ビジネスでの自己紹介で英語を使って話す際、どのようなことを伝えればいいか分からない人も多いでしょう。特に英会話に慣れていない場合、自分の英語が相手に理解してもらえるか不安ですよね。
- 外資系企業への入社日で英語の自己紹介練習・シミュレーションをしたい
- オンライン会議やメールなど、特定の場面での自己紹介を確認したい
- 相手に失礼にならない・良い印象を与えるためのポイントは?
など、ビジネスシーンでの英語自己紹介で知っておくべきポイントを、こちらのページで一通り解説します。
英会話・スピーキングに自信がないビジネスマンでも、想定されるフレーズをしっかり練習しておけば英語の自己紹介は上手くいきます。また、ただ英語を覚えるだけでなく良好な人間関係を築くためのポイントも確認しておきましょう。
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1.ビジネスシーンでの英語自己紹介で最初に知っておくべきこと
ビジネスシーンで話す英語の自己紹介では、発音やイントネーションの上手さだけでなく、堂々とした自信がより大事です。引け目を感じず、自信を持って話すだけでも相手からの印象が良くなります。
1-1.英会話・スピーキングが苦手でも準備すればできる
英語の習得は短期間では難しく、「すぐには英語を話せるようにはなれないから…」と消極的に考えてしまうビジネスマンもいるでしょう。
ただ、自己紹介や日常会話レベルであれば、英語の自主学習・準備をすれば成果が出ます。
想定されるフレーズや質問を確認
英語の自己紹介では、ビジネスシーンでよく使うフレーズ・表現を覚えておくことが肝心です。詳しくは以下でも紹介していますが、ビジネスでの自己紹介ではおさえておくべきトピック・項目がある程度決まっています。
- 最初の挨拶
- 名前や肩書き・役職・経歴
- 話題のきっかけになる自分の趣味
- 最後に話すこと(抱負など)
それぞれの内容について、英語での表現・フレーズをスピーキング練習しておけば、実践の場でも上手く伝えられるでしょう。また、自己紹介で相手から想定される質問も事前に確認しておけば、自然と答えられるようになります。
ビジネスシーンの第一印象が良ければコミュニケーションがスムーズに
ビジネスシーンにおいて、初対面の第一印象はとても重要です。社内の同僚や上司、または取引先との自己紹介においても、好印象を残すかどうかでその後のビジネス・業務に影響します。
もちろん、仕事の評価は英語力だけではないですが、良好なコミュニケーションを続ける上でも第一印象・スタートダッシュをいかに成功させるかを重視しておくといいでしょう。
1-2.英語が下手でも堂々と話す
英語の自己紹介で苦手意識がある人でも、相手の目を見てハキハキと話すことができれば充分です。
自信を持って話せば伝わる
英語コミュニケーションで大事なマインドセットでも、失敗を怖がらず楽しむ気持ちで英会話をすれば上達します。少しでも成功経験を積めば、自信が生まれます。
緊張し過ぎて早口になってしまうと聞き取りにくいので、独学でのスピーキングや自己紹介の実践を増やして慣れていくと徐々に改善できるでしょう。上手く話そうとせず、まずは相手に自分の気持ちや意気込みを伝える意識を持つといいですね。
英語が苦手などネガティブなことを言う必要はない
初心者でよくある質問として、「私は英語が苦手です」と最初に言っておくべきか? という気になるポイントもありますが、「My English isn’t very good.(私の英語は上手くありません)」という必要はありません。
意外に思えるかもしれませんが、海外で働く日本人は全員がネイティブ並みの英語力ではなく、変な言い回しだったり文法を間違って使っていることも多くあります。
大事なのは、英語を話せます、ペラペラです! といった堂々とした振る舞いです。仮に相手の英語が聞き取れなかったとしても、「Excuse me?(何て言いました?)」など、しっかり聞き返して確認すれば問題ありませんね。
