LookとLook likeの違いは?それぞれの意味と文法を詳しく比較!

LookとLook likeの違い

LookとLook likeはどちらも「〜のようだ・〜のように見える」と表現できるので、使い分けで困る人もいるでしょう。

例えば以下の英文について、どちらが正しいでしょうか?

  1. He looks his father.
  2. He looks like his father.

先に正解だけお伝えすると、この文では2の「looks like」が正しいです。理由としては、LookまたはLook likeの後に続く品詞が大きく影響します。

  • LookとLook likeの違いについて
  • 活用パターン・文法
  • LookとLook likeに似ている英語表現との比較

などのポイントを一通りおさえることで、正しい文法・英語表現を理解できます。英語への苦手意識がある初心者向けに、分かりやすく解説しますのでぜひお読みください!

1.LookとLook likeの違いは?|後に来る品詞に応じて使い分ける

はじめに、LookとLook likeの違い・使い分けのルールを紹介します。

シンプルに説明すると後に続く品詞が形容詞の場合はLookで、名詞やイディオム(文章)が続く場合にはLook likeが正しくなります。

1-1.Look + 形容詞のイディオム

Look + 形容詞のイディオム

Look + 形容詞」で「~のように見える / ~のようだ」と表現できます。後に疲れているとか、幸せなど形容詞が来る場合にはLookが適切です。

  • You look tired. (疲れているように見えます)
  • He looks happy. (彼は幸せそうです)
  • She looked upset. (彼女は動揺しているように見えました)

その人の感情や状態を描写するときに使われます。形容詞について、関連記事でも紹介していますのでご参考ください。

英語の形容詞で基本となる使い方

1-2.Look like + 名詞また文章のイディオム

Look like + 名詞また文章のイディオム

Look like + 文章(または名詞)」でも、基本となる意味は「~のように見える / ~のようだ」になります。人や動物などの名詞や、文章による具体的な表現についてLook likeが使われますね。

  • I look like my mother. (私は自分の母にのように見える/母に似ています)
  • He looks like a dog. (彼は犬のように見える/犬に似ています)
  • She looks like she is sleepy. (彼女は眠たそうに見えます)
  • It looks like it’s going to rain. (雨が降りそうに見えます)

Look likeは何かに身体的に似ている時に表現できます。後ろに文章がくる場合は同じく、「~のように見える」というニュアンスです。

英語の名詞の種類・正しい使い方を解説

Look likeの場合には前置詞のlikeで使われる

前置詞のlike

品詞についてある程度の知識があると、「Look like」について少し違和感があるかもしれません。というのも、LookとLikeどちらも動詞で認識していますと、動詞+動詞になって混乱します。

ただ、正確には「Look like」で使われるLikeは動詞ではなく前置詞で扱われます。他の動詞と組み合わせることで、「〜に似た・〜と同じように」という用法で説明できます。

  • She walks like a actress.(彼女は俳優のように歩きます)
  • You eat like a cat.(あなたは猫みたいに食べますね)

こちらの例文のように、Look以外の動詞でも広く活用されます。そのため、Look likeは「〜と似たように(前置詞のlike)」「見える(動詞のlook)」と分けて考えられて、動詞を別の組み合わせで広くパターン化されます。

「前置詞+名詞」のイディオムが基本なので、名詞で「〜のように見える」と表現したい時には前置詞のLikeが来るといった捉え方もできます。前置詞は関連記事より、英語の前置詞の使い方も解説しています。

2.LookとLook likeの意味・コアイメージ

LookとLookの細かいニュアンスを確認する上で、動詞のLookに関するコアイメージも知っておくといいでしょう。

2-1.Lookは「見る」だけでない|確認・視線を向けるイメージ

Lookのコアイメージ

Lookは中学英語で習うような初歩的な動詞で、「〜を見る」イメージが強いですが、もっと広い意味で考えてみると理解が深まります。

Lookのコアイメージは視線を向ける動作で、意識を向ける・確認する意味合いがあります。そのため、Lookだけの用法でも「look over(ざっと目を通す)」や「look after(世話をする)」など様々な意味があります。

