英語のスピーキングスキルを上げたいけど、独学だとなかなか上達しなかったり、英会話レッスンを続けても思うように英語を話せないという方もいるでしょう。
スピーキングを上達するためには、英単語の暗記や文法の学習も基礎として大事ですがアウトプットの練習も欠かせませんね。基礎から応用まで、こちらのページではスピーキングの練習方法を一通りまとめております。
これから英語のスピーキングを上達したい方や、ある程度独学を続けているのに成果が出ない方など、参考になる学習方法をご紹介していますのでぜひご参考くださいませ。
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英語のスピーキングスキルについて、短期間で上達する人もいればずっと勉強をしていてもなかなか伸びない人もいるでしょう。
その理由として、間違った勉強方法を続けてしまうケースや「英語を話す練習をしておけばとりあえず上手くなるだろう」という先入観から、実践的な英会話スキルへの効果が薄れてしまうこともあります。確かに、英語のアウトプット・話す練習自体は間違っていませんが、スピーキングスキルを磨く上ではもう少し考える必要がありますね。
英語のスピーキングが上手くなる人は、柔軟な学習方法を知っていて実践できる傾向にあります。
例えば、リスニングもしっかり対策したい場合にはシャドーイングで練習して、アウトプットを意識した練習ではサマライジング(英語の要約練習)で英語表現の幅を広げるなど、自分の英語レベルや目的に応じて自身のカリキュラムを組める人が上達しますね。
また、英語練習において聞くだけ・話すだけと単調なアクションだけでなく「聞いて、理解して、英文構築して、実際に話す」と実際の英会話でも必要な一連のトレーニングを意識することで、ネイティブとの英会話でも練習したことが発揮できるでしょう。
対して、練習を続けても英語がなかなか話せない理由では以下のような例が考えられます。
英語のスピーキング能力で大事なのは、ただ話すことだけでなく関連するスキルであるリスニングのほか、文法や単語など最低限の基礎知識もあります。
ネイティブの英語を聞き取れなかったり、文法的な問題から意味が分からない状態ではなかなかスピーキングスキルは伸びません。そのため、効率的に英会話スキルを向上するためには前段階となる英語能力の土台固めが見逃せないですね。
また、ひたすら話すだけの英語練習を続けるのも効率的でなく、何がネイティブと違うのか・足りていないのかを比較して直すことをしないと正しいスピーキングが身に付きません。地道ですが、英語初心者の方はボキャブラリーや文法・リスニングなど全体的なスキルもあわせて対策しておくことをおすすめします。
英語のスピーキング上達で欠かせない、基本的な英語学習について以下でまとめました。本格的なスピーキング学習に入る前段階・準備的な勉強という感じで、土台作りをしておきましょう。
英会話など実践的なスキルを身につけるためにネイティブとのスピーキング練習を優先する人も中にはいますが、前提として英語の土台作りになる英文法や構文についての学習は必須です。
また、ある程度英語を読むことができるけどアウトプットまで持っていくことが難しい場合には、英文を作る力・文の組み立てスキルが足りない傾向にあるため、基本となるインプットの機会を増やすといいでしょう。
日本語とは異なる英語の語順・基本的な五文型を確認するほか、以下の文法解説ページが参考になります。中学英語レベルの文法さえおさえておけば、ネイティブとの英会話でも網羅できますので一度復習してみてはいかがでしょうか。
スピーキングで使う英単語や基本的なフレーズも覚えておくと、スピーキングで活かされます。高度な英単語まで全て覚えようとしなくても、日常英会話やビジネスシーンで関連する単語を優先的に対応するといいでしょう。
また、難しい言い回しを心がけるよりも、自分が知っている簡単なボキャブラリーで表現できる意識が重要です。幅広い英語表現ができる基本動詞でも解説していますが、中学でも習うような簡単な単語で様々な表現が可能です。
また、英語のスピーキングでは相手から言われた英語を瞬時で理解して英語で回答することが求められるため、ネイティブとの会話では言われた英語を日本語に変換して、言いたいことをまた英語に直すといったテンポが悪くなるような対応はせず、英語を英語として認識・会話するのが自然となります。
以下でもご紹介している各スピーキングの練習方法にも関連しますが、英語の単語や構文についてダイレクトに英語として理解して、コミュニケーションを取る意識を持つことで伝えたいことも反射的に英語で表現できるようになりますね。
英語のスピーキングで苦手意識を感じる傾向として、英語の発音が分からなかったりネイティブに自分の英語がなかなか通じないといった理由があるでしょう。
