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  • 公開: 2026.06.13 更新:2026.06.09

私がAI英語・英会話の学習をやってみて「足りない」と感じたこと

AI英会話アプリで練習する日本人女性が、人との英会話に不安を感じている様子。右下には外国人男性と会話する場面が描かれ、AI学習と実際の対人英会話の違いを表している。

最近は、AIを使って英語を学ぶ人が本当に増えました。私自身も、「今の時代、英語学習にAIを使わない手はない」と思って、実際にいろいろ試してきました。

使ってみて感じたのは、AIは英語学習にかなり役立つということです。すぐ練習できるし、気を遣わなくていいし、何度でもやり直せる。英語を口に出すハードルを下げてくれる存在として、AIはとても優秀だと思います。ただ、実際に使っていく中で、少しずつ見えてきたこともありました。

特に、仕事や日常の中で相手に信頼してもらえる英語を身につけたいと思ったとき、AI学習だけでは埋まらない部分があると感じました。

この記事では、私がAI英語学習を実際にやってみて便利だと思った点と、そのうえで「ここは足りない」と感じたことを整理しながら、これからの時代に必要な英語力についてお伝えします。

1. まず前提として、AI英語学習はかなり便利だった

スマホでAI英会話を練習する日本人男性。AIチャット画面や音声入力のアイコンが表示され、一人でも英語の発音や会話練習ができる様子を表している。

最初にお伝えしたいのは、AI英語学習はかなり便利だということです。これは、実際に使ってみて強く感じました。

間違えたら恥ずかしい、発音が変だと思われたらどうしよう、相手に迷惑をかけたら申し訳ない。そう考えているうちに、なかなか英語を口に出せない人も少なくありません。

その点、AIはとても使いやすいです。

相手に気を遣わなくていいですし、何度間違えても気まずくなりません。夜でも朝でも、自分の好きなタイミングで練習できます。

AIなら、その練習を一人でできます。しかも、間違えた表現を直してくれたり、より自然な言い方を教えてくれたりします。音声で発音してくれるので、リスニングの練習にもなります。

これは本当に大きなメリットです。

「英語を話す機会がない」
「人と話す前に少し練習したい」
「まずは一人で口を慣らしたい」

こういう悩みがある人にとって、AI英語学習はかなり役立つと思います。

2. でも、続けるうちに少し違和感が出てきた

スマホを持った日本人男性が、AI英会話ではスムーズに練習できる一方で、実際に外国人と会話する場面を想像して不安そうに考えている様子。

ただ、AIで英語学習を続けているうちに、少し違和感も出てきました。

相手が急に違う話題を出すこともあります。こちらが予想していなかった質問をされることもあります。相手の話し方が速かったり、少し曖昧だったり、文脈が途中で変わったりすることもあります。

さらに、実際に英語を使う相手は、必ずしもネイティブスピーカーとは限りません。相手の英語にもクセがあったり、発音が聞き取りにくかったり、相手自身も英語が得意ではないことがあります。

つまり、現実の英会話では、こちらだけが正しい英語を話せば会話が成立するわけではありません。AI相手だと「話せている」と感じても、実際に人と話す場面を想像すると、まだ不安が残る。

この感覚は、実際にAI英語学習を使ってみて感じた大きなポイントでした。

3. 足りないと感じたこと① 正しい英語に意識が向きすぎる

AIに直された英語表現を覚える日本人男性と、実際に外国人へ自分の言葉で英語を伝えようとしている同じ男性。完璧な英文を思い出すことより、知っている単語で伝える力の大切さを表している。

AIに直してもらう学習を続けていると、だんだんと正しいフレーズを覚える学習に寄っていきやすいのです。

それだけに偏ってしまうと、結局は暗記中心の英会話とあまり変わらなくなってしまいます。

①AIに直された英文を覚える。
②次に同じような場面で使う。
③また直された表現を覚える。

この学習も必要ですが、実際の会話では、覚えた通りの流れになるとは限りません。そのときに必要なのは、完璧な一文を思い出す力だけではありません。

たとえば、「予約を変更したい」と言いたいときに、reschedule という単語が出てこなかったとします。
そのときに、そこで止まるのではなく、

I want to change the time.
Can I change my appointment?

