英語をこれから学びたいものの何からすればいいか分からない初心者は、適切な学習ステップを知ることからスタートするといいでしょう。
「とりあえず海外留学を目指そう」とか「オンライン英会話に通ってみよう」と行動に移すことも大事ですが、英語の基礎力がないと失敗に終わってしまうケースもよくあります。初心者はまず、独学での英語学習を習慣にすることが大事です。
- 英語初心者の勉強でありがちな間違い
- 初心者向けの英語学習で効果的な3つのステップ
- 英語の勉強でモチベーションを維持する方法
など、こちらのページで詳しくご紹介します。英語の勉強でお悩みの方はぜひご参考ください!
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1.英語の勉強の仕方が分からない初心者が最初に知っておくべきこと
英語の勉強を実践する前に、初心者が知っておくべきことを最初に確認しましょう。これまで英語学習に挑戦したものの、挫折してしまう原因や勉強の効果が出ない理由などを把握する必要もあります。
1-1.正しい勉強法を知らないと独学で続かない・効果が出ない
英語学習は短期間ではなく、半年〜1年ほどかけて実践的な英語スキルが身に付きます。そのため、正しい勉強法を実践しないと効果が出ず、短期で諦めてしまう方が大半です。
勉強が続かなくなる理由としては、間違った勉強法による学習効果の薄さのほか、モチベーションの低下もあります。一から英語学習をして、半年経過しても全然上達しないようであれば「やっていて意味がない…」と意欲を失ってやめてしまうでしょう。
英会話スキルの習得に必要な長期的な勉強を目指すためにも、無計画な学習プランよりも、効果のある勉強法をしっかり調べた上で実践するのが大事ですね。
1-2.何のために英語を勉強するか明確な目的・目標を決める
モチベーションの低下の要因には、何のために英語学習をするか目標・目的が具体的でないケースも考えられます。英語を勉強しても上達しない初心者は、「将来的に英語を使いたい」とか「英語の資格を取っておきたい」など漠然とした目的で進めがちです。
初心者でも英語力が伸びる人は、明確な目標を設定してモチベーションを維持しています。海外留学や外資系企業への転職、社内昇進や海外企業などプライベートやビジネスに関する目的・ビジョンを具体的にした上で、英語の勉強に取り組むといいですね。
1-3.英語学習はインプットとアウトプットのバランスが重要
以下の学習ステップでも解説していますが、英語学習ではインプットとアウトプットの繰り返しがかなり重要です。英語の勉強について文法や単語を覚えるインプット型と、スピーキングや英会話練習のアウトプット型の両方がありますが、英語を話せるようになれない方はどちらに偏りがちです。
- 英単語を覚えて語彙力を高めておけば英会話ができる
- 英会話スクールで実践を続ければ話せる
- 海外のYouTube動画を聞いておけばリスニングができる
などの方法は全て間違いで、インプットとアウトプットをバランスよく実践することで英会話スキルが身に付きます。これは一般論だけでなく、言語学の観点からも「インプット理論」や「自動化理論」などで実証されています。
総称して「第二言語習得理論」と呼ばれているノウハウを知っておくことで、英語習得の成功体験をイメージできますので、以下の関連記事もぜひ読んでみるといいですね!
2.初心者におすすめしないNGな英語勉強法とは?
初心者向けの正しい英語の勉強方法をご紹介する前に、おすすめしない学習や間違いについて以下でまとめました。
一見すると海外留学や英会話スクールの利用は効果的だと思うかもしれませんが、初心者にとって挫折や失敗の原因になるため要注意です。スタートダッシュでの失敗を確実に避けるためにも、NGである勉強法を知っておくといいでしょう。
★英語初心者にありがちな失敗例
- 英語の基礎が身に付いていない海外留学
- 洋画や洋楽の聞き流し
- 英会話スクールに通うだけ(予習や復習をしない)
- インプット、またはアウトプットのどちらかだけを行う
- 英語を学習する明確な目標がない
上記の項目に当てはまる方は要注意ですね。一般的に知られている勉強法もありますが、気をつけるべきポイントがあります。
2-1.学習準備をしない海外留学
英語を常に使う環境で学びたいという目的で、英語圏への留学を検討している人もいるのではないでしょうか。ただ、英語の基礎スキルがない初心者にとっていきなりの海外留学は危険で、何も話せず終わってしまうリスクがあります。
もちろん、英語力ゼロから海外留学・ワーキングホリデーにチャレンジする人もいますが、ネイティブの英語を聞き取れないし話せない…といったハードルの高さから、現地でのコミュニケーションに苦戦することも多いでしょう。
そのため、海外留学は最低限の英語力を日本で身に付けてからの方が望ましく、独学での対策が求められます。関連記事でもご紹介していますが、TOEICなどの資格試験を目標とするのも手ですね。
▷参考記事:ワーキングホリデーで必要な英語力とは?
