英文法

英語の分詞(現在分詞・過去分詞)の使い分け・意味を解説【用法を整理すれば分かりやすい!】

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英語の分詞解説ページ

英語の分詞は現在分詞(語尾にing)と過去分詞(語尾にed/enなど)で2種類の形がありますが、「そもそも分詞って何?」と内容や役割についてよく分からない方も多いでしょう。

実際、中学や高校英語でも分詞に焦点を当てた単元がないため、分詞というカテゴリーがそもそも何なのか理解されていないケースも多いですね。ざっくり説明すると、分詞は本来動詞である英単語に「〜している・〜された」など動作の変化を持たせたり、形容詞的・副詞的用法など別の品詞として活用する役割があります。

こちらのページでは、分詞の正しい使い方や現在分詞と過去分詞の比較、さらには類似した品詞との違いなど一通り解説いたします。分詞をどう使えばいいか分からない場合でも、用法を整理すれば見えてきますのでぜひご参考ください、

1.分詞の役割・意味について

分詞は英語で「participle」と呼ばれますが、意味としては分ける・分け合うなどと訳されます。

日本語でも言うパーティション(仕切り)にも関連するほか、「participate(参加する)」と近い英単語であるように、分詞は動詞と形容詞など別の品詞の機能も干渉する・分け合うとされています。

1-1.分詞の種類(現在分詞と過去分詞)

分詞には現在分詞と過去分詞の2種類があり、分かりやすい例だと現在進行形のing形(現在分詞)と現在完了・受動態の過去分詞がありますね。

  • 現在分詞|動詞の語尾にingがつく(〜している)
  • 現在分詞の例|working/doing/studying
  • 過去分詞|動詞の語尾にedやenがつく(〜してしまった・〜される)
  • 過去分詞の例|written/broken/shopped

現在分詞はing形で変化は単純ですが、過去分詞の場合には規則動詞と不規則動詞で過去形・過去分詞の変化パターンが複数あります。また、同じ過去分詞でも完了形として使う場合と受け身・受動態の意味で識別されます。

1-2.分詞の役割|動詞・形容詞・副詞として使える

また、分詞は上記で説明した現在進行形・現在完了など動詞的役割だけでなく、形容詞的用法や副詞的用法としても英会話で利用されます。例文とあわせて、概要を以下表でまとめました。

分詞の用法別現在分詞の例過去分詞の例
動詞的用法I’m studying English.
(進行形を表現)
I have studied English.
This chair was broken.
(完了形・受動態を表現)
形容詞的用法A man running in the park.
(〜している、と名詞を修飾)
A salad made by her.
(〜された、と名詞を修飾)
副詞的用法Turn to the right, you will see the bakery.
(〜する時・〜なのでと文章全体へ説明)
Persuaded by my friend, I went to the hospital.
(〜されたことを文章全体へ説明)

形容詞的用法や副詞的用法や、現在分詞・過去分詞それぞれの動詞としての意味が元になっていますので、動詞的用法の分詞がより重要ですね。

2.分詞の動詞的用法|現在分詞と過去分詞の使い方

分詞の動詞的用法

まずは現在分詞・過去分詞で、本来の品詞である動詞的用法についてそれぞれ比較・確認していきます。動詞的用法では進行形・完了形・受動態の3パターンがありますので、基本をおさえておきましょう。

▷参考記事:英語の一般動詞について基礎から解説!

2-1.動詞の進行形も現在分詞の一種

現在分詞の動詞的用法では、進行形が分かりやすいですね。「be動詞 + 動詞のing形」で「〜している」と表現していますが動詞のing形は文法的に言うと現在分詞です。

I’m working in the office.(オフィスで働いています)

We are talking for an hour.(私たちは1時間話し続けています)

詳細は進行形の基礎・応用の解説ページでも取り上げていますが、現在分詞を使う進行形で今まさに〜している動作・状態を示します。

I was cooking when he called me.(彼から電話が来た時、私は料理をしていました)

また、過去形での進行形(過去進行形)では、過去の一点において「〜していた」とった進行状況を表現します。継続的な動作・状態でない場合には現在分詞を使わず、「cooked」など過去形で言いますので、過去進行形と過去形の識別も大事ですね。

過去進行形の使い方・過去形との違いについて詳しく!

