独学での英語習得は無理?|よくある勘違いと失敗しない効果的な学習対策
英語を独学で習得したいと思っても、英会話スクールや留学など英語を教えてもらう相手がいないと無理と感じる人も多いのではないでしょうか。
英語の独学が無理とお悩みの方へ、英会話講師より独学のノウハウをこちらのページで解説します。これまで、英語学習を試しても上達しなかったり独学の正しい方法が分からない方でも実践の手順を理解できるようになります。
- そもそも英語の独学が無理だと感じる理由
- 英語の独学で本当に上達するのか?
- 具体的な独学の実践ステップ
などを確認できれば、英語習得は独学でも可能だと感じていただけます。
ページコンテンツ
1.英語の独学が無理だと思ってしまう理由
最初に、英語の独学で挫折してしまったり失敗する前から無理なのでは…と感じる理由を説明します。
英語の習得には興味があり、「仕事で英語ができるようになりたい」キャリアアップや「海外の長期滞在が今後の夢」であるライフプランなど、英語で実現したいことがあっても独学の壁にお悩みの方もいるでしょう。
1-1.独学での学習成果が出ない
これまで自分で参考書やアプリなどで英語の独学を試しても、成果が出ないことも多いですね。時間をかけて勉強をしても英語を話せないのであれば、無理と思うのもよく分かります。
ただ、学習成果が出ない=英語での独学習得は無理ということではなく、正しい勉強方法を取らなかった原因もあるでしょう。本ページでも、英語習得の学習ポイントを詳しく説明していますので続けて読み進めてみてください。
1-2.英会話の習得=英会話スクールや留学が必須だと感じる
英会話の習得では一般的なイメージとして、英会話スクールや海外留学の選択肢がありますね。最近ではオンラインで気軽に受講できる英会話スクールが増えており、英語がペラペラになるには必須だと考える人もいるでしょう。
しかし、独学が無理なら英会話スクールや留学に頼るといった考え方は要注意で、基本的には独学ができない人は英会話も習得できません。この辺りも以下を読み進めていただくと、ご理解できるかと思います。
1-3.誰かに教えてもらわないと英語を話せるようにならないと思う
初心者にとって英語学習は不安で、先生がいないと英会話ができないと感じるのではないでしょうか。独学は一人で進めるもので、間違ったやり方をしてしまうと時間の無駄にもなります。
そこで当サイト・Aloha English英会話ではレッスンでの指導だけでなく、独学で英語習得を頑張る人向けに、このようなコラム記事から学習方法のノウハウを紹介しています。英語の指導者が欲しいという方は、ぜひご参考いただけますと幸いです。
2.独学での英語習得が無理だと思ってしまう失敗事例
具体的に、独学での英語学習が辛く無理に思ってしまう事例も以下でまとめました。英会話の憧れはあるものの、独学で挫折すると嫌いになったり苦手意識も強くなるでしょう。
2-1.正しい独学の方法を知らない
ありがちなのは、効果的な独学の方法を知らないケースですね。社会人が必要な英語スキルが身に付かず、独学が無理だと思ってしまいます。
受験勉強のような覚え方では英語を話せない
英語の独学で「まずは大学受験の時に使っていた英単語帳から復習しよう」とか「基本的な文法を学習しよう」など、基礎から覚えようとする初心者もいます。
確かに、英会話の習得では文法や単語などの知識は必要です。ただ、社会人になってから必要な英語スキルは会話やメールなど、コミュニケーションとしてのスキルです。英語を聞く、話すことを目的とする場合、受験勉強だけは通用しません。
言語を話すまでの過程や必要なスキル・アウトプットの重要性を把握していない
学校で習った英語と、話すスキルが身に付く英語ではそれぞれ勉強法が異なります。特に、独学が無理で挫折する人の多くが、英語を話すまでの学習ステップ・アウトプットの対策が抜けています。
第二言語習得理論のポイント・解説ページでも取り上げていますので、あわせてご参考ください。
2-2.自分の英語レベルを確認しないまま無計画で進めている
英語の独学を始める時、皆さんは何から着手しましたでしょうか?
