英語を話せるようになる上で効果的な学習法として、独り言での英語練習がありますね。独り言で英語の発声をするのは大事なことで、普段から英語のスピーキングをする習慣がついたり、空いた時間にすぐトレーニングできるメリットがあります。
独り言での具体的な学習方法や、より英語のスピーキング能力をアップする際に知っておくべきことをまとめましたので、実践してみてはいかがでしょうか。
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英語での独り言トレーニングのイメージでは例えば、以下のようにつぶやく感じですね。
・自分の好きな俳優が何度もニュースに出ていた時
→「I’m glad to see you again.」(あなたにまた会えて嬉しい)
・仕事でイライラしている時
→「I hate my boss!」(上司が嫌い!)
詳しくは以下でもご紹介していますが、普段話していることや自然に発している独り言を英語に置き換えることで表現力アップに繋がります。
参考までに「独り言」という言葉自体、英語でどう言うかといった情報についてもまとめました。以下の通り、いくつかの言い方があるようですね。
普通に話している感じでは「talk」ですが、より小さな声でボソボソ言う独り言である場合には「mutter(つぶやく)」の方が適切ですね。
英語を話せるようになるためには、独り言など一人で発声する練習は効果的です。というのも、独り言で毎日少しずつスピーキングの習慣がつくだけでも、英語スキルの向上につながるからですね。
英語が苦手な方の傾向・理由でも取り上げていますが、日本人が英語を話せない原因・ネガティブなポイントしては普段から英語を話す必要のない環境があります。
英会話スクールで数十分スピーキングの練習を週1~2回程度しても、普段から英語を話す環境でないとアプトプットの量が足りなく、自主学習の時間がないとなかなかスピーキング・英語の表現力が身につかないでしょう。
そこで、一言・二言程度でもいいので「こういうシーンでは英語で何て言えばいいんだろう?」と自分で考えて独り言で発信していくことで、英語を話す力が確実に上がりますね。
▷関連記事:英語での発音練習方法(基礎から応用まで)
▷おすすめ記事:英語のスピーキング学習方法を一通り解説!
英語の独り言練習は普段から取り入れるメリットの多い方法で、これから英語のスピーキングを練習したい方にもおすすめです。
独り言では基本的に教材など必要なく、家に限らず外などでも小声であれば実践できるので場所や時間を問わず練習できるメリットがあります。
仕事をしながらとかテレビを観つつなど、片手間程度で実践できる練習方法でふと思ったら「英語でつぶやいてみよう」という意識で英語のアウトプットができますね。
大事なことで、英語を日本語に一旦翻訳して(または日本語を英語に翻訳して)話すことから英語を英語として認識・発信していくステップアップで独り言の練習が活かせます。
例えば、自分がテレビを至近距離で観ている時を英語で言いたい場合、最初は日本語から英語への変換がスムーズに行かないことも多いでしょう。直近でテレビを観ている→「近い:close」だから…といった感じで、複数の言語を横断することからトレーニングが始まります。
独り言などアウトプットの回数を増やすことで、徐々に日本語から英語への変換が減り、最終的には「I too close to the TV.(テレビに近すぎだな)」と自然な表現が可能になります。
また、下がった方が良いね→「I should move back.」など、「下がる」や「〜した方が良い」などそれぞれの意味を分割して考えず、一つの文章・フレーズとして想起するまでの練習が独り言で身に付きますね。英語脳を理解する上でも大事な練習方法です。
英語学習への抵抗や苦手意識がある方の傾向として、「講師に都度修正されるのが怖い…」という人もいるでしょう。
英語など外国語の練習での間違えは当然のことで、失敗をしてから学ぶことも多くある一方で上手くいかないことへの不安もありますよね。頑張ってスピーキングしても、聞き手から笑われたらどうしよう…のネガティブなイメージも考えられます。
ただ、独り言の練習では間違えや会話での沈黙など不安なことはなく、いくらでも間違えて修正できますので様々な英語を表現を試せるとても良い機会だと言えます。何度でも言い直して気軽に反復練習できますね。
独り言でどう英語のスピーキングを練習していくか、具体的な例をまとめました。とりあえず、場当たり的な感じで英語を発声する方法やシーン想定なども練習になりますね。
最初は普段の行動・状態や目に見えるものなど、日常生活でもよくある独り言から英語で発生してみるといいでしょう。英文もあわせて例をご紹介します。
【お昼に何を食べるか考える時】
What shall I have for lunch today? Maybe I’ll go to Chinese restaurant with some friends.(今日のお昼、何を食べようかな? 多分、友達と中華料理屋へいくと思うけど)
【仕事で悩んでいる時】
This problem is a big source of worry for me. Who should I talk to?(この問題は私にとって大きな悩み事になっている。誰に相談するべきか?)
