英語の聞き流し、シャドーイング、ディクテーション。リスニング学習をしても、一向に上達を感じられないとお悩みではありませんか?
デタラメに学習してもリスニングの上達を実感することはできません。英語が聞き取れない原因を明確にして、適切な勉強法を、正しく計画したカリキュラムに沿って学習することで、初めてリスニング力は向上します。
この記事では当スクールで実際に使用している、かつ効果を出した英語リスニングに特化したカリキュラムをご紹介します。6ヶ月の学習プランとして作成して、多くの生徒が抱えるリスニングのお悩みを解決してきました。そのカリキュラム内容を全て公開いたします。コンテンツ内容は以下の通りにご紹介していきます。
- 英語リスニングの間違った学習方法
- 英語が聞こえない理由とその原因
- リスニング勉強法の一覧
- 具体的な上達カリキュラム
- 使用している教材
この記事を何度も読み返して、解説した手順の通り学習を進めてください。今までに感じたことのない効果を実感して頂けるはずです。
ページコンテンツ
1.英語リスニングが上達しない理由は間違った学習方法
1-1.失敗する間違ったリスニング学習方法
聞き流しばかりして音読をしていない
リスニング学習は英語の音を聞き取るための勉強です。つまり英語の「音」に対して、知識を深める必要があります。ただリスニング教材を聞き流していても、リスニング力は絶対に向上しません。
ネイティブの発音で、音読を繰り返すことが大切です。この音読練習を継続的におこなうことで、確実にリスニング力は伸びます。
聞こえない原因を知らないで闇雲に学習している
シャドーイング・ディクテーションなどリスニング学習にはさまざまな勉強法があります。シャドーイングで英語学習をしているが、「英語が聞き取れるようにならない」とお悩みを伺います。闇雲にリスニング学習をしても、英語は聞き取れるようになりません。何が「原因」で英語が聞き取れないのかを明確にすることが大切です。
次の章でみなさんが「なぜ英語が聞き取れないのか」原因を見つけることができます。
1-2.英語が聞き取れない3つの原因
こちらの音声を聞いて、聞き取れない理由を以下よりお選びください。
(音声のスクリプトはこちらから)

英語が聞き取れない主な3つ原因

聞き取れないと感じる理由から原因を突き止めることができます。自分に当てはまる「原因」に対して適切な勉強法を選択することが、リスニング力を上達させるための最重要項目となります。
音声のスクリプトはこちら
This year I am planning to visit several countries in Asia. First on my list is Japan. I will go there sometime in September. I am going to stay there for two weeks.
For the first few days, I will probably go around Tokyo. Basically, I will go shopping, go on a food trip, and of course see the ever famous Tokyo Skytree. I know there are a lot more fun things to do in Tokyo but I have got to see other places.
My next stop is Nagoya. I supposed this city is very similar to Tokyo so I would do pretty much the same. But honestly, my intention is to visit Shirakawa-go and Hida. It’s my dream to see Japanese traditional houses, and Shirakawa-go is said to be one the best places to experience old Japan. For Hida, the place is known for the best beef in the country, so I want to try it. They say a lot of good things about it and I want to prove it myself. For sure I will have a great experience in Japan
2.「原因」に対して適切な勉強法で学習をすることが重要

2-1.リスニング学習は「聞き取れない原因」と勉強法の組み合わせが大切
リスニング勉強法の一覧で詳しい学習方法を記載しているので、そちらも参照しながらご覧ください。
①英単語が聞き取れない人
ネイティブ発音の仕組みを理解して、発音を練習する必要があります。ネイティブ発音を繰り返し練習することで、英単語は驚くほど聞き取れるようになります。発音練習と聞き取った英文を書き取る練習が効果的です。

