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  • 公開: 2021.10.23 更新:2026.08.23

可算名詞と不可算名詞の違いと見分け方|英語初心者が迷う「sをつける・つけない」のルール【練習問題付き】

可算名詞と不可算名詞の違いを左右比較で示した画像。左側にはquestions、ideas、mistakesなどsがつく可算名詞、右側にはinformation、advice、homework、water、coffeeなどsをつけない不可算名詞が配置され、「sをつける・つけないの基本ルール」を説明している

英語を話したり書いたりするとき、「この名詞にはsをつけるのかな?」「a / anは必要なのかな?」と迷うことはありませんか。

英語では、その名詞を「形のある1個」として見ているのか、それとも「量・かたまり・概念」として見ているのかによって、使い方が変わります。

たとえば、日本語では「情報が2つ」「アドバイスを1つ」と言えます。しかし英語では、information や advice は基本的に不可算名詞として扱うため、informations や an advice とは言いません。

このように、日本語の感覚だけで判断すると間違えやすい名詞があります。

この記事では、英語初心者の方に向けて、可算名詞と不可算名詞の違い・見分け方をわかりやすく解説します。

読み終えるころには、ネイティブと同じように「この名詞は形のある1個として見るのか、量や概念として見るのか」を考えられるようになり、sをつける・つけないの判断がしやすくなります。

1. 可算名詞と不可算名詞の違い・見分け方

りんごは1個ずつ形がはっきりしているためappleからapplesのように数えられる一方、水はそのままでは1個ずつ数えにくいためwaterではなくa bottle of waterのように単位をつけて数えることを示した比較画像

可算名詞と不可算名詞で迷ったときは、まず「形がはっきりした1個として見えるか」で考えるとわかりやすいです。

たとえば、apple は形がはっきりしていて、1個・2個と分けて数えられます。

an apple
1個のりんご

two apples
2個のりんご

このように、1個ずつ分けて見えるものは、基本的に可算名詞として扱います。

一方で、water は水そのものなので、形がはっきりした1個としては数えにくい名詞です。

some water
いくらかの水

a bottle of water
水1本

水そのものは直接数えにくいですが、bottle のような単位をつければ数えることができます。

このように、可算名詞と不可算名詞は、英語でその名詞を形のある1個として見るか、量・かたまり・概念として見るかで判断すると理解しやすくなります。

2.形がはっきりしていて、1つずつ分けられるものは可算名詞

book、pen、chair、apple、egg、student、teacher、question、idea、mistakeなど、目で見えたり1つずつ区切って考えたりできる名詞を可算名詞としてまとめたカオスマップ画像。複数形ではsをつけることも説明している

可算名詞は、形がはっきりしていて、1つずつ分けて考えられる名詞です。

たとえば、book なら1冊、2冊と数えられます。

one book
1冊の本
two books
2冊の本

pen なら1本、2本と数えられます。

one pen
1本のペン
two pens
2本のペン

question も、1つ、2つと分けて考えられます。

one question
1つの質問
three questions
3つの質問

このように、形がはっきりしていて、1つずつ区切って考えられるものは、可算名詞になることが多いです。

迷ったときは、まず次のように考えてみてください。

これは「1個、2個」とそのまま数えられるものかな?

そのまま数えられるなら、可算名詞の可能性が高いです。

3. 形がはっきりしないものは不可算名詞になりやすい

water、coffee、sugar、rice、bread、cheeseなどの量やかたまりとして見る名詞と、information、advice、homework、work、time、moneyなどの形のない概念として見る名詞を左右に分け、不可算名詞は基本的にsをつけないことを説明した画像

