英語で自己紹介をする際、何を話せばいいか分からず不安になる人もいるでしょう。英会話に慣れていない初心者は特に、自分の名前や趣味を伝えるのが精一杯で自分がしたい自己紹介ができなかった…という失敗例もあるのではないでしょうか。
英語が苦手でも、自己紹介の基本的な流れやよく使う英語のフレーズを知っておけば、しっかり相手に伝えられます。加えて、英語の自己紹介では大事なポイントがあり、好印象を与えるために必要なことです。
- 自己紹介や初対面の相手との挨拶・マナー
- ビジネスシーンでの適切な英語表現
- 自己紹介を終えた後のスモールトーク・英会話のコツ
などを確認できれば、英語の自己紹介がより上手になります。英語のフレーズとあわせて、ぜひチェックしてみましょう!
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1.英語で自己紹介をする際のポイント・知っておくべきこと
英語での自己紹介ではいきなり自分のことについて語るのではなく、挨拶を入れておくのが自然ですね。
日本語で「初めまして、〜と申します」とか「ご紹介に預かりました〜です」など決まった挨拶がある通り、英語でも頻出するフレーズを覚えておくといいでしょう。
1-1.はじめと終わりの挨拶・フレーズを覚えておく
最初は「こんにちは」など簡単な挨拶をするといいですが、日常的な英会話であれば「Hello.(Hi.)」で、ビジネスシーンだと「Nice to meet you.」と丁寧に言うといいでしょう。
さらに畏まった言い方で、知人や上司などから事前の紹介があった場合には以下のような言い方ができます。
I was just given an introduction, my name is Suzuki.(ただいま紹介に預かりました、スズキと申します)
こちらのフレーズでは、紹介をもらったと受動態で表現していますね。文法的な確認で、受動態の基本や使い方なども別ページで解説しています。
▷関連記事:英語の基本的な文法が全てわかる!
挨拶とあわせて握手することも習慣に

海外での自己紹介・初対面での挨拶は、握手をすることが一般的です。日本だとあまりない習慣ですが、「Hi.」や「Good morning.」など挨拶をした後には手を差し出して握手をします。
- 握手は一言挨拶をしてから
- 握手の力強さは程々に(強すぎず・弱すぎず)
- 握手をしている間は相手の目を見る
上記のポイントを踏まえて、自然に行えるように習慣化しておきましょう。
締めの挨拶はカジュアル・フォーマルで使い分ける

また、自己紹介の終わりには以下のような言い方ができます。
- That’s all.(以上です)
- That’s about it. Thank you!(それくらいです。ありがとう!)
- Nice meeting you.(よろしくお願いします)
シンプルに「Thank you.」が一般的で、「That’s all, thank you.」のフレーズがよく使われますので覚えておくといいですね。
上記の表現はビジネスシーンでも使えますが、よりフォーマルなシーンを意識したい場合には以下の締めの挨拶が使えます。
- It was nice meeting you.(あなたに会えて良かったです)
- It’s a pleasure to meet you all.(みんなと会えてくれしいです)
- I look forward to working with you.(あなたと一緒に働けることを楽しみしています)
1-2.自己紹介で決まったトピック・質問をおさえておく

自己紹介では日本語と同様に、英語でもある程度言う内容が決まっております。詳しくは以下でフレーズをご紹介しますが、基本的なトピックについて事前に考えておけば、実際の自己紹介場面でスムーズに言えますね。
- 最初・終わりの挨拶
- 自分の名前/出身地/家族など
- 趣味/好きなこと
- 職業/学業について
- 自分の強み・性格面
- 相手への質問など
以下でも触れていますが、自己紹介は1分〜1分半くらいの長さがベストです。そのため、各項目についてあまり長く伝えようとせず、要所だけを掘り下げておくような話し方が理想的です。
1-3.「自己紹介」を英語で何と言う?
また、参考までに「自己紹介」といった言葉自体の英語もご説明しますと、「self-introduction」や「a short introduction」などの言い方ができます。
self-introductionを使った英語表現例

短い紹介であれば「a short introduction」も自然ですが、「self-introduction」の方が一般的ですね。
- I do a self-introduction in English.(英語で自己紹介をします)
- My self-introduction was late.(私の自己紹介が遅れました)
- Please do a simple self-introduction.(簡単な自己紹介をお願いします)
上記例文のように、「self-introduction」は名詞形で使えます。そのため、「自己紹介をします」は「do a self-introduction」で表現できますね。
introduceを使った英語表現例