英語の基本動詞の使い方・コアメージが大事なポイントで、コアイメージを知らないと「He looks like a dog. 」という文章でも、「彼は好きな犬を見る…?」と誤訳で認識してしまうので注意しましょう。

2-2.Look:〜のようの見える(人や物の状態を示す)

Look:〜のようの見える

Look + 形容詞の意味について掘り下げて見てみると、人や物の状態を表現できることが分かります。断定できる状態でなく、「見た目から多分〜だと思う」くらいのニュアンスです。

  • That cat looks sad.(あの猫が悲しそうに見えます)
  • She looked very nervous before the presentation.(プレゼンをする前の彼女はとても緊張しているようでした)
  • They look like Japanese.(彼らは日本人のように見えます)

簡単な表現であればLook + 形容詞が使えて、イメージとしては視線を相手に向けて感じ取った雰囲気を伝えていますね。

2-3.Look like:〜と似ている(人や物と比較する)

Look like:〜と似ている

Look like + 名詞(またはイディオム)の場合も人や物の状態を伝えられますが、名詞との比較で〜と似ている表現もあります。

  • She looks like she is having fun.(彼女は楽しんでいるように見えます)
  • He looks like he is hungry.(彼はお腹が空いているように見えます)
  • She looks like a detective.(彼女は探偵のように見えます)
  • You look like my friend who lives in Tokyo.(あなたは東京に住んでいる私の友達に似ています)

外見的な情報から似ている対象を、Look likeの後に続けるといいでしょう。

3.LookとLook likeの活用パターンもチェック

上記で紹介しましたLook・Look likeの例文は現在形や過去形でしたが、他の時制でも表現できます。

また、Look・Look likeでよく使う無生物主語のitも参考までにご紹介します。

3-1.進行形での表現

進行形での表現

LookやLook likeでは、進行形での表現もネイティブは使います。比較的口語でカジュアルな言い方になりますが、以下例文があります。

  • You’re looking so fine!(とても元気そうだね!)
  • It’s looking like a beautiful day.(良い天気だね)
  • It’s looking like you have to study hard.(あなたはもっと勉強しなきゃいけなさそう)

「なんか元気そう?」とか「あー、今日は良い一日になりそう!」など、ふわっとした感じだけど多分そうだろう、くらいのニュアンスです。

英語の進行形を基礎から応用まで解説!

3-2.主語をItにする場合の違いは?

上記の例文でも使っていますが、いわゆる無生物主語と呼ばれる「It」があります。

基本的に意味は同じ|likeの後に文章が続くと主語がIt

主語をItにする場合

主語のItは形式主語とも呼ばれるもので、「それ」とは翻訳せずに後から説明されるものが本来の主語として出てくる感じです。

「It looks like a lighter.(それはライターに見えます)」など、It=それと訳す場面もありますが、以下例文のように後に来る文章・イディオムが実質的な主語になります。

  • It looks like it’s going to rain.(雨が降りそうです)
  • It looks like she is a lawyer.(彼女は弁護士に見えます)

ここでのItは、主語の仮置きで考えておくといいでしょう。なので、Itが主語でもLook likeの本来の意味(〜に見える・似ている)は変わりません。

主語がItと人(物)での言い換えも可能

主語がItと人(物)での言い換えも可能

また、It looks like〜の後に続く文章によって、以下例文の通り主語のItを人(または物)で置き換えることも可能です。

  • It looks like she is a lawyer.
    She looks like a lawyer.
  • It looks like we are troubled.(私たちは不安になっているようです)
    We looks troubled.

