過去形と過去進行形の違い|もう迷わない使い分けを例文で解説

過去形と過去進行形の違いが分からず、使い分けに迷う方は少なくありません。

どちらも過去を表す英語表現ですが、違いを理解するには、単に文法の形を見るだけでは不十分です。

過去形は、過去に起きた出来事や完了した動作を伝えるときに使います。一方、過去進行形は、過去のある時点で進行中だった動作を表す表現です。過去進行形の文法自体は 「主語 + was / were + 動詞のing形」 とそれほど難しくありませんが、過去形との違いが曖昧なままだと、実際の英会話ではニュアンスがずれてしまうことがあります。

この記事では、過去形と過去進行形の違い に焦点を当てながら、

1.意味の違い
2.使い分けの違い
3.文章の作り方の違い

を、例文を交えてわかりやすく解説します。ぜひ最後までご覧ください。

1.過去形と過去進行形の違いは「継続的な動作」の有無

過去形と過去進行形の大きな違いは、その動作が過去のある時点で続いていたかどうかです。過去進行形は、過去のある場面で「ちょうど〜していた」と、進行中だった動作を表します。

一方で過去形は、過去に起きた出来事や完了した動作をシンプルに伝えるときに使います。そのため、同じ過去の話でも、動作の途中に注目するのか、それとも起きた事実そのものに注目するのかによって使い分けが変わります。 

1-1.過去進行形は「過去継続する動作」に使う|私はテレビを観続けていた

過去進行形は、過去のあるタイミングで何かをしている途中だったことを表すときに使います。日本語では「〜していた」「〜しているところだった」と訳せることが多く、動作がある程度続いているイメージがあります。

たとえば、次のような文です。

I was watching TV when my cat came home.
(猫が家に帰ってきたとき、私はテレビを観ていました)
My brother was eating when I called him.
(私が電話したとき、弟は食事をしていました)

どちらも、猫が帰ってきた瞬間や電話した瞬間より前から、その動作が続いていたことがわかります。つまり、過去進行形は過去のある場面で進行中だった動作を表す表現です。

文の形は、次のようになります。

主語 + was / were + 動詞のing形
例:
I was studying.
They were playing soccer.

現在進行形の am / is / are を、過去形の was / were に変えれば、基本的に過去進行形になります。

また、文法的な違いに触れますと過去進行形は「主語 + be動詞過去形 + 動詞のing形」で、be動詞を過去形にする必要があります。通常の進行形に関する基礎知識のほか、be動詞の関連記事もありますのでチェックしておくといいですね。

be動詞過去形の変化・正しい使い方はこちら!

1-2.過去形は「過去のある1点の動作」に使う|私はテレビを観ていた

一方、過去形は過去に起きた出来事や、完了した動作を伝えるときに使います。「何をしていた途中だったか」ではなく、何が起きたか・何をしたかをシンプルに述べる表現です。

たとえば、次のような文です。

I watched a movie.
(私は映画を観ました)
・She ate lunch.
(彼女は昼食を食べました)

これらの文では、動作が進行中だったことよりも、「映画を観た」「昼食を食べた」という事実そのものに焦点があります。

そのため、過去形と過去進行形の違いは、次のように整理できます。

  • 過去形:過去に起きた出来事・完了した動作を表す
  • 過去進行形:過去のある時点で進行中だった動作を表す

たとえば、

I watched TV.
(私はテレビを観ました)
は「テレビを観た」という事実を伝える文です。

一方で、

I was watching TV.
(私はテレビを観ていました)
は、過去のある場面でテレビを観ている途中だったことを表します。
過去形・過去進行形のイメージ

このように、同じ「テレビを観る」という動作でも、出来事として述べるのか途中の場面として述べるのかによって、過去形と過去進行形を使い分けます。

他の時制との比較・解説まとめページ!

2.過去形・過去進行形の使い分けの違い

過去形と過去進行形は、どちらも過去の出来事を表す表現ですが、使う場面にははっきりした違いがあります。過去形は、過去に起きたことをそのまま伝えるときに使います。

一方、過去進行形は、過去のある時点でちょうど進行していた動作を表したいときに使います。そのため、英語では「過去に何があったか」を伝えたいのか、それとも「そのとき何をしている途中だったか」を伝えたいのかによって、どちらを使うかが変わります。

2-1. 過去形は単純に過去に起きた事実を伝えるときに使う

過去形は、過去に起きた出来事や完了した行動を、シンプルに伝えるときに使います。そのため、会話の中では「昨日何をしたか」「何があったか」を説明するときによく使われます。

たとえば、次のような文です。

I watched TV last night. (昨夜、私はテレビを観ました)
She visited her grandmother yesterday. (彼女は昨日、祖母を訪ねました)
We played soccer after school. (私たちは放課後にサッカーをしました)