【何かを忘れてしまった時】
I feel like I forgot something…but I don’t know what.(何か忘れてしまった気がする…でも、何を忘れたのか分からん)
プライベートのことや仕事中など、様々な場面で考える内容・ふと思うことを英語で話してみるといいでしょう。
独り言では自分の紹介や状況説明などが多いですが、どういった相手と話すのかというシチュエーションを決めた想定会話も英語の表現力を養う上で使えますね。
【不慣れな場所に行って道に迷った時】
I was lost. So…Could you tell me the way to the Museum?(道に迷ってしまいましたので…美術館までのルートを教えてもらえますでしょうか?)
【相手から会議について質問された時】
Which room will the next meeting be in? Sorry, I don’t know. I ask my boss in chat.(次のミーティングはどこで行われますか? ーーすみません、分からないので上司にチャットで聞きます)
必要に応じて、自分と相手など一人二役で英会話をしてみて、どのように話が進んでいくかを考えながら独り言を展開していくと、良いイメージトレーニングになるでしょう。また、相手への質問方法なども知っておくと英会話で話が弾み話題に困らないので、5W1Hの活用も大事ですね。
日常的な英会話ではよく使うフレーズや定型句になっている表現もありますので、独り言で自然に発声できると役立ちますね。
など、汎用性の高いリアクションも取り入れるといいですね。形容詞に関する表現が多いので、形容詞の種類や基本も知っておくといいでしょう。
また、独り言では失敗を恐れずまだアウトプットしたことのない表現もどんどん試せますので、難しそうな言葉も自分の知っている英語で言ってみる練習が効果的ですね。
例えば「私は極端な人見知りです」と英語で言いたい場合、人見知りだけを英語にするのは難しそうですが、人見知り→恥ずかしがり屋という解釈で「I’m very shy.」と置き換えて表現できます。
日本語そのものを直接英語にするのではなく、ニュアンスから簡単な英語に置き換えることでスピーキングの幅が広がりますので、独り言での発声でも意識するといいでしょう。
英語の独り言練習方法を知っておくほか、より本格的なスピーキングの訓練方法なども実践すると自信がつきますのでぜひ試してみましょう。
独り言では自分の言いたいことや相手の会話想定などもご紹介しましたが、「具体的にどのような場面で英語を話せるようになりたいか」とか「ビジネスシーンでスピーキングが求められる状況」など、シミュレーションをして事前に会話を作り上げておく勉強方法があります。
独り言で英会話のフレーズを用意・練習してみて実際誰かと話す際に実践して、思うように話せなかった場合や「こういうことを英語で言えたら良かった!」という気づきからまた、別の会話をシミュレーションしてみると効率よく上達するでしょう。
ルックアップ&セイ(look up & say)と言われる練習方法は英文を見ずに覚えて発声することであり、よく使うフレーズは暗記して言えるようになるとスピーキングがスムーズになるでしょう。
ただ暗記するだけでなく、文法や語順も正しく覚えることで英語力アップにつながります。英文作成・センテンスの構造について不安がある方は、英語の基本となる文型も確認してみてはいかがでしょうか。
初心者向けの発声・スピーキング練習では英文(スクリプト)を見ながら、お手本になる英語の音声と一緒に読み上げるオーバーラッピングもおすすめの訓練方法です。オーバーラッピングでは、ネイティブ英語のリズム感やイントネーションなどに慣れる上で効果的な練習で、スピーキングに自身のない方でも比較的取り組みやすいですね。
詳しくはオーバーラッピングの練習方法にて取り上げていますので、独り言だけでなくリスニング力を鍛える練習をしたい方は試してみるといいでしょう。
オーバーラッピングに慣れてきたら、より高度な練習方法であるリピーティングやシャドーイングにチャレンジしてみることで、スピーキング・リスニングの精度がより上がります。
いずれも独り言から発展した発声練習で、聞いた音声を覚えて発声するリピーティングや、音声の後を追うように発声するシャドーイングを継続することでネイティブの発音が身に付きます。
シャドーイングでおすすめの教材をチェックするほか、具体的なスピーキングの練習方法を解説していますので以下の参考記事もあわせて読んでみましょう!
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