「国際弁護士になるには、どれくらいの英語力が必要なんだろう?」
「やっぱりTOEIC900点以上?ネイティブ並みに話せなきゃダメ?」
あなたはそんな疑問を抱いて、この記事にたどり着いた方も多いのではないでしょうか?
実は、TOEIC満点でも現場では通用しないことがあるんです。
なぜなら、国際弁護士に求められるのは「スコア」ではなく、「英語を使って法律業務を遂行する力」だからです。結論から言えば、国際弁護士を目指すなら、最低でもTOEIC800点相当の英語力が必要です。
ただし、本当に必要なのはテストの点数ではなく、契約書の読解、クライアント対応、会議での発言といった“実務で使える英語力”です。
私たちAloha English(アロハイングリッシュ)は、オンライン英会話に特化し、これまで10年以上にわたり400名以上の学習者をサポートしてきました。
英会話指導のプロとして積み上げた経験をもとに、本記事では「国際弁護士に求められる英語スキル」を一覧で整理し、さらに実務フェーズごとに必要な英語力を具体的に解説していきます。
「国際的な法律の仕事に関わりたい」「英語力に自信がないけど目指せるか不安」——そんな方にとって、この記事が一歩を踏み出すための道しるべになれば幸いです。
ぜひ最後までご覧ください。
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国際弁護士を目指すなら、最低でもTOEIC800点の英語力が必要です。なぜなら、契約書の作成、国際会議への参加、外国人クライアントとの打ち合わせなど、実務の多くが高度な英語で行われるからです。
TOEIC800点は、ただの資格ではなく、「実務に必要な4つの英語スキルを支える基礎力」を備えている証拠と見なされます。
つまり、スコアそのものよりも、その裏にある英語運用力の総合力が問われているのです。
国際弁護士に必要な4つの英語スキル
スキル名 | 求められる内容 | ポイント |
---|---|---|
コミュニケーションスキル | クライアントとの相談対応、契約交渉、会議での発言など | 専門的内容を正確かつわかりやすく伝える力 |
リーディングスキル | 英文契約書・法律文書・判例などの読解 | 細かいニュアンスを読み取る力が不可欠 |
ライティングスキル | 意見書、報告書、メール文書の作成 | 説得力のある論理展開が信頼のカギ |
ディベートスキル | 訴訟・交渉・会議での意見表明と反論 | 英語で論理的に議論する構成力と即応力 |
TOEIC800点は、これらのスキルを習得するための「スタートライン」であり、最終目標ではありません。
実際の現場では、「読む・書く・話す・議論する」すべての力を高いレベルで使いこなせる人材が求められています。まずはTOEIC800点を一つの目安とし、その先にある実務レベルの英語運用力を目指すことが、国際弁護士としての第一歩となるのです。
国際弁護士として活躍するには、目指すキャリアのジャンルごとに求められる英語力が異なります。次の6つのジャンルに分けて、それぞれの分野で求められる英語レベルと具体的なスキルを詳しく解説します。
「自分がどの進路を目指しているのか」を明確にし、それに合わせた英語力を身につけることで、将来の選択肢は大きく広がります。それでは順に見ていきましょう。
外資系法律事務所を目指す場合、求められる英語力の目安はB2レベル(英検準1級、TOEIC850点程度)です。
例:ベーカー&マッケンジー、クリフォードチャンス、ホワイト&ケース、アレン・アンド・オーヴェリーなど
これらの法律事務所では、英文契約書の作成・レビュー、外国人弁護士との会議、国際的なリサーチ業務が日常的に発生します。そのため、正確な法律用語の理解力に加えて、論理的に意見を述べるスピーキング力や法律関連の英文メールを迅速に書けるライティング力が求められます。
特に重要なのは、契約書の専門用語や言い回しを「読んで理解できる」だけでなく、「自分の意見を根拠を持って英語で伝えられるか」です。面接時にも、ケーススタディ形式で意見を述べさせる場面があるため、法律英語の口頭プレゼン力やディスカッション力も評価対象になります。
外資系法律事務所を目指すなら、TOEICや英検で基本スキルを証明するだけでなく、契約書の読み書き練習・法律英語のスピーキング演習・英文メールでのやりとり訓練を通じて、実務に直結する英語力を身につけておくことが不可欠です。
日本国内で国際案件を多く扱う法律事務所で働くには、B2レベル(英検準1級、TOEIC850点程度)の英語力が必要です。
例:長島・大野・常松法律事務所、森・濱田松本法律事務所、西村あさひ法律事務所 など
