英文法

英語の現在完了で使える4種類の用法を解説|他の時制との違い・正確な意味を確認

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現在完了形の解説ページ

英語の現在完了形では中学校でも習う内容ですが、苦手としていた方も多いでしょう。過去形との違いについて今ひとつ分からなかったり、どの場面で現在完了形を使うべきか判断つかないという方は、現在完了形の持つ共通イメージから認識しておくといいでしょう。

  • 英語の現在完了形は4種類あるけど、共通する意味やイメージは?
  • 4種類ある現在完了形の用法について具体的な使い方は?
  • 現在完了形の文法・文型について

などなど、現在完了形の重要なポイントや基礎について一通りまとめましたので、一通りチェックしておきましょう!

1.英語の現在完了形とは?|have + 過去分詞

英語の現在完了形は「主語 +  have(has)+ 過去分詞」の形で表現されるもので、以下例文のような使い方が一般的です。

I have worked in this company for 10 years.(この会社で10年働いています)

She has been here since yesterday.(彼女は昨日からここにいます)

こちらの例文では「I work in this company.」や「She is here.」といった通常形でも意味は通りますが、現在完了形にすることで過去から継続していること(働き続けている・ここにずっといる)を表現できるのがポイントです。

1-1.現在完了形の共通ニュアンス|過去からつながっている動作・状態

現在完了形では例文のような継続のほか、経験や完了動作など様々な用法はありますが、どの用法でも共通しているニュアンスとして「過去にあった存在や事象など何かが現在までやってくる・迫ってくる」イメージがあります。

現在完了形のイメージ

She has already read this book.(彼女はすでに、この本を読み終えています)

例えば「完了」の現在完了形を使っている英文では、過去に「本を読む彼女」がいて、そこからずっと読み続けて現在という結果「読み終えた彼女」がやってきたと解釈できますね。

I haven’t smoked for over 2 years.(私は2年以上禁煙しています)

また、「継続」の現在完了形での例文では過去に「禁煙をする私」がいて、そこからずっと禁煙をしている私という存在が続いており現在では「2年以上も禁煙している私」になったということですね。

現在完了形という時制についてまずイメージするなら、過去に発生した事象・存在が今という地点まで繋がっていて、それで現在での結果はどうなっている?ということを表現する一連の流れを掴んでおきましょう。

1-2.現在完了形と過去形・過去完了形との違いは?

そのため、現在完了形と過去形では明確な違いがあり、過去形は単純に過去の事象や存在について述べているだけで現在に関する言及はありません

  • 現在完了形:過去に起きた行動を受けて、現在はどうなっているか?
  • 過去形:過去の行動について、時間的に距離を置いた現在から説明している

過去形については基本的な過去形の表現・作り方でもご紹介しているほか、一般動詞の過去分詞・過去形の語形変化も参考になりますので、確認しておくといいでしょう。

また、現在完了形との対比では過去完了形の時制もあり、過去完了形では過去のさらに過去から起きていたことが継続して、そこから過去の一点でどうなったのかを表現しています

  • 現在完了形:過去の事象→現在への結果・状態
  • 過去完了形:過去のさらに過去(大過去)の事象→過去への結果、状態

よって、過去完了形では時制(時間)が一つ前にズレたイメージで、現在ではなく過去の結果や完了を意味していますね。詳しくは以下の関連記事でもご紹介しています。

英語の時制12種類を一通りチェック!

1-3.現在完了形は4種類の用法

現在完了形は「過去から繋がっている・迫ってくる事象や状態」を表現すると説明しましたが、細かく分類すると以下の4パターンがあります。

  • 完了|ちょうど〜したところ
  • 結果|〜してしまった
  • 経験|〜したことがある
  • 継続|〜している

それぞれの使い方や、日常英会話でよく使う表現など個別で解説していきます。それぞれの用法で一緒に使われる表現(since/for)もありますので、セットで覚えておくとより実践しやすいですね!

2.完了・結果に関する現在完了形の用法

完了・結果の現在完了イメージ

まずは完了用法・結果用法についてご紹介いたします。こちらの2つは多少ニュアンスが異なりますが、過去から続いていた状態が「ちょうど終わった」ことや、過去に起きたことで結果どうなったのか、現在の状態を強調して表現している傾向は同じですね。

2-1.現在完了形の完了用法|〜したところだ

現在完了形での完了用法は日本語で「〜したところだ・ちょうど〜した」といった訳し方が一般的で、過去から続いていた動作や状態が完了したことを伝えます。

I have just eaten lunch.(昼食を食べたばかりです)

I haven’t finished my homework yet.(まだ宿題を終えていません)