よくあるのが、参考書など教材探しだったりおすすめの英会話スクール選びなどですよね。それも間違ってはいませんが、一番大事なことで自分の英語レベル確認を無視している人も多いのではないでしょうか。
英語のレベルチェックは重要で、自分の英語力に合う独学は何かしっかり判断するべきです。
- リスニングができていないのに、スピーキングの表現対策ばかりする
- 基本的な文法・構文の復習が必要なのに気付いていない
- 全く英語ができない…と感じているが、実は英語の基礎やリスニングは対応できている
など、実際の英語力と認識のズレが起きてしまうと、効果的な学習対策が難しくなります。
2-3.モチベーションが続かず短期間で独学を諦めてしまう
英語学習の意欲・モチベーションも忘れてはいけない要素です。英語の独学方法を知って実践しても、長続きしないと成果は出ません。
英語が嫌いになる原因とは?の解説ページでも取り上げていますが、英語への苦手意識があると勉強の効率が悪くなります。独学が無理と感じるのは短期間でのギブアップがほとんで、長期間の学習を継続するためのモチベーション維持は欠かせません。
3.英語の独学は無理ではない?|初心者によくある勘違いと独学のメリット
英語の独学について上記ではネガティブ内容を中心にご紹介しましたが、実際では絶対無理ということはなく、正しい英語学習の認識を持てば積極的にチャレンジできます。
3-1.英語が話せる人の大半が独学で対策している
英会話ができる方は、基本的に独学での対策をしています。英会話や留学など実践的な方法もありますが、自主的な学習時間の方が割合的に多くなります。
英文法や単語のほか、リスニングやスピーキング対策もできる人は独学での勉強ができています。仮に英会話スクールや留学経験のある方でも、独学を積み重ねていますね。
3-2.英会話スクールや留学だけでは英語を話せるようにはならない
さらに深掘りすると、英会話スクールや留学だけに頼るのは良くない考え方で、独学ありきの対策となります。
英会話スクールに通っても独学ができなければ上達しない
英会話スクールでは基本的にアウトプットや会話表現を教えてもらったり、普段の英語学習に関するアドバイスなども参考になります。
ただ、英語で話せるようになるためには英会話スクールでの予習・復習などの振り返りや、英会話講師からのアドバイスを活かした独学も続けないと上達しません。オンライン英会話で上達しない人の多くが、独学での勉強不足です。
英会話スクールや留学で成功する人は必ず独学で基本を学習している
そのため、英会話スクールをこれまで試してみても英語を話せるようになれない方は、独学からの見直しが大事となります。
英会話スクールや留学を否定している訳ではなく、英語上達の前提として独学での努力が必要になると認識していただけますと幸いです。
3-3.英語は独学から対策するべき|学習メリット
また、英語の独学では以下のようなメリットがあり、初心者の方は英会話スクール選びよりも独学を優先的に取り組むといいですね。
自分のペース・課題にあわせて学習を進められる
英語の独学対策では、自分が苦手としている単元の勉強など優先して進められます。英会話スクールだと決まったカリキュラムがあったり、フリートークだけで終わってしまうこともあるので、思い通りの学習ができない可能性もあります。
英文法など基礎が不安な方は、独学からコツコツ進めるのが確実です。
英会話スクールの費用が気になるなら独学がおすすめ
英会話スクールで懸念されるポイントで、経済的な負担もあるでしょう。月1~2万円ほどの出費が気になるようであれば、無理に英会話スクールに通うこともありません。
費用をかける=絶対に英会話力をつけるモチベーション向上といった考え方もありますが、独学であればいつでも調整ができます。いろんな勉強法を実践できる良さもあるので、無理に英会話スクールを検討することもないでしょう。
4.効果の出る英語独学の方法・学習ステップ
実際に一から英語学習に取り組む場合、以下のステップを参考にしてみてはいかがでしょうか。独学が無理で不安という人でも、着実に英語力が上がるための対策となります。
4-1.語学習得のコツや流れを知る
すぐ学習を始める前に、まずは英語習得までに必要なことを把握するべきです。
英語を話せるようになるためのメカニズム・スキルを把握
日本人が英語を話せない要因として、第二言語習得としての課題を知らないことが挙げられます。特に日本の英語教育では、文法や読解などインプット学習が重視している一方で、英語を話すアウトプットは不十分です。
- 英会話に必要なスキルは?