こうした事務所では、日本企業の海外進出支援やクロスボーダーM&A、国際仲裁案件などを多く扱うため、英文契約書の読解力と作成力に加え、法的な考えを英語で説明する能力が重要です。
実際の業務では、契約書に関する英語での質疑応答、海外企業との会議資料の作成、英文レターでのやり取りなどが日常的に発生します。そのため、**「条文の意図を英語で説明する力」や「法律用語の使い分けを英語で理解する力」**が求められます。
また、国内事務所であっても、メールやミーティングは英語で行うことが多く、英文Eメールの迅速な作成や電話会議での発言力も問われます。採用担当者は、英語資格だけでなく「実際に英語で仕事ができるか」を重視する傾向にあります。
そのため、英語の資格に加えて、契約書や意見書の英訳練習、法務資料を英語で要約・説明するトレーニングを積むことが、採用や実務での成功につながります。
グローバル企業の法務部門で働く企業内弁護士(インハウスロイヤー)には、B2レベル(英検準1級、TOEIC850点程度)の英語力が必要です。
例:トヨタ、ソニー、楽天、資生堂、外資系製薬・IT企業などの法務部門
インハウスロイヤーの業務では、英文契約書の確認・交渉、海外拠点との調整、役員向けの法務説明など、法律とビジネスの橋渡しとしての英語運用が求められます。特に、社内では法律に詳しくない他部署のメンバーとやりとりすることも多く、専門的な内容をわかりやすく英語で伝える力が重視されます。
また、海外とのやり取りでは、英語でのビジネスメール・会議参加・資料作成が日常的に発生します。法律文書だけでなく、社内向けの報告資料やリスク説明書なども英語で作成する機会が多く、読み手に合わせたトーンで明確に伝えるスキルが必要です。
企業内弁護士にとって、重要なのは「法律の正確性」だけでなく、「ビジネスの現場で機能する伝達力」です。そのため、契約書やレポートを英語で簡潔にまとめる練習や、社内会議での発言トレーニングなど、ビジネス寄りの英語運用力を鍛えることが鍵となります。
海外のロースクール(主にアメリカやイギリス)に進学するには、C1レベル(IELTS 7.0以上、TOEFL iBT 100点以上)のアカデミックな英語力が必要です。
例:ハーバード・ロースクール、コロンビア大学、LSE(ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス)、UCLAなど
ロースクールでは、全授業が英語で行われ、法律の講義内容を理解するだけでなく、ディスカッションへの参加、判例の読解、小論文(Legal Writing)の提出、期末試験の論述回答などが求められます。そのため、高度なリーディング・リスニング・ライティング・スピーキングの4技能が不可欠です。
特に重要なのは、法律用語を使って自分の意見を述べる力(アカデミック・スピーキング)と、厳密で論理的な英語による文章作成力(リーガル・ライティング)です。一般的な英会話力とは異なる、高度な表現力が求められます。
進学を目指す人は、IELTSやTOEFLのスコア提出に加え、パーソナルステートメント(志望動機書)やリサーチプランの作成も英語で行う必要があります。これらは入学審査の重要な判断材料となるため、事前の準備が必須です。
ロースクール進学を成功させるためには、英語試験対策と並行して、法律英語を用いた論述演習や判例読解トレーニングを通じて、実践的なアカデミック英語力を養うことが重要です。
国際機関やNGOで法務職として働くには、C1レベル(IELTS 7.0以上、TOEFL iBT 100点以上)の英語力が必要です。
例:国連(UN)、国際労働機関(ILO)、国際刑事裁判所(ICC)、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)、国際人権NGO など
これらの機関での業務は、国際法や人権法を扱う文書の作成・レビュー、各国担当者との調整、政策提言書や報告書の英語での執筆が中心です。法的な正確さはもちろんのこと、公的文書として通用するフォーマルで説得力ある英語表現力が求められます。
また、英語による会議参加・発言、交渉、現地職員との協働など、多国籍なチームの中で適切にコミュニケーションを取るスキルも不可欠です。特に、言語的な明瞭さと中立性を保った表現が強く求められる点は、他の職場と異なる特徴です。
国際機関で働くためには、語学試験のスコア以上に、「英語で成果を出せるか」が見られます。そのため、報告書や政策文書を英語で作成する練習や、模擬会議での発言トレーニングを行うことで、実務レベルの運用力を身につけておく必要があります。