また、「自己紹介をします」や「自己紹介をお願いできますか?」など動詞の「introduce」を使った表現ができます。
- Please allow me to briefly introduce myself now.(今、簡単な自己紹介をさせていただけますでしょうか)
- May I introduce myself to you?(自己紹介をしてもよろしいでしょうか?)
- Please introduce yourself. (自己紹介してください)
自分から自己紹介をしたいです、と言いたい時に「self-introduction」や「introduce」を自然に使えると、スムーズに話し始められるでしょう。
2.基本的な英語の自己紹介フレーズ・例文
実際に英語で自己紹介をする時に使えるフレーズについて、基本的な内容からまとめました。最低限伝えるべきことについて、よく使う例文を確認してみましょう。
2-1.名前の言い方について
自己紹介で挨拶の後、まずは自分の名前を伝えるのが一般的です。「I’m Suzuki.(私はスズキです)」が普通の言い方で、「My name is~」はフォーマルな場で使うことが多いです。
- I’m〜
- My name is〜
- Please call me〜(〜と呼んでください)
ファーストネームとラストネームを分かりやすく伝えると丁寧

名乗り方ではフルネームがより丁寧ですが、日本語での苗字・名前は外国人にとって聞き取りづらい固有名詞です。
なので、フルネームで伝えてもファーストネームとラストネームの区別ができず、正確に覚えてもらえないことも考えられます。「スズキスズカ」さんなど苗字と名前の音が似ていればなおさらです。
Suzuki is my family name and Suzuka is my given name. (スズキは苗字で、名前がスズカです)
- 名前:first name または given name
- 苗字:last name または family name
このように、苗字と名前をそれぞれ説明するとより分かりやすくなります。
外国人でも呼びやすいニックネームを教える

また、あだ名や呼び名などをお願いしたい場合には「Please call me Suzu.(スズと呼んでください)」といったフレーズがあります。
- Please call me —. (—と呼んでください)
- My friends call me —.(友達からは—と呼ばれています)
- It may be difficult to pronounce my name. , so feel free to call me —.(私の名前は発音しづらいかもしれません。なので、—と呼んでください)
「Take」や「Ryo」など、外国人でも発音しやすい簡単なニックネームを伝えることで、呼んでもらいやすくなるでしょう。
2-2.出身・家族のこと

自分がどんな人なのか、出身地や家族構成などで無難に伝えることもありますね。出身地は中学英語でも習うフレーズがありますので、シンプルに言うといいでしょう。
- I’m from Nagoya.(私は名古屋出身です)
- I was born in Yokohama but grew up in Tokyo.(横浜生まれの東京育ちです)
家族構成については、兄弟や子供のことを伝えたりパートナーとの結婚について伝えることが多いですね。
- I have two younger sisters.(妹が二人います)
- There’re five people in my family.(私たちは五人家族です)
- I’m single.(私は独身です)
- I got married last month.(先月結婚しました)
- I’m planning to get married soon.(近々結婚する予定です)
現在の家族構成だけでなく、今後の予定などを伝えるとより話が広がりますね。例文では現在進行形を使った計画・未来の表現をしました。
2-3.年齢や誕生日について

自己紹介では年齢や誕生日など、プライベートな情報も伝えます。以下のような例文が一般的なフレーズです。
- I’m 32 years old.(32歳です)※基本的に「years old」なしで数字だけで伝わります
- I’ve just turned 28. (ちょうど28歳になりました)
- I’ll turn 30 next month.(来月で30歳です)
- I was born on July 10th in 1988. (1988年7月10日生まれです)
- My birthday is May 20th.(誕生日は5月20日です)
自分の年齢が言いづらい場合は
ビジネスシーンや転職での英語面接では自分の年齢を具体的に伝えますが、プライベートではあまり自分の年齢は言いたくない…という人もいますよね。
その場合、年齢を伝えたくない表現やぼかした言い方をする英語フレーズが使えます。
- I’m in my thirties/forties. (30代/40代です)
- How old do I look?(何歳に見えますか?)
- I’m sorry, but I don’t want to say how old I am.(ごめんなさい、何歳かは言えません)
友達との会話などカジュアルなシーンでは、このような英語表現が使えるでしょう。
2-4.自分の職業・仕事内容