また、海外留学でも必ず英語力が伸びる訳でなく、以下のような傾向にある留学生はあまり英語が話せるようにはなれないでしょう。海外留学という手段に頼るのではなく、積極的に英語を使って覚える姿勢が必要です。
- 英語をあまり使わない仕事をしている
- 海外でも日本人との交流が多い
- 消極的で自分から話すことが少ない
2-2.洋楽や洋画などの聞き流し
英語の習得ではよく海外の音楽やドラマ・英語を聞き流すことで耳が慣れて、リスニングが上達するといった方法も言われていますが、ただの聞き流しでは全く効果は得られません。
初心者の場合、英語を聞いても頭の中で理解できないと言葉通りの「聞き流し」になり、脳が認識することのない雑音と見受けられます。
そのため、リスニングスキルを上達したい場合には聞くだけでなく、英語の意味を考えたり書き起こしをするほか、実際に発音してスピーキング練習をするなど、アウトプットにつなげることが大切ですね。詳しくは、英語の聞き流しではリスニング効果がない?のページにて解説していますのでご参考ください。
2-3.とりあえず英会話スクールに通う
初心者が英会話スクールに通うのも、注意点があります。海外留学と同様、英語の基礎が理解できていない状態で英会話スクールを利用しても効率が悪く、なかなか話せるようにはなりません。
オンライン英会話で初心者が失敗・撃沈する傾向でも説明していますが、まずか以下でご紹介しているような基本的な英語の勉強ステップを参考に、独学で基礎力をつけることをおすすめします。
オンライン英会話に通っても短期間でやめてしまう方は多く、英会話スクールだけで勉強して独学をしない方は要注意です。英会話スクールに頼る方はインプット学習が不足しがちなので、まずはお金のかからない独学を中心に取り組んでみましょう。
3.初心者向けの英語勉強ステップ1|英文法や単語の基礎スキルを身につける
初心者向けの英語勉強では、基本的なインプット学習が最初のステップになります。
学習方法が分からない…という方向けに、当サイト・Aloha English英会話ではコラム記事より無料で勉強のノウハウを公開していますので、お役立ていただけますと幸いです。
3-1.英語が全くできない方は中学英語の文法からやり直し
中学英語から自信がないという場合には、基本的な英文法から復習してみるといいでしょう。文法の勉強は地味に感じるかもしれませんが、以下のように習得するメリットは大きいです。
- 文法を理解することで、英語の読み書きや聞き取りができる
- 正しい英語でアウトプットができる
- 英語の間違えに気付ける
英語の文法を確実に学習するためのステップでも解説していますが、実践的な英会話スキルの習得において英文法の知識は欠かせません。中学英語レベルでも理解するだけでアウトプットの能力がだいぶ変わりますので、中学英語からやり直してみてはいかがでしょうか。
3-2.基本的な語彙力・英単語を習得
中学英語の復習では、語彙力や英単語の習得も重要なポイントです。日常英会話でよく使う英単語を覚えて、表現力の対策もしてみましょう。
英単語の暗記では、学校での試験対策みたくノートに書くこともありますが、英会話習得を目的とした英語学習では、以下のような学習方法がおすすめです。
- 英単語の音声を聞いて発音練習をする
- ライティングやスピーキングなどのアウトプットで英単語を使って覚える
- 英単語の意味を日本語でなく英語のままのイメージで考える(類義語も把握)
英単語の暗記に自信のない方は、関連記事にて対策するといいでしょう。役立つ参考書・英単語帳の情報もまとめています。
3-3.英語の発音ルールも学習
英語を話せるようになるためには、リスニングとスピーキングで重要になる発音の理解も大事です。初心者でよく挫折するポイントで、日本語にはない発音が聞き取れなかったり英語の発音変化に苦戦します。
発音の変化(リエゾン)にはルールがあり、覚えておくと英語が聞き取りやすくなったりスピーキングも上達します。関連記事でも発音のポイントと勉強法を解説していますので、あわせてお読みください。
4.初心者向けの英語勉強ステップ2|インプットとアウトプットを繰り返す