- アウトプットとインプット、それぞれの学習はどれだけ重要?
- 英語を話すために必要な考え方は?
などのメカニズム・理論を理解することが最初のステップです。言語学者による学習理論も実践的で、クラッシェンのモニターモデル(5つの仮説)が特に有名です。
英語初心者は何から始めるべきか?|学習のスタートを知る
上記と関連して、英語初心者が最初にどのような勉強からスタートするべきかも確認しておきましょう。
逆に、英語初心者にとって聞き流しや英会話スクールなど、あまり学習効果が見込まれない対策もあります。スタートダッシュを間違いないように、以下記事も参考にしてみてください。
4-2.自分の英語レベルを客観的に知る|英語力チェック
続いて、英語のレベルチェックを必ず行います。今の英語力を客観的に分析するだけでなく、今後の英語独学の目標になります。例えば「今のTOEICのスコアが450点だったから、半年後目安で600点くらいの英語力はつけたい」など、現実的な目標を決められると学習を継続できます。
英語力の診断ではTOEICのほか無料でできる英語のレベルチェックを参考に、まずは自分の英語力を客観的に確認してみましょう。
4-3.インプット型の独学・英語学習を実践
初心者向けの英語学習では、基礎知識をつけるインプット型の独学を優先的に行います。
英語が苦手な人は中学英語からのやり直し
英語が無理だと感じる人は、レベルの高い勉強を想定する傾向にあります。ただ、日常生活レベルの英会話であれば、特別難しい知識は必要とせず中学英語が理解できれば問題ありません。
一からの英語学習でやり方が分からない人は、中学英語からやり直す方法・学習対策をお読みいただけますと幸いです。
英語を話せるようになるには文法など基礎学習が大事
中学英語の知識を具体的にいうと、時制などの文法や五文型と言われるような構文、英単語などがあります。これらの英語理解が備われば、リスニングやスピーキングでも対応できるようになりますね。
英語の文法を効率良く学習する方法など、関連ページにてノウハウを確認できます。学校の英語が苦手だった方も、コツをおさえれば勉強を進められますのでぜひご参考ください。
4-4.アウトプット型の独学で実用的な英語スキルを習得
インプット学習をある程度進められたら、英語表現の練習・アウトプット学習も積極的にしておきましょう。
ライティングで英語表現の対策
すぐ英会話の実践が難しいという人は、ライティングでのアウトプット練習がおすすめです。英語日記やSNSの投稿を通して、英語表現に慣れるといいでしょう。
また、独学で確認した英文法や単語を覚える機会になり、ライティングで積極的に使うことで理解度が高まります。インプットと相性の良い学習対策ですので、関連記事もぜひ読んでみてください。
スピーキングも独学で発音など上達できる
アウトプットで重要なスピーキング学習は、基本的にリスニングスキルを上げる目的と一致します。英語の聞き取りをした上で発声して、発音やイントネーションを体得します。
そのため、スピーキングが苦手という方は発音やリスニング対策が大事になり、さらに言うとリスニングでの英語理解ではリーディングの読解能力や英文法などの基礎知識などが必要です。
インプットとアウトプットで分割して説明はしていますが、実際の英語学習ではインプットとアウトプットは相乗関係にあり、バランス良く独学をしていくことで上達スピードが速くなります。
5.英語の独学を無理なく続けるための対策・計画の立て方
英語学習のステップについて説明しましたが、加えて英語の独学を無理なく続けるための目標・計画の立て方も知っておくといいでしょう。
5-1.英語学習の目標設定を明確に
英語の独学で無理だと感じてしまう方は、英語学習=英語を話せるまで終わりのないゴールといった絶望感もあるかもしれません。
ですが、実際は英語の完璧な習得だけがゴールでなく、具体的な活用イメージの実現やコツコツと継続できるための中間目標など、細かい計画の方が望ましいです。
英語習得で求めていることを具体化することでモチベーション向上に
ただ英語を話せるようになる(メリット)ではなく、英語を話せることでどのような強み・良さ(ベネフィット)があるか、具体的に考えるとモチベーションが上がるでしょう。