のように、知っている単語で言い換えることができます。 

AIは正しい英語を教えてくれます。でも、実際の会話で必要なのは、正しい英語を再現する力だけではなく、間違ってもいいから自分の言葉で伝えようとする力です。

英単語が出てこないときの対処法|知っている単語で言い換える英会話のコツ

4. 足りないと感じたこと② 相手に合わせて話す感覚が育ちにくい

日本人男性が外国人男性と会話しながら、相手の表情や反応に合わせて話し方を調整している様子。お客様、上司、同僚、友人など、相手によって英語の伝え方が変わることを表している。

AI英語学習で足りないと感じたもう一つの点は、相手に合わせて話す感覚です。英会話というと、多くの人は「英文を作ること」だと思いがちです。もちろん、それも大切です。単語や文法がなければ、言いたいことを形にできません。

たとえば、

「今は詳しく話したほうがいいのか」
「ここは短く言ったほうがいいのか」
「この言い方だと少し強く聞こえるかもしれない」
「相手が少し困っていそうだから、言い換えたほうがいいかもしれない」

また、同じ内容でも、相手がお客様なのか、上司なのか、同僚なのか、友人なのかによって言い方は変わります。これは、英語力というよりもコミュニケーション力に近い部分です。こうした感覚は、人と話す中で少しずつ身についていくものです。

AIはとても便利ですが、会話の空気や人間関係の微妙な流れまでは、まだ完全には再現できないと感じました。

5. 足りないと感じたこと③ 緊張感や人間関係の中で話す練習にはなりきらない

AI英会話ではリラックスして練習できる日本人男性が、実際に外国人男性と会話する場面では緊張して不安を感じている様子。AI練習と対人会話の緊張感の違いを表している。

英語を話すハードルを下げるという意味では、AIは本当に優秀です。

①間違えても気まずくありません。
②何度聞き返しても嫌な顔をされません。
③変な発音になっても恥ずかしくありません。
  • 「失礼な言い方になっていないかな」
  • 「相手に伝わっていなかったらどうしよう」
  • 「聞き返したら迷惑かな」
  • 「変な英語だと思われないかな」

こういう不安が出てきます。ここで大事なのは、本番で英語が出てこなくなる理由は、必ずしも単語や文法だけではないということです。

英語の知識はあるのに、人を前にすると止まってしまう。
AI相手には言えるのに、人相手だと急に頭が真っ白になる。

こういうことは普通にあります。だからこそ、AIだけで練習するのではなく、人との会話にも少しずつ慣れておく必要があります。この両方を一緒に進めることで、英語力だけでなく、英語を使うときの緊張にも慣れていけます。

6. 足りないと感じたこと④ 自分の弱点を根本から見抜くのは意外と難しい

英語学習に悩む日本人男性の周りに、単語不足、文法の整理不足、発音への不安、日本語から英語に訳そうとして止まること、間違いへの恐怖などの課題が示されている。右側では外国人講師が学習者の弱点を見つけて助言している。

英語がうまく話せないとき、多くの人は「自分は英語が苦手」と考えます。でも実際には、「英語が苦手」の中身は人によって違います。

①単語が足りない人もいます。
②文法が整理できていない人もいます。
③発音に自信がなくて声が小さくなる人もいます。
④日本語から英語に訳そうとして止まってしまう人もいます。
⑤間違えるのが怖くて、そもそも口が動かない人もいます。

AIは、出てきた英文を直すことは得意です。より自然な言い方を教えてくれたり、文法の間違いを指摘してくれたりします。

こういう部分は、実際に人が見たほうがわかりやすいことがあります。こうしたクセは、AIでは気づきにくいものです。人に見てもらうことで、

「あなたは単語が足りないというより、難しく言おうとしすぎています」
「もっと短い文で大丈夫です」
「この場合は、覚えたフレーズを使うより、簡単に置き換えたほうが伝わります」