英語の基礎学習ができたら、インプットとアウトプットを意識した勉強に取り組みましょう。英語力に関する4つの技能(リーディング・リスニング・スピーキング・ライティング)を一通り実践するポイントをおさえておきます。
4-1.リーディングで英語の理解スピードを向上
英語のリーディングは基本として、音読(声に出して読む)と多読(より多くの英文をインプットする)と精読(英文を正確に読む)の3パターンをバランスよく行う必要があります。
その中でも通訳者もよく練習しているサイトトランスレーションが効果的で、読解スピードを上げる勉強方法として知られています。
リーディングが苦手な人は読んだ英語を都度日本語に翻訳したり、一度読むだけでは理解できず英文を後ろから読み返してしまい、理解スピードが遅いなどの傾向があります。
そこで、英語を英語のまま理解できる過程を学べるサイトトランスレーションで、英文をチャンク(意味のあるカタマリ)ごとに区切り、英語の語順通りに音読して日本語にする練習をすることで、リーディングの速度を上げられるでしょう。
4-2.リスニングとスピーキングはあわせて対策
リスニングとスピーキングは同時に対策するのが効果的で、「聞くだけ」「話すだけ」では上達しにくいですね。正しい英語を聞いて、自分の発音で再現することで会得できます。
といったステップで実践すると、リスニングが苦手な初心者でも段階的に学びやすくなるでしょう。具体的な勉強法を知りたい方は、関連ページのリンクをご参照ください。
4-3.ライティングもアウトプットの対策で
ライティングもアウトプットの練習でおすすめです。覚えた英単語や文法を書いて実践することで身に付くほか、英語表現に自信のない方にとって英文の作成能力をつけるのは大事ですね。
毎日続けやすい勉強方法で、英語日記の書き方解説ページも役立ちます。英会話でよく使うフレーズでライティングで覚えられたり、普段の出来事を英語表現で練習しておくとスピーキングの表現でも使えるようになるでしょう。
5.初心者向けの英語勉強ステップ3|英語を使う機会を作る・日々の習慣に
インプットとアウトプット、両方の勉強法を実践できるようになったら初心者から中級者にステップアップするための対策が重要です。
より英語力を上げるためには英語に接する時間を増やし、効果的な学習対策をするのがおすすめですね。
5-1.英語の基礎が身に付いたら英会話スクールに挑戦
初心者におすすめしないNGな英語勉強法でオンライン英会話を挙げましたが、これは英語の基礎が理解していない段階の話ですので、独学で英語の基礎(中学英語レベル)が分かるようになれば英会話スクールの効果が発揮されます。
- 英語のアウトプット練習を増やしたいけど、普段から英語を話す機会がない…
- 英会話スクールを活用したいものの、普段の仕事が忙しくスケジュールが取れない
- まだ外国人の先生と話すのに抵抗がある
などのお悩みがある方は、日本人講師のオンライン英会話スクールがおすすめです。初心者はネイティブより日本人講師の方が学びやすく、レッスン時間を調整しやすいオンラインの方が通いやすいでしょう。
オンライン英会話スクールの選定でお困りの方は、オンライン英会話の正しい選び方解説ページよりご確認いただけます。
5-2.アプリやYouTube動画を使って隙間時間の英語勉強
英語学習は日々の積み重ねが大事で、隙間時間にコツコツ勉強できる方法が効果的です。
一昔前は英語の参考書を使う方も多いですが、最近ではスマホアプリやYouTube動画を使って手軽に学習できます。スマホアプリでは読み書き・聞き取り・発音など総合的な英語スキルを学べて、自分の苦手な分野も対策しやすいですね。
YouTube動画も英会話レッスンと同じくらい高いレベルの教材チャンネルもあり、電車での移動中やトイレなどちょっとした間に視聴できます。テレビを観る代わりに英語のYouTubeチャンネルを流し、習慣化するといった方法もあるでしょう。
5-3.アウトプットを実践して気づいた苦手分野をインプットで補完
本格的なアウトプット学習でオンライン英会話の活用もありますが、中級者以上のレベルに到達するには不足しているインプットの対策も大事です。
インプット学習は初心者に限らず、中級者〜上級者も同じで英語の知識が足りておらず英会話スキルの伸び悩みを感じます。自分がどのような文法・英単語を学べばいいか、アウトプットを通して理解が深まります。