ちょうど昼食を食べ終えた現在のことを意味したり、否定形を使うことでまだ完了していないことも表現します。

2-2.現在完了型の結果用法|〜してしまった

完了用法と似たようなニュアンスですが、現在完了の結果用法では「今どうなっているのか?」を焦点に伝えます。

I have lost my smartphone.(スマートフォンを無くしてしまいました)

She has gone to Europe.(彼女はヨーロッパへ行ってしまいました)

例文でも取り上げましたが、実質的には「〜してしまった・〜したところだ」と完了用法と大枠的には同じですが、「そうなってしまった結果」に注目されますね。スマートフォンを無くした結果今は持っていないことや、彼女がヨーロッパに行ってしまった結果今はいないなど、結果の部分も意識するといいでしょう。

2-3.完了・結果の用法でよく使う表現

また、完了や結果に関する現在完了形では「ちょうど」や「すでに」など、日本語でもよく使うようなフレーズがあります。

  • just(ちょうど)
  • already(すでに)
  • yet(まだ・もう)※否定形・疑問形で使えます

「just」や「already」は過去分詞の前に置き、「yet」は文末に置くのが一般的です。いずれも副詞である単語なので、品詞的な意味や基礎も確認しておくといいですね。

英語の副詞の意味・置き方について詳しくチェック!

I have already watched the movie.(すでに映画を見終わりました)

Have you submitted the report yet?(レポートはもう提出していますか?)

疑問形で「〜yet?(もう〜しましたか?)」と否定形の「have not ~yet.(まだ〜していません)」も現在完了でよく使うので、セットで覚えておきましょう。

3.経験に関する現在完了形の用法

経験の現在完了イメージ

続いて、経験に関する現在完了形では「今までに〜をしたことがある」との言い方ができます。

「ドイツにこれまで2回行きました」や「その歌を聞いたことがある」など、過去の単純な動作とは違って「過去に〜をしました→結果、現在ではこれだけの経験を持っています」と、現在完了のイメージである「過去に起きた内容が現在との繋がり、やってくる」感じから、経験として現在得ているニュアンスですね。

I have been to Tokyo DisneySea three times.(ディズニーシーに3回行ったことがあります)

たとえば小学生の時・修学旅行の時・社会人の時にそれぞれ1回ずつディズニーシーへ行って、結果現在では3回行ったことがあります、という感覚で現在完了を活用できます。

I have never driven a car.(車を運転したことがありません)

また、過去から現在にかけて経験していないことも「never」などの副詞を使って表現します。

3-1.〜で行ったではgoneとbeenを使い分け

現在完了では、「〜へ行ったことがある」というフレーズが多いですが、同じような意味である「gone(go)」と「be(been)」ではニュアンスが異なるため使い分けが重要ですね。

He has gone to Vienna.(彼はウィーンへ行ってしまい、今はいない)
→結果・完了に関する現在完了

He has been to Vienna.(彼はウィーンへ行ったことがあり、今はいる・戻っている)
→経験に関する現在完了

「gone」だと「〜へ行ってしまった」の意味が強いため、経験というより完了・結果用法のイメージで使われます。そのため、「〜へ行ったことがある」では「been」を基本的に使います。

3-2.経験の用法でよく使う表現

経験の用法では何回とか、〜からずっとなど、どれだけの頻度・回数を経験してきたかを伝える表現を多用しますので、よく使うフレーズをチェックしておきましょう。

  • once(1回)
  • twice・two times(2回)
  • many times(何回も)
  • for(〜の間)
  • since(〜からずっと)
  • after(〜から後で)
  • ever(これまでに)※疑問形で使います
  • never(決して・一度も〜)※否定形で使います

I haven’t been out since last week.(先週からずっと外出していません)

Have you ever used this?(これを使ったことはありますか?)

I have never met him.(彼と会ったことがありません)

回数に関する表現は多くあり「twice a month(1ヶ月に2回)」などの組み合わせもありますね。また、「ever」は疑問形で使うのが通常であることや、「never」は「not」をつけずに否定形になる特徴があります。

英語の否定形について詳しくはこちら!

4.継続に関する現在完了形の用法

継続の現在完了イメージ

現在完了形ではもう一つの用法として、過去から継続していること(継続用法)もあります。

完了用法では今の段階で終わっていること・結果を伝えていましたが、継続用法では過去のとある一地点から続いている動作・状態を示します

4-1.過去から現在まで継続している状態・動作

現在完了形の継続用法では「勉強している」や「働いている」などの動作だけでなく、「病気である」「忙しい」などの形容詞に対しても使うことが多いですね。

I have worked in a new office since last month.(先月から新しいオフィスで働いています)

I’ve been sick since yesterday.(昨日からずっと調子が悪いです)

昨日だけ調子が悪い場合には「I was sick.」ですが、今現在も調子が悪いですという表現で現在完了形が適切です。現在でも続いているかどうかで、過去形との使い分けをするといいでしょう。

英語の形容詞の種類・使い方について詳しくはこちら!