そのため、本格的な発音対策をせずに英会話の練習をしている方も多いかと思いますが、スピーキングにおいて発音の理解も重要になるため、基礎から対策しておくことをおすすめします。
日本人が英語を苦手とする理由の一つで、発音の大きな違いがあります。日本語では5種類の母音がある一方で英語で26種類も母音があるほか、「F」や「R」など日本語では発声することのない音があるなど、聞き取りづらい発音もスピーキングで苦労するポイントです。
ですので、英語における発音の法則や種類・ルールを知っておくことが重要で、聞き取れない発音を重点的に練習するなどの対策が求められます。
ネイティブの発音を真似る上で大事なのが、イントネーション(抑揚)とリズムになります。日本語と比べて英語の場合、語尾の強弱や特定の法則によってリズムを使い分けることが多いです。
平坦な発音ではなく、緩急をつけたスピーキングを心がけることでより自然にネイティブへ伝わるでしょう。
英語の発音では本来の音から変化するルールもあり、3種類のリエゾン(音の連結)について理解しておくと、より正確な発声が身に付きます。
初心者がなかなかネイティブの英語を聞き取れないのは、音の変化が頻繁に起きていることも原因の一つです。そのため、リエゾンを体感できることでリスニング力の向上にもつながります。
具体的なスピーキング練習で、まずは基礎的なトレーニングからまとめました。スピーキング以前にリスニングがまずできないから英会話が不安…という方向けに、初心者におすすめの練習もご紹介いたします。
ディクテーションは聞き取った英語を一語一句丁寧に書き取る練習で、リスニング対策で効果的です。英文を聞いて書き取る練習では、1回で聞き取れない単語を明確にしたり、英語の文型・語順に慣れていないことで理解できていないなど課題が明確になります。
詳しくはディクテーションのやり方・解説ページにて取り上げていますが、スピーキングの本格的な練習の前段階として活用される練習で、リスニングに必要な集中力を鍛えられたり読解能力の向上にもなりますので、初心者の方に向いていますね。
英語の理解力・読解力の基礎練習ではサイトトランスレーションもおすすめです。「サイトラ」と省略して呼ぶこともありますが、英語通訳者になる上で利用されているトレーニングです。
サイトトランスレーションでは、英語を意味のあるかたまり(チャンク)ごとに区切って音読・翻訳していくやり方です。英語の語順通りに理解していくことに慣れるほか、リーディングスキルや翻訳・理解力の向上で効果が出ます。長文読解で思うように読み進めないという方は、サイトトランスレーションで少しずつ・確実に理解していく練習をしておくといいでしょう。
スピーキング練習ではリピーティングも基本的なトレーニングで、一文ずつ英語を聞いて真似るように発音することを繰り返し、自然なイントネーションを学べます。
聞き取りができなかった英文はスクリプトを見て、音読を繰り返すなど重点的な練習をするといいですね。また、1回でリピートする英文の長さなども、習得度合いによって調整することでより効果的なスピーキング練習になります。
スピーキング学習で定番なのがシャドーイングで、聞いた音声を1~2語遅れて発声する練習です。リピーティングよりも難易度が高く、早めに繰り返す発声であるため英語のリスニング・瞬時の理解力が求められます。
ただ、シャドーイングでの英語学習効果は高く、リスニングやスピーキングスキルがアップします。ネイティブの正確な発音やリズム・イントネーションなども実感しながらアウトプットできるため、スムーズな発声を学ぶ上でおすすめです。詳しくは以下関連記事のほか、シャドーイング学習でおすすめの教材もご紹介しております。
スピーキングが上手くなりたいけど、なかなか英語学習が続かない…という課題もあると、無理なく続けられる練習が望ましいですよね。
そこで、1日10分程度のスピーキング練習ができるおすすめの方法もまとめました。今まで、英語の独学で何度も挫折してきた方など気軽に実践できる練習でお試しくださいませ。
日常英会話でよく使うフレーズや表現を定着化する上で、英語での日記・ジャーナリングがおすすめです。
など、毎日英語で日記を書く方法などを参考にしていただき、英語での表現をする機会をこまめに作るとスピーキングでの話題にて活用できますね。
隙間時間で簡単に実践できるスピーキング練習では、英語を独り言でつぶやく方法もあります。英単語やフレーズなどインプットした知識を自然とアウトプットできる練習になりますので、様々なシーンに応じて一言・二言程度の英語でもいいので独り言で発信するといいですね。
