英語が苦手でもTOEIC600点とるために必要な11の秘訣

英語が苦手でもTOEIC600点とるために必要な11の秘訣

英語が苦手な人でもTOEIC600点は突破することはできるのか?

英語が苦手な人にとってTOEIC600点は難しい・・。一体何から手につけたら良いのかすらわかりませんよね。

この記事では英語が苦手と感じる人でも、簡単に学習計画を立てる方法。600点以上を目指すために必要な期間。さらにおすすめの参考書と学習方法をご紹介します。

これらは私が大学時代TOEICの点数が650点以上必要だったときに、実践した方法。さらに留学時代に語学学校で学んだ方法をまとめています。きっと皆さんのお役にも立てるはずです。ぜひ最後まで読み進めてください。

TOEICとは

参考:TOEIC試験とは【初心者向けにマルっと解説します】

一般的にTOEICと言われているテストはTOEIC Listening & Reading Testのことを指します。ビジネス・日常会話で使うための英語力を測るためのテストです。TOEICテストでは主に《リスニング力》と《リーディング力》の能力を判定することができます。

TOEICのフルスコアは990点満点

制限時間は2時間(リスニング45分・リーディング75分)で行われるマークシート方式のテストです。問題数は全部で200問とボリュームの多いテストでTOEICの満点は990点満点。

素早く情報を処理し、かつ集中力を維持する必要があります。英語が苦手な方はまず2時間という時間に慣れる必要がありますね。

(1)リスニング(495点満点)

リスニングはPart1からPart4に別れていて、問題数は100問あります。

  • Part1:写真描写問題
  • Part2:応答問題
  • Part3:会話問題
  • Part4:説明文問題

(2)リーディング(495点満点)

リーディングはPart5からPart7に別れていて、問題数は100問あります。

  • Part5:短文穴埋め問題
  • Part6:長文穴埋め問題
  • Part7:長文読解問題

英語が苦手な人がまず目指したいスコアは600点

TOEICのスコア別の人の特徴

400点未満の人の特徴

英語・英会話学習を始めたばかりの人。基礎力が不足してる。おススメの勉強方法は中学生1年生から2年生の文法や英単語を再度やり直し。

400点~495点の人の特徴

英語・英会話の初心者。まだまだ基礎力は足りていないが、意思疎通は少しずつできるようになっている。読み書きもある程度はできる。おススメの勉強方法は中学3年生から高校1年生くらいの知識を再度やり直す事です。

500点~595点の人の特徴

学習を継続している人。リスニングも少しずつ聞こえるようになってきて、リーディングも少しずつ長文を理解し始めているレベル。ごく基本的な個人情報や家族情報であれば英語で伝えることができる。おススメの勉強方法はTOEICのパート別学習方法(後半で解説)

参考:【一瞬でわかる】TOEICスコアの目安を100点ごと7段階で解説

参考:ヨーロッパ言語共通参照枠

企業が求めるTOEICのスコアとは?

新入社員の平均は565点

新卒であれば、565点は欲しいところ。企業によって水準が違いますが、大学生のうちに基礎力さえ固めれば突破できる数値なはずです。

中途採用社員の平均は710点

600点から700点に行くためには大きな壁があります。英語が苦手な方にはややハードルが厳しいでしょう。しかし、焦らないこと。まずは600突破を目指しましょう!

参考:【2020年最新】企業が求めるTOEICスコア一覧表

600点を目指す前に知っておきたい4つのこと

600点を目指す前に知っておきたい4つのこと

現在の自分のスコアを知る

まずは自分の今のスコアを正確に把握しましょう。スコアによって学習方法が違います。いきなり英単語帳や問題集を買い揃えるのではなく、どのように学習を進めていくか計画を立てます。学習計画を立てるために、現状のスコアを知ることは大切です。

スコアを測るための方法

一番正確にスコアを測るための方法は、実際にテストを受けてしまうことです。「いきなり!?」と思う方もいらっしゃるとは思いますが、今後の対策としても準備なしにTOEICを受験することも有効です。

公式のTOEICのテストを受ける

1年に10回(1・3・4・5・6・7・9・10・11・12月)全国80都市で実施しています。受験料は5,725円(税込)です。まずはチャレンジしてみるのも手です。