1-3.海外のビジネスシーンに関する作法を知っておく
語学のほか、マナーや作法も知っておくのがポイントです。日本のお辞儀文化とは異なるカルチャーになるため、これもビジネスシーンの場で実践しながら慣れておきましょう。
握手はほどほどに力強く
海外での挨拶で多用する握手は、適度な力を入れておくといいですね。握力が弱いと相手から気にかけられることがあります。逆に強く握り過ぎても、攻撃的な印象を与えてしまうのでほどほどがベストです。
日本だと初対面の相手にはお辞儀をすることが一般的ですが、欧米など海外ではかなり目上の人以外では、あまり頭を下げることはありません。そのため、基本的にはお辞儀はせず握手での挨拶を習慣付けるといいでしょう。
アイコンタクト|まっすぐ見ないと印象が悪くなる
また、海外ではアイコンタクトによる印象が大きく影響します。日本で握手する時には手元に視線が行きがちですが、自分の顔を見ていない=関心がないといった捉え方がありますので要注意です。
あまりジロジロ相手の顔・目を見るのも変な感じになるかと思いますので、、これも実践を通して自然なアイコンタクトを意識付けるといいでしょう。
2.ビジネスでの自己紹介|導入・最初の挨拶で使える英語表現
ビジネスシーンでの自己紹介では、まず最初の挨拶など導入の流れを知っておくといいでしょう。カジュアル過ぎず、丁寧な英語表現などを以下でまとめました。
2-1.英語での自己紹介が想定されるシーン
英語での自己紹介に関して、以下のようなシーンで想定されます。最近ではリモート会議の頻度も多くなっていますので、オンラインミーティングを想定した英語表現も紹介します。
社内での初顔合わせ・入社初日
よくあるのが、社内で新しいチーム・メンバーとの顔合わせや入社初日での自己紹介です。
自分が新入社員として入ってくるパターンのほか、新メンバーが入ってくるたびに自己紹介をする必要があるでしょう。
オンラインミーティングでの初対面
リモートワークが割と進んでいる昨今では、直接ではなくオンラインでの初対面も多くなっています。
Zoomなどを使ったオンラインミーティングでは、音声や映像が届かないトラブルも想定されます。そのため、自己紹介に入る前に以下の英語表現で確認を取るといいでしょう。
- Can you hear me? (音声は聞こえますか?)
- Is my voice reaching us?(皆さんに私の声は届いてます?)
- There is something wrong with our Wi-Fi. (回線・Wi-Fiの調子が悪いようです)
- I can’t hear you.(聞こえません)
- I’m afraid I can’t see you.(すみませんが、カメラが映っていないようです)
ビジネスメールでの自己紹介も
また、担当者の交代や新規取引などをきっかけに、メールでの自己紹介もあります。
メールでの英文自己紹介では、宛名や本文の書き方などいくつかポイントがあります。こちらも以下にて詳しく紹介していますので、ご参考ください。
2-2.はじめの挨拶・自己紹介を切り出す表現
日本語での自己紹介をする際、「初めまして」や「お会いできて嬉しいです」など前置きをするように、英語でもしっかり挨拶をすることが大事です。
はじめましてなどを伝える英語表現
友達との挨拶では「Hi」などカジュアルな言い方もありますが、ビジネスシーンは以下のような丁寧な表現をすると良いでしょう。
- Hello.(こんにちは)
- Nice to meet you.(初めまして)
- It’s nice to meet you.(お会いできて嬉しいです)
- I’m pleased to meet you.(お会いできて嬉しいです)
- I would like to introduce myself.(自己紹介をさせていただきます)
会えた喜びを伝えたり、これから自己紹介をすることを説明するとより丁寧です。
相手の敬称はMr./Ms.