国際社会で通用する法務人材を目指すなら、試験対策だけでなく、実践に根ざした“伝える力”と“書き切る力”を英語で養うことが成功のカギです。
アメリカやイギリスなど、海外で弁護士資格を取得するには、C1レベル(TOEFL iBT 100点以上、IELTS 7.0以上)の高度な英語力が必要です。
例:ニューヨーク州弁護士(NY Bar)、カリフォルニア州弁護士、イングランド&ウェールズ弁護士(Solicitor/Barrister)など
これらの資格取得には、現地のロースクール(JDまたはLL.M)を修了し、Bar Examなどの厳しい国家試験に合格する必要があります。特に米国では、大量の判例・法律文書の読解、試験での論述回答、模擬裁判でのプレゼンテーションなどが求められ、法律知識とともに専門的な英語での処理能力が問われます。
さらに、Bar ExamのエッセイセクションやPerformance Testでは、時間内に複雑な情報を整理し、英語で論理的かつ明確な文書を作成する能力が評価されます。これは単なる語学力ではなく、法的思考と英語表現力の融合が試される領域です。
海外で弁護士資格を取得し、実務に就くためには、アカデミック英語と法律実務英語の両面を高度に鍛える必要があると言えるでしょう。
国際弁護士として実務で必要とされる英語力について、業務別で解説していきます。
本章では、実務の中でも代表的な以下の6つの業務に着目し、それぞれの業務で求められる英語力について詳しく解説していきます。
それぞれの場面で求められる英語レベル(CEFR、TOEIC、英検目安)や、具体的な使用シーン、頻出フレーズを交えながら、実務に直結する英語力を体系的に解説していきます。
必要英語レベル:C1(CEFRレベル9)|英検1級|TOEIC 900点以上
国際弁護士の業務の中でも、英文契約書の作成・レビューは中心的な役割のひとつです。法律的な正確さだけでなく、表現のわずかな違いが大きな意味の違いにつながるため、非常に高度な英語力と読解力が求められます。
契約書の英語は独特の表現や構造(whereas, hereby, notwithstanding など)を持つため、日常英語とは異なる「契約英語」に慣れておく必要があります。条文の一語一句に責任を持ち、かつリスクを予測しながら英文で論理的に提案できることが、プロとしての信頼につながります。
必要英語レベル:B2(CEFRレベル7)|英検準1級|TOEIC 750〜850点程度
国際弁護士として仕事をする中で、英語でクライアントと話す機会は非常に多いです。相手が日本人であっても、クライアント企業が海外と取引していれば、英語での説明や相談対応が日常的に求められます。
大切なのは、法律の内容を難しいまま伝えるのではなく、「かみ砕いて」英語で説明することです。相手が法律に詳しくない場合でも、安心して判断できるように、丁寧に順を追って説明する力が求められます。
また、相手の不安や感情にも配慮しながら対応する「言葉の柔らかさ」も重要です。日本語での「空気を読む」力を、英語でどう表現するか——そこがプロとしての腕の見せどころです。
必要英語レベル:B2(CEFRレベル7)|英検準1級|TOEIC 750〜850点程度
国際弁護士の仕事では、クライアント企業や社内(上司・役員など)への報告書・説明資料を英語で作成する場面が頻繁にあります。法律的な内容を、専門家でない相手にもわかりやすく、論理的に整理して伝える力が求められます。
ここで重要になるのは、**「専門的な内容を、わかりやすくまとめる力」**です。法律用語に詳しくない相手にも、論点と結論を簡潔に伝えるための英語表現や構成力が求められます。
また、レポートや資料は「書きっぱなし」ではなく、相手の判断材料になるように組み立てることが大切です。そのため、「何が問題で、何を提案し、なぜそう考えるのか」を明快に説明できる英語力が求められます。
必要英語レベル:C1(CEFRレベル9)|英検1級|TOEIC 900点以上
国際案件では、契約条件の交渉やスケジュールの調整、相手方との合意形成など、英語での交渉・調整が不可欠です。書面だけでなく、会話の中で“駆け引き”ができる英語力が求められます。
この業務では、相手の意図を読みながら、妥協点を探る“バランス感覚”が求められます。単に英語が話せるだけでなく、相手を尊重しつつ、自社(または依頼者)の利益を守る交渉力が必要です。
また、交渉中の一言が誤解を生まないよう、丁寧かつ柔軟な表現で話す英語スキルも非常に重要です。特に外資系企業では、率直さと配慮のバランスが文化的にも重視されます。
必要英語レベル:C1(CEFRレベル9)|英検1級|TOEIC 900点以上
