仕事を見つけ、人間関係を築き、気づけば全部ひとりで乗り越えていました。

「あのとき挑戦してよかった」

心からそう思います。今は訪問看護で働いていて、オーストラリア経験のおかげで外国人の利用者さんとも臆せずコミュニケーションが取れるようになりました。これからまた海外に行くかもしれないし、英語を使った看護の仕事を続けるかもしれない。

未来はまだ決まっていないけれど、“続きが楽しみだと思える人生” になったことが、留学で得た一番の宝物です。

10.まとめ

Alohaの卒業生である薄田様にインタビューした動画を作成しました。ぜひこちらもご覧ください。

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記事の監修者情報

【松本兼頌(Matsumoto Kensho)】

英会話コーチング歴は10年以上。これまでに300人以上の英会話学習者をサポートし、スピーキング力の向上や転職成功といった多くの成果を実現してきました。特に、初心者が陥りやすい失敗や学習のつまずきポイントを熟知。その経験をもとに、「どうすれば英語が話せるようになるか」を具体的かつ実践的に解説しています。日常英会話からビジネス英語まで幅広く対応し、スピーキング・発音・リスニングに重点を置いて監修しています。

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