4-2.継続の用法でよく使う表現

継続用法ではどれほどの期間・長さであるかを説明することが一般的で、以下のようなフレーズを使います。

  • for(〜の間)
  • since(〜から)
  • until now(今まで)

I have been in the hospital for a month.(私は1ヶ月入院しています)

I have been in the hospital since last month.(私は先月から入院しています)

「for」の後にくるのが「1ヶ月」とは「半年」など期間的な長さで、「since」の場合には「since last month」など過去の一点を基準にした長さを表現します。

間違えやすいポイントで、「since a month ago」と「〜前」の「ago」と「since」は両方セットでは使えません。また、継続に限らず別の用法でも時間を表現する副詞で「yesterday」や「last year」など、過去一点だけの言い方と現在進行形はマッチしません

I have been in the hospital last month.(間違った現在進行形の言い方)

現在進行形は過去から続いていることが前提になるため、時間表現は一点ではなく継続的な長さが適切です。これも過去形と混同しないように注意しましょう。

5.現在完了形に関して重要な表現・文型まとめ

海外の女性

現在完了形の用法4パターンについて一通りご説明しましたが、英会話やライティングでは肯定文のほか疑問形や否定形・受動態など様々な言い方もありますので、文法的な基礎もおさえておきましょう。

5-1.現在完了形の疑問文|Have + 主語 +過去分詞 ~ ?

現在完了形の疑問文では、「Have + 主語 + 過去分詞」と語順が逆になります。

Have you ever been to Switzerland?(スイスへ行ったことはありますか?)

また、過去から続いている状態や動作に関する質問であるため「何回・どのくらいの長さで〜?」と具体的なことを聞く場合、「How」などの疑問詞が使われますね。

How many times have you been to Tokyo Disneyland?(東京ディズニーランドに何回行きましたか?)

How long have you lived in Shibuya?(渋谷にどのくらい住んでいますか?)

ほかにも英語の疑問文について疑問詞の使い方・正しい表現解説ページもありますので、あわせてご参考くださいませ。

5-2.現在完了形の否定文|Have + not +過去分詞

現在完了形での否定文は「have + not + 過去分詞」と「have」の後ろにnotを置きます。以下例文のように「haven’t/hasn’t」と省略されることも多いですね。

She hasn’t eaten dinner yet.(彼女はまだ夕食を食べていません)

なお、現在完了形「have」は助動詞に該当するため、他の助動詞である「can」や「should」も同様に否定形では「can’t」や「shouldn’t」という形になります。詳しくは英語の主要助動詞の使い方まとめでも取り上げています。

英語の否定形の作り方について詳しく!

5-3.現在完了形の受動態|Have + been +過去分詞

また、受動態・受け身で現在完了形を使いたい場合には「have + been + 過去分詞」の語順ですね。

I’ve been called by her for a long time.(長い間、彼女に呼ばれ続けています)

This mountain has been covered with snow since last week.(この山は先週から雪に覆われています)

「〜された」の受け身で現在でも続いている(今でも呼ばれ続けている・今も雪で覆われているなど)時には現在完了形で言うと、より正確な表現になるでしょう。

中学英語から復習する受動態の解説ページ

5-4.一般動詞・be動詞の過去分詞による語形変化

それと、現在完了形で使う過去分詞の語形変化も重要です。be動詞の場合、統一して「been」になるため分かりやすいですが、一般動詞だと規則動詞と不規則動詞で変化が異なります。

  • 規則動詞の場合:語尾に「ed」または「d」がつく|look-looked-lookedなど
  • 不規則動詞の場合:原形・過去形・過去分詞で全部形が違うなど4パターンの傾向|break-broke-brokenなど

一見すると難しく感じるかもしれませんが、ある程度の過去分詞パターンを覚えておけば全部の英単語で過去分詞を覚える必要もなくなるので、語形変化の規則を知っておくといいですね。

詳しくは一般動詞の過去形・過去分詞の変化(規則同士と不規則動詞)で解説していますので、参考までにお読みくださいませ。

6.現在完了形以外の時制もあわせてチェック!

現在完了形を覚えておくと便利で、過去から継続していることや経験について言うことができます。ただ、似たような表現で過去から続いている習慣では現在形や現在進行形を使うのが自然ですね

I walk to the station.(私は駅まで歩いて行きます|習慣になっている動作)

I am reading books recently.(最近、読書をしています|継続的な進行形)

詳しくは英語の現在形の使い方や、ネイティブが感じる進行形の表現で取り上げていますのでご参考までに。

また、今回は現在完了形を取り上げましたが英語の時制には完了進行形や進行形など別のパターンもありますので、英語の基本的な時制解説ページを参考に整理しておくといいでしょう。

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