英語での自己紹介では、自分の職業や仕事などを伝える機会もあります。
ビジネスシーンでは、他の社員や社外との打ち合わせなどで、自分がどのような仕事をしているかとか、どの業界で働いていたなど英語表現できるといいでしょう。
職種や部署の英語表現を事前にチェック
職種や仕事内容・業界など、自分と関わりのあるところは英語で何と言うか事前に確認しておくといいですね。以下がその例です。
職種の英語例
- office clerk(事務)
- accounting(経理)
- sales(営業)
- systems engineer(SE:システムエンジニア)
- public worker (公務員)
業種の英語例
- Advertising(広告)
- Marketing(マーケティング)
- Trading company(商社)
- Construction(建設業)
- Hospitality industry(接客業)
- IT company(IT企業)
部署の英語例
- Sales Department(営業部)
- Accounting Department(経理部)
- Human Resources Department(人事部)
- Public Relations Department(広報部)
- Purchasing Department(購買部)
名前・所属している企業名
取引先との自己紹介などで、以下英文のような伝え方ができます。
- My name is Suzuki. I work at Amazon.(私の名前はスズキです。Amazon社で働いています)
- I work in the financial industry.(金融業界で働いています)
- I’m in charge of the sales department. (営業部門の責任者です)
日本語だと「〜株式会社の鈴木です」と、会社名を先に述べるのが一般的ですが、英語では自分の名前から先に伝えますね。
現在・または過去の職業や仕事内容について
現在のほか、過去に経験してきた業種・業界なども以下例文で紹介できます。
I’m a management consultant.(私は経営コンサルタントです)
→業務上のポジションは「I’m~」と簡単に言えます。
I was in charge of the marketing department.(マーケティング部門を担当していました)
→「be in charge of~」で「〜の担当・役割」と表現できます。
I had been working at a construction company for 5 years.(建設会社で5年間働いていました)
→過去の職務経歴を具体的に言いたい場合
2-5.学校・専攻について

学生のほか、ビジネスシーン・転職面接などでは学業での経歴や専攻も説明する機会があります。
- I am a university student studying commerce. (大学で商学を専攻しています)
- I majored in economics.(経済学を専攻していました)
上記例文のように、現在大学生であれば「studying〜」の進行形で言えます。また、今は社会人で過去に専攻していたことを伝えるには「major in(専攻する)」の過去形が使えるでしょう。
大学の学部英語表現例
また、職種や業種と同様に専攻してきた学部の英語表現もチェックしておくといいですね。以下が学部の例です。
- Letters(文学)
- Economics(経済学)
- Law(法学)
- Business Administration(経営学)
- Sociology(社会学)
2-6.自分の趣味も英語で表現

よくある自分の趣味紹介も英語で伝えると、相手に対してよりどんな人間なのか分かってもらえます。シンプルに「I like/love~」で伝えられるほか、「My hobby is~」と丁寧な表現もあります。
I like going shopping.(買い物が好きです)
I love BTS.(BTSが大好きです)
My hobby is to watch movies.(私の趣味は映画鑑賞です)
趣味については「〜すること」と、動詞を名詞として伝えるフレーズが便利ですので動名詞やto不定詞の名詞的用法が使えるといいですね。詳しくは以下の文法解説ページでも取り上げています。
2-7.自分の性格も英語で伝える

自分のプロフィールから発展して、自分の性格やポリシーも英語表現できると初対面の相手でも距離が縮まるでしょう。
強みやポジティブな面を表現
自分の強みに関しては、上記でご紹介した職務経歴のほかポジティブなマインドを伝えると効果的です。
- I have been working in the Advertising company for about 10 years. (10年ほど、広告代理店で働いてました。)
- I’m always full of energy.(いつも元気いっぱいです)
- I’m good at arranging the main points well.(要領をつかんでまとめるのが得意です)
自分の考え・ポリシーなども具体的に
英語を通じてしたいことや、自分のモットー・ポリシーを伝える英文例を紹介します。
- I’d like to make friends with native English speakers.(ネイティブの方と友達になりたいです)
- Being positive, I will be myself.(前向きに、私らしくありたいと思います)
- I’m going to study English more so I can talk to you better.(もっと英語を勉強して、もっと皆さんと上手に話せるにようになります)
遠慮せず、自分の目的やしたいことについて英語表現することが大事です。はじめは失敗しても良いので、コミュニケーションを取ろうという気持ちが何よりも重要ですね。
3.ビジネスシーンの英語自己紹介で好印象を与えるポイント
英語の自己紹介で、ビジネスシーンで効果的な対策や好印象を与えるコツなどもご紹介します。
- 日本の名刺交換のカルチャーに慣れてしまっている
- 英語で簡単に自己紹介はできるものの、いつも相手の反応は微妙
- 最後に何を言えば好感を持てるのか、よく分からない
などの課題がある人は、以下のポイントを参考に改善してみてはいかがでしょうか。関連記事でも、ビジネスシーンでの英語自己紹介表現・フレーズより解説していますので、あわせてお読みください。
3-1.名刺に頼らず自分の言葉で伝える