これらの文では、「テレビを観た」「訪ねた」「サッカーをした」という過去の事実を、そのまま伝えています。動作の途中だったことを強調したいわけではないため、過去進行形ではなく過去形が自然です。

また、過去形は会話の中で出来事を順番に説明するときにもよく使われます。

I got home, ate dinner, and went to bed. (私は帰宅して、夕食を食べて、寝ました)

このように、起きたことを順番に並べて伝えるときは、過去形が基本になります。

過去形の文法ルール・解説ページでもご紹介しています。

2-2. 過去進行形は時間を示す単語や when・while と合わせて使う

一方、過去進行形は、過去のある時点で進行中だった動作を伝えるときに使います。特に、whenwhile のような語と一緒に使うと、「〜したとき、ちょうど…していた」「〜している間に…だった」という関係がわかりやすくなります。

たとえば、次のような文です。

I was watching TV when my mother called me. (母が電話をしてきたとき、私はテレビを観ていました)
My brother was studying when I came home. (私が家に帰ったとき、弟は勉強していました)

これらの文では、電話が来た瞬間や帰宅した瞬間の前から、その動作が続いていたことがわかります。つまり、過去進行形は「そのときちょうどしていたこと」を表すのに適しています。

また、while を使うと、2つの動作が同時に続いていたことも表せます。

She was reading a book while I was cooking dinner. (私が夕食を作っている間、彼女は本を読んでいました)
I was listening to music while I was cleaning my room. (私は部屋を掃除している間、音楽を聴いていました)

このように、when は「ある出来事が起きたとき」、while は「〜している間」という流れで使われることが多く、どちらも過去進行形と相性のよい表現です。

さらに、過去進行形は時間を示す単語ともよく使われます。

At 8 p.m., I was studying English. (午後8時の時点で、私は英語を勉強していました)
This time yesterday, we were talking about our trip. (昨日の今ごろ、私たちは旅行の話をしていました)

このような表現では、「過去のある時点」を切り取って、その時に進行していた動作を表すことができます。 whenの接続詞としての用法についてwhenとifの違い・使い分けでも解説しておりますのでご参考までに。


英語学習の困りごとについて具体的な解決策・学習方法を直接ご相談したい場合は、お気軽にご相談ください。日本人カウンセラーが日本語で対応します。

3. 過去形・過去進行形の文章の作り方の違い|日常英会話で使える例文

過去形と過去進行形は意味だけでなく、文章の作り方にも違いがあります。過去形は動詞を過去形に変えるのが基本ですが、過去進行形は be動詞の過去形 + 動詞のing形 で作ります。

使い分けだけでなく、文の形までしっかり押さえておくと、日常英会話でも自然に使えるようになります。

3-1. 過去形の作り方|動詞を過去形にして表現する

過去形は、動詞を過去形に変えることで作ります。

たとえば、一般動詞 watchwatchedplayplayedeatate のように変化します。

基本の形は、次の通りです。

主語 + 動詞の過去形

例文を見てみましょう。

I watched TV last night. (昨夜、私はテレビを観ました)
She played tennis after school. (彼女は放課後にテニスをしました)
We ate dinner at home. (私たちは家で夕食を食べました)

このように、過去形は「何をしたか」「何が起きたか」をシンプルに伝えるときに使います。また、否定文と疑問文では did を使います。

否定文

主語 + did not + 動詞の原形
I did not watch TV last night. (昨夜、私はテレビを観ませんでした)

疑問文

Did + 主語 + 動詞の原形 ?
Did you watch TV last night? (昨夜、テレビを観ましたか?)

このように、過去形は肯定文では動詞を過去形にし、否定文と疑問文では did を使うのがポイントです。

3-2. 過去進行形の作り方|was / were と動詞のing形で表現する

一方、過去進行形は、過去のある時点で進行中だった動作を表す形です。

作り方は、次の通りです。

主語 + was / were + 動詞のing形

主語が I / he / she などの単数なら wasyou / we / they などなら were を使います。

例文を見てみましょう。

I was watching TV at 8 p.m. (午後8時、私はテレビを観ていました)
She was talking with her friend then. (そのとき、彼女は友達と話していました)
They were playing soccer in the park. (彼らは公園でサッカーをしていました)

このように、過去進行形は「そのとき、ちょうどしていたこと」を表すのに向いています。

否定文と疑問文は、be動詞を使って作ります。

否定文

主語 + was / were not + 動詞のing形
I was not watching TV at that time. (その時間、私はテレビを観ていませんでした)

疑問文

Was / Were + 主語 + 動詞のing形 ?
Were you watching TV when I called you? (私が電話したとき、あなたはテレビを観ていましたか?)

過去進行形では、過去形のように did は使いません。was / were を中心に文を作る点が大きな違いです。

英語での否定文について一通り解説!

英語での疑問文の作り方を一通り解説! 