申し込み方法はこちらから
【公式】テスト日程・申込|TOEIC Listening & Reading Test|【公式】TOEIC Program|IIBC

TOEIC公式問題集を解いて点数を出す

公式テストを受けることが一番正確にスコアをしる方法ですが、それ以外にも方法はあります。書店で売っているTOEIC公式問題集を解くことです。常に最新版が売れれているので、ぜひチェックしてみてください。注意点は自分でテスト会場と同じ状態を作れるかどうか。ご自宅で2時間誰にも邪魔されない状態を作りましょう。

問題集はこちらから
公式教材・問題集|【公式】TOEIC Program|IIBC

点数が450点未満の方は・・・

450点未満の方は中学生の知識をもう一度見直してください。必ず450点を超えることができます。下記の記事も参考にして頂けると具体的な学習方法がわかるはずです。

参考:TOEIC450点を一瞬で突破する勉強法!いつまでも伸び悩まないために!

参考:英会話に必要な英文法まとめ|少なくてもこの文法知識があれば会話が成立!

参考:英語文法が苦手な人がやりがちな6つの学習失敗事例

苦手なパートと得意なパートを知ること

自分のスコアを判定出来たら、実際に対策をしていきます。ここでは450点以上のスコアの人が600点を目指すための対策をまとめていきます。

リスニングPart1~Part4

リスニングパートで6割以上点数が取れていれば、現状対策は不要です。もしそれ以下であればパートごとの点数を参考にしましょう。具体的にどのパートを対策すればよいかわかるはずです。

リーディングPart5~Part7

リーディングも同様に6割以上取れていれば問題ありませんが・・。多くの受験者の課題はこのリーディングにあります。特にPart7・・。時間がなくて解ききれなかった方も多いのではないでしょうか?

600点を目指すためのすべきこと(学習編)

それぞれのパートごとに苦手な箇所がわかったら、それぞれ対策をしていきます。

リスニング対策

Part1対策:写真描写問題

写真から想像できる単語や表現などを使ったひっかけ問題。人物の写真なのに、人物以外を主語にする問題。さまざまなひっかけ問題がありますが、素直に答えていけば点数は短期間であがります。

おススメの勉強法は「練習あるのみ!」です。

対策期間:1週間

Part2対策:応答問題

注意して聞く部分は文頭です。「Yes/No」で答えられる質問か「5W1H」で聞いている問題かを聞き分ける必要があります。もし全ての文を聞き取れなくても、文頭だけ聞き取れれば選択肢のも消去法で絞り込めます。

おススメの勉強法は「練習あるのみ!」です。

対策期間:1週間~2週間

Part3対策:会話問題

2人または3人による会話を聞いた上で、3つの設問に回答します。会話の内容をしっかり理解する必要があり、対策難易度はやや難しめ。リスニング力をあげる事も大事ですが、会話が始まる前に聞かれる設問を先読みできるかもポイントです。

おススメの勉強方法は「ディクテーション」「音読練習」です。

対策期間:3カ月

参考:ディクテーションで英語力に革命が起きる!効果と正しいやり方を徹底解説

Part4対策:説明文問題

一人の人物によるミニトークです。内容も少し長め。リスニングパートでも一番の難所です。こちらも対策方法は、会話が始まる前にいかに設問を先読みできるかがカギです。さらにリスニング力の底上げの練習も必要です。

おススメの勉強方法は「シャドーイング」「オーバーラッピング」です。

対策期間:3~5カ月

参考:正しいシャドーイングのやり方を解説!

*リスニング力をあげるためにぜひ参考にして頂きたい記事は、こちらの「英語が全く聞き取れない人が3か月でリスニングを上達させた方法」です。TOEICのリスニングだけでなく、英会話でも役に立つ練習方法です。

リーディング対策

リーディングのスコアアップのカギは「スピード」です。Part5→6→7の順番に解くよりも、Part7→6→5の順番で解いた方が効率的です。

参考:TOEICのリーディング対策まとめ。スコアアップのカギは、「スピード」と「理解力」を身につけること 

Part5対策:短文穴埋め問題

文法問題です。設問の文を全て読む必要はなく、問題個所の前後をみます。そこから品詞・イディオムを判別し回答していきます。

おススメの勉強方法は「英単語」「熟語」「文法」を覚えることです。

対策期間:3か月~6カ月

Part6対策:長文穴埋め問題

Part5と対策方法はやや似ています。文法知識やイディオムが問われます。違う点は文脈を読み、文章を見極める力が必要です。

おススメの勉強方法は「文法知識の整理」「読解力アップ」です。

対策期間:3か月~6カ月

Part7対策:長文読解問題

最後は長文読解です。リーディングの中でも最も難しく、スコアを落としてしまう人も少なくありません。Part7でいかに時間を使えるかが大事です。よって他のパートはスピーディーに解き、Part7でゆっくり理解するという時間配分が必要です。