日本での自己紹介では、「—株式会社の鈴木です」と一言だけ伝えて名刺交換をするといったパターンが多いですよね。
対して欧米など海外のビジネスシーンでは、まず名刺を持たない・交換しないというケースもあるので、基本的には自分の言葉で自己紹介をします。日本のように、名刺交換に関するマナーは厳格でなく自己紹介や商談が終わった後に、「これ連絡先ね」と渡すくらいの感覚です。
- お辞儀もせず、まずは握手と英語でのアイコンタクト
- 名前や経歴など自分の言葉で伝える
- メールアドレスなど、今後連絡のやり取りがありそうなら最後に名刺交換
といった事柄をおさえておけば、スムーズな自己紹介ができるでしょう。
3-2.軽く触れず話題を深掘りする
自己紹介でよくある失敗例が、「浅く広く」触れるやり方です。
上記で英語の自己紹介フレーズとして多く挙げましたが、経歴や出身・趣味など幅広く伝えようとするあまり、全体的な内容が薄くなってしまうデメリットが考えられます。
一つの話題を一言で終わらせない

以下の自己紹介が浅く広い一例で、あまり印象に残る英語表現とはなりません。
- I’m Kyoko Tanaka.(タナカキョウコといいます)
- I work for an — in Tokyo. (東京で—というところで働いています)
- department now.(今は営業企画部にいます)
- I like watching movies.(映画が好きです)
- That’s all, thank you.(以上です。ありがとうございます)
自分のことについて一通り触れてはいますが、どんな人物像なのかもうちょっと詳しく知りたいところです。
深掘りして話すと英語力も身に付く

そこで、特に相手へ伝えたいこと・重視している事柄などを掘り下げる意識が大事です。例えば上記の自己紹介で、営業企画部での業務内容や経験を詳しく説明することで、相手の興味関心を高められます。
- I’m in the sales planning department now.(今は営業企画部にいます)
- I handle customer feedback and develop new products.(顧客の意見をとりまとめて、新商品の開発をしています)
- Also, I promote our new Japanese sweets.(また、新作の和菓子宣伝の担当もしています)
一言で終わらせず、3文くらいの英語で伝えられると英語の表現力・スピーキングスキルも身に付きます。
3-3.意気込みや抱負を伝えると好印象|頑張ることを締めの言葉で

ビジネスシーンではこれまでの職務経歴や得意な業務のほか、自己紹介の最後に仕事に対する意気込みやポジティブな気持ちなども表現すると良い印象になるでしょう。
I’ll work hard to make this project better. (このプロジェクトをより良くするために、一生懸命働きたいと思います)
→〜させるの「make」を利用した英文で、詳しくは英語の第五文型(使役動詞)にて解説しております。
I’ll do my best. Thank you.(ベストを尽くします。どうもありがとうございます)
それと、相手への気遣いや自己紹介の機会をいただいたことへのお礼も言えると良いですね!
It was nice meeting you.(お会いできて良かったです)
I had a great time talking with you.(あなたと話せて、とても良い時間を過ごすことができました)
▷参考記事:英語の「おもてなし」表現を覚える!
4.相手の印象・記憶に残る英語の自己紹介表現は?
英語の自己紹介では、印象的な伝え方や場を和ませるジョークなどもあります。あまり多用し過ぎると本筋とは離れた感じになってしまいますが、適度に使うと効果的です。
4-1.自己紹介でジョークを交える

ジョークを交えた自己紹介の例を挙げてみました。ベタですが、海外でもオヤジギャクの概念はありますので、案外通じます。
- I love “Dad joke”. So sometimes I think the bicycle couldn’t stand up by itself, it was two tired.(私は「オヤジギャグ」が好きです。なので時々、自転車が自力で立てないことを思います。なぜならとても疲れているから) ※二輪(two tired)と疲れた(too tired)がかかっています。
- I’m a cat person because I often take a nap. So I might fall asleep during the meeting.(よく昼寝をする私は猫派です。なので、会議中に寝てしまうかもしれません)
- I only know 25 letters of the alphabet. I don’t know y.(私は25個のアルファベットを知っています。「y」は知りません)
自分の自己紹介について、ありふれた内容だと感じた時にはこうした緩急をつけることも一つの手段です。
4-2.自分の趣味や得意としていることを詳しく伝える