可算名詞は、形がはっきりしていて、1つずつ分けられる名詞でした。

一方で、形がはっきりせず、1つずつ分けにくいものは、不可算名詞になりやすいです。

不可算名詞には、大きく分けて次の2つがあります。

1つ目は、水・砂糖・パンのように、量やかたまりとして見るものです。
2つ目は、情報・助言・知識のように、形のない概念として見るものです。

順番に見ていきましょう。

3-1. 液体・粉・素材は「量やかたまり」として見る

まず、液体・粉・素材のように、境目がはっきりしないものは不可算名詞になりやすいです。

たとえば、water は水そのものなので、英語では基本的に1個、2個とは数えません。

some water
いくらかの水
a bottle of water
水1本

このように、水を数えたいときは、bottle のような単位をつけます。

coffee も、飲み物としてのコーヒーそのものを表すときは、不可算名詞として使います。

I drink coffee every morning.
私は毎朝コーヒーを飲みます。

この場合の coffee は、「コーヒーという飲み物」を表しているので、基本的にsはつけません。

また、bread も注意が必要です。
日本語では「パンを1つ」と言えますが、英語の bread は基本的に不可算名詞です。

I eat bread for breakfast.
私は朝食にパンを食べます。

パンを1枚、2枚と数えたいときは、slice のような単位を使います。

a slice of bread
パン1枚
two slices of bread
パン2枚

このように、液体・粉・素材などは、英語では1個ずつの物というより、量やかたまりとして見ることが多いです。

3-2. 情報・助言・知識などは「形のない概念」として見る

液体や素材だけでなく、情報・助言・知識のように、形のないものも不可算名詞になりやすいです。

たとえば、次のような単語です。

① information:情報
② advice:助言、アドバイス
③ knowledge:知識
④ news:ニュース
⑤ homework:宿題
⑥ work:仕事
⑦ time:時間
⑧ money:お金

これらは、目で見て「これが1個、これが2個」と分けにくいものです。

特に、英語初心者がよく間違えやすいのが、information / advice / homework / work です。

日本語では「情報が2つ」「アドバイスを1つ」「宿題が3つ」「仕事がたくさん」と言えるので、英語でもsをつけたくなるかもしれません。

しかし、英語では基本的に次のようには言いません。

× informations
× advices
× homeworks

自然な形は、次のようになります。

① some information
いくつかの情報

② a piece of advice
1つのアドバイス

③ a lot of homework
たくさんの宿題

④ a lot of work
たくさんの仕事

このように、情報・助言・知識などは、英語では形のない概念として扱われることが多いです。

迷ったときは、「これは1個ずつ区切って見えるものかな?」と考えてみてください。1個ずつ区切りにくい場合は、不可算名詞の可能性が高いです。

4. 英語初心者が間違えやすい可算名詞・不可算名詞

ここからは、英語初心者が間違えやすい可算名詞・不可算名詞を整理します。

可算名詞と不可算名詞は、基本的には「形がはっきりしていて1つずつ数えられるか」で見分けられます。
ただし、中には日本語の感覚とズレやすい名詞もあります。

特に、次の2種類は注意が必要です。

1つ目は、日本語では数えにくく感じるけれど、英語では可算名詞として使うもの。
2つ目は、日本語では数えられるように感じるけれど、英語では不可算名詞として使うもの。

順番に見ていきましょう。

4-1. 日本語では数えにくく感じるが、英語では可算名詞になりやすいもの

question、idea、plan、problem、mistake、lesson、experience、task、jobなど、形が見えにくく抽象的に感じるが、英語では1つずつ区切って考えられるため可算名詞として扱う単語をカオスマップ形式で整理した画像

まずは、英語では可算名詞として使うことが多い単語です。

英単語意味自然な使い方なぜ数えられる?
question質問one question / two questions質問を1つずつ区切って考えられるため
problem問題one problem / many problems問題を1件ずつ分けて考えられるため
mistake間違いa mistake / three mistakes間違いを1回・1個の出来事として見られるため
idea考え・アイデアan idea / many ideas1つの考えとして区切れるため
plan計画a plan / two plans計画を1つのまとまりとして見られるため
lessonレッスンa lesson / three lessonsレッスンを1回ずつ数えられるため
experience経験・体験an experience / many experiences具体的な体験として1つずつ数えられるため
job仕事・職a job / two jobs1つの職・仕事として区切れるため
task作業・任務a task / many tasks作業を1つずつ分けて考えられるため