国際案件では、契約条件の交渉やスケジュールの調整、相手方との合意形成など、英語での交渉・調整が不可欠です。書面だけでなく、会話の中で“駆け引き”ができる英語力が求められます。
この業務では、**相手の意図を読みながら、妥協点を探る“バランス感覚”**が求められます。単に英語が話せるだけでなく、相手を尊重しつつ、自社(または依頼者)の利益を守る交渉力が必要です。
また、交渉中の一言が誤解を生まないよう、丁寧かつ柔軟な表現で話す英語スキルも非常に重要です。特に外資系企業では、率直さと配慮のバランスが文化的にも重視されます。
必要英語レベル:C1〜C2(CEFRレベル9〜10)|英検1級以上|TOEIC 950点以上相当
国際訴訟や仲裁手続では、英語での法的主張、証拠説明、証人尋問など、極めて高度な言語運用能力が求められます。形式や語彙、話し方まで「法廷仕様の英語」が必要となり、通常のビジネス英語とは一線を画します。
このレベルの業務では、単なる英語力に加え、英語での論理構築力・説得力・即応力が問われます。また、聞き手に与える印象や、言葉遣いのトーンまでが「弁護士としての信頼」に直結します。
加えて、法的な反論や矛盾を指摘する際には、丁寧ながらも的確に論理で詰めていく表現力が必要になります。そのため、ネイティブレベルの語彙・文法力だけでなく、「英語での法廷感覚」を磨いておくことが極めて重要です。
国際弁護士として実務で必要とされる英語力を身につけるには、一定以上の英語レベルが求められます。
私たちは、国際弁護士として業務を行うためには、最低でもレベル8(B2+相当)の英語力が必要と考えています。
本章では、英語が全く話せない状態(レベル1)から、国際弁護士として実務で十分に通用するレベル8に到達するまでの道のりを12段階に分けて示した「英語力ロードマップ」をご紹介します。
このロードマップを知ることで、「今の自分はどの位置にいて、次に何を学べばよいか」が明確になります。
まずは、以下のレベル1〜12までの表をご覧ください。
上記の表は、英語力を12段階で示したものです。
レベル1は「英語が全く話せない状態」、そしてレベル12は「ネイティブに近い英語力」を表しています。
なお、この12段階の英語レベルは、国際的な基準である「CEFR(セファール)」をもとに整理されています。
補足 |
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英語が全くできない状態からネイティブレベルに至るまでの12段階のロードマップについて、第2章では概要をお伝えしていますが、より詳しい内容については「Cefrという英語レベル表」をご覧ください。 各レベルの具体的な目安や、次に進むための学習ポイントを詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。 |
この記事を読んでいるあなたは、「国際弁護士として英語を使って実務をこなしたいけれど、自信がない」と感じている方かもしれません。現在の英語力は、おそらくレベル2〜3のどこかに位置しているはずです。
そうであれば、まずはレベル8(B2+)を最初の目標にしましょう。
レベル8に達すれば、英文契約書のレビュー、クライアントとの英語でのやりとり、簡単な報告書作成など、国際弁護士として基本的な実務を英語でこなせるようになります。
国際弁護士として高度な英語力を実務レベルで使いこなすためには、週に最低でも3回は英語で話すことを習慣化しましょう。英語力向上の鍵は、何よりも「英語を使う環境」を日常生活に定着させることです。
英語を話す環境を整える方法として、
・通学型の英会話スクール ・異文化交流会 ・海外研修・出張 ・日本国内で外国人の弁護士仲間を作る ・海外留学や海外ロースクールでの短期プログラム |
などが挙げられますが、
実際にはこれらは業務の忙しさや費用面から、継続することが難しいのが現状です。
その点、オンライン英会話レッスンであれば、自宅やオフィスなど好きな場所から、都合の良い時間を使って英語を話す習慣を継続できます。
特に国際弁護士は、早朝や深夜を問わず海外クライアントとの対応が求められることも多く、スケジュール調整が柔軟にできるオンライン英会話が理想的な学習手段となります。
だからこそ、短期間で確実に英語力を高めたいと考えている方には、まず自分のペースで継続できるオンライン英会話レッスンを強くおすすめします。
リーディング力は、国際弁護士として実務で必要な専門的語彙や表現、法律特有の文法構造を効率的にインプットするために重要なスキルです。
