英語の発音練習を基礎から応用まで解説|英会話講師がおすすめする学習方法

マイクを背景に、英語の発音練習を解説する見出しを重ねた記事画像

「発音を練習しているのに聞き返される」「自分のどの音を直せばよいか分からない」。そんな悩みがあると、英語を話すことにも不安を感じるかもしれません。

発音練習では、相手に伝わりやすく話すことを目標にしましょう。この記事では、一つひとつの音から文章の強弱・リズムまで、基本の練習方法を紹介します。伸び悩むときに、コーチングで課題を整理して学習につなげる方法もお伝えします。

1.英語の発音が苦手な日本人の理由・傾向について

具体的な英語の発音練習について確認する前に、「どうして英語の発音が上手くならないのか・難しいと感じてしまうのか?」といった疑問に対する背景についてご紹介いたします。

普段使っている日本語の音と英語の音の違いに目を向けると、練習するポイントを見つけやすくなります。

1-1.カタカナ英語で覚えてしまっている

カタカナ表記は言葉を覚える手がかりになりますが、英語の音やアクセントをそのまま表せるわけではありません。また、次のように普段のカタカナ語と英語で使う単語が異なる例もあります。

  • クレーム|英語でcomplaint(コンプレイント)
  • ホッチキス|stapler(ステイプラー)
  • マロン|英語でchestnut(チェスナット)

▷参考記事:果物の英語表現・よく使う単語一覧

例えば、上記のような普通に使っているカタカナ英語でも、実際は全く違う言い方になりますね。そのため、本来の英語とカタカナのギャップにより戸惑う方もいるでしょう。

1-2.日本語と英語で、音の区別が異なる

日本語で慣れた音の区別を、そのまま英語に当てはめると聞き分け・発音が難しくなることがあります。日本人が英語学習でつまずきやすい背景も参考に、自分にとって区別しづらい音を確認しましょう。

例えば、「V」や「F」「TH」「R」などの発音が日本語では使うことがほとんどなく「B」と「V」の違いや「R」と「L」の使い分けができず、カタカナ英語のまま発音してしまう方もいますね。

また、日本語よりもパターンの多い母音についても、基礎から発音練習をしておくことが重要です。

1-3.英語の発音練習の重要性に気づいていない

単語の暗記や文法の学習、英会話レッスンでのスピーキングなど練習方法がある一方で、発音練習をあまりしないという方もいますね。

ただ、英語の発音は思っている以上に重要で、仮に単語や文法など勉強していても実際の英会話でなかなか相手に伝わらないケースが多いです。逆に言うと、ある程度文法が間違っていても話している英語自体ネイティブに聞き取ってもらえれば、意思疎通ができます。

2.英語の発音練習は重要!|基礎から応用までの学習方法を知っておこう

笑っている女性

英語の発音練習は重要であり、スピーキングへの苦手意識がある方は基本から段階的な学習方法を実践してみるといいでしょう。

英語のメール・チャット対応などリーディングやライティングはある程度できても、発音練習が不十分だとスピーキングで苦労する傾向にあります。

2-1.正しい発音が身に付かないとスムーズな英会話が難しい

発音のどの部分で伝わりにくくなっているか、実際に困った場面から振り返ってみましょう。

  • 注文や自己紹介で、特定の単語をよく聞き返される
  • 単語だけなら通じるが、文章になると伝わりにくい
  • 強調したい部分や、質問の意図がうまく伝わらない

音の区別、単語のアクセント、文章の強弱など、課題によって練習の仕方は変わります。一度にすべて直そうとせず、今いちばん伝わりやすさに関わる部分から練習しましょう。

2-2.まずは基本的な英語発音の学習から|日本人の苦手な発音から克服

詳しくは以下でもご紹介しますが、発音練習の基礎では母音や子音など一つ一つの音を聞いて確実に覚える練習方法があります。

長い文章で発音を練習する前に、音単位・単語レベルでネイティブの発声を真似してみるのがより基本的な学習ですね。また、普段発声することのない発音もおさえておく必要があります。

2-3.よりレベルアップするためには発音矯正のトレーニングを

より英語の発音が上手くなるためには、ネイティブの発音を聞いて矯正するスピーキングの練習がおすすめです。

発音矯正はスピーキング・音読だけでなく見本となるネイティブの英語をリスニングすることも大事です。こちらも以下で解説していますが、スピーキングに特化した学習方法解説ページもありますのでご参考くださいませ。

▷シャドーイングの基本・やり方についての解説ページ

▷リピーティングの学習メリットとは?