2-2.動詞の完了形で過去分詞を使う

過去分詞の動詞的用法では完了形があり、こちらは進行形と比べて意味・解釈が多様ですね。「〜してしまった」と結果・完了を示すだけでなく、「〜したことがある」など経験も意味します。

I have just eaten dinner.(夕食を食べたばかりです)

I have been to Tokyo DisneyLand three times.(ディズニーランドに3回行ったことがあります)

完了形では「主語+have+過去分詞」の語順で使い、詳しくは関連ページでも解説しております。

英語の完了形・現在完了について主要な4種類の使い方

2-3.動詞の受動態も過去分詞で表現

また、同じく過去分詞での表現では「主語+be動詞+過去分詞」の受動態もあり、「〜された側」を主語にする場合に受け身となります。

Your dog is loved by everyone.(あなたの猫はみんなに愛されています)

完了形は「have + 過去分詞」で、受け身は「be動詞 + 過去分詞」といった違いですね。

This copier is being used by him for a long time.(このコピー機は彼に長く使われています)

My room has been cleaned by my sister now.(私の部屋は今、妹によって掃除されたところです)

受動態には上例文のように進行形の現在分詞を併用したパターンや、完了形を使った受動態の表現もあります。応用が様々ですので、受動態・受け身の使い方解説ページも参考に読んでおくといいでしょう。

3.分詞の形容詞的用法|現在分詞と過去分詞の違いは?

分詞の形容詞的用法

続いて、分詞では形容詞として使うケースも多くありますが、現在分詞と過去分詞の使い分けや説明する名詞に対して分詞をどこに置くべきかなど以下でまとめました。

▷参考記事:形容詞の種類と使い方の基本

3-1.現在分詞は〜する・過去分詞は〜される

現在分詞には「〜している」と進行形で活用していたように、形容詞的用法でも「〜する・〜している」とのイメージが基本となります。

A sleeping girl is my sister.(寝ている女の子は私の妹です)

The walking dead means zombie.(ウォーキングデッド(歩く死者)はゾンビを意味します)

有名な海外ドラマの「ウォーキング・デッド」の「walking」も現在分詞の形容詞的用法で、歩く・歩いている「dead(死者)」を意味しますね。

一方で、過去分詞の形容詞的用法では完了形や受動態と関連して、「〜される・〜された」といったニュアンスがあり、映画「アナと雪の女王」の原題である「Frozen」も顔分詞で、直訳で「凍らされた」と意味します。

Where is the calculator bought by you?(あなたが購入した電卓はどこにありますか?)

疑問文でも過去分詞を活用!(重要な疑問詞について)

There is a bench painted in yellow.(黄色に塗られたベンチがあります)

中学英語でも習うThere is構文について詳しく!

3-2.名詞の後ろに置いて修飾する分詞(叙述用法)

分詞の形容詞的用法において、名詞の後に置く理由・基準として2点あり、一つは叙述用法として文全体を説明する役割がある場合ですね。以下が叙述用法の例文で、ポイントとして分詞が補語(C)になるため主語(S)と同格になる点があります

She sat watching TV.(彼女はテレビを観ながら座りました)

I want to sleep surrounded by cats.(猫に囲まれて寝たいです)

「彼女」と「テレビを観ながら」、「私」と「猫に囲まれる」はイコールで結ばれる関係で、英語の五文型で言うと第二文型SVC(主語+動詞+補語)に該当します。

叙述用法の言葉は覚えなくても大丈夫ですが、主語とイコールになる分詞は名詞の後に置くという語順はおさえておくといいでしょう。

それともう一つ、上記の叙述用法とは異なり名詞だけを説明する限定用法であっても、分詞の後に目的語や修飾語が続く場合には名詞の後ろに置くルールがあります

I saw a man working hard.(一生懸命に働いている男性を見ました)

The curry made by him is not so good.(彼が作ったカレーはそんなに美味しくないです)

3-3.名詞の前に置いて修飾する分詞(限定用法)

一方で、上例文の限定用法で分詞に目的語など何もつかない場合には名詞の前から修飾します

I was called out to a walking man.(歩いている男性に声をかけました)

I took a picture of a frozen tree.(凍っている木の写真を撮りました)

仮に目的語など分詞の後に続いた場合、「Made by him curry is~」と読解しづらくなりますので、シンプルな補足説明であれば「dancing woman」など分詞を先に並べるのが自然ですね。

3-4.分詞が形容詞になったパターン

また、動詞で使われていた英単語が現在分詞・過去分詞で多く使われたことで、形容詞に派生するパターンもあります。代表的な例として「interest(興味を起こさせる)」があります。

「interest」は、逆に興味があるとの言い方や興味を起こす=面白いのイメージが頻繁に使われますので、以下例文の通り「interesting(面白い)」や「interested(興味がある)」が、元々は分詞ですが形容詞として見なされています。

I am interested in volunteering.(ボランティアに興味があります)

This movie is interesting.(この映画は面白いです)

同じような分詞→形容詞への派生パターンでは、surprising(驚かせるような)/surprised(驚く)や、boring(退屈させる)/bored(退屈した)などがあります。

能動的に「〜する」動作主よりも、驚く側やつまらないと感じる側、または驚く「ような」と表現を少し変えた方が自然な時に現在分詞・過去分詞が活用されますね。

4.分詞の副詞的用法|分詞構文について

分詞の副詞的用法

それと、分詞には動詞的用法・形容詞的方法とは別に副詞的用法もあります。副詞そのものの役割では、名詞だけでなく動詞や形容詞または文章全体を修飾することがありますが、分詞の副詞的用法では文章全体の修飾・説明に該当します。