4.Look・Look likeと似たような動詞との違い

LookやLook likeでは「〜に見える・似ている」の意味ですが、似ていることを示す別の動詞とも比較をしてみます。

4-1.as ifは仮定法としての使い方・後ろに名詞だけはNG

as ifは仮定法としての使い方

〜のように、と仮定的に示す場合に「as if」の仮定法が使えます。

  • She talks as if she was a teacher. (まるで教師のように彼女は話します)
  • He behaved as if he had been my father.(私の父親のように彼は振る舞いました)

as ifの場合には、後ろに単語だけ(名詞のみ)は文法的に誤りで基本的には文章が続きます。また、Look・Look likeと比べるとas ifは事実性がなく、

  • Look・Look like:そう見える、との表現なので実際に合っている可能性がある
  • as if:仮定法なので実際はそうでない

という違いがあります。Lookも仮定法に近い表現ですが、見た目からの判断なので事実である可能性もありますね。

英語の仮定法について詳しくはこちら

4-2.similarは内面が似ている表現もできる

similarは内面が似ている表現

似ている表現では「similar」もあり、ポイントとしてはsimilarでは外見だけでなく内面の類似性も伝えられます

  • I may hear a similar story.(似たような話を聞いたかもしれません)
    →内容的に似ている
  • I and my sister are similar.(私と妹は似ています)
    →外見のほか性格面でも似ている

Look・Look likeはあくまで外見的な類似性を示すもので、similarの場合にはより広範囲・様々な要素において似ていることを表現できるでしょう。

4-3.resembleは性質が似ている表現もできる

resembleは性質が似ている表現

resembleも似ている意味があり、Lookと比べるとより硬い表現です。

  • You resemble your mother.(あなたは母親に似ています)
  • This question resembles another one.(この問題は別のと似ています)

これも外見だけでなく、内面や性質などの類似性を伝えられます。

4-4.seemは主観的・個人的な見解が含まれる

seemは主観的・個人的な見解

「〜のように見える」表現ではseemもありますが、以下のような微妙な違いがあります。

  • seem:主観的・個人的な感覚から「〜のようだ」と推定
  • Look・Look like:外見からの根拠で「〜のようだ」と判断

seemは外見的な要素はなく、予測や推定のニュアンスが含まれます。そのため、「彼はアメリカに行くように見えます」と言いたい場合、

  • It seems like he is going to go to America.
    →噂や想像から、彼はアメリカに行きそうだと感じる
  • It looks like he’s going to go to America.
    →アメリカの旅行パンフレットを読んでいる彼を見て、アメリカに行くことを思う

といった例文より違いが読み取れます。lookのコアイメージである視線や意識を向けるところから、外見からの判断を基準に使い分けるといいでしょう。

5.Look・Look likeのほか重要な基本動詞を覚える!

LookとLook likeの違いについて一通り解説しましたが、大事なポイントは以下の通りです。

  • 形容詞が続く場合にはLookで、名詞や文章が続く場合にはLook like
  • コアイメージは外見からの判断・視線や意識を向ける
  • 似たような動詞との使い分けも、Look=外見での判断で理解できる

Lookを日常会話で使いこなすと、ネイティブに相当する英語表現が身に付きます。Look自体は平易な動詞ですが、コアイメージから幅広い使い方ができることを知っておけば応用がきくでしょう。

Lookのような基本動詞は他にもあり、英語表現力や英会話スキルで課題を感じている人はぜひご参考ください。

英語の基本動詞16選の使い方を確認!

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記事の監修者情報

Aloha-Teacher1

【松本兼頌(Matsumoto Kensho)】

カリフォルニア大学で語学とマーケティングを専攻。卒業後ハワイで広告営業を担当しました。余談ですが、ワイキキとカイルア担当だったので隠れスポットの話も得意です。

今までの海外経験を活かし、正しい英会話の習得方法を徹底解説。スピーキング ・発音・リスニングに関する記事を主に執筆しています。わからないことがあれば、お気軽に相談してください。