3-3. 過去形と過去進行形の作り方を例文で比較

過去形と過去進行形の違いは、実際の例文で比べるとよりわかりやすくなります。

I watched TV. (私はテレビを観ました)
I was watching TV. (私はテレビを観ていました)

最初の文は、「テレビを観た」という過去の事実を伝えています。一方、次の文は、過去のある時点でテレビを観ている途中だったことを表しています。

もう一つ見てみましょう。

She studied English last night. (彼女は昨夜、英語を勉強しました)
She was studying English when I called her. (私が彼女に電話したとき、彼女は英語を勉強していました)

このように、過去形は出来事そのものを述べ、過去進行形はその時点で進行していた動作を表します。

日常英会話では、次のように使い分けることができます。

I cooked dinner yesterday. (昨日、私は夕食を作りました)
I was cooking dinner when he came home. (彼が帰宅したとき、私は夕食を作っていました)

このペアで見ると、過去形は単純な事実、過去進行形は出来事が起きたときの途中の場面を表していることがよくわかります。

4. 過去形と過去進行形の違いに悩んでいる方は、ぜひ無料カウンセリングへお越しください

過去形と過去進行形の違いは、英会話においてとても大切です。

この2つの使い分けが曖昧なままだと、過去の出来事を伝えることはできても、「そのとき何をしていたのか」 という場面のニュアンスまで自然に表現するのが難しくなります。

たとえば、

「テレビを観た」と言いたいのか、
「テレビを観ている途中だった」と言いたいのかで、英語では使う形が変わります。

この違いが分かっていないと、自分では伝えたつもりでも、相手には細かい状況が伝わりにくくなることがあります。反対に、相手が話している英語を聞くときも、出来事の話なのか、途中の場面の話なのか がつかみにくくなることがあります。

特に、過去形と過去進行形のように意味が似ている文法は、ルールだけを読んでも「何となく分かった気がする」状態で止まりやすいものです。実際の会話になると、when や while が出てきたときに瞬時に使い分けられない と感じる方も少なくありません。

以下の動画では、こうした英語の時制の使い分けについて、実際の会話の中でどのようにコーチングしているかをご覧いただけます。

▼ 分かりにくい時制の違いを、会話の中でどう使い分けるかが分かる動画はこちら

このように、英語の時制は知識として覚えるだけでなく、会話の中で使い分けながら学ぶこと で理解しやすくなります。

もしこの記事を読んで、

「違いは分かったけれど、自分で英文を作ると迷ってしまう」
「問題では分かるけれど、会話になると使えない」

と感じた場合は、覚え方だけでなく、学び方そのものを見直した方が良いケースもあります。Aloha Englishの無料カウンセリングでは、英語学習のお悩みや、文法でつまずいているポイントを日本語でご相談いただけます。

  • 「過去形と過去進行形をどうやって覚えればいいのか」
  • 「会話の中で自然に使えるようになるには、どんな練習をすればいいのか」

といった点も含めてアドバイスできますので、ぜひ気軽にご相談ください。 

英語習得の専門家に相談しよう

まずは無料カウンセリングへ

Aloha English英会話の専門家が
英語学習のお悩みや目標をヒアリングし、
あなたにあった学習法をご提案します。

ヒアリング

担当者がじっくり日本語でお話をお伺いします。

英語のお悩み

英語で話すことが苦手な方はぜひご相談ください。

リスニングのお悩み

英語の聞き取りに関するお悩みもご相談できます。

ビジネス英語のお悩み

英会話力を上げるための方法についてもご相談できます。

Aloha Englishは無料カウンセリングでも 98%の方に ご満足いただいています。

無料カウンセリングの流れ

Aloha Englishの無料カウンセリングは
オンラインでのお打ち合わせとなります。
3ステップで簡単にお受けできます。

Step 01

ご予約

まずはご予約をお願いします。
お客様の都合に合わせて、カウンセリングの日時をお選びいただけます。

Step 02

オンライン接続

予約後、担当者から送られるリンクで
Skypeに接続します。

Step 03

カウンセリング

Aloha Englishの日本人講師に、あなたの目標や学習スタイルに合わせた相談ができます。

無料カウンセリングを予約する

60秒で完了する簡単なステップで、
無料カウンセリングの予約が可能です。

公式LINEからお問い合わせ

キーワード検索

英会話で役立つ最新記事

記事の監修者情報

【松本兼頌(Matsumoto Kensho)】

英会話コーチング歴は10年以上。これまでに300人以上の英会話学習者をサポートし、スピーキング力の向上や転職成功といった多くの成果を実現してきました。特に、初心者が陥りやすい失敗や学習のつまずきポイントを熟知。その経験をもとに、「どうすれば英語が話せるようになるか」を具体的かつ実践的に解説しています。日常英会話からビジネス英語まで幅広く対応し、スピーキング・発音・リスニングに重点を置いて監修しています。

FREE 無料

カウンセリング
相談
予約
受付中!

希望の日時を選択してご予約ください。