「キャン アイ ハヴ ア ビット オヴ エッグ」と単語を切り離して発音していると、英語は聞き取れるようになりません。リンキングというネイティブ発音の仕組みやリズム・抑揚などを理解して同じように発音することで、英語が聞き取れるようになります。
英単語を正確に聞き取るための勉強法
②読解が苦手な人
リーディングと比べて、リスニングの読解は難易度が高くなります。リーディングは何度も読み返しができる一方で、リスニングは聞き取った英文を一回で理解しなくてはなりません。聞き取った英文をできるだけ長く記憶する力と、根本的な読解力をあげることがカギとなります。
読解力を上げるための勉強法
③英語のスピードについていけない人
文章を目でみて読み解くリーディングはできるが、リスニングになるとスピードが追いつかない、という方も多いのではないでしょうか。英語を日本語にしながら理解すると、英文のスピードに追いつくことはできません。できるだけ英語を英語のまま理解する必要がありますね。

英語を英語のまま理解するための勉強法
- オーバーラッピング の効果を解説|TOEICリスニング対策に有効
- 通訳者も訓練するサイトトランスレーションで読解スピードを底上げ!
- リスニング 「英語が聞き取れる!」と誰でも実感できるシャドーイングのやり方
2-2.英語リスニングを上達させるための教材
原因を明確にして、自分に最適な勉強法を選択します。お次は「どんな教材で学習するか」という疑問ですね。リスニング学習教材の一覧でおすすめの参考書をご紹介していますのでこちらもご覧ください。
この記事ではAloha Englishで実際に使用している2つの教材をご紹介します。
リスニング学習を始めたばかりの人におすすめの教材

究極の英語リスニング1はリスニング学習を始める方にとってピッタシの教材です。英単語の知識は中学レベルで、リスニングの速度も調整が可能です。
CD音源だけでなく、スマホにアプリをダウンロード(無料)すればいつでもどこでも勉強ができます。内容だけでなく、利便性も完璧なリスニング教材です。
英語の聞き取りが上達してきた人におすすめの教材

TED Talksはネイティブ英語を聞き取ることができます。教材レベルの英語が聞き取れたら、ネイティブ英語のスピードに挑戦してください。最初は早すぎて圧倒されますが、徐々に慣れてくるはずです。
コンテンツにもよりますが、字幕のOn・Offができるので、理解した内容と照らし合わせられます。内容も素晴らしいので、飽きることなく学習できます。
3.たった6ヶ月で効果を出したAloha Englishの学習プラン大公開
ここまで3つのポイントを解説しました。
- 英語が聞き取れない「原因」の見つけ方
- 英語リスニングの勉強法
- おすすめの教材2選
これらを組み合わせて作成したAloha Englishでも実際に使用している学習プランをご紹介します。当スクールでは週2時間のレッスンと週に1時間でできる宿題を6ヶ月間おこなってもらいます。
多くの生徒の方々が苦手なリスニングを克服しているカリキュラムです。ぜひ以下の内容に沿って学習をしてみてください。必ず効果が出るとお約束いたします。
3-1.リスニング学習に必要な期間は6ヶ月|具体的なカリキュラム

パート1:0ヶ月〜2ヶ月間の学習カリキュラム|徹底的に音の聞き取りをマスター
究極の英語リスニング教材のパート1を使用して音の聞き取り練習を行います。トピックはランダムに8つほどお選びください。もし他の教材を使用する場合は、簡単な英単語レベルで、文章の文字数ができるだけ短い文章を選んでください。

この手順で学習をすすめてください。たくさん文章問題を扱えば良いわけではなく、1つ1つ丁寧にかつ完璧にこなせるようにしましょう。8手順終わった時に、英文を聞き直してください。不思議と英文がゆっくり聞こえるようになります。この時点では英文の理解ができていなくても問題ありません。
パート2:2ヶ月〜4ヶ月間の学習カリキュラム|理解力をあげるための読解トレーニング
パート1で英単語の聞き取りができるようになったら、理解力をあげるトレーニングに入ります。引き続き究極の英語リスニングを使用します。使用するのはPart2と3の海外旅行編とビジネス編をを使って、聞き取れるシーンを広げていきます。
パート1の手順にプラスして、以下の手順を加えます。