挨拶する場合、「Hello, Ms. Smith」と相手の名前(苗字)を言うとより親しみがあり、コミュニケーションがスムーズになります。
日本語では「山田さん」や「田中部長」などの言い方がありますが、英語では基本的に男性は「Mr.(ミスター)」、女性は「Ms.(ミス)」との敬称で問題ありません。
一点注意点があり、Mr.やMs.の敬称を使う場合にはフルネーム、または苗字だけとなります。「Ms. Sophia」など名前ををつけるのは一般的ではありません(一部地域では口語で使われることもあるようですが)。
- Mr. John Smith(フルネームでは正しい表現・よりフォーマルな言い方)
- Mr. John(名前だけでは使わない表現)
- Mr. Smith(苗字では正しい表現・一般的な言い方)
敬称の付け方に迷ったら、とりあえず苗字だけを言うといいでしょう。口語での敬称+フルネームは、よりフォーマルな表現となります。
2-3.自分の名前を伝える場合
自分の名前を覚えてもらうためにも、外国人でも呼びやすいニックネームを伝えてあげると親切ですね。
my name is…よりI’mの方が一般的
一般的には、「I’m Takeshi Tanaka.(タナカタケシと言います)」と「I’m~」を使うのが無難です。
フォーマルな場では「My name is~(私の名前は〜)」と表現するのが良いといった考えもありますが、例えば日本語の自己紹介で「私の名前は山田花子です」と言う人はまずいないですよね。
「My name is~」が決して死語という訳ではありませんが、堅苦しい雰囲気・シーンでなければ自然に「I’m~」を使うといいでしょう。
呼びやすいニックネームを伝えると親切
また、以下のようにニックネームの紹介もビジネスシーンでおすすめです。
- Please call me “Take”.(タケとどうぞ呼んでください)
- Everyone calls me “Hana”.(みんなからはハナと呼ばれています)
といった具合で、短く呼びやすいニックネームを伝えてあげると覚えてもらいやすくなります。
2-4.日本での自己紹介・顔合わせと違うポイント|名刺でなく自分の言葉で伝える
日本とのカルチャーの違いで、名刺に頼らないという点もあります。例えば日本のビジネスシーンでは名刺交換で「○○株式会社の山田と申します」とだけ言って終わることもよくあります。
ただ、国によっては名刺は連絡先の交換といった目的だけで、詳細を相手に話すことが一般化されています。そのため、海外企業との顔合わせでは連絡を交換する必要がない場合には名刺を渡さないこともあります。
また、海外の企業では名刺を持っている人はマネージャー以上の役職に限定されて、一般職はそもそも名刺がないといったことも多いため、自分の言葉・説明で相手に伝えるのが普通となっております。
3.ビジネスでの自己紹介で伝える基本的なトピック・英語表現
挨拶や名前の言い方に加えて、ビジネスシーンの自己紹介で伝えるべき一般的なトピックもまとめました。
ビジネスシーンだと趣味など個人的なことは避けた方がいいかも…と思う人もいますが、その後の会話のきっかけ・話題になります。
3-1.部署や役職の英語表現
自分の部署や役職を伝える場合、シンプルに「I’m~(私は〜です)」と表現できます。営業や人事、マーケティングなど、自分と関わるポジションの英語表現を確認しておきましょう。
- I’m from Toyota Motor Corporation.(トヨタ自動車の者です)
- I’m in charge of the sales department.(営業担当です)
- I’m the head of the human resources department.(人事部の部長です)
3-2.経歴・業界歴を伝える英語表現
自分がどういった会社や業界で経験してきたか、以下のようなフレーズで伝えられます。
- I’ve been with advertising agency for 5 years.(広告代理店で5年間勤務しています)
- I work in the medical field.(医療分野で働いています)
- I’m currently working for DeNA, as a account planner.(DeNAでアカウントプランナーとして現在働いています)
会社名や分野、勤続年数などを言えると自分の強みや経験値などをアピールできるようになります。
3-3.参考:他の人の紹介をする時は?
