Could you say that again?(もう一度言ってくれませんか)という1フレーズを知っているだけで、英語が聞き取れない場面でも対応することができます。
英語が聞き取れない時、「何を言っているかわからない」と恐怖を感じませんか。英語が聞き取れないとパニックになってしまいがちですが、落ち着いて対応すればコミュニケーションが成立します。
冷静に対応するための対処フレーズを場面別でご用意しました。
さらに何度も聞き返したのに、やっぱり聞き取れない。そんなときの対処法も紹介しています。この記事で紹介するフレーズが聞き取れないトラウマを解消することを願っております。
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1.英語が聞き取れなかった時の対処フレーズ
1-1.聞こえたフリをするとお互いにストレスになる
英語が聞き取れない時に、聞こえたフリをして、その場をごまかそうとする。話している相手も、頑張って聞こうとしている自分も苦しくなります。英語が苦手でも、聞こえたフリをせずに正直に「もう一度言ってください」と伝えましょう。
話しかけてきている方も、コミュニケーションが取れずに困っているはず。もう一度ゆっくりと英語で話してくれるはずです。
1-2.もう一度同じことを言って欲しい時
- Could you say that again?
「もう一度言っていただけますか?」 - Could you repeat that again, please?
「もう一度繰り返してもらえますか?」
助動詞のCanやCouldを使って「〜してもらえますか」と尋ねる文を作ります。「助動詞Canの5つの意味と正しい使い方を例文でわかりやすく解説」の記事でCanについて復習をしておくと応用しやすくなります。
1-3.相手が言っていることが聞こえなかった時
- Sorry, but I can’t hear you.
「すみません、声が聞こえません」 - Could you speak a little more slowly, please?
「もう少しゆっくり話してもらえますか」 - Could you speak a little louder, please?
「もう少し大きな声で話してもらえますか?」
Canの代わりにWillを使って、依頼表現を伝えることもできます。助動詞はとても役立つ文法なので、復習しておくと便利です。助動詞は「5つの助動詞の役割と使い方が10分で分かる!|基礎的な意味や例文で解説」でまとめましたので、復習するときの参考にしてください。
2.相手の言っている意味がわからない時の対処フレーズ
2-1.全く何も理解できかなった時
全く理解できないと伝えるフレーズ
- I don’t get it.
「理解できません」 - I don’t understand it.
「理解できません」 - I don’t understand what you mean.
「あなたがおっしゃっていることが理解できません」
違う表現に言い換えてと頼むフレーズ
- Could you say that in a different way?
「違う言い方で表現してください」 - Could you use easier words?
「もう少し簡単な言葉を使ってもらえますか」
英語は聞き取ることができるのに、言っていることが理解できないこともあります。諦めずに表現を変えてもらったり、簡単な言い方で伝えてもらいましょう。
2-2.部分的に理解できなかった時
部分的に理解ができない時はちゃんと確認をしながら会話を進めます。母国語でないため、しっかりと確認をすることが大切です。
- What does 〜 mean?(〜に理解できなかったフレーズを入れます)
「〜とはどういう意味ですか?」 - What do you mean by that?
「それってどういう意味?」
*このフレーズと共に理解できなかった箇所をリピートしてあげてください。What do you mean by that? You said 〜.「〜」に理解できなかった箇所をリピートする。
2-3.自分の理解が正しいか確認するとき
- Do you mean 〜?
「あなたが言いたいことって〜ですか?」 - Let me check, you mean 〜?
「確認させてください、あなたが言いたいことって〜ですか?」
自分が理解した英語が正しいかを確認します。相手が意図している意味と、受け取った意味がズレるとミスコミュニケーションの原因となります。自分の理解が正しいか確認する習慣を身につけましょう。
3.英語がどうしても聞き取れなかった場合は・・・

英語の聞き返しフレーズを使っても、やはり英語が聞き取れない。そんなときの対処法をお伝えします。
どうしても聞き取りができないときの対処法
- チャットや紙に書いてもらう
- 日頃からリスニング力の学習をする
では詳しく解説していきます。
3-1.チャットや紙に書いてもらう
何度も聞き返しても聞き取れない場合は、チャットや紙に書いてもらいましょう。書いてもらえば、辞書を使って調べることができます。
Could you please write it down here?
「こちらに書いてもらっても良いですか?」
もし会話が電話などで、書いてもらうことができない場合の対処法は「海外のオフィスで今すぐ使える英語の電話対応テンプレート【無料版】」で解説しました。
3-2.英語の聞き取り(リスニング)力を上達させる
英語が聞こえない原因とは
外国人の英語が早くて聞き取れない、知っている英単語なのにリスニングになるとわからない。英語の聞き取れない大きな原因は音読が不足です。音読の練習をすることで、英語の聞き取りは大きく改善されます。
英語が聞き取れないとお悩みの方は「英語が聞き取れない3つの原因|音読と知識不足・カタカナ発音の解消法」を参考にしてみてください。
英語を聞き取る集中力を劇的にあげるディクテーション
音読以外にも英語の聞き取りを改善する方法があります。聞き取った英語を1語ずつ丁寧に書き取っていくディクテーションで、英語を聞き取るための集中力アップに繋がります。
地道なやり方ですが確実に聞き取り力が上がるので、ぜひ「挫折しないディクテーションの方法を解説|英語リスニング集中力UP」を参考に練習してみてください。
英語の聞き取りが上達する音読練習オーバーラッピング
ディクテーションと併せて練習すると効果的なのがオーバーラッピングです。英語の音声教材を使って練習する方法で、文章を見ながら、聞こえてくる音声にピタリと合わせて音読します。
聞こえてくる音声のリズム・発音・感情を完璧に真似しながら音読するリスニングに特化した学習方法です。
その他にもシャドーイングなどの練習方法もありますが、オーバーラッピングは初心者でも比較的に取り組みやすい学習方法です。「オーバーラッピング の効果を解説|TOEICリスニング対策に有効」で詳しいやり方を解説しています。
4.まとめ
英語が聞き取れなかったときの対処法をまとめました。助動詞のCan・Couldを使って
Could you say that again, please?
「もう一度言ってください」
このように伝えれば、聞き返しができます。聞き取れない時でも焦らず対応すれば、コミュニケーションは成立します。仮に何度聞き返してもわからなければ、紙やチャットで書いてもらいましょう。
日頃から英語の聞き取り(リスニング)の学習ができていれば、英語対応にも自信がつきます。英語の聞き取りさえできれば、英語に対する恐怖も減るでしょう。
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