ジョークとはちょっと苦手かな…と思う人は、興味を引くことをアピールしておけば相手にとって記憶に残ります。同じ考え・趣味の相手とコミュニケーションを取れるような、ちょっとした一言があります。
- If you watched — on Netflix, let’s talk about it.(Netflixで—を見た人がいましたら、ぜひ話しましょう)
- I am currently learning a lot about the stock market.(株の投資について、結構勉強している最中です)
- I’ve moved about 10 times till now. So I can tell us the know-how about apartment-hunting.(これまで、10回引っ越しをしてきましたのでお部屋探しのノウハウをお伝えできます)
自己紹介が終わってからの英会話・コミュニケーションが自然に生まれるような誘導ができれば、かなり上出来と言えるのではないでしょうか。
5.英語の自己紹介だけでなく関係性を深めるスモールトークも大事
上記と関連して、英語の自己紹介では情報を伝えて終わりだけでなく、その後の人間関係を豊かにする・距離を縮める意識が大事です。
自己紹介ができても、その後「この人とは何を話せばいいのだろう…」と困ってしまい会話が続かないこと、日本語でもありますよね。いわゆる雑談:英語で言うと「small talk」(スモールトーク)をしやすくするための対策を知っておきましょう。
5-1.スモールトークでおすすめの話題
雑談・スモールトークでは以下のような話題が無難です。自分の知りたいことや、海外の文化・習慣などで教えてもらいたい内容があれば、質問してみるといいでしょう。

- 仕事・業務について
- 学業・専攻について
- 週末にしていること・趣味など
- 旅行・海外のカルチャー
- ランチ・ディナーなど普段食べているもの
英語のコミュニケーションでは発音など語学面でのスキルだけでなく、海外文化の理解・バイカルチャーの適用も大事です。「What are popular sports where you’re from? (あなたの国ではどんなスポーツが人気ですか?)」などの質問ができます。
5-2.効果的に質問をしたり会話のリアクションも大事

スモールトークでは、相手の話をしっかり聞いて反応を示す相槌・リアクションが印象を左右します。相手のことを聞いて、ずっと無反応だと変な感じになるでしょう。
英語の相槌・リアクション表現を実践できることで、相手が話しやすくなったりより話題を広げられるメリットがあります。
- Right.(そうですね)
- I think so too.(私もそう思います)
- Please give me some more details. (もっと詳しいことを教えてもらえますか)
上記例のほか、関連記事より相槌の英語表現を確認してみてはいかがでしょうか。
英会話で役立つ質問パターンまとめ
英会話のリアクションや掘り下げで効果的な質問のフレーズ・パターンを以下でまとめました。適宜質問をすることで、相手にとっても話しやすい流れが作れます。
- Where were you born?(どこ生まれでしょうか?)
- Do you have any brothers or sisters?(兄弟はいますか?)
- Do you have any pets?(ペットは飼われていますか?)
- What do you do?(何をされている方でしょうか?)
- Where do you usually have lunch?(いつも昼食はどこで食べてます?)
- What TV program do you like?(好きなテレビ番組は何ですか?)
- How often do you go to the cinema?(どれくらい映画を観に行きますか?)
- What did you do last weekend?(先週末は何をされていました?)
上記のような質問が自然とできれば、スモールトークがいろいろできて楽しく感じるでしょう。
5-3.初対面の相手で避けるべき話題・トピックも
一方で、初対面など関係があまり深くない相手とは避けるべき話題もあります。日本での人間関係と同様に、あまり好ましくないトピックが考えられます。

- 政治や宗教などの考え
- 年齢(特に女性が相手の場合)
- 人種について
- 相手の外見・体型に関するイジり
- 収入・貯金など金銭面の話
初対面の相手に「年収いくら?」「支持している政党ある?」など、いきなり聞かれると不快に思う人も多いですよね。あまりデリケートな内容は話さないのが無難です。
6.英語の自己紹介がより上手になるポイント・対策まとめ
英語の自己紹介で使えるフレーズやポイントなど一通り解説しましたが、英会話がより上手くなるコツや対策も知っておくといいでしょう。
英会話はただ英語フレーズを覚えるだけでなく、リアルなコミュニケーションの慣れや語学面でのスキル対策も必要です。
6-1.落ち着いて堂々と話す