また、自己紹介だけでなく新たなに参画する同僚や後輩など、相手に説明する他己紹介も覚えておきましょう。名前や肩書き、ポジションなど基本的なことを伝えられます。
- There is someone I’d like to introduce to you.(あなたに会わせたい人がいます)
- He is John Smith.(彼はジョンスミスです)
- He is our new employee.(彼は新入社員です)
- He is my boss.(彼は私の上司です)
- He will be in charge of sales planning.(彼は営業企画の担当となります)
3-4.自分の趣味・興味のあることも伝えると良い
それと、ビジネスシーンの自己紹介でも趣味について共有しておくと、お互いの共通点を見つけられるきっかけになります。
趣味の英語表現では「My hobby is〜(私の趣味は〜です)」という言い方もありますが、少し硬い定型フレーズなのであまり使いません。
- In my free time, I play soccer.(暇な時はサッカーをします)
- I am keen on listening to music.(音楽を聴くことに熱中しています)
- I like to watch movies on Netflix occasionally.(たまにNetflixで英語を観るのが好きです)
暇な時、熱中していることなどの英語表現を覚えておくと、自然と自分の興味関心を話せるでしょう。
相手との共通点が分かると初対面でも話が弾む
プライベートの自分を少し紹介することで、相手から「I like to watch soccer too!(私もサッカー観戦が好きです!)」など、共通点から話題が生まれます。
ビジネスのことだけでなく、趣味や好きなことなど違う側面から自己紹介ができれば、良好なコミュニケーションができるでしょう。
出身地や家族のことなども話題に
また、日本語での自己紹介でよくあるパターンで「出身地同じなんですね。私も高校まで新潟いましたよ!」とか「実は私も、来年受験の娘がいまして…」など、出身や家族の話から共通点を感じることがあります。
境遇で少し親近感があると、話しやすい雰囲気になりますよね。英語でも同様に、共感を生む目的や朗らかな話をしたいなどで、以下のようなフレーズが使えます。
- I’m from Kagoshima, Japan.(日本の鹿児島出身です)
- I’m originally from Osaka.(もともとは大阪出身です)
- We are a family of five.(5人家族です)
- I have a three-year-old daughter. (3歳の娘がいます)
- I got married last year.(昨年に結婚しました)
4.ビジネスシーンの自己紹介で想定される質問は?
自己紹介では自分から話すだけでなく、相手からの質問も想定されます。
事前にどのようなことを聞かれるか確認した上で、「Yes/No」の単調な答え方だけでなく逆に質問をしたり話題を広げるような返しも覚えておくと役立ちます。
4-1.個人に関する質問(出身・趣味など)
プライベートについて、以下のような質問がよくあります。相手のことも気になるようであれば、逆に質問してみると話題が膨らみます。
- Where are you from?(出身はどちらですか?)
→I’m from Kyoto. How about you?(京都出身です。あなたは?) - Sorry, what was your name again?(ごめんなさい、お名前は何でしたっけ?)
→No problem! I’m Kyoko. What’s yours?(大丈夫です! キョウコと言います。あなたのお名前は?) - What do you like to do in your free time?(お暇な時には何をされますか?)
→I like doing yoga while listening to music.(音楽を聴きながらヨガをするのが好きです)
4-2.ビジネスに関する質問(経歴・業務内容など)
経歴や業務経験など、ビジネスに関連する質問例も以下でまとめました。中途採用の英語面接でも聞かれそうな内容もありますね。
- Why are you interested in this company?(どうしてこの会社に興味を持ったのですか?)
→I’d like to work for a bigger company with more opportunities for growth.(成長する機会が多く、より大きな会社で働きたく思いました) - How long have you been in the industry?(この業界にはどれくらいいますか?)
→For about 5 years.This is an ideal job for me.(およそ5年ですね。私にとって天職です。) -
How long have you been working in this company?(この会社でどれくらい働いていますか?)
→I have worked for 3 years. I transferred to the sales department last year.(3年働いていまして、昨年営業部に移りました)
4-3.英語習得に関する質問(学んだ方法など)
英語に関する内容も聞かれることがあります。日本人が来日した外国人へ「日本語ってどうやって学ぶのかな…?」という興味関心があるように、英語を学んだ方法など答えられるといいでしょう。
- How did you learn English?(英語をどのように習いましたか?)
→I learn through self-study, but sometimes feel like taking an English lesson(独学で勉強していますが、英会話レッスンを受けたいと時々感じます)
→I used to go to an English language school.(語学学校に通っていました) - Which do you feel is more difficult, English or Japanese?(英語と日本語、どちらが難しいと感じますか?)
→English. Because grammar and pronunciation are difficult for me.(英語です。私にとって、文法や発音が難しく感じます)
5.ビジネスでの自己紹介の最後に伝えるべきことは?
自己紹介の最後には、より印象を良くするための一言など実践してみるといいですね。
5-1.ポジティブな感謝の気持ち・意気込みを伝えると好印象
新たに入るメンバーの立場だと少し遠慮しがちになるかもしれませんが、感謝の言葉や意気込みをストレートに伝えると、話しやすい関係性になるでしょう。
- It was nice meeting you.(あなたに会えてよかったです)
- I’m looking forward to working with you.(一緒に働けるのを楽しみにしています)
- I’ll give it my best shot.(一生懸命頑張ります)
- I like to work with fun, let’s work together with laugh and smile.(楽しく仕事をするのが好きですので、笑いながら楽しくやりましょう)
- We can do it as a team!(一緒に力を合わせて頑張りましょう!)