これらのインプットは、実際の法律業務において「正確かつ的確に伝えるための材料」となり、契約書作成や交渉、報告書作成時の表現力を豊かにする助けとなります。
一方で、日本人の英語学習者はリーディング力が比較的高い傾向にあります。特に法律分野の方は、専門的な文献や論文を英語で読む機会が多く、他の国の学習者と比べても得意分野と言えます。そのため、リーディング力への学習配分は全体の10%程度に留め、スピーキングやライティングといった実務直結のスキルに注力するのが効果的です。
判例資料や法律専門誌、国際契約書のサンプルなどを日常的に読む習慣を取り入れることで、実務で必要な語彙や表現の幅を広げることができます。短い時間でも継続的に専門分野のリーディングを行うことで、バランスの取れた実務的な英語力を確実に身につけていきましょう。
国際弁護士として高度な英語力を身につけるためには、添削付きの英語ライティング練習が非常に効果的です。この練習は、実務において必要な正確性、論理性、説得力を伴った英語の表現力を総合的に向上させることができます。
実際の業務では、契約書の作成、正式なメールでのやり取り、クライアントや他の専門家への報告書作成など、高い精度のライティングスキルが求められる場面が数多くあります。より自然で適切な法律英語の表現を身につけるためにも、この添削付きライティング練習を取り入れることを強く推奨します。
特に、英語学習を本格的に開始して6ヶ月目以降にこの練習を導入すると、目に見える成果が期待できます。一定のスピーキング習慣が身についた段階でライティングの訓練を始めることで、自分の考えや法的な論点をより明確かつ正確に伝えられるようになります。
私たちのスクールでのデータを見ると、添削付きライティング練習を始めた学習者の多くは、3ヶ月以内にライティング力だけでなくスピーキング力も著しく向上しています。このようにライティング練習は、英語での論理的な表現力や説得力を向上させるだけでなく、スピーキングやリスニング力にも相乗効果をもたらします。
プロフェッショナルな添削によって、自分では気づきにくい法的表現の誤りや表現の癖、微妙なニュアンスのずれなどを的確に指摘してもらえます。これにより、短期間で英語表現が洗練され、実務で自信をもって活用できるレベルに到達できます。
具体的な練習方法としては、実務を想定した短い法律文書やメール文を毎週作成し、添削を受けることがおすすめです。このプロセスを継続的に行うことで、国際弁護士として求められる実践的な英語ライティング力を確実に伸ばすことができます。
ライティングをする際、「何を書けばいいのかわからない」と悩む方も多いのではないでしょうか?そんなときにおすすめなのが、ジャーナリングという手法です。日常生活の出来事や考えたことを気軽に書き出すことで、ライティングの習慣を楽しく続けられるようになります。 ジャーナリングは、文章構成や内容にこだわりすぎる必要がなく、自然体で英語に触れられるので、特に初心者の方に最適です。ぜひ、以下のリンクから詳しい解説をご覧ください。 ▷ ジャーナリングでライティングをスムーズに始める方法 |
国際弁護士に求められる英語力を効率的に高めるには、特定のテーマについて英語で議論する練習が効果的です。この練習を「ディベート練習」と呼びます。
ディベート練習では、スピーキング力だけでなく、国際弁護士として必要な以下の3つの重要なスキルを同時に養うことができます。
No | 3つの効果 | 説明 |
---|---|---|
1 | 論理的思考力の向上 | 複雑な法律問題や案件について、自分の意見を筋道立てて明確に説明する論理構成力が強化されます。 |
2 | 説得力のある表現力の強化 | 証拠や論拠を示しながら、相手に自分の主張を受け入れさせる高度な表現力を磨くことができます。 |
3 | 深いコミュニケーション能力の向上 | 国際的な交渉や法的議論を通じて、微妙なニュアンスまで正確に伝え、相手の主張を理解しながら深いレベルで意思疎通を図るスキルが身につきます。 |
英会話レッスンでは、法律問題、国際情勢、ビジネス契約のトラブルなど、実務に直結するテーマを選び、英語でディベートを行いましょう。例えば、「Should intellectual property laws be standardized internationally?(知的財産法は国際的に統一すべきか?)」のようなテーマについて議論することで、実際の業務においても役立つ英語での議論力を高めることができます。
ディベート練習は、国際弁護士として高度なスピーキング力を身につけるために最適な方法です。特に中級から上級レベル(B2〜C1以上)へのステップアップを目指す方に強くおすすめします。