レシテーションをおこなったのちに、パート2の手順を加えましょう。サイトラをおこなう際は「英語音読⇨日本語音読」をできる限り素早くおこないましょう。シャドーイングをする際は、日本語の意味もちゃんと考えながらおこなうことで効果を発揮します。
この時点で参考書レベルの英単語の聞き取り・内容理解はできるようになっていることが目標です。
パート3:4ヶ月〜6ヶ月間の学習カリキュラム|ネイティブ英語に慣れる練習
最後のパートではネイティブ英語に慣れる練習です。TEDスピーチを使用して、リスニングの上達を目指します。手順はパート1とパート2をシンプルに繰り返してください。
- 1分程度のスピーチ
- 3分程度のスピーチ
- 10分のスピーチ
- 20分のスピーチ
このように徐々にスピーチの長さを伸ばしていきましょう。ネイティブ英語を聞き取る際は根気強さが入ります。このパートで挫折してしまう方が多い傾向ですが、最後までやり切ることでリスニング力は大幅に向上します。
ぜひ挑戦して頂きたいお勧めTedスピーチ2選
Try something new for 30 days by Matt Cutts
Keep your goals to yourself by Derek Sivers
おすすめの復習方法は英語の聞き流し
英語の聞き流しだけをおこなっていても、リスニング力はアップしません。しかし英語聞き流しを復習として活用することで、学習した内容の復習をすることが可能です。正しい英語聞き流しの方法で日々のリスニング学習を復習してください。
Aloha Englishで成果を出した学習事例も参考に
当スクールのカリキュラムで学習して、成果を出した生徒の事例をこちらで公開しています。当初は全く聞き取りができない状態から初めて、スティーブ・ジョブズのスピーチを字幕なしで聞き取った学習事例です。
カリキュラムに沿った学習と、こちらの事例を何度も読み返して学習を進めてください。事例でご紹介したのと同じ効果を感じることができるはずです。
3-2.スピーキング強化をすると更なるリスニング力UPにつながる

リスニングとスピーキングを同時に強化することで英語は聞き取れる
英語の聞き取りができるようになったら、スピーキングも同時並行で学習することをお勧めします。リスニング力が伸びれば、スピーキング力が伸びる。そしてスピーキング力が伸びれば、リスニング力が伸びます。お互いに相関関係があるので、並行して学習することで相乗効果を実感できます。
オンライン英会話レッスンを利用してリスニングとスピーキングを同時に伸ばす
日頃から外国人の先生と会話をすることでリスニングとスピーキングを上達させることが可能です。会話は「話す」と「聞く」の両方の技能を必要とするため、レベルアップには最適の方法です。
当スクールでも、オンライン英会話レッスンをご提供しております。外国人の先生が丁寧に英会話力を上達させる手助けをしてくれます。
4.まとめ
英語リスニングを上達させるためには以下の手順で学習をプランニングしましょう。
- 聞き取れない「原因」を見つける
- 「原因」にあった勉強法を選択する
- 2つの教材を使用して、正しい勉強法で学習する
当スクールで使用しているリスニングカリキュラムと学習方法もご紹介しました。成果を出すためには約6ヶ月根気強く学習を進める必要があります。最後まで諦めなければ、英語リスニングは必ず上達します。
【無料配布】リスニング学習のお役立ち資料をご紹介!

・初心者でも無理なく英語の聞き取りができる方法
・効果的にリスニングスキルをアップさせるコツ
・初心者から上級者まで10STEPで段階的にレベルアップ!
Aloha Englishの講師より監修しましたリスニング学習ガイドでは、10段階のステップにまとめた英語の聞き取り対策をご紹介しています。実践的なノウハウを知りたい方や、少しずつ英語が聞き取れるようになりたい方など、ぜひご参考ください!
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