5-2.ジョークなどで話しやすい雰囲気を作る
また、簡単なジョーク・冗談も自分から言ってあげると、話しかけられやすい雰囲気を作れます。ユーモアがある人だと認識されると、日常会話も弾むでしょう。
英語力があまり自信なさげに:「I only know 25 letters of the alphabet. I don’t know y.」(私は25個のアルファベットを知っています。「y」は知りません)※「y」と「why」がかかっているようなジョークでもあります。
上記例を挙げてみましたが、「あまりジョークを言う余裕もない…」と不安な人は無理に冗談を交える必要もありません。言い方によっては相手に本気と捉えられることもあり、変な空気になってしまうこともあります。
いつでも笑いを取る必要性もないですが、自分の英会話・自己紹介がちょっと単調かな? と感じた時は、和ませる目的でジョークを言ってみてはいかがでしょうか。
6.ビジネスメールで英語の自己紹介をするポイント
口頭での自己紹介のほか、ビジネスメールでの書き方・伝え方も覚えておくと役に立ちます。例文とあわせてご紹介します。
6-1.宛名はDearが一般的
日本語でのビジネスメールでは「山田様」など「様」での敬称ががありますが、それに対応する英語表現には「Dear」があります。
友達など親しい相手には「Dear Emma」など名前だけでも良いですが、ビジネスメールでは敬称をつけるのが一般的です。敬称+ラストネーム(またはフルネーム)が無難な書き方です。
- Dear Emma(友達が相手)
- Dear Ms. Johnson(ビジネスシーンでのメール表現)
- Dear Ms. Emma Johnson(より丁寧な表現)
また、「カスタマーサポートに問い合わせたいけど、具体的な担当者名が知らない時はどうしよう…」といった場合には「To whom it may concern」が使えます。日本語でご担当者様や関係者各位など、人名を使わない宛名となります。
6-2.名前や肩書などを伝える
自己紹介や肩書きなどは、メールでも最初に伝えておきましょう。
- I am Yuko Tanaka from Aloha Corporation.(Aloha株式会社のタナカユーコといいます)
- I am Taro Yamada, graphic designer of Aloha Corporation.(Aloha株式会社でグラフィックデザイナーを担当している、ヤマダタロウといます)
名前とあわせて、会社名や役職・担当業務などを一文で伝えてあげるとスマートです。
一度会っている場合は経緯なども説明
また、ビジネスメールでの自己紹介では、展示会などで名刺交換をしたことがあったり電話で一度問い合わせしたことがあるなど、接点があるケースも考えられます。
その際、「先週のビッグサイトで会ったスズキさんか!」と知り合った経緯が相手にも共有できることで、話がスムーズに進みます。
- We met at the IT EXPO the other day.(先日に、IT EXPOでお会いした者です)
- It was very nice meeting you last week at the meeting.(先週の会議でお会いできて、とても嬉しく思います)
- I called to ask about the quotation yesterday.(昨日に、見積書の件でお電話をしました)
過去にお話しした経緯がある場合、軽く補足ができるとより親切でしょう。
6-3.本文を含めた英語での自己紹介例文
上記の点を踏まえて、ビジネスメールの例文を以下でまとめました。要件を伝えることと、宛名と自己紹介、締めの敬具まで流れを確認しておきましょう。
Title:Inquiring about your Design Services(貴社サービスに関する問い合わせ)
Dear Ms. Emma Johnson
I am Yuko Tanaka from Aloha Corporation. It was very nice meeting you yesterday at the seminar.(昨日のセミナーでお会いできて嬉しく思います)
I would like to know more information about your products. Would you please send me the latest catalog?(貴社の製品について、より詳しく知りたいと思いますので最新のカタログをお送りいただけますでしょうか?)