▷初心者におすすめのディクテーションとは?

3.基本的な英語の発音練習|日本語と違う音・単語ベースを中心

基本的な英語の発音練習・学習ステップについて以下でまとめました。発音の基礎になるポイントや、確実に上達する勉強法を確認しておきましょう。

3-1.母音・子音の練習

英語には、日本語のカタカナだけでは表しきれない音の違いがあります。まずは辞書の音声と発音記号を使い、似て聞こえる音を比べてみましょう。

  • /æ/:cat /kæt/ の母音。日本語の「ア」だけで置き換えず、音声を聞いて口の開き方も確かめます。
  • /ʌ/:cup /kʌp/ の母音。cat の母音と聞き比べ、同じ音で発音していないか確認します。

発音記号は音を整理する手がかりです。音声を聞く → まねて発音する → 録音して比べるという順番で練習しましょう。

音声の参考:Cambridge Dictionaryのcatの発音・cupの発音

▷口の動きも確認したい方は、唇・舌の形を意識した発音練習をご覧ください。

3-2.日本人が苦手な発音の区別をつける

日本人にとって使い分けが難しい発音についても、違いが分かるとよりネイティブの発音が理解できますね。

たとえば、like の /l/ は舌先を上の歯茎に当てて出す音です。一方、right の /r/ は舌先を歯茎に触れさせずに出します。/r/ の舌の形には違いがあるため、無理に舌を強く巻こうとせず、講師の実演や音声と比べながら練習しましょう。

他にも「B」と「V」の違いや、日本語では発音することのない「TH」など、慣れない子音についてどのように発声するか一通り確認するといいでしょう。

3-3.単語ベースでの発音練習

個別の音とあわせて、単語ベースでの発音練習も繰り返し行うことが大事になります。

例として、「エ」と「ア」の中間音である「æ」の母音を練習したい場合、「tap/chat/bad」など「æ」の母音が含まれている英単語を一通り発音する方法がありますね。

母音や子音一つ一つの音に対する唇の形を確認するために、YouTube動画などで聴いて観られるような教材を参考に単語の発音練習を反復するといいでしょう。また、発音のほか各単語のイントネーションやリズムも、ネイティブのアクセントにならって覚えるとより自然なスピーキングになります。

4.より上達する発音矯正の練習方法まとめ

英語の発音練習をしている女性

基本的な英語の発音練習とあわせて、発音矯正で効果のあるスピーキング練習もおすすめです。ネイティブの話し相手がいなくても、教材や参考動画を使えば一人でも学習できますのでぜひご参考くださいませ。

▷おすすめ記事:英語のスピーキングで知っておくべき学習方法まとめ

4-1.発音練習はリスニングと音読のセットが基本

発音練習ではお手本となるネイティブの発声をしっかり聞いて真似ることが大事ですので、基本的にはリスニングとスピーキング(音読)を繰り返すことが前提となります。

都度、ネイティブのイントネーションや発声を確認して自分でアウトプットする学習ができますので、発音だけでなくリスニングのスキルも上がるメリットがあります。

ただ、「英語のリスニングも苦手で、ネイティブの会話が聞き取れないから発音練習も進まない…」とリスニングに対する苦手意識がある方もいるでしょう。その場合、聞き取れない部分を繰り返し流して重点的に確認するほか、英語の書き取り(ディクテーション)からまずはリスニングに集中するやり方もありますので、段階的に練習するといいですね!

