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CEFR(セファール)で自分の英語力が分かる!|各レベルの詳細・他の英語試験との相対基準まとめ

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CEFRとは

CEFR(セファール)について、英検やTOEICと似たような感じで聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。

近年、注目されているCEFRは英語など外国語のスキルレベルや取得状況について判断する国際標準で、CEFRを知っておくことで自分がどれほどの語学スキルがあるか、客観的に示すことができます。

  • CEFRの基本・確認しておくメリット
  • CEFRと英検やTOEICなど、別の検定試験との比較対照
  • CEFRのレベル測定方法について

など、今回はCEFRに関する知識・お役立ち情報を一通り解説いたします。ご自身の英会話レベルや、TOEICなどスコア目標の確認などでご参考ください!

1.CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)とは?

CEFRは「Common European Framework of Reference for Languages」の略で、日本語での名称は「ヨーロッパ言語共通参照枠」であります。

「European」の単語があるように、CEFRはヨーロッパ共通で使える言語教育、および評価の方法に関するガイドラインで、ヨーロッパ(EU)内でどれほどの語学レベルなのか判断する指標となります。

1.1CEFRの目的|外国語の運用能力を同一の基準で測る(国際標準)

現在ではヨーロッパ圏内に限らず世界各地にて、国際的な評価基準としてCEFRが利用されています。

英語など多数の言語に共通してレベル判断できる指標であったり、具体的に何ができるのかというスキル習得状況が分かることなど、CEFRには大きなメリットがありますね。

1-2.CEFRが注目されている理由とは?

例えば英語に関する検定や資格試験では、英語検定やTOEIC・TOEFLなど様々な種類がありますが、英語検定準1級やTOEIC800点など個々の級やスコアだけでなく、実用的な評価基準も重要になっております。

特に海外企業への転職や、海外にある大学への進学などでCEFRの評価基準を提示する機会が多いため、グローバルを意識した進学やキャリアアップでは、CEFRの利用頻度も高くなっていますね。

1-3.各レベルの概要について

CEFRでは全部で6段階のレベルがあり、低いレベルからA1・A2・B1・B2・C1・C2があります。それぞれのレベルでは、具体的な言語運用能力の基準があり詳細は以下の表でまとめました。

A1〜A2:基礎段階の英語使用者(初級レベル)
A1一般的に使われる日常的表現や基本的な言い回しは理解して、言語を用いることができます。
自分や他人を紹介することができて、住んでいるところや、好きなものや趣味など個人的情報
について、簡単に質問をしたり答えたりすることができるレベルです。
A2基本的な個人情報や家族情報、買い物や地元の地理、仕事など直接的関係がある内容に関して
は、文やよく使われる表現が理解できます。簡単で日常的な範囲なら身近で日常の事柄につい
て、会話のキャッチボールができるレベルです。
B1〜B2:自立した言語使用者(中級者〜準上級者レベル)
B1仕事や学校、娯楽などで普段接するような話題について標準的な話し方であれば、主要な点を
理解できます(リスニングが可能です)その言葉が話されている地域にいるときに起こりそう
な、大抵の事態に対処することができます。身近な話題や個人的に関心のある話題について、
正しい文法にて簡単なライティングも可能です。
B2自分の専門分野の技術的な議論も含めて、抽象的な話題でも具体的な話題でも、複雑な文章の
主要な内容を理解できるレベルです。ネイティブ(母語話者)とはお互いに緊張しないで普通に
やり取りができるくらい、流暢かつ自然なスピーキングができて幅広い話題について、
明確で詳細な文章を作ることが可能です。
C1〜C2:熟練した言語使用者(上級者・ネイティブレベル)
C1いろいろな種類の高度な内容のかなり長い文章も理解して、含意を把握できる。
言葉を探しているという印象を与えずに、流暢にスラスラと、また自然な言語表現ができます。
社会生活を営むため、また学問上や職業上の目的で、言葉を柔軟かつ効果的に用いることが
できます。複雑な話題について明確で、しっかりとした構成の詳細な文章を作ることも可能です。
C2聞いたり読んだりした、ほぼ全てのものを容易に理解することができます。
いろいろな話し言葉や書き言葉から得た情報をまとめた上で、
根拠も論点も一貫した方法で再構築できます。自然に、流暢かつ正確に自己表現ができます。

▷参考:独立行政法人 大学センターより

最も高いレベルであるC2になると、ネイティブと遜色なくペラペラと話せるくらいの技量となります。逆に最もレベルの低いA1は、「Where are you from?」と例えば質問された場合、「I’m from Osaka.」と簡単な受け答えくらいなら可能といった初級者のスキルだと判断されますね。

2.CEFRは英語など個別の外国語検定試験の結果から熟達度を判断!