英会話スクールの実践では予習・復習などの独学が必須であるように、アウトプットの練習を通してインプットで補完していくやり方が理想ですね。より勉強量が増えて大変に感じるかもしれませんが、継続することで英語が身につくスピードは間違いなく向上します。
6.初心者でも独学で英語を勉強できる!|モチベーションを維持する方法まとめ
初心者向けの英語勉強法を一通り解説しましたが、英語学習のモチベーションを維持するポイントを最後にまとめました。
英語学習に限らず、趣味や習い事など三日坊主で終わってしまい続けられる自信がない…という方でも、対策すれば長期的な勉強を実現できます。学習環境や目標設定などを工夫することで、毎日英語を勉強を続けられるマインドを得られるでしょう。
6-1.小さな目標を細かく設定
英語学習において、まずは小さな目標を細かく多く設定することが現実的です。
例えば、体型を気にされている女性で「20kg痩せる目標」がある場合、まずは半月で2kg・1ヶ月で4kg落とすといった具合に、直近の目標達成を目指すことが自然です。
英語の勉強も同様に「ビジネス英語を習得する目標」がある場合も、1ヶ月後には英文法を一通り覚えたり、さらに小さな目標では毎日10分リスニング学習をするといった日単位での目標を設定すると続けやすくなりますね。
英語が話せるメリットも確認した上で、自分にとって英語がどのような強みになるのかイメージしてみると、より英語での成果・目標を具体化しやすくなるでしょう。
6-2.英語の学習量・期間の目安を知っておく
正しい目標を設定することで、英会話は上達します。以下のポイントを実行すると、長期的な英語学習へのモチベーションは上がります。
- 英語のレベルチェックをした上で、課題を見つける
- 求めているスキルを満たすまでに必要な学習期間を決める
- 毎週どのくらいの学習量が必要な計画する
ただ勉強を続けるよりも、「今週はあと4時間勉強をすれば目標達成する!」とか「理想の英語スキルに近付いている」などの達成イメージを持つことで、英語学習のやりがいも大きくなるでしょう。
詳しくは、英会話の目標を設定する方法でも解説しています。こちらもぜひご参考ください。
6-3.英語に慣れる|日本語を介さない習慣をつけると理解が楽に
英語への慣れもモチベーションの維持に繋がります。英語の勉強が続かない人は、日々の学習が辛くストレスに感じることもあります。
一方で、英語に触れることが脳への負担にならなければ、勉強も続けられますよね。
- 海外の友人とチャットで毎日やり取りする
- SNSの投稿を英語でする
- 知らない英単語が出てきたら英英辞典で調べてみる
といった感じで、普段の生活からなるべく日本語に頼らない習慣をつけると、英語の勉強がしやすくなります。日本人が英語を話せるようになるためには、英語を英語のまま理解できるスキル・意識が必要です。
6-4.勉強の成果を具体化|一からの英語学習でどこまで成長できたか実感
また、日々の勉強を地道に行うだけでなく、実際にどれほど英語力が上がったのかを実感することでやりがいも生まれるでしょう。
自分の英語が上手くなっているかどうか確かめる上で、英会話スクールのカウンセリングを活用できます。英会話講師より自分の英語レベルを診断してもらい、今の英語学習が正しいかどうか判断してもらうことで、より確実に英語学習の方向性が分かるようになるでしょう。
自分一人の独学に不安を感じる場合、早めにカウンセリングから相談してみることことをおすすめします。まだ、英会話スクールに通う意思はなくても、英会話講師からアドバイスしてもらう機会を活用してみると効果的ですね!
▷おすすめ記事:英語・英会話のカウンセリングを受けるメリットは大きい!
7.Aloha Englishは英語初心者を応援!|英語学習への不安がある方をサポート
英語初心者にとって学習継続などの不安もありますが、Aloha Englishでは全力で応援・サポートできるようにカウンセリング以外でも、コラム記事から有益な情報をお届けしております。
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