4-2.オーバーラッピング・シャドーイングで発音練習

ネイティブの音声を真似てスピーキングを実践する練習方法では、オーバーラッピングやシャドーイングがよく利用されます。オーバーラッピングはテキスト(会話内容のスクリプト)を見ながら、音声と同時に発音していくやり方で初心者向けです。

ネイティブの会話スピードに慣れてきたら、音声の後を追いかけるように遅れて発音するシャドーイングの練習を続けることで、よりスピーキングが上達するでしょう。具体的な練習方法ではシャドーイングのおすすめ教材が参考になるほか、応用的なスピーキング練習もありますのでぜひチャレンジしてみてください。

▷総合的な英会話スキルが上がるリプロダクションについて

4-3.アプリ・映画鑑賞などを利用した発音練習もおすすめ

気軽に続けられる発音練習では、アプリを使って隙間時間にすぐ実践できる方法や日常英会話の内容を確認できる海外ドラマ・映画を参考にするのも良いですね。

英語の字幕を見ながら、1つずつフレーズを聞いて発音するやり方でもネイティブの発音を学べる機会になります。海外での文化や実際に使われている英語表現なども知る上でも、海外ドラマや映画を参考にしてみてはいかがでしょうか。

▷参考:スピーキングの練習でおすすめの教材を厳選!

4-4.コーチングで原因を確認し、発音練習の優先順位を決める

「録音を聞いても、どこを直せばよいか分からない」というときは、実際の会話も手がかりに課題を整理しましょう。発音に悩んでいても、特定の音、単語のアクセント、文章のリズム、言いたいことの組み立て方など、つまずく場所は人によって異なります。

Aloha Englishでは、日本人トレーナー・外国人担任コーチ・外国人講師が連携する「英語トリプルコーチング」で、目標と今の課題を整理し、必要な練習と実際の英会話をつなげます。

コーチングから会話の実践へ

  1. 原因を整理する:学習経験や目標、会話で聞き返された場面を確認する
  2. 練習を選ぶ:音の区別・アクセント・リズムなど、今優先したい課題に取り組む
  3. 会話で使う:練習した言葉を外国人講師との会話で使ってみる
  4. 振り返って調整する:伝わった部分と、引き続き練習したい部分を確認する

自分の課題に合う練習を続けられるよう、担当者が連携して学習を支えます。講師・コーチそれぞれの役割と支援の仕組みは、「わたしたちの強み」でご紹介しています。

「わたしたちの強み」が新しいタブで開きます。

5.英語の発音練習をより効果的にするにはプロソディ(要素)も確認!

一つひとつの音に加えて、文章全体の強弱・リズム・抑揚も確認しましょう。相手に伝えたい意味や気持ちを、声の使い方で表す練習です。

5-1.プロソディ(要素・韻律)には発音に関する様々な要素がある

プロソディ(韻律)は、強勢・リズム・イントネーションなど、音のまとまりに関わる特徴を指します。一つひとつの母音・子音の練習と組み合わせて学びましょう。

  • 強勢(ストレス):単語や文のどこを強調するか
  • リズム:強く読む部分と弱く読む部分の組み合わせ
  • イントネーション:話すときの声の高さの変化

まずは短い文を選び、強調する語と声の上がり下がりを意識して音読してみてください。

参考:British Council Prosodic features

5-2.イントネーション・リズムの傾向

英語のイントネーションでは英文の種類(命令文や疑問文など)によって語尾が上がる、または下がるルールがあります。また、話し手の感情や意図によってイントネーションを使い分けるケースも大事ですね。

例えば、「それは私のアイデアです」と自分が考えたことを強調したい場合、「This is my idea.」と「my」の部分を強く言うことが考えられます。また、「あなたが上司を怒らせたんだ!」と「あなた」への非難を伝える場合には「You made your boss mad!」と「You」が強調されます。

また、英語では内容語(英文の中で実質的な内容・メインの情報)と機能語(文法上必要なだけの単語)によって強弱や発音の速さが変わリます。詳しくは以下記事でもご紹介しており、感情や話の意図・目的など正確に伝える上でもイントネーションやリズムを意識しておくのが重要ですね。

▷英語のイントネーション・リズムについて詳しく解説!