というように、自分では見えなかった課題が見えてくることがあります。AIはとても便利ですが、自分の弱点を根本から整理するには、人のサポートがあるとかなり進みやすいと感じます。

7. じゃあAIは意味がないのかというと、まったくそんなことはない

左側にAI英会話で一人練習をする場面、右側に外国人男性と実際に会話する場面が描かれている。AIで英語を口に出す量を増やし、人との会話で実践力を育てる流れを表している。

ここまで読むと、「AI英語学習だけでは足りない」という話が多くなりました。ただ、誤解してほしくないのは、AIがだめだと言いたいわけではありません。

むしろ、AIはかなり使えます。英語学習において、AIを使わないのはもったいないとさえ思います。AIは、反復練習にとても向いています。英語を口に出す量を増やすには、かなり良い相手です。フレーズを確認したり、発音を聞いたり、リスニングの練習をしたり、基本的な会話の流れを練習したりするには、とても便利です。

ただし、AIだけで完結させるのではなく、どこかのタイミングで人との会話にもつなげることが大切です。

①AIで一人練習をする。
②英語を口に出す量を増やす。
③フレーズや発音を確認する。
④そして、人との会話で、実際に伝わるかを試す。

この流れが一番現実的だと思います。AIは「量」を増やすのに強い。人との会話は「実践力」を育てるのに強い。このように役割を分けて考えると、AI英語学習はとても良い武器になります。

8. 私が今思う、AI時代に本当に必要な英語力

日本人男性が外国人男性に英語で自分の言葉を届けようとしている様子。周囲には、言い換える力、やわらかく伝える力、短くわかりやすく話す力、相手に伝えようとする力などが示されている。

AI時代に必要な英語力とは、ただ正しい英語を再現する力だけではないと思います。

①言いたい単語が出てこないときに、別の言葉に置き換える力。
②相手が不安そうなときに、やわらかく伝える力。
③相手が急いでいるときに、短くわかりやすく話す力。
④完璧な英文ではなくても、自分の言葉で届ける力。
⑤相手に「この人はちゃんと伝えようとしてくれている」と感じてもらう力。

こういう力が、これからますます大切になると思います。

AIがある時代だからこそ、正しい英文を作るだけなら、かなり簡単になってきています。でも、人に信頼される英語は、それだけでは身につきません。

相手の反応を見ながら話す。
会話の流れに合わせて言い方を変える。
緊張しても、少しずつ言葉を出す。
間違えても、止まらずに言い換える。

AIで練習しながら、人との会話にも少しずつ慣れていく。一人で練習する時間と、人と話す時間を両方持つ。これが、AI時代に一番現実的で、効果的な英語学習の形だと思います。大切なのは、自分の言葉で相手に届けようとすることです。

9. AIを使っても英語が伸び悩むときは、無料カウンセリングでご相談ください

AI英語学習は便利ですが、次のような力はAIだけでは伸ばしにくいと感じることもあります。

①自分の言葉で言い換える力
②相手に合わせて伝える力
③緊張感のある場面で話す力
④自分の弱点を根本から理解すること
  • 「AIで練習しているのに、人と話すと止まってしまう」
  • 「正しいフレーズは覚えているのに、実際の会話で使えない」
  • 「自分に何が足りないのか分からない」

このように感じている方は、一度無料カウンセリングでご相談ください。

Aloha Englishでは、現在の英語力だけを見るのではなく、なぜ話すときに止まってしまうのか、どこで不安を感じているのか、どんな場面で英語を使いたいのかを一緒に整理します。

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【松本兼頌(Matsumoto Kensho)】

英会話コーチング歴は10年以上。これまでに300人以上の英会話学習者をサポートし、スピーキング力の向上や転職成功といった多くの成果を実現してきました。特に、初心者が陥りやすい失敗や学習のつまずきポイントを熟知。その経験をもとに、「どうすれば英語が話せるようになるか」を具体的かつ実践的に解説しています。日常英会話からビジネス英語まで幅広く対応し、スピーキング・発音・リスニングに重点を置いて監修しています。

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