ワーキングホリデーの年齢制限は30歳まで|30代でも海外で働ける方法は?

ワーキングホリデーの年齢制限

これからワーキングホリデーで海外渡航したい方は、年齢制限について気になりますよね。基本的には各国のワーキングホリデーで年齢制限があり、ほとんどの国で18~30歳となっています

厳密に言うと、31歳の誕生日を迎えるまでにワーキングホリデーの申請を完了させる必要がありますが、30代でもワーキングホリデー以外の方法で海外にて働ける方法があります。

2020年7月現在、コロナウイルスの影響で海外渡航が難しい状況ではありますが、今から準備をすることはできますので、ワーキングホリデーの正しい年齢制限の情報を把握した上でワーホリビザの申請方法などをチェックしておきましょう。

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1.ワーホリの年齢制限はほとんどの場合で18~30歳です

ワーキングホリデーには年齢制限があり、一般的には18~30歳でワーホリビザの申請ができます。日本人がワーキングホリデーで渡航できる国のほとんどが、18~30歳の年齢制限ですね。

地域別ワーホリの行き先 18~30歳の年齢制限
アジア 韓国・台湾・香港
ヨーロッパ

ドイツ・イギリス・オーストリア・ノルウェー・デンマーク・アイルランド・ポルトガル・スロバキア・ポーランド・チェコ・スペイン・ハンガリー

オセアニア オーストラリア・ニュージーランド
北米 カナダ
中南米 アルゼンチン・チリ

ただ、全ての国で同じ年齢制限という訳でなく、以下の国は例外です。上限が少し低くなっていますね。ただ、年齢制限が一切ないという国はありません。

  • フランスのワーホリ:18~29歳(2018年より変更)
  • アイスランドのワーホリ:18~26歳

1-1.ワーホリの年齢制限が18~30歳である理由は?

ワーキングホリデーはそもそも、青少年の交流を目的としている海外就労制度であるため、青少年とは判断し難い一つの基準として30歳が上限となっていますね。

ワーキング・ホリデー制度とは,二国・地域間の取決め等に基づき,各々が,相手国・地域の青少年に対し,休暇目的の入国及び滞在期間中における旅行・滞在資金を補うための付随的な就労を認める制度です。

引用元:外務省 ワーキングホリデー制度

そのため、成人だと認められる年齢は海外だと18歳が一般的であることや、青少年に向けた制度であることから、18~30歳という基準が妥当ということになります。

1-2.厳密には31歳の誕生日までにワーホリビザを申請【ギリホリは要チェック】

18~30歳という年齢制限は、ワーキングホリデービザを申請するタイミングになるため、厳密には31歳になる誕生日前日までにビザの申請をすれば問題ありません。

また、ワーホリビザの有効期間はビザ発給日から1年以内の入国が条件ですので、30歳でワーホリビザを取得して、実際に渡航するのは31歳の時でも可能です。

そのため、特に30歳の方でワーホリ年齢制限ギリギリの場合(ギリホリ)は早めに申請しておくことをおすすめします。申請が通ってワーホリビザを取得しても、1年間の猶予がありますので充分な準備ができますね。

2.オーストラリアのワーホリは35歳まで?【日本人はまだ対象外】

オーストラリアの街並み

ワーキングホリデーの年齢制限について、オーストラリアのワーホリでは35歳を上限にするといった情報もありますが、2019年7月より一部の国を対象にしており、日本人のワーホリではまだ対象外ですね。

【35歳までのワーホリが許可されている国】

  • カナダ
  • フランス
  • アイルランド

こちらの3カ国からオーストラリアのワーホリビザを申請する場合、35歳までの年齢制限となります。

2-1.日本人からのワーホリ年齢制限が上がる可能性も!

ただ、カナダやアイルランドの年齢制限が35歳に引き上がったのは2019年7月と最近で、今後もオーストラリアへのワーホリで他の国からも年齢制限が変わる可能性がありますね。

いずれにせよ、オーストラリアのワーホリでも基本的には30歳までのビザ申請を前提として、準備を進めておくといいでしょう。

オーストラリアのワーホリではセカンドワーキングホリデーやサードワーキングホリデーなど、2年目・3年目の滞在が可能になる制度もありますので、長期的な計画も立てることができます。

Emily
Emily
オーストラリアのセカンドワーキングホリデーを申請する条件として、オーストラリア政府が指定するエリアにて、88日以上の季節労働をする必要がありますので長期的なワーホリをしたい場合には計画を立てておきましょう( ´ ▽ ` )

オーストラリアワーホリでのおすすめの仕事でも解説していますので、こちらもご参考までにどうぞ!

2-2.ワーホリはオーストラリアがおすすめな理由って?

ワーキングホリデーでの滞在先としてオーストラリアが人気ですが、親日国であるため、欧米諸国と比べて人種的な差別を受ける機会が少なく、教育水準が高く語学学習の環境としてもおすすめで住みやすいとされています。

そのため、看護師など海外で資格を取って仕事をしたい方もオーストラリアのワーホリが活かせます。ワーホリの行き先で悩んでいる方は、オーストラリアを検討してみてはいかがでしょうか。

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3.ワーホリビザを申請する時に年齢制限以外の注意点は?

ワーキングホリデービザの申請における年齢制限についてご紹介しましたが、ほかにも申請時に注意するべきこともチェックしておきましょう。

基本的には31歳の誕生日になるまでに申請すれば間に合いますが、再申請のリスクもありますので要注意ですね。

3-1.申請書類の不備で再申請になるケースも!

