英語で自己紹介する機会は様々ですが、普段は英語を話さない方にとって「自己紹介では何を言えばいいのだろう…?」と不安に思うこともあるでしょう。
- 英会話のグループレッスンで簡単な自己紹介を求められた時
- 英語を使った転職面接で自分の経歴やアピールポイントを述べる時
- 友達から外国の方を紹介された時
など、それぞれのシーンで共通して使える英語のフレーズや自己紹介の流れを確認しておくといいでしょう。
自己表現に抵抗がある方や、日本語での自己紹介でも苦手意識がある人にとって大変に感じるかもしれませんが、要点をおさえておけばスムーズに英語の自己紹介ができるようになりますので、ぜひ練習するといいですね!
1.英語で自己紹介をする際のポイント・知っておくべきこと
英語での自己紹介ではいきなり自分のことについて語るのではなく、「初めまして、〜と申します」とか「ご紹介に預かりました〜です」など決まった挨拶がある通り、はじめと終わりの挨拶について入れておくのが自然ですね。
1-1.はじめと終わりの挨拶・フレーズを覚えておく
最初は「こんにちは」など簡単な挨拶をするといいですが、日常的な英会話であれば「Hello(Hi)」で、ビジネスシーンだと「Nice to meet you.」と丁寧に言うといいでしょう。
さらに畏まった言い方で、知人や上司などから事前の紹介があった場合には以下のような言い方ができます。
I was just given an introduction, my name is Suzuki.(ただいま紹介に預かりました、スズキと申します)
こちらのフレーズでは、紹介をもらったと受動態で表現していますね。文法的な確認で、受動態の基本や使い方なども別ページで解説しています。
▷関連記事:英語の基本的な文法が全てわかる!
また、自己紹介の終わりには以下のような言い方ができます。
- That’s all.|以上です
- Thank you(very much).|ありがとうございます
- Nice meeting you.|ありがとうございます。
シンプルに「Thank you.」が一般的で、「That’s all, thank you.」のフレーズがよく使われますので覚えておくといいでしょう。
1-2.自己紹介で決まったトピック・質問をおさえておく
自己紹介では日本語と同様に、英語でもある程度言う内容が決まっております。詳しくは以下でフレーズをご紹介しますが、基本的なトピックについて事前に考えておけば、実際の自己紹介場面でスムーズに言えますね。
- 最初・終わりの挨拶
- 自分の名前/出身地/家族など
- 趣味/好きなこと
- 職業/学業について
- 相手への質問など
1-3.自己紹介は英語で「self-introduction」
また、参考までに「自己紹介」といった言葉自体の英語もご説明しますと、「self-introduction」や「a short introduction」などの言い方ができます。短い紹介であれば「a short introduction」も自然ですが、「self-introduction」の方が一般的ですね。
Please allow me to briefly introduce myself now.(今、簡単な自己紹介をさせていただけますでしょうか)
自分から自己紹介をしたいです、と提案する場合の例文もありますのでこちらもチェックしておきましょう。
2.基本的な英語の自己紹介フレーズ・例文
実際に英語で自己紹介をする時に使えるフレーズについて、基本的な内容からまとめました。最低限伝えるべきことについて、よく使う例文をぜひご活用くださいませ。
2-1.名前の言い方について
自己紹介で挨拶の後、まずは自分の名前を伝えるのが一般的ですね。「I’m Suzuki.(私は鈴木です)」が普通の言い方で、「My name is~」はフォーマルな場で使うことが多いですね。
- I’m〜
- My name is〜
- Please call me〜(〜と呼んでください)
また、あだ名や呼び名などをお願いしたい場合には「Please call me Suzu.(スズと呼んでください)」といったフレーズがあります。相手にお願いしたい場合の、丁寧な命令形は自己紹介でも使う機会が多いでしょう。
2-2.ビジネスシーンで使えるフレーズ・自己紹介
ビジネスシーンでは、他の社員や社外との打ち合わせなどで自己紹介をすることがありますね。自分がどのような仕事をしているかとか、どの業界で働いていたなど、以下のようなフレーズで活用できます。
■名前と所属している企業名について
My name is Suzuki. I work at Amazon.(私の名前はスズキです。Amazon社で働いています)
日本語だと「〜株式会社の鈴木です」と、会社名を先に述べるのが一般的ですが、英語では自分の名前から先に伝えますね。
■現在・または過去の職業や仕事内容について
I’m a management consultant.(私は経営コンサルタントです)
→業務上のポジションは「I’m~」と簡単に言えます。
I was in charge of the marketing department.(マーケティング部門を担当していました)
→「be in charge of~」で「〜の担当・役割」と表現できます。
I work in the financial industry.(金融業界で働いています)
→会社名でなく業界的に伝えたい場合
I had been working at a construction company for 5 years.(建設会社で5年間働いていました)
→過去の職務経歴を具体的に言いたい場合
2-3.出身・家族のこと
自分がどんな人なのか、出身地や家族構成などで無難に伝えることもありますね。出身地は中学英語でも習うフレーズがありますので、シンプルに言うといいでしょう。
I’m from Nagoya.(私は名古屋出身です)
I was born in Yokohama but grew up in Tokyo.(横浜生まれの東京育ちです)
家族構成については、兄弟や子供のことを伝えたりパートナーとの結婚について伝えることが多いですね。
I have two younger sisters.(妹が二人います)
There’re five people in my family.(私たちは五人家族です)
I’m single.(私は独身です)
I got married last month.(先月結婚しました)
I’m planning to get married soon.(近々結婚する予定です)
現在の家族構成だけでなく、今後の予定などを伝えるとより話が広がりますね。例文では現在進行形を使った計画・未来の表現をしました。
2-4.自分の趣味も英語で表現
それと、よくある自分の趣味紹介も英語で伝えると、相手に対してよりどんな人間なのか分かってもらえるでしょう。シンプルに「I like/love~」で伝えられるほか、「My hobby is~」と丁寧な表現もあります。
I like going shopping.(買い物が好きです)
I love BTS.(BTSが大好きです)
My hobby is to watch movies.(私の趣味は映画鑑賞です)
趣味については「〜すること」と、動詞を名詞として伝えるフレーズが便利ですので動名詞やto不定詞の名詞的用法が使えるといいですね。詳しくは以下の文法解説ページでも取り上げています。
3.より好印象になる英語の自己紹介
基本的な自己紹介内容以外にも、人間性についてより詳しく伝えたりビジネスシーンでの意気込みなども英語表現できると、より良いイメージを相手にもってもらえるでしょう。
3-1.ビジネスシーンでは頑張ることを締めの言葉で
ビジネスシーンではこれまでの職務経歴や得意な業務のほか、自己紹介の最後に仕事に対する意気込みやポジティブな気持ちなども表現すると良い印象になるでしょう。
I’ll work hard to make this project better. (このプロジェクトをより良くするために、一生懸命働きたいと思います)
→〜させるの「make」を利用した英文で、詳しくは英語の第五文型(使役動詞)にて解説しております。
I’ll do my best. Thank you.(ベストを尽くします。どうもありがとうございます)
それと、相手への気遣いや自己紹介の機会をいただいたことへのお礼も言えると良いですね!