英語の副詞表現について解説ページでチェック

簡単に言うと、副詞的用法として分詞構文と呼ばれる文法があり、「接続詞+主語」の役割を分詞で表現して省略します。接続詞では「When(いつ)」や「While(〜している間)」のほか「Because(だから)」や「if(〜であれば)」など、様々な種類において分詞構文を使うと省略されますね。

Working late into the night, you will get sick.(夜遅くまで仕事をしていると、あなたは病気になるでしょう)
→「If you work~」が分詞構文で省略

Talking at the cafe, we got to know each other.(カフェで話している間、お互いのことを知るようになりました)
→「While we were talking~」が分詞構文で省略

Being very busy, I want to ask him for help.(とても忙しいので、彼に助けを求めたいです)
→「Because I’m very busy」が分詞構文で省略

基本的には「〜している時・〜されている時」という意味で、少しニュアンスを変えて「〜であるから・〜であれば」という表現になります。接続詞を省略しない基本のパターンについて、whenとifの違い・使い方で復習できますので、あわせてご確認くださいませ。

5.分詞に関する疑問・関連する文法まとめ

参考までに、分詞に関して知っておくと良い情報や注意点についてまとめました。関連する文法や文型とも関連性が高いので、分詞の疑問など解説しておきましょう。

5-1.現在分詞と動名詞の違いは?

現在分詞のing形は動詞的用法で現在進行形、形容詞的用法や副詞的用法では「〜している」とのニュアンスで使われますが、同じing形である動名詞は名詞の役割をします

動名詞の正しい用法・基本的な使い方

My hobby is reading books.(私の趣味は読書です)
→「reading」で「読書をすること」

I’m used to commuting for a long time.(長時間の通勤に慣れています)
→「commuting」で「通勤すること」

動名詞を使った例文では、「〜すること」と単独で名詞の扱いをします。同じ動詞のing形で、以下のような現在分詞でも表現されますね。

The child reading a book is quiet.(本を読んでいる子供は大人しいです)
→現在分詞のreading(本を読んでいる)

The commuting man had an accident.(通勤中の男性が事故に遭いました)
→現在分詞のcommuting(通勤している)

分詞を改めて確認すると、単独では使えなく名詞とセットになっているのが動名詞との違いですね。ただ、現在分詞と動名詞を確実に区別することはそこまで重要でなく、それぞれの意味・使い方について感覚的に覚えておけば問題ないでしょう。

5-2.第五文型で使うことの多い分詞と動詞

現在分詞や過去分詞は、「〜をさせる・〜しているのを感じる」など第五文型の使役動詞・知覚動詞とあわせて使うことも多いですね。

詳しくは第五文型の基本・特徴をご参考いただければと思いますが、以下のように「主語+動詞+目的語+補語」の語順で、補語に現在分詞・過去分詞が入ります。

My parents kept me waiting in front of the station.(両親は私を駅前で待たせました)
→〜することを保つ、で現在分詞を使う

I had my smartphone updated.(自分のスマホをアップデートしてもらいました)
→〜されるのをしてもらう、で過去分詞を使う

I saw the roof of this house painted white.(その家の屋根が白く塗られているのを見ました)
→〜されるのを見る、で過去分詞を使う

ただ、第五文型の使役動詞では「make」など、現在分詞よりも原形不定詞(動詞の原形)の方が適切なケースもあります。

I made her laugh.(彼女を笑わせました)
→〜させるで使う原形不定詞の「laugh」

少しややこしい違いですが、原形不定詞の役割と使い分けでも解説していますのであわせて確認しておくと、より英語の文型について理解できますね!

5-3.前置詞with+O+C(Oを〜しながら)

また、現在分詞・過去分詞と前置詞「with」と使えるフレーズもあり、「with+目的語+補語(分詞)」で「〜を…しながら・…の状態で」という意味になります。

She is talking to me with her eyes closed.(彼女は目を閉じながら私と話しています)

With many customers talking loudly, I left the store immediately.(多くの客が大声で話していたので、すぐに店を出ました)

「with+目的語+補語(分詞)」は言わば、「All things considered,〜(全ての状況を考慮した場合に〜)」など分詞の副詞的用法(分詞構文)と似たような役割ですね。「〜しながら」のほか「〜していたので」など原因・理由のニュアンスもあります。文章全体を補足する副詞的用法に、「with」で「〜が…しながら」などの情報に限定した構文と認識しておけばいでしょう。

分詞とあわせて前置詞の使い方や英語のイメージも確認しておくほか、分詞など各品詞が英文においてどのような並び・役割になっているかを理解する上で、英語の五文型も基礎からチェックしてみるといいですね!

英語の五文型について一通り解説!

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