be動詞の過去形については「was」と「were」の2種類ありますが、「私は昨日、大阪にいました」とか「彼が中学生の頃は背が低かった」など過去のことを英語で表現する上では頻出します。
英文法の中でbe動詞は基本的な内容で、これから英会話を少しずつできるようにしたい方はぜひ、be動詞の過去形についてチェックしておきましょう。
また、具体的な例文からbe動詞の否定文・疑問文の使い方やよくある間違いについても取り上げますので、まだまだ基本的な英文法を理解しているかどうか不安な方も参考になりますね!
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1.be動詞過去形一覧と使い分け|現在形からどう変化する?
be動詞の過去形は現在形によって、「was」と「were」のどちらを使うかというルールが決まっています。現在形のbe動詞と比較した表を以下でまとめました。
主語 | be動詞の現在形 | be動詞の過去形 |
I | am | was |
You | are | were |
He,She,人や物の名前 | is | was |
We | are | were |
This,That,It | is | was |
They,人や物の名前(複数) | are | were |
These,Those | are | were |
1-1.be動詞の過去形はwas・wereの2種類
be動詞の現在形→過去形のルールを簡単に言うと、以下の通りです。
- 主語が単数形(一人)の場合は「was」
- 主語が複数形の場合は「were」
主語が「I」や「She」など単数であれば、is(またはam)が「was」に変わり、「We」など複数の主語に対してはareが「were」に変わるという感じです。
変化についてはそこまで難しくないですが、現在形や過去形など時制の使い分けが不安な方は、以下記事で解説していますのでご参考までに!
1-2.be動詞過去形の意味も基本は2種類
be動詞過去形の意味は現在形と同じような感じで、「そこにあった、いた」という位置的な情報と、「〜〜であった」と状態を表すパターンがあります。
・I was an office worker.(私は会社員でした:過去の状態)
・This book was on the table.(その本はテーブルの上にあった:位置的な情報)
1-3.be動詞には短縮形もあります!
また、以下の例文でも取り上げますがbe動詞の否定文では短縮形も使われます。
- was notの場合:wasn’t
- were notの場合:weren’t
短縮形は日常的な英会話でもよく利用されますので、覚えておくといいでしょう!
2.be動詞過去形の例文まとめ|肯定文・否定文・疑問文で基礎をチェック
be動詞の過去形で具体的にどう英語で表現できるかについて、例文でまとめました。肯定文と否定文・疑問文で分けていますので、英語での自己紹介や相手への質問などで応用してみるといいですね!
2-1.be動詞過去形を使った肯定文
be動詞の過去形を利用した肯定文について、まずは見ておきましょう。過去形の場合、last weekなどいつだったのかという時間を表す単語も併用することが多いですね。
・She was a student three years ago.
→彼女は3年前、学生でした。
・I was sick last week.
→私は先週、調子が悪かった。
・There were many books on the desk.
→机の上に多くの本があった。
be動詞過去形には「〜にありました」という意味の「There was(were)」も使えますね。詳しくはThere is(are)の正しい文法解説ページもご参考くださいませ。
2-2.be動詞過去形を使った否定文
be動詞過去形を使った否定文は以下の通りで、be動詞(was・were)の後ろに「not」をつける語順になります。
・She was not a student three years ago.
→彼女は3年前、学生ではありませんでした。
・I was not sick last week.
→私は先週、病気ではありませんでした。
・There weren’t many books on the desk.
→机の上に多くの本はありませんでした。
否定形では短縮形も使われがちなので、「wasn’t」や「weren’t」でも覚えておきましょう。また、様々なパターンの否定形・否定文も関連ページよりご確認いただけます。
2-3.be動詞過去形を使った疑問文
また、疑問文では肯定文や否定文と語順が逆になり、be動詞+主語の順番です。
・Were you in Tokyo last week?
→あなたは先週、東京にいましたか?
be動詞過去形の疑問文に対する答えのパターンもあり、「Yes, I was.(はい、そうです)」と「No, I wasn’t(いいえ、違います)」といった感じで、「Yes, 主語+be動詞」か「No, 主語+be動詞+not」といった語順で答えますね。
疑問文では様々な表現ができて、「Why」を使った質問もできますね。「Why」など5W1H(疑問詞)の使い方もあわせてご参考くださいませ。
・Why was she absent this meeting?
→なぜ彼女はその会議を欠席したのですか?
なぜ〜〜だったのですか?との質問では「how come」でも表現できますので、詳しくは「Why」と「how come」の使い方解説をお読みください!
3.be動詞の過去形でよくある間違いに注意!
be動詞の基本的なルールについてご紹介しましたが、英文法にまだ慣れない方でよくある間違いも確認しておきましょう。
・I was walk to school yesterday.
→私は昨日、歩いて学校へ行きましたという表現ですが間違い!
be動詞過去形の後ろに動詞を置くのは、基本的にはNGですね。ただ、例外もありto不定詞の省略形(原形不定詞)であれば、be動詞と動詞の並びでも自然になります。
・What is more important than anything else is (to) do my best.
→何よりも重要なことは、ベストを尽くすことです
こちらの例文には比較級など少々ややこしい文法も入っていますが、ポイントは動詞の「do」が名詞的用法(〜〜をすること)という点ですね。
動詞本来の品詞とは別の用法であればbe動詞と動詞の並びも文法上問題ないですが、基本的には使えないと言う認識で良いでしょう。
また、be動詞と関連して難しい点では疑問文で「when」や「if」も使いたいけど、過去形で使うとどちらが適切か分からなくなったり、語順も不安というケースがありますね。
今回はbe動詞の過去形をメインに解説しましたが、関連する文法も覚えてると自信がつくので、以下の参考ページもお読みくださいませ!
4.規則が分かればbe動詞の過去形は簡単!|他の基礎的な英文法(動詞)もおさえよう
be動詞は基本的な文法で利用することが多いので、過去形と現在形の違いや語順の注意点など一通り理解して、英会話で少しずつ使えるようになればいいですね。
★be動詞の表現方法やルールについて、10分で復習できるbe動詞の解説ページにて取り上げています。
また、be動詞を含む一般動詞も理解しておくと、より英会話が上達するでしょう。動きや状態を表す動詞のパターンも覚える上では、中学英語の一般動詞について復習・解説ページが参考になります!
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