これらは、1つずつ区切って考えられるため、英語では可算名詞として使われることが多いです。

4-2. 日本語では数えられるように感じるが、英語では不可算名詞になりやすいもの

日本語では「情報が2つ」「アドバイスを1つ」「宿題が3つ」のように数えたくなるが、英語ではinformation、advice、homework、work、furniture、luggageなどを不可算名詞として扱い、基本的にsをつけないことを示したカオスマップ画像

次に、日本語では「1つ、2つ」と言いたくなるけれど、英語では不可算名詞として使うことが多い単語です。

英単語意味自然な使い方なぜ数えにくい?
information情報some information / a piece of information情報全体を形のない概念として見るため
adviceアドバイスsome advice / a piece of advice助言全体を形のないものとして見るため
homework宿題a lot of homework宿題全体を作業量として見るため
work仕事a lot of work仕事全体を作業量として見るため
newsニュースsome newsニュース全体を情報のまとまりとして見るため
knowledge知識a lot of knowledge知識を形のない概念として見るため
furniture家具some furniture / a piece of furniture家具全体をまとまりとして見るため
equipment設備・機器some equipment / a piece of equipment設備全体をまとまりとして見るため
luggage荷物some luggage / a piece of luggage荷物全体をまとまりとして見るため
moneyお金some money / a lot of moneyお金を金額・量として見るため

これらは、日本語では「情報が2つ」「アドバイスを1つ」「宿題が3つ」「家具がたくさん」のように言えるため、英語でもsをつけたくなります。

5. 同じ単語でも場面によって可算・不可算が変わることがある

coffeeは飲み物そのものを表すときは不可算名詞としてI drink coffee every morningのように使い、カフェで注文するときはTwo coffees, pleaseのように1杯ずつ数える表現になることを左右比較で説明した画像。場面によって可算名詞・不可算名詞の使い方が変わることを示している

ここまで、可算名詞と不可算名詞の基本ルールを見てきました。

ただし、英語では同じ単語でも、何を表しているかどんな場面で使うかによって、可算名詞のように使われることがあります。

代表的なのが coffee です。

coffee は、飲み物としてのコーヒーそのものを表すときは、基本的に不可算名詞です。

I drink coffee every morning.
私は毎朝コーヒーを飲みます。

一方で、カフェなどで注文するときは、次のように言うことがあります。

Two coffees, please.
コーヒーを2つください。

これは、正確には two cups of coffee、つまり「コーヒー2杯」という意味です。

同じように、レストランやカフェでは次のように言うこともあります。

Two teas, please.
紅茶を2つください。

Three beers, please.
ビールを3つください。

ここで大切なのは、これは「間違った英語」ではなく、場面によって自然に使われる英語だということです。

つまり、可算名詞・不可算名詞は、単に単語ごとに丸暗記するだけではなく、英語でその名詞を1つの形あるものとして見ているのか、量・かたまり・概念として見ているのかによって使い方が変わることがあります。

すべてを最初から完璧に覚える必要はありません。まずは基本ルールを押さえたうえで、「場面によって使い方が変わる単語もある」と知っておけば大丈夫です。

6. 練習問題:可算名詞・不可算名詞を見分けてみよう

ここまでの内容をもとに、可算名詞・不可算名詞を見分ける練習をしてみましょう。

ポイントは、その名詞を「形のある1個」として見ているのか、「量・かたまり・概念」として見ているのかです。 

6-1.問題1:情報がたくさん必要なとき

問題

「情報がたくさん必要です」と言いたいとき、どれを使うのが自然でしょうか?