It was nice meeting you.(お会いできて良かったです)
I had a great time talking with you.(あなたと話せて、とても良い時間を過ごすことができました)
3-2.自分の考え・ポリシーなども具体的に
自分のプロフィールから発展して、自分の性格やポリシーも英語表現できると初対面の相手でも距離が縮まるでしょう。
I’d like to make friends with native English speakers.(ネイティブの方と友達になりたいです)
Being positive, I will be myself.(前向きに、私らしくありたいと思います)
I’m going to study English more so I can talk to you better.(もっと英語を勉強して、もっと皆さんと上手に話せるにようになります)
遠慮せず、自分の目的やしたいことについて英語表現することが大事で、失敗しても良いのでコミュニケーションを取ろうという気持ちが何よりも重要ですね。
3-3.相手から質問されそうな内容も事前に回答を用意!
また、自己紹介のシーンで相手から想定される質問も前もって確認しておくと、その場での回答もスムーズに進みます。
- May I have your name?(お名前をお伺いしてもよろしいでしょうか?)
- May I ask where you are from?(あなたのご出身はどちらでしょうか?)
- What do you like doing on weekends?(週末は何をするのが好きですか?)
- What do you do for living?(お仕事は何をされていますか?)
- What countries have you been to?(行ったことのある国はありますか?)
自分が自己紹介をする場面だけでなく、相手から自己紹介をしてもらった時に詳しく聞きたい場合など、応用できる質問ですので覚えておくといいでしょう。また、英語の質問については5W1H(疑問詞)の使い方も要チェックですね!
4.英語の自己紹介をより完璧にするためのアドバイス
自己紹介のフレーズや内容について一通り解説しましたが、よりパーフェクトな伝え方にするためのポイントやアドバイスについて最後にまとめました。
4-1.1分程度の長さでまとまるとOK
日本語での自己紹介でも気になるポイントですが、「自己紹介ではどこまで詳しく、どれほどの長さがベストなのか?」という疑問ですが、目安としては1分程度でまとまればOKですね。
短すぎても内容不十分だったり、かと言って2~3分ほど長々と話すのも初対面のシーンでは「この人、話が長い人だな…」とマイナスな印象を与えてしまう可能性もあります。
そのため、自己紹介文についてまずは書き起こし、一通り音読をしてから全体的な長さを確認して調整すると良いでしょう。
4-2.自己紹介では英語での話題作り・練習も大事
自己紹介では自分の仕事や趣味について伝えるのが無難ですが、「あまり趣味がないから、自己紹介で言うことがない…」といった方も中にはいますね。
そこで自己紹介の内容を充実させたい場合、英語学習とあわせてスピーキングの話題作りを普段から用意しておくと楽になります。話題作りでは日々のジャーナリング(様々なトピックのライティング)が参考になるほか、スピーキング教材からネイティブの会話について練習してみてはいかがでしょうか。
4-3.自己紹介の上達では他己紹介の英語練習もおすすめ!
自己紹介の英語表現が上達する練習として、他人の紹介もスピーキングで伝える方法も効果的ですね。
- 自己紹介を2~3人ほどでお互いに発表する
- 相手の英語自己紹介を覚える
- 自分の英語で他の人を紹介してみる
といった流れで練習することで、スピーキングのスキルが上がるほかリスニング学習にも繋がりますので、自分だけでなく他人の紹介も英語でチャレンジしてみるといいでしょう。
他己紹介では特に、英語でのサマライジング(要約)やレプロダクション(聞いた英語を自分なりに表現する)の学習効果があります。別記事でもスピーキングの独学を解説していますので、あわせてご参考くださいませ。
4-4.事前準備やスピーキングの練習ではオンライン英会話で!
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初歩的な自己紹介の表現や、日常英会話のほかビジネスシーンなど様々な場面で役に立つスピーキングが練習できますので、Aloha Englishのオンラインレッスンもぜひご活用くださいませ。
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