焦らず、早口にならず堂々と話すことが第一です。しどろもどろになってしまうと相手からも気を遣われるので、肝心の自己紹介の内容は入ってきません。
相手の顔・目を見てコミュニケーションをする
自分の英語に自信がないと、目線や声のボリュームが下がってしまいます。結果的に相手への印象が悪くなるので、英語が下手でも相手の顔を見て会話を続けましょう。
相手の目をじっと見るよりも、相手の目と口の間をぼんやり見るくらいの感覚が自然です。アイコンタクトが苦手という場合でも、徐々に慣れておけば問題ありません。
思い出しながら話すのではなく感情を込める
また、初心者の英会話にありがちな失敗として「I’m in the…えっと…sales planning.」など、思い出しながら話すことがあります。
これも英会話でマイナスな印象になり、棒読みになってしまう恐れも考えられます。無理に完璧な英語を話そうとするより、会話のテンポや抑揚の方が大事なので、多少文法が間違ってもいいので感情を込めて話すようにしましょう。
6-2.1分程度の長さでまとまるとOK

日本語での自己紹介でも気になるポイントですが、「自己紹介ではどこまで詳しく、どれほどの長さがベストなのか?」という疑問ですが、目安としては1分程度でまとまればOKですね。
短すぎても内容不十分だったり、かと言って2~3分ほど長々と話すのも初対面のシーンでは「この人、話が長い人だな…」とマイナスな印象を与えてしまう可能性もあります。
そのため、自己紹介文についてまずは書き起こし、一通り音読をしてから全体的な長さを確認して調整すると良いでしょう。
6-3.自主学習でスピーキング・英語を話して慣れておく

自己紹介の英語練習は、独学でのスピーキング・アウトプット対策が効果的です。また、時間の限られている自己紹介では話す内容の検討も大事ですね。
話題作りを含めまずは日本語で話す内容を考える
話したいことをまず日本語でまとめておきましょう。事前に考えておかないと話題が偏ったり、話したいことが思い出せないといった懸念があります。
- はじめの挨拶
- 名前とニックネーム
- 今の仕事について(商社で5年勤務している)
- 家族のこと(弟が先月結婚した)
- 意気込み(まずはみんなと仲良くしたい)
- 終わりの挨拶
といった流れ・話す順番を想定した上で、話す内容を日本語でメモしておくと整理できます。
質問される内容などもシミュレーション
英会話で役立つ質問フレーズでも紹介しましたが、逆に自分が何を聞かれるのかも知っておくと回答がスムーズです。
「What do you do?(何の仕事をしていますか?)」と質問されたら、「I work for a cosmetic company.(化粧品会社で働いています)」など、基本的な返しができると良いでしょう。
また、関連記事でも日常会話でよく使う英語のフレーズをまとめています。自己紹介に限らず、スモールトークでも積極的に会話したい方はぜひご参考ください。
6-4.日常会話で必要なスキル・アウトプット対策をする

スピーキングやアウトプットが苦手な人は、自主学習からの対策がおすすめです。英語の表現力を効果的に鍛えられると自信がつきます。
自己紹介の上達では他己紹介の英語練習もおすすめ!
自己紹介の英語表現が上達する練習として、他人の紹介もスピーキングで伝える方法が効果的ですね。
- 自己紹介を2~3人ほどでお互いに発表する
- 相手の英語自己紹介を覚える
- 自分の英語で他の人を紹介してみる
といった流れで練習することで、スピーキングのスキルが上がるほかリスニング学習にも繋がりますので、自分だけでなく他人の紹介も英語でチャレンジしてみるといいでしょう。
他己紹介では特に、英語でのサマライジング(要約)やレプロダクション(聞いた英語を自分なりに表現する)の学習効果があります。別記事でもスピーキングの独学を解説していますので、あわせてご参考くださいませ。
自己紹介のほか日常会話でも英語を話すための対策を知る
英語・英会話を本格的に習得したい場合、まずは日常会話レベルからの対策をしておきましょう。
英会話のスキル習得では語彙力のほか、文法や構文・発音など基本的な知識が必要です。自分はどのスキルが不足しているのか、どのくらいの英語レベルから目指すのか客観的に確認できれば独学でも上達できます。
少しずつ英語の自己紹介ができるようになれば、「相手ともっと英語でコミュニケーションを取りたい!」「ビジネスシーンでの英会話ができるようになりたい」など、ステップアップのモチベーションが上がります。少しずつでいいので、英語をもっと学んでみてはいかがでしょうか。
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