- まずは1フレーズでもいいのでネイティブに自分の英語を伝える
- 好きな海外アーティストの洋楽が聞き取れるようになる
- ビジネスシーンでの英語チャットを自分一人で対応する
簡単なことから結構な強みになるシーンまで、幅広くイメージすると「今の自分は20%ほどの達成感がある」など、継続して進められるマインドになるでしょう。
まずは1日・1週間単位の学習計画を立てて達成する
学習の継続では、1日40~60分・1週間で6時間などの細かい目標設定が現実的ですね。
英語学習が無理だと思ってしまう人は、1日に2〜3時間と勉強量を多く想定しまうことで、独学を諦めてしまいます。
英語の習得では短い時間でも継続することがまず大事ですので、「今日は40分の英語学習を達成できた!」とか「残業もしていたけど、YouTubeでリスニング対策した自分は偉い!」など、一日ずつ英語と向き合う時間を取れることだけでも素晴らしいことだと思っても良いでしょう。
5-2.独学でおすすめの教材を活用して隙間時間でコツコツ学習
独学で無理なく英語学習を続けられる人は、アプリなどを使った隙間時間の勉強が上手ですね。
英語学習アプリで幅広いスキルが身に付く
独学の英語教材では参考書や単語帳のほか、アプリがおすすめです。最近の英語学習アプリでは無料で使える高品質のものが多く、リスニングのほか長文読解や英文法学習など幅広く対応できます。
- ゲーム感覚で英語学習をしたい
- 参考書を読んでも英語の発音・聞き分けができない
- 30分以上の長時間学習がしんどいから短く勉強をしたい
といった際にはアプリが活用できます。ビジネス英語学習で使えるアプリなど、関連記事で紹介しています。
YouTube動画でリスニングやスピーキング対策
英語を聞く・話すトレーニングではYouTube動画にも、優秀や教材が数多くあります。
ネイティブによる高レベルなスピーチを視聴できるほか、初心者向けのYouTubeチャンネルもあります。有名や洋画・海外ドラマを参考にレッスンをするような分かりやすいコンテンツもあるので、好みにあわせて選ぶといいでしょう。
5-3.英語の独学で困ったら英会話スクールの活用もおすすめ
また、英語の独学で不安なことがあったり、どうしても一人で継続することが難しいようであれば英会話スクールによるサポートが役立ちます。
独学での正しい学習方法や課題を教えてくれる
英会話スクールでは、ただ英語のレッスンを受けるだけでなくカウンセリングによる相談やレッスン中でのアドバイスで、適切なサポートを受けられるところがおすすめです。
逆を言えば、フリートークだけのオンライン英会話では懸念もあり、正しい学習方法や課題感を教えてもらえずただただ英語で話すようなレッスンだと、初心者にあまり向いていないかもしれません。
初心者は日本人講師・中級者以上は外国人講師のレッスンで上達しやすい
また、英会話スクールでは日本人講師と外国人のネイティブ、どちらかのパターンが主流ですが初心者の方は、バイリンガルの日本人講師と話せるレッスンがおすすめです。
まずは日本語で気軽に質問できるバイリンガルの先生が学習しやすく、日本人が苦手としている英語の課題と対策も教えてくれます。ネイティブとの英会話レッスンは、日本語講師とのコミュニケーションが慣れてきた段階でもいいでしょう。
6.英語の独学は無理ではない!|正しい学習方法を知れば継続できる
英語の独学についてこれまで絶対無理だと思っていた人でも、やり方・考え方次第ではどうにでもなります。正しい英語の学習方法を把握して、英語を話すために必要なスキルを磨けば上達するでしょう。
- 焦らず、まずは自分が英語を習得する目的とレベルチェックから始める
- 第二言語を習得する理論・必要な技能を把握する
- インプット学習とアウトプット学習をバランスよく独学で実践する
といったポイントを理解すれば、苦手だった英語の独学も継続できます。「英語学習方法について、もっとよく知りたい!」とか「はじめに自分はどうすれば…?」など、学習ステップにまだ不明な点がある方は、以下の関連記事も役立ちますのでぜひお読みくだだい!
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