CEFRの役割について、より詳しくご説明いたします。グローバル化が進む世の中において、学業や仕事などでCEFRを活用する機会が多くなってくるでしょう。

2-1.他の検定試験の点数・級からレベルを判断|CEFR独自の試験はありません

CEFRで勘違いされやすいポイントとして、TOEICなどの検定試験と同じような感じで試験やテストがあると思われていることがあります。

前述の通り、CEFRは他の外国語検定試験の結果・スコアを基準としたレベル判定という役割になりますので、CEFR独自の試験はありません。

2-2.CEFRで他の英語資格・検定試験と比較するメリット

CEFRのレベル判定をするメリットでは、共通の基準から英語力を客観的に示す点があります。例として、英語検定やTOEICは日本国内において知名度が高く、就職・転職での採用条件でも英検2級以上とかTOEIC600点以上など、利用できる資格とされています。

ただ、海外の大学や転職になると英検やTOEICが利用されるケースは稀であり、海外ではTOEFLやIELTSが一般的となります。そこで、海外で認知されていない英語検定では「英検2級を取得しており、CEFRのB1レベルに相応します」と、共通指標であるCEFRと対応することで英語力を示しやすくなりますね。

また、英語に限らずフランス語など別の言語を学んでいる人がいた場合、複数の異なる言語能力で英語とフランス語のどちらが堪能なのかを判断する上でも、CEFRのレベル判定が信頼できる指標となります。

それと、CEFRの指標では単純な知識レベルだけでなく、実用的な会話・コミュニケーション能力に関する習得状況を示せるため、客観的にも言語スキルの程度がわかりやすい利点があります。

3.CEFRと英語試験・検定試験との比較対照

英語検定やTOEICなど、各試験の結果とCEFRとの比較について以下で詳しく解説しました。以下の対照基準では文部科学省のデータなど参考にしておりますが、主要な試験である英検とTOEIC、IELTSやTOEFLの各スコアと、CEFRのレベル対照をチェックしておきましょう。

CEFRと他の英語試験との対照表

3-1.英語検定とCEFRとの対照・レベル基準

正式名称:実用英語技能検定である英検は、公益財団法人日本英語検定協会より実施されている資格試験では中学や高校の時に受験した方も多いのでないでしょうか。

国内最大級の受験者数である英検は以下のような試験構成になっており、1~3級と4~5級で測定する技能数が変わります。

  • 1級・準1級・2級・準2級・3級:4技能(リーディング・ライティング・リスニング・スピーキング)のテスト
  • 4級・5級:2技能(リーディング・リスニング)のテスト

CEFRとのレベル比較ですが、以下表の通り英検1級〜3級までの範囲においてCEFRのA1~C1まで該当します。英検3級(または準2級)の合格レベルで、CEFRのA1(初級者レベル)に入るといった具合ですね。ある程度使える英語スキルを目指す場合、2級〜準1級あたり(CEFRのB1〜B2レベル)が一つの基準になるかと思います。

CEFRのレベル英検の各級英検CSEスコア
C2※対照なし
C11級 2600~3299
(1級合格スコア:2630)
B2準1級2300~2599
(準1級合格スコア:2304)
B12級1950~2299
(2級合格スコア:1980)
A2準2級1700~1949
(準2級合格スコア:1728)
A13級1400~1699
(3級合格スコア:1456)

また、英検では2020年度から英検CSEスコアが採用されまして、より客観的に英語レベルを判断できるようになりましたので、CSEスコアとの対象も掲載しました。

3-2.TOEICテストとCEFRとの対照・レベル基準

TOEIC(トーイック)も日本国内で認知度が高く、最近ではビジネスシーンでの英語力評価の対象として活用されています。

日本国内では、国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)より運営されていますが、TOEIC L&Rテスト(リスニングとスピーキング)とTOEIC S&Wテスト(スピーキングとライティング)の2種類があり、各スコアのCEFR対照は以下表の通りです。

CEFRのレベルTOEIC L&RTOEIC S&W
ListeningReadingSpeakingWriting
C2※対照なし
C1490~455~180~180~
B2400~385~160~150~
B1275~275~120~120~
A2110~115~90~70~
A160~60~50~30~

TOEIC L&R(990点満点)の方で考えると、550点〜600点ほどのレベルからCEFRのレベルで言うB1(中級者)に該当します。社会人の方で一からTOEIC対策をするといった場合でも、600点が一つの目安になります。