さらにスピーキング力を高めたい方へ |
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ディベートだけでなく、英語で「言いたいこと」を表現するための8つの勉強法を紹介しています。 詳しくは、以下の記事をご覧ください。 ▷英語で「言いたいこと」を表現するための最強のスピーキング勉強法8選 │ |
国際弁護士を目指すうえで、一定の英語力を「証明する」ことは避けて通れません。
就職・転職・留学・資格取得など、さまざまな場面で英語試験のスコアが問われます。
代表的なテストと目的:
テスト名 | 主な用途 | 目安スコア |
---|---|---|
TOEIC | 国内の外資系法律事務所・企業法務部など | 850点以上 |
IELTS Academic | 海外ロースクール(LL.Mなど)出願 | 7.0以上 |
TOEFL iBT | アメリカの大学・資格試験対応 | 100点以上 |
英検1級 | 総合的な高度英語力の証明(特に国内) | 合格 |
TOLES(法律英語) | 契約書・リーガル業務への適性証明 | 上級推奨 |
学習のポイント:
資格試験対策は、ゴールが明確だからこそ、短期間で集中して結果を出しやすい分野でもあります。英語力の証明を求められるシーンを見越して、戦略的に取り組んでいきましょう。
国際弁護士を目指すなら、海外のロースクールに進学することは非常に有効な選択肢です。英語で法律を学び、現地の学生や教授と議論を重ねることで、実践的な法律英語と国際的な法感覚が身につきます。
さらに、法廷見学やインターンシップを通じて、各国の法文化や実務を肌で感じることができるのも大きな魅力です。こうした経験は、将来国際案件に携わるうえで重要な土台となり、「語学力だけでなく、国際的な対応力がある人材」として高く評価されるポイントになります。
ただし、海外ロースクールに進学するには、入学前の段階で高い英語力が求められます。
多くの学校では、IELTS7.0以上またはTOEFL iBT100点以上が求められ、授業・資料・課題のすべてが英語で行われます。つまり、留学とは英語を学ぶための場所ではなく、“英語を使って法律を学ぶ場”だということです。
だからこそ、まずは日本国内で、法律英語・ディスカッション力・アカデミックな読解と表現力をしっかりと養う必要があります。
忙しい社会人が国際弁護士を目指すためには、限られた時間の中で最大の成果を引き出す、効果的な学習環境を選ぶことが重要です。
Aloha Englishでは、社会人特有の時間的制約や学習上の悩みに特化した、英語学習サポート体制を整えています。
なぜ、国際弁護士を目指す方にAloha Englishがおすすめと言える理由を、以下の5つの強みからご紹介します。
それでは、これらの強みについて、順番に詳しくご紹介していきます。
Aloha Englishでは、国際弁護士を目指す方に向けて、英語試験対策に特化したサポートを行っています。
法律そのものを教えるわけではありませんが、海外ロースクール入学に必要なIELTSやTOEFLなどのスコアアップを目指し、アカデミック英語、リーディング、ライティング、スピーキングすべてのスキルを徹底的に鍛えます。
これまで多くの生徒が、私たちの集中講座を通じて 短期間で+2.0以上のスコアアップ に成功し、海外ロースクール進学や国際案件へのステップアップを実現しています。
試験スコアだけでなく、その先の実務英語力にまでつながる学習を提供できるのが、Aloha Englishの強みです。
Aloha Englishでは、国際弁護士を目指す方に向けて、担任制によるマンツーマン指導を提供しています。
担任の先生があなたの目標(たとえば海外ロースクール入学、国際案件での業務遂行、外資系法律事務所への転職など)を丁寧にヒアリングし、現在の英語力を正確に分析したうえで、実務に直結する英語スキルを効率よく伸ばす学習プランを設計します。
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一人ひとりの課題や進捗に合わせて柔軟にレッスン内容を調整できるのも、担任制の大きな強みです。長期的な視点で、あなたの目標達成に必要な英語力を、着実に積み上げていくことができます。
Aloha Englishでは、英語指導の専門資格を持ち、豊富な実績を誇るプロフェッショナル講師が、国際弁護士を目指すあなたの英語学習をサポートします。