「私はそう思わないんだけどなあ(I don’t think so.)」や「気になりますね(→I’m curious about that.)」など、ちょっとしたリアクション・返答について英語で口にしてみると、スピーキングでも役立ちます。詳しくは独り言での英語練習ページで取り上げていますので、ご参考までに。
また、短時間で効果的な英語学習になる方法として英語のレシテーション(暗唱)も活用されています。レシテーションは比較的難易度が高めですが、参考になる英会話・フレーズを暗記して音読で反復練習することでスピーキングに活かされますね。
レシテーションは単純な暗記・発声練習だけでなく、話し手の感情・気持ちをどう表現するかといった意識も大事です。イントネーションやボディランゲージも真似て練習すると、実際の英会話でもネイティブへ好印象なイメージを持ってもらえるでしょう。
ある程度スピーキング練習を続けてきたものの、「ネイティブとの英会話で、言いたいことがなかなかすぐ出てこない」とか「いつも使うフレーズが一緒で単調になっている」など、表現力に課題がある方向けの応用練習もご紹介いたします。
ポイントとして、聞いた英語をそのままアウトプットするのではなく、自分で考えた英語を発信する点になります。表現力に不安がある方はぜひ、参考にしてみてくださいね。
英語そのものを組み立ててスピーキングする練習方法として、リプロダクションが効果的です。リプロダクション(再現)ではリスニングした英語の音声全体を把握した上で、自分で英文を作って同じ意味でアウトプットするやり方になります。
そのため、英文そのものを記憶するというより、全体の意味や内容をイメージ・理解した上で説明するといった流れです。英語の構築・表現の幅を広げていく目的でもリプロダクションが活用されています。
また、英語の言い換えや要約の練習もスピーキングで使えるフレーズを増やせる効果があります。同じ意味で異なる単語・文章に言い換えするパラフレージングや、長文の英語を聞いた上で内容を要約するサマライジングなど、表現力のほか読解力の向上につながります。
言い換え・置き換えでのポイントでは、難しい英語表現をいかに簡単でわかりやすいフレーズでまとめられるかという点が重要です。日本語でも同様ですが、「改正法案が成立・施行された」という言葉を「新しい法律が決まりました」みたいな感じで、シンプルな言い換えができると、幅広いスピーキングが可能になりますね。
一人で行うスピーキング練習ではわりとスラスラ言葉が出てくるのに、英会話のシーンでは言いたいことがすぐに出ず、微妙な間があるのが気になる…という場合には、直感的に英語で回答できる訓練も大事ですね。
独学で実践できる方法ではクイックレスポンスの英語学習があるほか、英会話スクールでも採用されているカランメソッドによって英語での反応速度をアップできます。ただ、人によって向き・不向きがありますので、それぞれの練習についてメリット・デメリットも確認しておくといいでしょう。
ほかにも、実際の英会話でお役立ていただける知識やスキルなども以下でまとめました。ネイティブとの英会話ではフレーズのほか、細かいレスポンス・リアクションも覚えてくといいでしょう。
英会話でよくあるシーンとして自己紹介があり、汎用性の高いフレーズを覚えておくと便利です。
「I’m in charge of the sales department.(営業部門を担当しています)」など、よく使う構文を用意して練習しておくと実際の自己紹介でもスムーズな表現ができますね。詳しくは以下の関連記事で取り上げています。
日本語で「そうですか」「なるほど」など様々な相槌表現があるように、英語でも基本的な相槌フレーズがあります。「That’s true.(確かに)」や「Sure.(もちろん)」など、会話のクッションになるような表現を使うことで、しっかり自分の話を聞いてくれているといった良い印象を与えられます。
ほかにも、嬉しい時や相手への同情など様々な種類に応じたリアクション・表現について役に立つ英語の相槌表現ページで解説しておりますので、あわせてお読みくださいませ。
こちらのページでは独学を中心にスピーキングの練習方法をご紹介しましたが、参考になる英語音声や自分のレベルに見合った学習など、おすすめのスピーキング教材からでもご確認いただけます。
初心者向けの教本や、ビジネス英会話向けの教材など様々な目的にあわせて、参考になりそうな本なども活用してみるといいでしょう。
スピーキング練習では土台となる基礎から応用まで幅広くありますが、英語表現力を鍛えるためにはアウトプットの訓練が重要です。独学でも練習は可能ですが、一方で以下のような不安なポイントもあります。
そのため、独学とあわせて英会話レッスンで実践的な練習をすることで使える英語を確実に学べます。
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