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シフト勤務、夜勤、不規則な生活。そんな中で英語を身につけるなんて、自分には無理かもしれない——。
でも実際には、忙しい看護師のまま、約1年で英語を習得して海外就職を叶えた方たちがいます。
この記事では、Aloha Englishで実際に英語を学び、海外で看護師として働き始めた3名のナースにインタビューした内容をまとめました。3人とも渡航前の英語力はバラバラ。勉強法も違います。 でも、「捨てた勉強」と「残した勉強」には、驚くほど共通点がありました。
「自分にもできそう」と感じていただける内容になっていると思います。
ページコンテンツ
まずは、今回お話を聞いた3名のプロフィールをまとめます。
| 金子さん | Misatoさん | Atsutoさん | |
|---|---|---|---|
| 渡航前の英語力 | TOEIC 300点 | 中学英語レベル | 英検3級 |
| 年齢(渡航時) | 30代 | 20代 | 20代 |
| 渡航前の勤務形態 | 放射線科・日勤中心 | 病棟・3交代夜勤あり | 病院勤務・不規則勤務 |
| 学習期間 | 約14ヶ月 | 約12ヶ月 | 約15ヶ月 |
| 現在の働き方 | 日本のインターナショナルクリニックで勤務 | オーストラリアの看護師として勤務 | オーストラリアで看護師として勤務 |
| 渡航ルート | ワーホリ/看護インターンシップ など | ワーキングホリデー(ギリホリ) | ワーキングホリデー → AIN/Certificate III→ セカンドビザ取得のため地方勤務 |
3人に共通しているのは、「特別な語学センスがあったわけではない」ということ。 そして、「仕事を辞めずに英語を身につけた」ことです。
ここからは、お一人ずつ、どうやって1年で英語を習得したのかを見ていきます。

総合病院でシフト勤務をしていたAtsutoさん。「看護師の英語=医療英語」と思い込んでいた時期が長かったと振り返ります。
医療英単語の単語帳を買い込み、ひたすら暗記していた時期もあったそうです。IV、BP、CPR……。でも現場で本当に必要になったのは、もっと後だったと言います。
「海外の現場で必要なのは、医療英語というよりコミュニケーションでした。医療英語を使う機会は、想像より多くなかったんです」
| Aloha Englishでは、看護師の方が現場で使いやすいように、医療略語・医療単語をまとめた資料をご用意しています。 必要な方にはLINEからお送りしますので、 「医療単語リスト希望」 と一言メッセージを送ってください。 すぐに資料をお送りします。 |
専門用語だけ増えても、患者さんを安心させる一言や、やさしく説明する言葉が出なければ、現場では使えない。 だからAtsutoさんは、医療単語を増やす前に、日常会話の土台を作ることを優先しました。
Atsutoさんが「看護師に一番必要」と断言するのは、聞き取る力です。
「頼まれたことをすぐ理解できて、すぐ動ける。これができるだけで、現場での印象が全然違います」
1日5分でもいいから、現場で使うフレーズ音声を聞いて、1回だけ口に出す。このシンプルな習慣を、渡航前の半年以上続けました。
もう一つ、Atsutoさんが重視したのは「単語が出なくても止まらない力」。
知らない単語に出会った時、言い換えの型を3つ決めていたそうです。
「正しい一語を探し続けるより、会話を止めないことの方が100倍大事です」
「話す練習と同じくらい、聞く練習を。聞けるようになると、話すのが一気に楽になります」