たとえば、Martin先生はTESOLやIELTSなどを含む16の英語指導資格を持ち、これまでにビジネス英語に関する実践的な指導を多数行ってきました。法律そのものの指導はできませんが、「契約書の読み方をサポートする英語表現」や「交渉時の言い回し」、「法律文書で使われる語彙の正確な使い分け」といった語学面の強化には確かな実績があります。
英語力を高めるうえで最も重要なのは、あなたの課題や弱点を正確に見抜き、それに応じた具体的なトレーニングを提供できることです。Aloha Englishの講師陣は、法律英語に求められる繊細な表現力や論理的な説明スキルにも対応した指導を行えるのが強みです。
「契約書を読む」「会議で発言する」「クライアントに説明する」——こうした現場で求められる力を、実践的に磨くことができるのは、経験豊かな講師による指導があってこそです。
国際弁護士を目指す上で、法律知識に加えて「相手に伝わる英語で話す力」は欠かせません。契約交渉や会議、クライアント対応といった実務の現場では、難解な法的英語だけでなく、日常的で正確な英会話力が基礎として求められます。
Aloha Englishでは、この「基礎的だけど実践的な英会話力」を徹底的に鍛えるカリキュラムを提供しています。
実際のレッスンでは、業務シーンを想定したロールプレイや、クライアントへの説明練習を通じて、英語を自然に口に出すトレーニングを行っています。
また、講師陣は「間違いを恐れずに話せる環境づくり」を重視しており、受講者が安心してアウトプットに挑戦できるよう、丁寧にサポートしています。
こうした基礎英会話力の強化は、国際弁護士として「相手に正しく伝え、信頼を勝ち取る英語力」の土台となります。自然に英語を使いこなせるようになることで、実務での影響力や説得力も確実に向上していきます。
国際弁護士を目指す社会人にとって、継続的な英語力の強化は避けて通れません。しかし、仕事や家庭との両立の中で、時間や場所の制約が大きなハードルになることも少なくありません。
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レッスンは毎日10時〜23時に対応しており、出勤前・帰宅後の時間帯でも受講可能。スマートフォンやパソコンを使えば、通勤中や出張先、休憩時間など、あらゆるスキマ時間を学習時間に変えることができます。
また、私たちが提供する学習管理の特徴は次のとおりです:
私たちが提供する学習管理のポイント |
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・毎回のレッスンに詳細なフィードバックレポートを提供 ・個々の課題に応じたカスタマイズ指導 ・自習時間も最大限活かせる課題設計 ・学習ペースを維持するための定期的な進捗確認 |
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これまでに培ってきたサポート実績と独自のノウハウをもとに、今あなたにとって最適な学習プランをご提案させていただきます。
国際弁護士を目指す上で、本当に必要なのは「テストの点数」ではなく、英語を実務で使いこなす力です。以下に、本記事の重要ポイントを章ごとに振り返りましょう。
1章:国際弁護士にはTOEIC800点以上が最低ライン |
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・TOEIC800点相当は「スタートライン」に過ぎない ・求められるのはスコアよりも「読む・書く・話す・議論する」力 ・実務では「正確さ」「説得力」「即応力」が重要 |
2章:目指すジャンルごとに求められる英語力は異なる |
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・外資系・国際案件・企業内・ロースクール進学などで英語力の基準が変わる ・目安はB2〜C1(TOEIC850〜950点、IELTS7.0以上) ・必要なのは「業務で使える英語力」:契約書作成、会議発言、メール対応など |
3章:実務別に必要な英語力も細かく異なる |
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・契約書 → 読解と文書作成の正確さ ・クライアント対応 → 丁寧でわかりやすい説明力 ・会議・交渉 → 論理性と即応力 ・国際仲裁 → ネイティブ並みの法廷英語とプレゼン力 |
Aloha Englishでは、国際弁護士を目指すあなたのために、担任講師によるマンツーマン指導を提供しています。今の英語力に不安がある方も、段階的に実務で使える英語力を身につける道筋を一緒に作っていきましょう。
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