5-3.リンキング・リダクションなど発音変化(3種類のリエゾン)

英語では、音をつなげて話すと、単語を一つずつ読むときと音が変わることがあります。この記事では、関連する変化を次の3つに分けて確認します。起こり方は英語の種類や話す速さなどによって異なります。

  • リンキング(発音の連結)
  • リダクション(発音の脱落・省略)
  • フラッピング(主にアメリカ英語で /t/ や /d/ が、舌先で軽くはじく音になる変化)

▷3種類のリエゾンが分かれば発音が上達する!

リンキングは子音の後に母音が来る場合、起こりやすく「Can I」が「キャナイ」と言ったり「need you」が「ニージュー」とくっついた感じで発音されます。最初は慣れないですが、ローマ字読みでリンキングの仕組みやルールを覚えておくと自然に発音できるようになりますね。

リダクションでは、音が弱くなったり省略されたりします。会話では一つひとつの音を同じ強さでは読まないため、音声とスクリプトを比べて確認しましょう。音が弱くなる・消える例と練習方法も参考にしてください。

フラッピングは、主にアメリカ英語で water や better などの /t/ が、舌先で軽くはじく音になる例があります。英語の /r/ そのものに置き換わるわけではないので、カタカナは補助として使い、実際の音声を確認しましょう。詳しくはフラッピングの例と練習方法をご覧ください。

音の変化は、説明を読むことと音声を聞くことを組み合わせて確かめましょう。自分の発音も録音すると、練習前後の違いを振り返りやすくなります。

6.まとめ|課題を見つけて、伝わる発音につなげよう

発音練習は、次の3つをつなげて進めましょう。

発音練習の3ステップ

  1. 確認する:音・アクセント・リズムのうち、どこで伝わりにくくなっているかを整理する
  2. 練習する:短い単語や文を選び、見本を聞いて発音し、録音で比べる
  3. 会話で試す:練習した表現を実際に使い、次の課題を見つける

「自分では直すポイントが分からない」「発音が気になって会話で黙ってしまう」という方は、無料カウンセリングで今のお悩みをお聞かせください。目標や学習状況に合わせて、どこから取り組むかを一緒に整理しましょう。

英語力が伸びない
本当の原因、診断します

\60分無料カウンセリング受付中/

英語になると言葉が詰まってしまう…。
その原因は「あなた特有のクセ」にあるかもしれません。
英語習得のプロが丁寧にヒアリングし、
その場で改善ポイントと最短ルートをご提案します。

60分オンライン
カウンセリング(日本語)
  • ・「英語がスッとでない原因」の弱点診断
  • ・あなた専用の「最短英語習得ルート」提案つき
体験オンライン
レッスン(英語)

ご希望の方は25分の体験レッスン

体験カウンセリング
満足度

98%

Aloha English英会話の
無料カウンセリングは
98%の方に満足いただいています

セールス
一切なし

初心者
OK

累計
400名
以上が体験

公式LINEからお問い合わせ

キーワード検索

英会話で役立つ最新記事

記事の監修者情報

正面を向いて自然に笑うAloha English英会話の日本人トレーナー・松本兼頌。紺色のシャツ姿。

【松本兼頌(Matsumoto Kensho)】

英会話コーチング歴は10年以上。これまでに300人以上の英会話学習者をサポートし、スピーキング力の向上や転職成功といった多くの成果を実現してきました。特に、初心者が陥りやすい失敗や学習のつまずきポイントを熟知。その経験をもとに、「どうすれば英語が話せるようになるか」を具体的かつ実践的に解説しています。日常英会話からビジネス英語まで幅広く対応し、スピーキング・発音・リスニングに重点を置いて監修しています。

ページコンテンツ

  • 1.英語の発音が苦手な日本人の理由・傾向について
  • 2.英語の発音練習は重要!|基礎から応用までの学習方法を知っておこう
  • 3.基本的な英語の発音練習|日本語と違う音・単語ベースを中心
  • 4.より上達する発音矯正の練習方法まとめ
  • 5.英語の発音練習をより効果的にするにはプロソディ(要素)も確認!
  • 6.まとめ|課題を見つけて、伝わる発音につなげよう
  • FREE 無料

    カウンセリング
    相談
    予約
    受付中!

    希望の日時を選択してご予約ください。

    ✕