放射線科でCTやMRIの検査を担当していた金子さん。外国人患者さんの対応を任される機会が増える中で、「英語が話せないこと」が大きなストレスになっていました。
「今のままでは、この先もずっと同じ不安を抱えたまま働くことになる」
そう感じたことが、本格的に英語に取り組むきっかけでした。
最初はオンライン英会話のレッスン録画を何度も見返し、全部書き起こしてノートにまとめていました。
「すごくいい勉強法だと思うんです。でも、めちゃくちゃ時間がかかる。しんどくなって続かなかった」
そこで切り替えたのが、「メモして後で調べる方式」。 レッスン中に分からなかった表現だけを3つほどメモして、後でサッと調べる。完璧を手放した瞬間から、逆に続くようになったと言います。
金子さんが意識したのは、「広くやらないこと」。
放射線科のCT・MRIの問診は、聞く内容がほぼ決まっています。だからこそ、「その問診だけは、どんな時でも口から出せるようにする」と決めていました。
案内 → 着替え → 検査 → 終了時の“Take care”まで、金子さんが口から出せるようにしたのは、この一連の流れだけでした。
| 案内:“This way, please.” 着替え:“Please change into this gown.” 検査前:“Try to stay still during the scan.” 終了:“All done. Take care.” |
ある日、外国人患者さんから検査後に “Thank you so much, you made me feel so safe.” と言われた時——。
「自分の英語で、患者さんを安心させられた。この瞬間、英語をやってきて良かったと心から思いました」
その経験が、海外で働くという次のステップへの大きな後押しになりました。
「“完璧に話せるようになってから現場に出よう”だと、一生その日は来ません。使いながら覚える方が、ずっと早いです」

Misatoさんは、中学英語レベルからのスタートでした。病棟勤務で3交代夜勤あり、という多忙な環境。 独学でテキストや動画を使って勉強していたものの、「知識は増えるのに、話そうとすると言葉が出てこない」状態が続いていました。
単語を覚える、文法を学ぶ、動画を見る。ここまでは進むのに、話す練習がないまま時間だけが過ぎていきました。
「独学で一番良くなかったのは、アウトプットがないままインプットだけを続けていたことだと思います」
知識は増えても、現場で使える形にならない。これに気づいた時、勉強のやり方を根本から変えたそうです。
Misatoさんが取り入れたのは、「アウトプット前提の練習」でした。
この流れを繰り返すことで、自分の弱点が具体的に見えるようになりました。発音なのか、文の組み立てなのか、詰まる場所なのか——。
「“なんとなくできない”が“ここができない”に変わると、対処できるようになります」
ただ、ChatGPTでは発音や表現の確認まではできますが、実際の会話で自然に伝わるかまでは分かりにくい部分があります。そこでレッスンでは、先生に話を聞いてもらい、詰まった部分の言い換えや自然な表現をその場で直してもらいました。
以前は「間違えたら恥ずかしい」と思って口数が減っていたMisatoさん。今はこう言います。
「間違ったことを言っても、直してもらえた方がラッキー。どんどん間違って、どんどん話すのが一番の近道でした」
レッスンの目標も、「正しく話す」ではなく「2回は直してもらう」に変えたそうです。
「完璧を目指すと止まります。7割でいいから、口に出す。これだけで景色が変わります」

3名それぞれ、勉強法もバックグラウンドも違います。 でも、インタビューをまとめていくと、驚くほど共通している習慣が見えてきました。
3人とも、「英語に触れない日」を極端に嫌っていました。
金子さんは「忙しくて時間がない日も、気持ちは英語に近くあった」と話します。薄田さん(今回は詳細割愛)も「2〜3日やらないと、そのまま止まってしまう」と感じていたそうです。
1分でもいい。単語を3つ見るだけでもいい。 ゼロにしないことが、再開のハードルを下げる一番のコツです。
全員が、最初は「完璧にやろう」として挫折しかけていました。 そして全員が、「分からなかったところ3つだけメモ」という形に落ち着いています。
覚えた単語や文法を、すぐに「使う場面」とセットにする。 1単語覚えたら1文声に出す。このひと手間が、インプットだけの勉強から抜け出す分岐点でした。
広くやらない。自分の現場で一番使う10場面だけに絞り、そこだけは完璧にする。 3人とも、この「絞る勇気」を持っていました。
責任感の強い看護師ほど、「できない自分」を責めがちです。 でも、伸びた人たちは全員、「やらない日があっていい」「間違っていい」と自分に許可を出していました。
勉強記録は「できなかった日」ではなく「戻れた日」を書く。
この考え方の転換が、1年続ける上で大きな支えになっていたようです。
3名のインタビューから見えてきたのは、「才能ではなく、やり方と継続」というシンプルな事実です。
| ①渡航前の英語力は、バラバラ ②勉強にかけられる時間も、バラバラ ③でも、「捨てる勇気」と「続ける形」を持っていたのは、全員共通 |
「英語を話せるようになってから、海外就職を考えよう」ではなく、 「海外就職を前提に、今日の1分を積み上げる」。
このマインドセットの違いが、1年後の景色を大きく変えます。
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