ワーキングホリデービザの申請では、基本的に以下のものを準備しておく必要があります。

  • パスポート
  • クレジットカード(本人名義でなくてもOK)
  • 英文の銀行残高証明(額面で約50万円以上が目安)
  • その他、メールアドレスや申請時で使うパソコンなど

ワーキングホリデービザはWebサイトから申請ができますが、パスポートや航空券費用などを含めた銀行残高など、提示することになります。

申請書類の不備により、再申請になって期限までに間に合わなかった…というケースもありますので、ワーホリの年齢制限ギリギリの方は早めに手続きを済ませておきましょう。

なお、ワーホリで申請した国によって異なりますが、申請からビザ発給まで数日〜数週間はかかるとされています。

3-2.ワーホリビザで抽選式の国もあります

ワーホリの行き先で希望する国へ絶対に行ける訳でなく、一部の国(イギリス・カナダ)では抽選式になるため、募集人数に対して応募者が多い場合にはビザがもらえないこともあります。

ですので、抽選式の国では特に、年齢制限がギリギリになる29~30歳の時に申請するより、早めに動くことをおすすめします。

3-3.ワーホリ資金も必要【100万円が目安】

ワーキングホリデーではある程度の資金も必要になるため、ワーホリビザが発給されてから渡航までの有効期限内(1年間)で、計画的にお金を貯めておく方もいますね。

ワーホリは、語学学校などのプログラムが用意されているインターンシップよりは費用はかかりませんが、それでも100万円ほどの準備資金は欲しいので、ワーホリビザの申請前から貯金をしておくといいでしょう。

また、日本よりも待遇の良い仕事を海外でするのも、ワーキングホリデーの一つの目的です。ワーホリ中で稼げる仕事を探しておいたり、今後の海外移住で年収を上げるためのキャリアプランも計画してみてはいかがでしょうか。

関連記事:国際看護師の国別給与比較【日本より年収が高い!】

4.年齢制限で申請できない方へ|ワーホリ以外で海外渡航・働く方法は?

ワーホリで英会話の学習

ワーキングホリデーの年齢制限は30歳までということで、31歳以上の方では『もう海外で働かないから諦めるか…』とか『今から英語の勉強をしても、海外で暮らせないからいいや』と消極的に考えることもありそうですが、まだ間に合います!

30代以上の方が海外で働く方法として、学生ビザや留学生ビザの取得があります。学生ビザでは学校に通うという条件があるものの、それ以外は普通のワーキングホリデーとそこまで変わらないので有効に使えますね!

以下では30代以上の方でも取得できる学生ビザの条件について、国別にまとめました。

4-1.ニュージーランドの留学生ビザ取得条件

ニュージーランドはオーストラリアと同水準の高時給であるため、経済的にもおすすめです。留学生ビザの取得条件では、

  • 週20時間以上の就学
  • 週20時間までの就労
  • 就学期間:3ヶ月〜4年まで
  • 海外保険への加入が必須

などの項目があります。ニュージーランド政府が認定する学校で通う必要がありますので、学費などの負担が大きいというデメリットもありますね。

4-2.フランスの学生ビザ取得条件

フランスでは学生ビザの取得が可能で、就労についてはパートタイム限定になりますが、年間で964時間以内(週換算で20時間ほど)での労働が可能です。

期間についてはニュージーランドと同様に、3ヶ月以上が条件となります。大学のほか、語学学校でも認められますので働きながら語学学習などもできますね。

4-3.ワーホリ制度のないアメリカでもビザを取得!

アメリカはワーキングホリデー協定国ではありませんが、就労で利用できるビザがいくつかあります。

  • H-2ビザ:季節労働者・または労働者が不足している職業で一時的に働ける
  • H-3ビザ:研修生として最長2年間滞在(報酬付き)
  • L-1ビザ:外資系企業の駐在員で滞在

国際看護師など専門性の高い職業もアメリカでは待遇が良く、資格取得に向けて留学をするという方もいますね!

4-4.オーストラリアの学生ビザ取得条件

オーストラリアの学生ビザでも、政府認可の学校に通う必要があるほか以下条件があります。

  • 週25時間以上の就学
  • 週20時間までの就労
  • 就学期間:3ヶ月以上

政府認定の学校では一般的な語学学校以外に、学生ビザ取得を目的とした学校もあります。比較的授業料が安いため、ビザ取り学校を利用している方もいますね。

ただ、費用の安さも大事ですが海外渡航では英語力・英会話の上達が重要ですワーキングホリデーでも最低限の英語力が必要であるように、学生ビザを利用した渡航でも、ただ海外で遊んで暮らすよりも語学や就労経験を活かした方が自分のためになるでしょう。

海外への移住や就職を今後の目標とされている方は、Skype英会話から少しずつ準備していくなど、今からでも英語力を上達するための対策をしてみてはいかがでしょうか。ネイティブとマンツーマンで話せるオンライン英会話なので、有意義なレッスンを受けられますよ!

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記事の監修者情報

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【松本兼頌(Matsumoto Kensho)】

カリフォルニア大学で語学とマーケティングを専攻。卒業後ハワイで広告営業を担当しました。余談ですが、ワイキキとカイルア担当だったので隠れスポットの話も得意です。

今までの海外経験を活かし、正しい英会話の習得方法を徹底解説。スピーキング ・発音・リスニングに関する記事を主に執筆しています。わからないことがあれば、お気軽に相談してください。