• 英会話
  • 公開: 2026.06.07 更新:2026.06.04

せっかく留学したのに英語が話せない人が、今から伸ばす2つの方法

留学後に英語が話せないと悩む人向けのアイキャッチ画像。ノートとパソコンを前に考え込む人物の写真とともに、「せっかく留学したのに話せない人が、今から英語を伸ばす2つの方法」という見出し、「言い換えスキル(パラフレーズ)」と「クイックレスポンス」の2つの方法が大きく配置されている。
  • 「せっかく時間もお金もかけて留学したのに」
  • 「現地で生活したのに、思ったほど話せるようになっていない」
  • 「むしろ帰国してから、自分の英語力の中途半端さを痛感した」

そんなふうに感じている方もいるのではないでしょうか?

でも、最初にお伝えしたいのは、留学したのに英語が話せないことは、決して珍しいことではないということです。特に留学経験者は、「英語を勉強していない人」ではありません。むしろ、ある程度やってきたからこそ、話せないことがつらいのです。

では、ここからどうすれば英語を話せるようになるのでしょうか。

この記事では、まず「留学中に得たものは無駄になっていない」という前提を整理したうえで、留学経験を会話力に変えるための2つの方法を解説します。

ぜひ最後までご覧ください。

1.あなたが留学中に得たものは、無駄になっていない

留学経験者向けに、留学中に得た英語の土台は無駄ではないことを伝えるアイキャッチ画像。考え込む人物の写真とともに、「あなたはゼロからではなく、埋もれた英語の土台を引き出す段階です」というメッセージと、「英語の音を聞く耳」「英語に触れる慣れ」「伝えようとした経験」「会話に入る度胸」「通じた経験・悔しさ」という5つの土台がアイコン付きで示されている。

あなたが留学中に得たものは、決して無駄になっていません。たとえ今、思うように話せなかったとしても、留学中の経験の中で、あなたはすでにたくさんのものを身につけています。

たとえば、

① 英語の音を聞く耳
② 日本にいた頃よりも英語に触れることへの慣れ
③ 英語で伝えようとした経験
④ 完璧でなくても会話に入ろうとした度胸
⑤ 通じた経験と、通じなかった経験の両方

こうしたものは、テストの点数のように目に見えにくいですが、確実にあなたの中に残っています。

つまり、あなたはゼロからやり直す段階にいるのではありません。今いるのは、留学中に得た力を、もう一度使える形に引き出す段階です。英語が話せるようになる人は、まったく新しい才能を身につけているわけではありません。すでに持っている知識や経験を、会話で使える形に変えていっています。

あなたの中には、すでに英語を伸ばすための土台があります。あとは、それを埋もれたままにせず、話せる力として使い直していくことが大切です。 

言い換えスキル(パラフレーズ)
言いたい単語が出てこなくても、知っている言葉で伝える力。

クイックレスポンス
相手に聞かれたときに、短くてもすぐに反応する力。

次の章から、この2つを順番に解説していきます。 

2. (ステップ1)言い換えスキル(パラフレーズ)

留学後に英語が話せない人向けに、言い換えスキル(パラフレーズ)の大切さを伝えるアイキャッチ画像。考え込む人物の写真とともに、「言い換えスキル(パラフレーズ)」という大きな見出し、「完璧な単語を出すことではなく、一度簡単な日本語にしてから英語にすれば伝わる」というメッセージ、そして「難しい英語が出てこない→まずは簡単な日本語にする→それを英語にする」という流れがシンプルに配置されている。

留学したのに英語が話せない人にまず足りないことが多いのが、言い換えスキルです。英語が止まってしまう人は、頭の中でこうなりがちです。

「この単語、英語で何て言うんだっけ」
「ぴったりの表現が出てこない」
「分からないから止まる」

でも実際の会話では、毎回ぴったりの単語が出てくるとは限りません。むしろ、英語が話せる人ほど、知らない単語があっても知っている言葉で言い換えて会話を続けています。

たとえば、留学中の出来事を英語で話していて、「送別会」という言葉が出てこなかったとします。このときに大事なのは、最初から「送別会=farewell party」と正確に言おうとしすぎないことです。

話せない人ほど、頭の中で難しい日本語をそのまま英語にしようとして止まってしまいます。でも実際の会話では、一度簡単な日本語にしてから英語にするだけでも十分伝わります。

留学中に英語が出てこないときの考え方を説明する図解。『送別会』という言葉を、まず『さよならのパーティー』『帰る前のパーティー』『友達が帰る前にやるパーティー』など簡単な日本語に置き換え、その後『goodbye party』『a party before he goes back』『a party for my friend before leaving』のような英語に言い換える流れを、リアルな人物写真付きで示している。

このように、知っている単語で言い換えれば、会話は止まらずに続けられます。留学したのに話せない人に必要なのは、難しい単語を全部覚えることよりも、簡単な言葉で言い換えて伝える力です。

こうした練習をしていくと、「分からない=終わり」ではなく、「分からなくても別の言い方でいける」という感覚が育っていきます。

3. (ステップ2)クイックレスポンス

留学後に英語が話せない人向けに、クイックレスポンスの大切さを伝えるアイキャッチ画像。会話する2人の人物写真とともに、「クイックレスポンス」という大きな見出し、「大事なのは、すぐに反応すること!」というメッセージ、質問例と3秒以内に返すことを示す時計のイラストが配置されている。

もう1つ、留学したのに英語が話せない人に必要なのが、クイックレスポンスです。これは、相手に何か聞かれたときに、すぐに反応する力のことです。英語が話せないと感じる人は、知識がないというより、返事が遅くなってしまうことがよくあります。

たとえば、

“How was your weekend?”
“Why did you study abroad?”
“What do you do for work?”

こうした質問に対して、頭の中では何か考えていても、実際には言葉が出るまでに時間がかかる。その間に焦って、さらに出てこなくなる。この状態になると、「自分は話せない」と感じやすくなります。

でも会話で大事なのは、最初から完璧な答えを作ることではありません。まずは、すぐに反応することが大切です。

留学経験者向けに、英語のクイックレスポンスを鍛える方法を説明する図解。左側に「What did you do today?」「Why did you study abroad?」「What was difficult about living abroad?」「What are you working on now?」という質問例、中 央に「まずは1文でいいので即答する」「大事なのは3秒以内に何か返すこと」というポイント、右側に「I worked all day.」「I studied abroad in Australia.」「It was difficult to speak English every day.」「I’m working on improving my English.」という短い返答例と会話する人物写真が配置されている。

少しシンプルな英語でも、すぐに返せる人は「話せる人」に見えます。

このように、まず反応する。この練習を積むことで、会話への苦手意識はかなり減っていきます。 

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記事の監修者情報

【松本兼頌(Matsumoto Kensho)】

英会話コーチング歴は10年以上。これまでに300人以上の英会話学習者をサポートし、スピーキング力の向上や転職成功といった多くの成果を実現してきました。特に、初心者が陥りやすい失敗や学習のつまずきポイントを熟知。その経験をもとに、「どうすれば英語が話せるようになるか」を具体的かつ実践的に解説しています。日常英会話からビジネス英語まで幅広く対応し、スピーキング・発音・リスニングに重点を置いて監修しています。

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