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バイリンガルとトリリンガルの違い・強みを解説|トリリンガルになるポイント

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バイリンガルとトリリンガルの違い・強みを解説

トリリンガル(Trilingual)は3言語を使うことができる人であり、2言語を話せるバイリンガル(Bilingual)と対比されることがあります。習得している言語数以外でも違いがあり、トリリンガルではビジネスでの重要度が高かったり、3言語目の習得が早いなどのメリットもあります。

  • トリリンガルを目指す理由
  • トリリンガルになるためのポイント
  • 3言語目の選び方、便利な言語

などを解説しますので、多言語の学習に興味がある方やトリリンガル・バイリンガルの違いを確認したい方はぜひご参考ください。日本語以外を話せない方は、まずはバイリンガル(2言語の習得)を目指すべきですが、継続的な言語学習で3言語目を使えるようになるでしょう。

1.トリリンガル(トライリンガル)とは?|定義や脳の仕組み

トリリンガルの基本的な情報とあわせて、3言語を話せる脳の仕組みや4言語以上を話せる人の言い方など最初にご紹介します。

なお、「Trilingual」の英語発音は「トライリンガル」という言い方が正確ですが、日本語では「トリリンガル」の表記が一般的ですので、本ページでもこちらで言い方を統一します。

1-1.トリリンガル(trilingual)は3言語話者

トリリンガルの説明

トリリンガルは3言語の話者を意味して、例えば母国語が日本語であれば英語と中国語の2言語を話せるとトリリンガルだと言えます。

対して、母国語しか話せない方はモノリンガル、2言語を話せる方はバイリンガルと言います。それぞれ、数を示す英単語の接頭辞でルールがあります。

  • 1を示す接頭辞:uni・mono(モノリンガル)
  • 2を示す接頭辞:bi(バイリンガル)・twi
  • 3を示す接頭辞:tri(トリリンガル)
  • 4を示す接頭辞:tetra・quar
  • 5を示す接頭辞:pent,・quintet

リンガルはlingua(言葉)という意味があるので、1つの言葉・2つの言葉・3つの言葉というニュアンスから呼称が決められています。

1-2.4ヶ国語以上話せる人は何て言う?

同じように、4言語を話せる方にも「クワドリンガル」という呼称があります。これも「quar」の接頭辞がついた言葉ですね。

また、4ヶ国語以上を話せる方だと、より多くの言語という解釈から「マルチリンガル」や「ポリグロット」という言い方もあります。poly(多くの)とglot(〜ヶ国語)という意味から、ポリグロットという名称が付けられています。

1-3.トリリンガルの世界人口は13%

海外の調査データによると、トリリンガルの世界人口は13%いるとされており、全体のデータは以下の通りです。

トリリンガルの世界人口

  • 1言語(モノリンガル):40%
  • 2言語(バイリンガル):43%
  • 3言語(トリリンガル):13%
  • 4言語(マルチリンガル):3%
  • 5言語以上;1%以下

▷参考:ilanguages.org

世界的には1割以上の方が3言語を話せます。さらにバイリンガルも含めると半数以上となるため、複数言語の利用は割と当たり前だと言えるのではないでしょうか。

一方で日本国内でのバイリンガル・トリリンガルの人口は少ないと思われます。世界各国の英語能力を診断する「EF EPI英語能力指数」では、2021年のデータで日本は112ヵ国中78位と低く、他のアジア諸国と比べても英語力が低いですね。

日本の英語教育における問題点

2.バイリンガルとトリリンガルの違いまとめ

バイリンガルとトリリンガルの傾向は基本的には同じで、言語習得に向いている脳の作りとなっています。

頭の回転が速く、マルチタスクに対応できる特徴がありますが、特にトリリンガルで優れているポイントを以下でまとめました。

バイリンガルの脳の仕組み・優れているポイントを解説

2-1.トリリンガルは職場・ビジネスでより重宝される

トリリンガルの強み

複数言語を使える人材は企業やビジネスシーンでの需要が高く、グローバル化が進む社会においても大きな強みになるでしょう。

日本語と英語を話せるバイリンガルも活躍の場は多いですが、さらに中国語や台湾語などを習得しているトリリンガルは貿易や海外営業など、グローバル企業でより必要とされます。

2-2.バイリンガルより言語を短期間で習得できる

トリリンガルの言語学習

使える言語が多いほど、新しい言語を短期間で習得できるメリットもあります。言語脳科学などの教授による実験結果によると、バイリンガルよりもトリリンガルの方が、新しい言語への順応性が高いとされています。

▷参考:Scientific Reports

短期間で習得できる理由としては、トリリンガルは言葉の処理に関係する言語野の働きだけでなく、資格野も効果的に働いていたとのことです。映像をイメージして新しい言語を習得・活用できるトリリンガルは学習面での強みがありますね。

3.バイリンガル・トリリンガルを目指す理由

日本国内では2言語・3言語を話せる人は少なく、英語など海外の言葉を使わなくても生活に支障がない環境ということもあり、言語学習の必要性を感じない人もいるでしょう。

ただ、これからのグローバル社会でバイリンガル・トリリンガルになるメリットは大きく、複数言語を話せる強みとなります。

バイリンガルのメリットを解説【子供向けの教育・大人向けの学習】

3-1.より多くの情報をグローバルに収集できる

トリリンガルのメリット1

海外の言葉でコミュニケーションが取れると、より多くの情報や価値観を理解できます。世界的に利用されている割合が高い英語や中国語などを話せるバイリンガル・トリリンガルは、グローバルな情報収集ができますね。