A. I need many informations.

B. I need a lot of information.

C. I need a lot of informations.

答えと解説を見る

答え:B. I need a lot of information.

情報がたくさん必要です。

information は不可算名詞なので、基本的に informations とは言いません。「たくさんの情報」と言いたいときは a lot of information が自然です。

6-2.問題2:質問が3つあるとき

問題

「質問が3つあります」と言いたいとき、どれを使うのが自然でしょうか?

A. I have three question.

B. I have three questions.

C. I have much questions.

答えと解説を見る

答え:B. I have three questions.

質問が3つあります。

question は可算名詞です。3つある場合は、複数形にして three questions と言います。

6-3.問題3:アドバイスを1つもらったとき

問題

「アドバイスを1つもらいました」と言いたいとき、どれを使うのが自然でしょうか?

A. I got an advice.

B. I got one advice.

C. I got a piece of advice.

答えと解説を見る

答え:C. I got a piece of advice.

アドバイスを1つもらいました。

advice は不可算名詞なので、基本的に an adviceone advice とは言いません。1つと数えたいときは a piece of advice を使います。

6-4.問題4:仕事がたくさんあるとき

問題

「今日は仕事がたくさんあります」と言いたいとき、どれを使うのが自然でしょうか?

A. I have many works today.

B. I have a lot of work today.

C. I have a lot of works today.

答えと解説を見る

答え:B. I have a lot of work today.

今日は仕事がたくさんあります。

work は「仕事」という意味では、基本的に不可算名詞です。そのため many works ではなく、a lot of work と言うと自然です。

6-5.問題5:水を1本買ったとき

問題

「水を1本買いました」と言いたいとき、どれを使うのが自然でしょうか?

A. I bought a water.

B. I bought one water.

C. I bought a bottle of water.

答えと解説を見る

答え:C. I bought a bottle of water.

水を1本買いました。

water は不可算名詞です。水そのものは1個、2個と直接数えにくいので、数えたいときは a bottle of water のように単位をつけます。

6-6.問題6:コーヒーを2つ注文するとき

問題

カフェで「コーヒーを2つください」と注文したいとき、どれを使うのが自然でしょうか?

A. Two coffees, please.

B. Two coffee, please.

C. Two cup of coffee, please.

答えと解説を見る

答え:A. Two coffees, please.

コーヒーを2つください。

coffee は飲み物そのものを表すときは不可算名詞ですが、カフェなどで注文するときは「コーヒー2杯」という意味で two coffees と言うことがあります。より丁寧に言うなら two cups of coffee も自然です。

7. さいごに

可算名詞と不可算名詞の違いを理解するときは、単語をただ暗記するだけではなく、英語ではその名詞をどう見ているのかを考えることが大切です。

英語を話すときに「なぜsをつけるのか」「なぜsをつけないのか」で迷いやすい方は、まずこちらの動画も参考にしてみてください。

この動画では、英語を話すときに大切な「英語の考え方」や、知っている英語を会話で使えるようにするためのコーチングについて解説しています。

可算名詞・不可算名詞は、最初はややこしく感じるかもしれません。  しかし、英語の「ものの見方」がわかると、sをつける・つけないの判断もしやすくなります。

もし、「文法は勉強しているのに、英語を話すときに止まってしまう」「知っている単語や表現を会話でうまく使えない」と感じている方は、Aloha English英会話の無料カウンセリングもご活用ください。

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記事の監修者情報

【松本兼頌(Matsumoto Kensho)】

英会話コーチング歴は10年以上。これまでに300人以上の英会話学習者をサポートし、スピーキング力の向上や転職成功といった多くの成果を実現してきました。特に、初心者が陥りやすい失敗や学習のつまずきポイントを熟知。その経験をもとに、「どうすれば英語が話せるようになるか」を具体的かつ実践的に解説しています。日常英会話からビジネス英語まで幅広く対応し、スピーキング・発音・リスニングに重点を置いて監修しています。

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