当サイトでは、オーバーラッピングなど基本的なリスニング対策やTOEIC対策について別記事でご紹介していますので、あわせてご参考くださいませ。

▷参考記事:英語が苦手な方でもTOEIC600点を目指せる対策を解説

3-3.IELTSとCEFRとの対照・レベル基準

IELTS(アイエルツ)は海外への留学や移住を目的に、英語力を証明するテストとして利用されています。

国際通用性が高いことや、リスニングやリーディング、ライティング、スピーキングの4技能それぞれのレベル(バンドスコア)とトータルのバンドスコアで判定するなど、より実用的な英語スキルを判断できます。

CEFRのレベルIELTSのバンドスコア
C28.5-9.0
C17.0-8.0
B25.5-6.5
B14.0-5.0
A2※対照なし
A1

IELTSでは、CEFRのB1〜C2まで対照範囲となっており、英語圏の大学へ留学する場合にはバンドスコア6.0~6.5が一つの基準となります。海外への留学や就職では、CEFRのスコアでB2以上の技能が必要になってくるでしょう。

3-4.TOEFL iBTテストとCEFRとの対照・レベル基準

TOEFL(トーフル) iBTテストも、海外での留学目的で受験をする機会が多く4技能(リスニング・リーディング・ライティング・スピーキング)より、総合的な英語力を判定します。

TOEFL iBTは難易度の高いテストで、大学講義で使う専門用語が出てくるアカデミックな問題や、試験時間が約3時間半と長いことなど、英語初心者にとって大変なポイントがありますね。

CEFRのレベルTOEFL iBTのスコア
C195-120
B272-94
B142-71
A2※対照なし
A1

TOEFL iBTは4技能で各30点、満点120点であり、CEFRのレベルではB1〜C1まで該当します。海外の大学進学で必要なレベルでは、B2ほどのスコアが一つの基準となるでしょう。

4.CEFRを確認・利用するメリットまとめ

各英語試験に対応するCEFRのレベルをご紹介しましたが、CEFRを確認・利用するメリットを以下でまとめました。

4-1.大学試験で有利になる|試験の点数加算・免除など

CEFRを導入・合格基準にしている大学は海外だけでなく国内にも一部あります。

英検などを受験してCEFRのレベルについて提示できる場合、試験への点数加算や試験自体の免除といったアドバンテージもありますね。

4-2.自分がどの程度英語を話せるのか客観的に分かる

CEFRを把握するメリットでは、「自分がどの程度英語が使えるようになれるのか?」が具体的にイメージできる点が考えられます。

例えば、漠然とTOEIC700点を目指すといっても「700点取ったら何ができるのか?」が分からないと、目標を維持しづらいと思います。転職試験で700点という明確な目標がある、という方もいますが実用的にどの程度の英会話レベルなのかまで分かると、より英語学習へのモチベーションが上がりますね。

4-3.より細分化されたCEFR-J(CEFRの日本版)でも英語力を判断できる

それと、日本人の言語レベルにあわせたCEFR-J(CEFRの日本版)といった指標もあります。CEFR-Jは、英会話レベルが初心者〜中級者ほどの方が多い日本人にとって、A~Bレベルの段階を細分化したような基準でございます。

▷参考:CEFR-Jについて

「これから英語を勉強する初心者だから、もしかしたらA1レベルも怪しい…」といった方は、より学習の成果段階が見えてくるCEFR-Jも確認しておくといいでしょう。

5.検定試験以外でもCEFRのレベル測定が可能!【Aloha English英会話のトライアル】

CEFRのレベルについて、基本的には英検やTOEICなどのスコアが指標となりますが、資格の結果や点数だけでは正確な英会話レベルを測定できないという懸念点もあります。

CEFRとの対照では一つの参考基準となるため、仮にTOEICで990点満点を取れる方でも基本的なスピーキングも難しいケースも考えられますね。

そこで、Aloha English英会話ではスピーキングテストのトライアルより、一人一人のCEFRのスコアを正確に判定させていただきます。はじめてAloha Englishをご利用される方向けに、無料体験レッスンやカウンセリングなどから英語学習に関するご希望などお伺いさせていただきますので、お気軽にご活用いただけますと幸いです。

▷参考:Aloha English英会話のスピーキングレッスンについて

スピーキングの独学方法など、お悩みに対するアドバイスもさせていただきますので、まずはトライアル・カウンセリングよりお話ししてみてはいかがでしょうか。

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