おススメの勉強方法は「読解力アップ」です。

対策期間:6か月

6か月でTOEIC600点を攻略するための実践的方法

6か月でTOEIC600点を攻略するための実践的方法

450点の人が600点取るために必要な期間は6カ月

450点の壁を突破出来たら、150点あげるために必要な期間は6か月。時間をかけてコツコツと継続して学習することが大切です。自分の苦手なパートや伸ばしたいパートを把握して、学習計画を立てましょう。

各パートごとで目標の点数を設定する

苦手なパートと伸ばしたいパートがわかったら、点数配分をしましょう。合計で600点取るためには・・・。例えば、下記のようにパートごとの目標を設定してください。

パート別目標正答率の立て方
Part1は得意だから8割の正答率
Part2も8割の正答率
Part3はやや苦手だから6割
Part4は5割とれればOK

このように各パートごとに取りたい目標スコアを書き出しましょう。これに沿って行けば、どのパートで点数を取るべきか明確になります。

おススメのパート別参考書

苦手なPartごとに対策をするためにTOEICのパート別参考書がとても効果的です。自分の苦手なパート・点数を伸ばしたいパートごとに参考書を購入してみてください。参考書だけではなく携帯のアプリでも対策もできます。下記のリンクでおすすめの参考書とアプリをまとめた記事を紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

パート別参考書の詳しい情報はこちらから
TOEIC おすすめ参考書の最新ガイド[パート別 x レベル別]

TOEICアプリで対策するためには
TOEICアプリおすすめ25選590点から850点にUPした僕が厳選

まとめ:英語が苦手な人でも対策をすれば600点は可能!

TOEICで点数を取るためにはまずは自分のスコアを正確に測ることが大切です。やみくもに参考書を買うのではなく、学習計画をしっかり立てましょう。パート別に6か月間真剣に対策すれば必ず600点を突破できるはずです。

それぞれのパートの対策方法やおすすめの参考書・アプリを紹介しました。英語が苦手だと感じる人でもきっと具体的な学習方法を理解していただけたはずです。コツコツ学習しましょう。さらに「英語が苦手」と感じる方向けの記事をまとめました。こちらもぜひ参考にしてみてくださいね。

英語が苦手な人におすすめの記事
英語が苦手な人でも続けられる勉強法|英語力が年収アップに影響する
英会話のプロが英語の苦手を6か月で克服|社会人におすすめの学習プラン

英語学習でお悩みの方へ|学習ガイドを無料で配布中!

英語学習ガイド
英語は勉強しているけれどもなかなか英語を話すことができなかったり、英語学習を続けられない... という方へ。

まずは、すぐに実践できる英語学習ガイドをご参考に、自分に合った英語の勉強方法を試してみてはいかがでしょうか。以下のようなお悩みを解説いたします!

「独学でも英語を話せるようになるの?」
「スピーキングをマスターするための道のりを知りたい」
「一から英語を学ぶのが不安...」

Aloha Englishの講師より監修しました英語学習ガイドでは、これまで培ってきたサポート実績から得た経験や独自のノウハウなども参考に、効果の出る英語学習方法をまとめております。また、資料をお読みいただいた方限定の特典・プロモーションもありますのでぜひご活用くださいませ。

公式LINEからお問い合わせ

キーワード検索

英会話で役立つ最新記事

記事の監修者情報

【松本兼頌(Matsumoto Kensho)】

カリフォルニア大学で語学とマーケティングを専攻。卒業後ハワイで広告営業を担当しました。余談ですが、ワイキキとカイルア担当だったので隠れスポットの話も得意です。
今までの海外経験を活かし、正しい英会話の習得方法を徹底解説。スピーキング ・発音・リスニングに関する記事を主に執筆しています。わからないことがあれば、お気軽に相談してください。