I’m looking forward to hearing from you soon.(あなたからのご連絡、お待ちしております)
Sincerely yours,(敬具)
Yuko Tanaka
7.ビジネスシーンでの英語自己紹介に関するポイントまとめ
ビジネスシーンの自己紹介で使える英語表現・フレーズを一通りご紹介しましたが、大事なポイントを最後にまとめました。
7-1.長すぎずシンプルにまとめること
自己紹介の表現をせっかく覚えても、上手い具合にアウトプットしないと印象が悪くなってしまいます。
- 思い出すことに精一杯になってしまい、声が小さくなってしまう
- あれこれ言いたいことがあり、まとまりのない内容に
- 自己紹介で3分以上も使ってしまい、何か微妙な雰囲気に…
などの失敗例がよくありますので、相手にとって聞き取りやすいスピーキングを心がけましょう。
聞き取りやすいスピード・声量を心掛ける
特に大勢の前で話す自己紹介では、声を張るくらいの話し方でないと聞き取れないことも考えられます。
自分のスピーキングについて、録音をして聞き直すと振り返りになります。自分が思っているよりも声が小さかったり早く話していたりするので、独学での調整がおすすめです。
口頭での自己紹介では1分〜1分半が適切
自己紹介をする時間を与えられた際には、1分〜1分半ほどの長さが一つの目安となります。例として、以下の自己紹介の英文が40秒〜1分ほどの長さです。
I would like to introduce myself.
I’m Takeshi Tanaka. Please call me “Take”.
I’m head of marketing department. I’ve been with advertising agency for 5 years.
I live a sedentary life, so I’m aiming to exercise everyday. I like running and soccer. I make very good pass, but my shots aren’t very good.
I’m from Kagoshima, Japan. I studied in England for six months when I was a student.So I like both Kagoshima and London.
I’m looking forward to working with you.
日本語訳:自己紹介をさせてもらえればと思います。私はタナカタケシといいます。「タケ」と呼んでください。マーケティング部の部長で、広告代理店で5年働いていました。普段からデスクワーク中心なので、毎日の運動を心がけています。走るのと、サッカーが好きです。パスは上手いのですがシュートはまあ良くありません。日本の鹿児島出身で、学生の時に半年間イギリスで留学していました。なので、鹿児島とロンドンの両方が好きです。一緒に働けるのを楽しみにしています。
話したいことが多いとすぐ1分過ぎてしまうので、伝えたいこと・掘り下げたいことをあらかじめ絞っておくといいですね。趣味のことを伝えたいか、ビジネス面でアピールしたいことがあるか、考えてみてはいかがでしょうか。
7-2.海外のカルチャーやフォーマルの理解も大事
自己紹介の準備も大事ですが、ビジネスシーンでの英会話では日常的なコミュニケーションを良くする意識も欠かせません。
自己紹介をきっかけに会社の同僚や取引先などと良好な関係を築くため、カルチャーやマナーの理解もしておきましょう。
相手の文化など質問・話題にすると打ち解けられる
仕事や文化に関する考え方や質問などで話してみると、相手のことをより理解できるきっかけとなります。
- What food is your country famous for? (あなたの国ではどのような料理が有名ですか?)
- When I was a student, I visited your country. (学生の時に、あなたの国を訪れました)
- How do you proceed with the meeting?(会議はどのように進めていますか?)
お互いの文化やマインドを共有できると、より業務がやりやすくなるでしょう。それと英会話では英語の相槌やリアクションの表現も知っておくと、コミュニケーションがよりスムーズになります。
フォーマルな場では省略形や短縮を避ける
それと、フォーマルなシーンではあまり省略形を多用しないのが望ましいです。以下がその例です。
- I’d like to → I would like to
- cell(電話)→ cell phone(mobile phone)
- pic(写真)→ photograph
業界用語や会社ごとのカルチャーによって例外もありますが、ビジネスシーンでや省略・短縮を避けるのが無難だと言えます。
7-3.自己紹介以外でもビジネス英語で役立つ表現・学習対策をチェック
自己紹介のほか、もっと英語を話せるようになりたい目標やビジネス英語のレベルを上げたい場合には、独学から本格的な対策ができます。
本サイト:Aloha English英会話では、初心者でも英語を習得できるコツやノウハウをコラム記事より公開しており、ビジネス英語に関してはおもてなしで役立つ英語表現も参考になります。
また、日常会話レベルから英語を学びたい人は以下の記事より独学・学習の方法を確認していただけますと幸いです!
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