海外の統計によると、母国語(第1言語)の人口が最も多いのが中国語で、Webサイト上で利用されている言語の割合が最も高いのは英語です。特に英語では、Webサイト上の利用割合が全体の54.4%とかなり高いので、最新のニュースや情報のキャッチアップで重要な言語だと言えるでしょう。

▷参考:Languages Most Used On the Web

3-2.ビジネスシーンにおいて活躍の場が広がる

トリリンガルのメリット2

3言語を話せるトリリンガルは特に、仕事で活躍できる機会が多いです。海外取引先との商談やスタッフとの会議で、言語力があればそつなくコミュニケーションが取れるように、グローバル企業においてトリリンガル・バイリンガルの需要は高いですね。

  • 英語が堪能な部下がいると、自分も英会話ができるようにならないと…いう焦りがある
  • 今の仕事・ポジションだと年収アップに期待できない
  • 海外でも働けるような人材になりたい

など、社会人になってから言語スキルを必要するシーンは様々あるでしょう。

就活で強みになる英語の日常会話レベルとは?

3-3.海外文化を知ることで考え方・感性が柔軟になる

トリリンガルのメリット3

また、言語スキルがあるだけでなく海外の文化も把握・適応することでネイティブレベルのコミュニケーションが可能となります。

日本での働き方や暮らし方に不満がある中で、「海外だとこんなライフワークスタイルが実現できる!」とか「日本だとあまり認められない考え方も、海外では当たり前なんだ」など新しい発見があることで、ポジティブな気持ちになったり考え方の柔軟性が生まれます。

言語力=リスニング・スピーキング能力だけでなく、海外のカルチャーも学ぶことが重要です。

バイカルチャーの適応メリットについて詳しく解説

4.【参考】トリリンガルの芸能人・有名人

バイリンガルの有名人

参考までに、トリリンガルの芸能人や有名人もご紹介します。有名や俳優さん・タレントさんの中には、様々な言語を話せる方がいますね。

俳優の鈴木亮平さんは、日本語と英語・ドイツ語が話せるトリリンガルです。高校生の時にアメリカでの留学経験があり、大学でも東京外国語大学で英語を専攻されています。また、留学をきっかけにドイツ語も勉強されており、ドイツ語のスピーチコンテストの優勝経験もあります。

▷参考:鈴木亮平さんのプロフィール

オールマイティーな役者さんで有名ですが英語が堪能で、中学英語の指導に関する書籍も出版されているようです。

それと、女優や歌手など活躍の幅が広い上白石萌音さんもトリリンガルです。教師である父親の仕事で小学3年生から3年間、メキシコへの滞在経験があり、日本と英語・スペイン語が話せます。

▷参考:上白石萌音さんのプロフィール

Twitterで、上白石萌音さんがラジオ英会話にてスピーキングしている動画も掲載されていますが、発音が良くスラスラと話されています。

https://twitter.com/mone_tohoent/status/1239119690087067648

また、女優の桜庭ななみさんもトリリンガルで、日本語と中国語・韓国語が話せます。公式のプロフィールには中国語で中級レベル以上、韓国語も日常会話問題なしと掲載されており、海外にも活動の範囲を広げていますね。

▷参考:桜庭ななみさんのプロフィール

5.トリリンガルになるためのポイント

芸能人の方にも多いトリリンガルですが、実際に複数言語の習得を目指すポイントや気をつけるべきことを最後にまとめました。

「トリリンガルには憧れるけど、どの言語を学べばいいのか?」と悩む方向けに、便利な言語も紹介しますのでぜひご参考ください!

5-1.3言語目を習得する目的・難易度を確認

トリリンガルになるために

3言語目をどうして習得するのか、学習する上での目的を決めておきましょう。例えばビジネスシーン・キャリアアップでトリリンガルを武器にしたい場合は英語と中国語の需要が高くなります。

また、海外のカルチャー・移住への興味を優先して韓国語を学んだり、日本人にとって学びやすい言語であるヒンディー語を勉強するなど判断要素があります。韓国語(ハングル)も、日本語と語順・構文が似ている部分がありますので日本人にとって習得しやすいですね。

5-2.参考:母国語以外に習得すると便利な言語

利用頻度や便利さで選ぶ場合、以下の言語を2つ以上習得すると、世界中の人々とコミュニケーションが取れる割合が増えるでしょう。

習得すると便利な言語

  • 英語
  • スペイン語
  • ヒンディー語
  • 中国語(北京)

ヨーロッパ系の言語ではスペイン語が学びやすく、文字・規則通りに読める良さがあります。対して、文字通りに発音されないフランス語は難しい部類の言語です。

5-3.複数の言語を同じ環境で利用しない|目的にあわせて使い分ける

トリリンガルの学習注意点

複数言語を学習する場合、それぞれランダムに併用するのではなく目的に応じた使い分けが重要です。

子供向けのバイリンガル教育で、生活環境に合わせた言語の使い分けが求められますが、大人も同様に学習する媒体や話す人によって日本語や英語・中国語など分けると上達しやすくなります。

  • YouTube動画の視聴・学習は英語
  • 海外にいる友人とのチャットは中国語
  • 資格勉強では日本語

といった具合で、同一言語・同一環境を守らないと脳の言語認識が揺らいでしまったり、モチベーションの低下にもつながりますので注意しましょう。

5-4.習得を中途半端にしない|まずは2言語をマスター

幼児のバイリンガル教育でも言えることで、母国語を完璧に理解しないと中途半端な語学スキルになってしまい、日常会話はできるものの読み書きや専門的な情報がインプットできないリスクがあります。

「早くトリリンガルになりたい!」という気持ちも前向きで良いことですが、焦らずにまずは母国語と第2言語を使えるようにしましょう。日本語と英語である程度のコミュニケーションが取れるようになってからでも、トリリンガルへの目標は遅くありません。

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